コードバン財布を選ぶ4つのポイントと、日本のコードバン財布 ブランド12選

ココマイスター コードバン

売り切れが続いていたココマイスターのコードバンの財布が、10/21より再販されました。ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

「革のダイアモンド」と称されるコードバンは、バツグンに美しい皮革です。そのコードバンで作られた財布は、気品、美しさ、存在感などにおいて、一線を画します。

コードバンは高価ですから、絶対に失敗したくありませんよね。最高の1品をセレクトしたいはずです。
ところが、コードバン財布は、たくさんのブランドが販売していて、一体どれをセレクトすると正解なのか、分かりにくいのではないでしょうか。

そこで本ページでは、「長く愛用できる、間違いのないコードバン財布」を切り口に、ご紹介します。最後までお読みいただければ、お気に入りの1品をセレクトできるはずです。


本ページは、2部構成です。

前半は、上質なコードバン財布を見極めるポイントについて。
ポイントを押さえて、間違いの無いコードバン財布を選びましょう。初めてのコードバン財布なら、ぜひ参考にしてください。

後半は、コードバン財布のブランドの紹介。
日本トップレベルの革工房の中から、前半でご紹介する「ポイント」を押さえたコードバン財布をつくるブランドを厳選しました。メイドインジャパンにこだわり、熟練の職人が仕立てる革工房です。ブランドごとの特徴、メリットだけでなくデメリットにも切り込んで紹介します。

高価なアイテムですから、本ページを見てからの購入でも遅くないはずです。コードバン財布選びの参考にしてください。

スポンサーリンク

コードバンとは何か

コードバンとは、馬のお尻の革から採取した「コードバン層」を使った革のことです。

詳しいことはこちらにまとめていますので、より深く知りたい方はご覧ください。

買う前に知っておきたい コードバンのホントのところ。メリットとデメリットをすべて紹介する
コードバンの魅力を1つピックアップするなら、「ギラリと光輝やく美しさ」。これに尽…
コードバンと他の革。一体何が違うのか?使い比べて分かったコードバンのメリット・デメリットを徹底比較
コードバン、ブライドルレザー、ミネルバ、サドルアップ、etc…。 世界には「名…

上記ページからコードバンの特徴をざっくりとピックアップしてみると、こんな感じです。

  • ダントツの輝きと透明感を持つ
  • ツヤと光沢が増していくエイジング
  • 牛革の2倍の強度。10年は使える丈夫な素材

上質なコードバン財布を見極める、4つのポイント

コードバンの財布はたくさんあります。その中から最高のものをセレクトしましょう。

ここで紹介するポイントを押さえれば、長く愛用できる、お気に入りのコードバン財布をセレクトできるようになります。

1.最高品質のコードバンを選ぶ

コードバンを作る会社(タンナー)は、いくつかあります。そして、会社によってコードバンの風合い、輝き、エイジングの仕方までも違ってきます。

数あるタンナーの中で、馬の原皮から一貫してコードバンを作ることができること。さらに、「最高品質のコードバン」を条件にするなら、世界に2社しかありません。

  1. アメリカの「ホーウィン社」
  2. 日本の「新喜皮革(しんきひかく)」

どちらのコードバンも、世界のトップメゾンで採用される最高の素材。この2社のコードバンなら、まず間違いありません。(日本有数の革工房 GANZOココマイスターは、この2社の革を使い分けてシリーズ化しているほどです。)

どちらも素晴らしく、甲乙つけがたいコードバンです。気に入った方をセレクトして問題ありません。どちらが良いということは無くて、「どちらを気に入るか」です。長く愛用するなら、この2社からセレクトした方が、満足度が高いです。

逆に避けたほうが良いものは、「ホーウィン社のコードバン」、「日本製コードバン」との記載がないもの。特に、明らかに安いものは避けることをおすすめします。

コードバンは革の中でもトップクラスの耐久性を誇ります。大切に扱えば5年以上は余裕で使える素材です(乱暴に扱われてしまう、ランドセルの素材に採用されているのは、「6年間、毎日使い続けても壊れない」実績があるからです)。長く使えるものだからこそ、上質な素材をセレクトすることをオススメします。

コードバンの見分け方

ホーウィンと新喜皮革のコードバン、この見分け方について押さえてみましょう。

ホーウィン社のものであれば、まず間違いなく社名の記載があります
それだけ貴重で、人気のある革です。革自体がブランド化しているんですね。(ホーウィン社のスタンプが付いた製品は、「当たり」と呼ばれるほどです)。

一方で、「日本製コードバン」と書いてあるものは新喜皮革のコードバンです。日本でコードバンを作ることができるのは「新喜皮革」だけだからです。(新喜皮革から仕入れて、仕上げ(オイル付けや、染色など)を専門とする業者もありますが、元をたどれば新喜皮革です。)

2.価格の違いを押さえる

コードバン財布を比べてみると、値段が違ったりします。例えば、同じような「コードバンの二つ折り財布」でも、数万円ほどの差があるものも。

ポイントは1つ。「高いものが良い。安いものは悪い」ではありません。

革工房が、使う人の好みや予算に合わせてセレクトできるよう、幅広い価格帯でラインナップしているのです。

ここでは、コードバン財布の価格の違いについてご紹介します。あなたの好みと予算に合った、コードバン財布の選び方を押さえてみましょう。

革が違う

コードバンを作るタンナーが違えば、値段も異なります。
高い順に並べると、以下のようになります。

ホーウィン社 > 新喜皮革 > その他

ホーウィン社が高いのは、新喜皮革よりも優れているからではありません。
日本への輸入税(革は税関か高い)と、希少性からです(あと、個人的にはブランド志向が強いと思います)。

私のおすすめは、新喜皮革、またはホーウィン社のコードバンです

実際に両者を使い比べてみての、正直な感想は、品質と価格のバランスが取れたものは、国産のコードバン(新喜皮革)です。

ホーウィン社のコードバンは、飛び抜けて高価です。迷ったら、新喜皮革を選んで問題ないでしょう。

DSC06961

新喜皮革のコードバン

新喜皮革のコードバン財布も愛用していますが、十分美しいと思います。ホーウィン社との価格差が品質につながるとは思いません。

ちなみに私は、ブランド志向が弱い方です。「どのブランドが作った」より、「財布の機能美」や「素材の良さ」に惹かれるタイプです。その私から見て、風合いの違いはあれど、どちらも魅力的な素材に思います。どちらが勝っているかを決めるのは、野暮でしょう。

どちらも味わい深い、最高峰のコードバンです。初めてのコードバンという人にこそセレクトして欲しい素材です。


語りだすとキリがないので、ざっくりと特徴をまとめてみます。

ラフな風合いと、迫力を求めるなら、ホーウィンのコードバンをセレクトしましょう。ギラリとした光沢感は、あらゆる皮革の中でNo1。革の王と呼ばれる理由を実感できるはずです。
DSC07480

一方、新喜皮革は、スムースで均一な仕上がり。マットな表情から、とろりとした陶器のような光沢を身にまとうまでのエイジングを楽しみたい人にオススメです。
WILDSWANS コードバン 表情2

より詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。両社を使い比べてみての特徴をまとめています。

ホーウィンと新喜皮革のコードバン。どちらが優れているのか?さまざまな特徴の違いを比べてみた
世界には、複数のコードバンタンナーがあります。 ところが、馬の原皮から一貫して…

さて、個人的には、この2社のコードバン以外はオススメしません。
コードバンの原価(タンナーからコードバンを購入する価格)から考えてみると、1万円以下のものは安すぎます。まず、ホーウィン社や新喜皮革のものではありません。

予算に合わせてセレクトすることは大事だと思いますが、中途半端なものを手に入れて「コードバンって大したことないな」と思ってほしくないのです。何年も使える素材ですから、数千円の価格差をもったいぶるのはおすすめしません。結局のところ、満足できなければ長く使うことは難しいからです。

本物のコードバンは、きっとあなたを満足させてくれるはずです。

コードバンを使う量が違う

「コードバン財布」といっても、すべてコードバンで作られているとは限りません。内装に別の革を使うことで、値段を抑えたものがラインナップされています。

例えば、私が愛用している「コードバンの札入れ」は、外装がコードバン、内装がヌメ革となっています。

美しさと力強さが相まった、とろけるような光沢はコードバンならでは。高級感はNo1です。キリッと引き締まる印象。
DSC06798

一方、内装がこちら。淡いキャメルカラーのヌメ革です。優しい印象です。
DSC06805

外と内でコントラストがあって、雰囲気がガラリと変わりますね。

このように、外と内で、異なる素材を使った財布がラインナップされています。内装が「コードバンでない」ため、手が届きやすいプライスで手に入れることができるわけです。

個人的には、「すべてコードバン」にこだわる必要は無いと思います。外装がコードバンなら、その魅力を十分に味わうことができるからです。
たとえば、エイジング。一般的に外装の方が、エイジングによる変化がスピーディーです(手やモノと触れ合うことが多いから)。「コードバンの美しさやエイジング、見た目や手触り」を十分に楽しむことができます。

ちなみに、もっとも高価なものは、外も内もホーウィン社コードバンで作られた財布。贅の限りを尽くした財布で、高級感はダントツです。
DSC07359

総ホーウィンのシェルコードバン財布は、ココマイスター二宮五郎商店キプリスしか作っていません。

3.長く使えるコードバン財布をセレクトする

高価なコードバンだからこそ、長く使える1品をセレクトするべきです。
ここではそのポイントを押さえてみましょう。

シンプルなつくりのものを選ぶ

コードバンは引き裂きや押し込みに強い素材ですから、破れたり、壊れたりすることはありえません。

一方、財布を構成するパーツは、いつか壊れます

例えば、ファスナーです。開け閉めを繰り返すうちに、ファスナーそのものや、ファスナーテープが摩耗していきます。いつか、リペアする日が来ます(これは仕方ありません)。

ファスナーのような「複雑なパーツ」が少ない財布の方が、ずっと長持ちします。リペアするときも、時間もかからず、修理代も安く済みます。

例えば、シンプルな二つ折り財布、かぶせ蓋の長財布などですね。ちなみに一番長持ちするのは、「小銭入れ」が付いていない財布です(札入れ、束入れと言います)。

二つ折りタイプ(札入れ)はこんな感じ。
DSC06805

長財布(束入れ)はこんな感じ。YUHAKUコードバン束入れ 内装

左右対称のシンメトリなデザインは、折りたたんだときに財布に負担がかかりません(型くずれしにくい)。「小銭入れを別に持つ」なら、こういった財布もありです。

もちろん、「使い勝手」と「シンプルなつくり」はトレードオフです。あなたのスタイルに合ったものをセレクトしましょう。言うまでもなく「小銭入れ」が付いたモデルの方が、利便性は高いのです。

1つの財布しか持ち歩かないなら、「お札、コイン、カード」を収納できるオールインワンの財布をセレクトするしかありません。この場合、コードバンの魅力を最大限味わうことができる、かぶせ蓋の長財布、またはラウンドファスナー財布をおすすめします。

あなたのスタイルに合わせて、カタチを決める

みなさんは、どういったシーンで、どのように財布を使うでしょうか?
そのスタイル、使い方によって、ピタリとはまる財布は違ってきます。

例えば、「札入れ」は「身軽に持ち歩けて、コインは必要ない」という人にハマる財布です(コインもひとまとめにしたいなら、買ってはいけません)。

スタイルごとに、おすすめを紹介してみると、こんな感じです。

携帯性を重視するなら、スリム&コンパクトな「札入れ、束入れ」。

携帯性とオールインワンのバランスを重視するなら「二つ折り財布」。

たくさんのお金やカードを持ち歩きたい方は「長財布」。

ちなみに、オールラウンダーの万能選手は、「オーソドックスな長財布(かぶせ蓋タイプ)」です。
DSC07310

あらゆる財布のカタチの中で、もっとも使い勝手がよくて、バランスが取れたタイプ。
二つ折り財布よりも収納できて、小銭入れも広く、コインが増えにくいため、スリムに保てるのもおすすめな理由。また、スーツの胸元から出したときに、一番カッコイイと思います。

まとめます。
「これが一番イイ」と断言できる、万人に合うカタチはありません。
どんなに優れたコードバンを使っていても、あなたのスタイルに合わなければ「長く愛用すること」はできないのです。利用するシーン、使い方にマッチするものをセレクトするのが一番です。

汚れが目立たないものを選ぶ

コードバンの財布は、飛び抜けて高価ですから何年も使いたいですよね。

長く、キレイなままで使いたい。そう思う人へのオススメは、内装が濃い色のものをセレクトすることです。ブラック、またはブラウンなどのものですね。
86371947YFC114_blue_03

小銭入れ、カード、お札が擦れる部分は、どうしても汚れが付きます。

特に、明るいヌメ革のものは、汚れが目立ちやすいため気になる人もいるはずです。アメ色になるまでガマンが生じるでしょう。(私はその変化も含めて「アジ」だと思うのですが、これは人によりますね……)。つまり、玄人向けなのです。

汚れが気になる人は、内装が濃い色の財布を選びましょう。そもそも汚れが気にならない(見えない)ので、気持ちよく、長く愛用できるはずです。

4.日本製のものを選ぶ

たくさんの国で、財布を見てきましたが、コバや念引き、ステッチの処理、マチのつくりといった技術において、日本はNo1です。

細部の仕上げが美しい財布だからこそ、「コードバンの美しさ」に没頭できます。
DSC06957

ぜひ、メイドインジャパンのものを選びましょう。

もちろん、本ページで紹介するブランドは、すべて日本の革工房です。


前置きが長くなりましたが、ここからコードバン財布のブランドを紹介します。

美しいコードバン財布はこちら

財布は、毎日持ち歩くアイテムですし、人に見られることも多いですよね。働く男性にとって、職場で許される数少ないファッションアイテムでもあります。

せっかくなら、美しいコードバンを。そう考える方におすすめのブランドです。

YUHAKU(ユハク)

YUHAKUコードバン ラウンドファスナー

種類 二つ折り(小銭入れ有)長財布(小銭入れ無)ラウンドファスナーコインケース
価格 17,280円〜

YUHAKUの真髄は、美しいカラーにあります。

ほとんどの革工房は、仕入れた革を、そのまま使って財布を仕立てています。
一方、YUHAKUは、職人の手でコードバンに彩りを加えています

コードバンのスムースな表情に映える、奥行きのある透明感と艶やかなグラデーション。この美しさを楽しめるのはYUHAKUだけです。

YUHAKUのコードバンは国産コードバン。その美しさ、品質の高さは冒頭でご紹介したとおりバツグンです。

内装に牛革を使ったモデルから、総コードバン仕立てのものまでラインナップされていますから、予算に合わせてセレクトできます。どれも美しい仕上がりですから、ぜひチェックしてみてください。

参考:YUHAKUのコードバン財布のまとめ

参考:YUHAKUのコードバン二つ折り財布のレビュー
参考:YUHAKUのコードバン長財布のレビュー

取扱いサイトでYUHAKUのコードバン財布を見てみる

オーソドックスなコードバン財布はこちら

財布を長く愛用するキモは、シンプルなものを選ぶこと。これに尽きます。

コードバンの一番の魅力は、コードバンの表情そのもの。素の美しさにあります。
ですから、ロゴや、型押し、ゴテゴテとした装飾は不要です(むしろ無粋でしょう)。シンプルなものだからこそ、飽きずに長く愛用できるんですね。

余計な装飾がないオーソドックスな財布は、ごまかしが効きません。コードバンの質と、仕立ての良さで勝負するしかないわけです。

ここでご紹介するのは、上質な仕立てに太鼓判を押せるブランド。オーソドックスなコードバン財布をセレクトするなら、間違いありません。

ココマイスター

ココマイスター コードバン

種類 二つ折り(小銭入れ有)、長財布(小銭入れ有/無)、小銭入れ
価格 20,000円〜

ココマイスターは日本の革工房。オーソドックスな財布をラインナップしています。

取り扱う革は、新喜皮革、ホーウィン社のみ。世界2トップのコードバンです。

内装がヌメ革になっているものから、すべてコードバンで仕立てたものまでラインナップされています。ご予算に合わせてセレクトできます。

内装も外装もすべて「ホーウィン社シェルコードバン」を使った財布を作っているのもココマイスターの特徴です。
DSC07359

すべて同じ革を使った仕立てを「無双」と言うのですが、ホーウィン社シェルコードバン無双仕立ての財布は、日本でも数社しか作っていません。(ほとんどの工房は、外装にのみホーウィン社のコードバンを使っています。)

ホーウィン社のコードバンは、飛び抜けて高価で、供給が安定しない希少な皮革。そのため、シェルコードバン無双仕立ての財布を、定番ラインナップとすることは難しいのです。

言い換えると、「日本一贅沢な財布」と言っていいでしょう。
素材があまりにも希少ななため、いつも売り切れなのはどうかな、と思うのですが、人と違うコードバンをお探しなら、必ず満足できる1品です。ぜひ一度チェックしてみてください。

売り切れでも、「販売お知らせメール」に登録しておくことで、入荷時に連絡してもらえます。

参考:ココマイスターのコードバンとは何か。その全シリーズの特徴に鋭くせまる
参考:シェルコードバン スタンフォードのレビュー

取扱いサイトでココマイスターのコードバン財布を見てみる

二宮五郎商店(にのみやごろうしょうてん)

001_0014_sub1

種類 長財布(小銭入れ有/無)、ラウンドファスナー、小銭入れ
価格 10,280円〜

東京に居を構える二宮五郎商店。創業60年以上の、老舗革工房です。

特徴は、「最高の素材だけで仕立てた、オーソドックスな財布」といったところでしょうか。奇をてらったものはなく、万人に愛される財布を作り続けてきたからこそ、革好きに信頼されるトップブランドになったわけです。

素材にこだわる二宮五郎商店のコードバンは、ホーウィン社のシェルコードバンのみ。
内装(裏地)も含めて、すべてコードバンを使ったプロダクトは、二宮五郎商店のベテラン職人だけが仕立てることが許される、最高級の逸品です。

お値段も最高価格ですが、オーソドックスで上質なコードバン財布をお探しなら、きっと満足できるはずです。

取扱いサイトで二宮五郎商店のコードバン財布を見てみる

キプリス

キプリス コードバン

種類 二つ折り、長財布(小銭入れ有/無)、ラウンドファスナー、小銭入れ
価格 10,280円〜

キプリスのコードバン財布は、ホーウィン、新喜皮革のコードバンからセレクトできます。

その魅力は、豊富なラインナップとリーズナブルな価格です。

小銭入れの有/無、内装の素材などバリエーションが豊富。コードバンの財布だけで、なんと50種類以上もあります。このラインナップ数は、日本一、否、世界一といっても過言ではありません。老舗かつ大御所のキプリスだからこ、たくさんの中からセレクトする楽しみが味わえるのです。

また、他ブランドと比べて、リーズナブルな価格で手に入るため、初めてのコードバンという方にもおすすめです。

たくさんあって迷うと思いますので、おすすめのシリーズを2つピックアップします。

小銭入れは別に持つという方へは、コードバン&シラサギレザーのコンビ財布
キプリス コードバン&シラサギレザー

シラサギレザーは、キプリスが国内タンナーと共同開発した革。しなやかで丈夫な素材です。

小銭入れ有りなら、コードバン&リンピッドカーフ
%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-13-22-29-30

サラリとしたリンピッドカーフとツヤのコントラストが楽しめます。

この両シリーズは、内装に濃い色の革が使われているため、汚れが目立ちません。長く愛用するコードバン財布として最適です。

また、コインケースをお探しなら、ぜひ馬蹄形をセレクトしてみてほしいです。
手のひらにスッキリと収まるコードバンは、所有欲を十分に満たしてくれる名品です。
馬蹄形 手に持った感じ

参考:キプリス 馬蹄形コードバンのレビュー

財布に絞らなければ、小銭入れやキーケースといった小物は1万円台から手に入ります。
どのアイテムも、コードバンならではの高級感はバツグンです。大切な方へのプレゼントとして、間違いのないアイテムがラインナップされています

取扱いサイトでキプリスのコードバン財布を見てみる

無二(むに)

MWL02_img_02

種類 ラウンドファスナー、長財布(小銭入れ有)、小銭入れ
価格 18,000円〜

無二のラインナップは、新喜皮革のコードバン財布のみ。それ以外の皮革を使った財布は1つもありません(内装にはサドルレザーが使われています)。

そして、コードバンの買い付けから、デザイン、仕立て。そのすべての工程を、職人の宮崎氏お一人で行っています。本ページでは、さまざまなコードバンブランドを紹介していますが、個人工房は、「無二」だけです。

一気通貫の一人作業。その徹底的なコダワリこそが、本ブランドの真髄です。
削って・磨いて。これを何度も繰り返したであろうコバの美しさは、No1かもしれません。まるで一枚革のようですね。coba11

個人工房ですから、量産化は難しいのでしょう。他のブランドと比べると、取扱店舗は少なく、知名度では及びません。しかし、1品生産だからこその、丁寧なプロダクトは、所有欲を存分に満たしてくれるはずです。

取扱いサイトで無二のコードバン財布を見てみる

K.T.ルイストン

pj140129-11-thumb-960x960-238

種類 二つ折り(小銭入れ有/無)、長財布(小銭入れ有/無)、小銭入れ
価格 27,000円〜

ホーウィン社のコードバンを取り扱ってきたラコタは、コードバンのプロフェッショナルです。そのラコタが手がけるオリジナルブランドが、K.T.ルイストン。

どちらかというと、コードバンのベルトで定評のあるブランドです。
その他にもコードバンのIDケース、スリッパといった珍しいアイテムもラインナップしています。財布に限らず、コードバンのアイテムを揃えたいなら、ぜひ押さえておきたいブランドです。

店舗が少ないためあまり知名度は高くありませんが、ジャパンメイドで丁寧に仕立てた財布には定評があります。

取扱いサイトでK.Tルイストンのコードバン財布を見てみる

GANZO(ガンゾ)

GANZO シェルコードバン

種類 二つ折り(小銭入れ有/無)、長財布(小銭入れ有/無)、ラウンドファスナー
価格 19,440円〜

オーソドックスなコードバン財布が揃っています。

昔からGANZOはコードバン財布を作っていて、その質の高さには定評があります。

GANZOが使うコードバンは、世界トップレベルのもののみ。
製品名から、どのタンナーのコードバンか分かります。

コードバン:新喜皮革のもの
シェルコードバン:ホーウィン社のもの

ガンゾのコードバン財布はを一言で言い表すなら、「端正」といったところでしょうか。
DSC06794

裏返して言うと、面白みのない財布ではありますが、そもそもコードバンそのものがウリなわけですから、小賢しい細工は不要です(むしろ無粋でしょう)。

ステッチやコバなど、細部にいたる丁寧な仕立ては流石。コードバンの美しさが際立ちます。

カバンの中で大切に持ち歩いているのですが、やはり表情の美しさは圧倒的ですね。DSC06798

参考:GANZOコードバン 純札入れのレビュー

取扱いサイトでGANZOのコードバン財布を見てみる

土屋鞄製造所(つちやかばんせいさくしょ)

土屋鞄 コードバン 長財布

種類 二つ折り(小銭入れ有)、長財布(小銭入れ有/無)、小銭入れ
価格 22,000円〜

土屋鞄は、50年以上続く老舗。今日において、日本で一番メジャーな革工房といっても過言ではないでしょう。

正直、あまりラインナップは豊富ではありません。
シンプルかつオーソドックスなコードバン財布のみ。

土屋鞄の使うコードバンは国産の水染めコードバンとのこと。

コードバンの仕上げを専門とする企業、レーデルオガワのコードバンを使っています(新喜皮革のコードバンに染色する企業です)。
その仕上げは世界トップクラスです。

取扱いサイトで土屋鞄のコードバン財布を見てみる

池之端銀革店

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-13-20-09-36

種類 二つ折り(小銭入れ有)、長財布(小銭入れ有)、ラウンドファスナー、小銭入れ
価格 23,760円〜

池之端銀革店は日本の革工房。

あまり馴染みがないかもしれませんが、長年、著名ブランドの革製品を作ってきたファクトリーブランドです。2004年から、オリジナルブランドとして革製品を中心としたアイテムの販売を開始しました。

池之端銀革店のコードバンシリーズは、同社のハイエンドライン。コードバン以外の素材は一切使っていない、総コードバン仕立ての財布のみラインナップされています。

コードバン専用のクリーム、ケアブラシ、クロスまで付いていることからも、長く使うことを前提とした財布といえます。

取扱いサイトで池之端銀革店のコードバン財布を見てみる

WARMCRAFTS-MANUFACTURE

スクリーンショット 2017-05-21 21.42.13

種類 長財布(小銭入れ有)、ラウンドファスナー、小銭入れ
価格 23,760円〜

世界屈指のコードバンタンナー、新喜皮革。コードバンを知り尽くす、タンナー自身が立ち上げたオリジナルブランドが、WARMCRAFTS-MANUFACTUREです。

革を作る工場と、場所を同じくするアトリエで作られた財布たち。一気通貫で仕立てられたコードバン財布は、このブランドだけです。

財布の外装にブランド名などが型押しされているのが気になります。もっとハッキリ言うと、残念。世界トップクラスのコードバンに、余計な装飾は必要ないと思うのですが・・・。つまり、好みが分かれるブランドだと思います。

取扱いサイトでWARMCRAFTS-MANUFACTUREのコードバン財布を見てみる

使いやすいコードバン財布はこちら

お金やカードが扱いやすいことは、財布の本質です。

長く使うためのキモともいえます。

エムピウ

ミッレフォッリエ コードバン

種類 二つ折り(小銭入れ有)、長財布(小銭入れ無)、ラウンドファスナー、コインケース
価格 25,920円〜

エムピウの財布は、機能性の高い、ユニークなものばかり。ありきたりな財布は1つもありません。

エムピウのコードバンを使った財布は1つだけ。使いやすい財布、ミッレフォッリエです。

コードバンは外側にのみ使われていて、内部はヌメ革となっています。そのため、手に入れやすいプライスになっています。

ミッレフォッリエは、コンパクトなボディにお札10枚、カード15枚、コイン15枚を収納できる、とても使い勝手の良い財布。コンパクトでそこそこの収納量、そして使いやすさを求めるなら、本作以上のものはありません。

参考:ミッレフォッリエのレビュー
参考:ミッレフォッリエコードバンモデルのレビュー

取扱いサイトでエムピウのコードバン財布を見てみる

力強いコードバン財布はこちら

コードバンは、「美しさ」が抜きん出た皮革ですから、エレガントに仕上げられた財布がほとんどです。そういった中で、「革のカタマリ感」も味わえる、力強い装いを持つコードバン財布もあります。

WILDSWANS(ワイルドスワンズ)

WILDSWANS コードバン 表情2

種類 二つ折り(小銭入れ有/無)、長財布(小銭入れあり)
価格 40,000円〜

WILDSWANSの財布の真髄は、その力強さにあります。

他ブランドと比べると、とても堅牢なつくり。力強く、しっかりとしていて、革の風合いと重厚な存在感を楽しみたい人におすすめできるブランドです。無骨とも言える「革のカタマリ感」は、あらゆるブランドの中でNo1。所有欲を十分に満たしてくれます。だからこそ、(私を含めた)革マニアに選ばれるのです。

裏返して言うと、「大きくて、重くて、かさばる」といった弱点があります。気軽に・快適に持ち歩きたいなら、他のコードバンブランドをセレクトした方が幸せになれるでしょう。

WILDSWANSは、ホーウィン社と新喜皮革のコードバンを扱っています。
ただし、残念なことにWILDSWANSのコードバンモデルは、定番として売られているわけではありません。

すぐに手に入れたいなら、オーダーメイドを。長く待てるなら、直営店のXX周年でコードバンモデルが販売されるのを待ちましょう。

コードバンモデルに限らず、WILDSWANSの財布はエッジの効いたものが多いため、少し玄人向けかもしれません。初めてのWILDSWANSなら、あえてコードバンをセレクトする必要はないかもしれません。

参考:WILDSWANSのコードバン財布とは何か

参考:WILDSWANSの定番財布のまとめ

とにかく安く!という方はこちら

財布の値段を大きく左右するのが、広告費です。
ここで紹介するブランドは、広告にお金をかけないことで、安価なプライスを実現しています。

サンユウ

サンユウ コードバン財布

種類 二つ折り(小銭入れ有/無)、長財布(小銭入れ有/無)、ラウンドファスナー
価格 7,020円〜

知名度は高くありませんが、1986年から、革小物を作り続けてきた革工房です。
革の選定から財布のデザインまで自社で行うことによって、非常に安価なプライスで財布を販売しています。

安かろう悪かろうではありません。使うコードバンは、すべて新喜皮革のものです。

取扱いサイトでサンユウのコードバン財布を見てみる

あとがき

はじめてのコードバン財布で後悔しないもの。10年は使える、間違いのない逸品を紹介しました。

使い続けることで、革が馴染み、色は深みを増し、ツヤが生まれてきます。

高価な革ですが、牛革よりもずっと長く使えることを考えれば、リーズナブルともいえます。
プレゼントや、頑張った自分へのご褒美などで選んでみてはいかがでしょうか。

今回紹介したブランドは、すべて日本の革工房。コードバン以外の財布も非常に上質ですから、知っておくだけでも今後の参考になるはずです。

ぜひ、コードバンライフを楽しんでください。