YUHAKUのコードバン財布のまとめ。その特徴と、各アイテムの違いをたっぷりと解説します

YUHAKUコードバン ラウンドファスナー

売り切れが続いていた、YUHAKUのコードバンラウンドファスナーが再販されました。美しさと気品を備えた1品です。ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

日本の革工房YUHAKU。その真髄は、美しいカラーにあります。
濃淡の移り変わるグラーデーションは、まさに芸術品です。

YUHAKUはどのアイテムにも上質な皮革を使っています。その中でも最高級が、コードバンを使ったもの。

決して安くはありませんし、ラインナップも豊富ですから、なかなか選びきれないと思います。(私自身、どれをセレクトするかとても迷いました。コダワリがあるので、トコトン調べつくしてから、買ったんですね。)

本ページでは、YUHAKUのコードバン財布、全種類について、その特徴や魅力をご紹介します。各財布の違いについても、財布マニアの切り口で、鋭く迫ります。

YUHAKUのコードバン財布をセレクトする際の、参考にしてみてください。
本ページをご覧いただいた後での購入でも、遅くないはずです。

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YUHAKUのコードバン財布の特徴

コードバンの財布は、さまざまなブランドが販売しています。では、どうしてYUHAKUのものをセレクトしなくてはいけないのでしょうか?

ここでは、YUHAKUだからこその、特徴を押さえてみましょう。

最高級 国産コードバンを贅沢に使用

コードバンとは、馬のお尻の皮を使った、貴重な素材です。

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作ることがそもそも難しく、「上質なコードバン」を馬の原皮から一貫して作ることができるタンナーは世界で2社しかありません。

そのうちの1社が、日本の「新喜皮革」です。
YUHAKUのコードバン財布には、この新喜皮革のコードバンが使われています。

新喜皮革のコードバンを採用しているのは、YUHAKUだけではありません。
GANZO、キプリス、WILDSWANS、flathorityなどなど、日本有数の革工房でも使われています。

なぜ、日本トップクラスの革工房が、新喜皮革のコードバンを使い続けるのでしょうか。
それは、上質なコードバンだけが持つ、素晴らしい特徴があるからです。
ざっとピックアップすると、こんな感じ。

  • 艷やかな、美しい表情
  • 滑らかな質感
  • 味わい深いエイジング

私はコードバンに限らず、あらゆる皮革のアイテムを愛用しています(革オタクでしてね)。コードバンは新喜皮革のものを使っているのですが、やはりその美しさは格別。十分に満足できます。

美しい色合い

さて、YUHAKUは、「プロダクトの美しさ」に、トコトンこだわるブランドです。YUHAKUのコードバンを選ぶ、最大の理由はここにあります。

実は、コードバンには、もともと「色」が付いていません。素のままではこんな感じですね。
馬蹄形 裏側

売られているコードバンの財布が、ブラック、バーガンディなどに彩られているのは、コードバンに染色しているからです

では、YUHAKUのコードバン財布はどうかというと、こんな感じ。

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群を抜いて、美しいのです。

コードバン自体が、滑らかなで美しいのですが、YUHAKUの彩りが組み合わさった財布は、別格です。世界一美しいコードバンの財布だと思います。

コードバンのギラリとした光沢は、否応なくバツグンの存在感を放ちます。高級感もダントツですから、多くの人の目に止まる財布と言えるでしょう。

財布は人前に出すことが多いアイテムですし、働く男性にとっては、数少ない「許されるファッション」でもあります(あとは、時計くらいでしょうか)。

だからこそ、「見て楽しめるもの」をセレクトして欲しいわけです。
YUHAKUの財布は、自分が満足できるだけでなく、見た人も感動させてくれるはずです。

汚れを気にせず、ガンガン使える

「初めてのコードバン財布」という方にこそ、YUHAKUをセレクトして欲しいと思います。

なぜなら、美しい状態を長く楽しめるようにデザインされているから
そのヒミツは、財布の内装にあります。

淡いキャメルの革は、どうしても汚れが目立ってしまいます。こんなやつですね。
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一方、YUHAKUは、どのコードバン財布も、内装がダークトーンで仕立てられているのです。
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カード・お札・コインを出し入れするため、どうしても汚れは付いてしまうのですが、YUHAKUのコードバン財布は、濃い色で染色されているため、そもそも汚れが目立たないのです。

もちろん、キャメルが駄目だと言いたいわけではありません。アメ色に変わった姿は本当に美しいと思います。ただし、ほとんどの場合、キレイに育てることができません。美しいアメ色は、革マニアの夢ですが、多くの場合、その夢に破れていきます(私のことです)。

で、こんなことを気にしていたら、あんまり楽しくありませんよね?
せっかくお気に入りの(しかも高価な)ものをセレクトするのですから、ずっとワクワクして使えるものを手に入れたほうが、満足度が高いと思います。

そもそも汚れが目立たなければ、気にする必要がないんですね。YUHAKUのコードバン財布は、気楽に扱えて、美しい状態を長く楽しめるわけです。

豊富なラインナップ

好きなブランドの財布でも、「使い手のスタイルに合う財布」をラインナップしていなければ意味がありません

YUHAKUの財布をカテゴライズすると、こんな感じです。

  • 二つ折り財布
    • コインポケットあり・なし
  • かぶせ蓋の長財布
    • コインポケットあり・なし
  • ラウンドファスナー長財布
  • コインケース

ほぼ全てのカタチを網羅しています。あなたのスタイルに合うものが、きっと見つかるはずです。
(「L字ファスナー」が加われば最強なのですが、残念ながらラインナップされていません。)


それでは、財布を紹介していきます。
たくさんありますから、カタチごとに紹介していきます。

コードバンの二つ折り財布(コインポケットあり)

コードヴァン 札入れ(YFC131)

YUHAKU コードバン二つ折りオーソドックスな二つ折り財布です。

外装はコードバンの一枚革。余計な装飾は一切ありません。
本作に限らず、YUHAKUのコードバン財布は継ぎ目のないコードバンを贅沢に使っています。その美しく、滑らかな質感を最大限楽しめるようにデザインされています。

内装はコードバン×キップ。
キップとは、生後半年〜2年くらいまでの牛の革です。肉厚で強度のある皮革ですね。 少し濃い目のカーキとなっていて、コードバンを引き立てています。cordovan-short1-2-2

本作は、カード、お札、コインのすべてを収納できるYUHAKUの財布の中で、もっとも安価な一品です。コンパクトな二つ折りを検討中なら、きっと満足できるはずです。

参考:コードヴァン札入れ YFC131のレビューを見てみる

コードヴァン 札入れを取扱いサイトで見てみる

コードヴァン 札入れ(YAC132)

YUHAKUコードバン 二つ折り財布2先に紹介した「YFC131」と比べて、違いを押さえてみましょう。

違いは内装の素材とつくりです。

国産牛を使った仕立てとなっています。同色のトーンでまとめられていますから、一体感のある仕上がりですね。

また、コインポケットのつくりが違います。こんな感じで、2層式になっているんですね。
YUHAKU コードバン コインポケットが分かれている

これは人によって意見が別れそうです。
個人的には二つに分かれるメリットってあまり無いと思うんですよね。(500円玉と1円玉を分けて入れたいニーズがあるのでしょうか)

こちらはカードが8枚収納できるようになっています。一般的な二つ折り財布とくらべても、平均以上ですね。

コードヴァン 札入れを取扱いサイトで見てみる

コードヴァン&ボックスカーフ 札入れ(YCC132)

cordovan-short2-2-2こちらもコインポケットの付いた、二つ折り財布。その違いについて、押さえてみましょう。

まず、外装のコードバンのカラーラインナップが違います。「YCC132」では、キャメルカラーが用意されています。

内装にクリスペルカーフが使われているのも特徴です。
カーフとは、生後6ヶ月以内の仔牛のこと。キップに比べて、キメが細かく、柔らかな皮革です。牛革の中では最高級の素材ですね。

で、「クリスペルカーフ」とは、ドイツ ペリンガー社の代表作です。
カーフの魅力はそのきめ細やかな表情です。素材そのものが美しいのですが、クリスペルカーフは微細な型押しのような柄が見てとれます。
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これは「水シボ」と呼ばれる、クリスペルカーフの特徴です。光を受けると、微細な凹凸が反射し、キラキラと輝いて見えるのです。いわゆる「名革」で、世界のトップメゾンで使われる高級皮革です。

サラリとした気持ちの良い質感とあいまって、触れてみたくなる皮革なんですね。
内装はすべて、このクリスペルカーフのブラック。凛とした、引き締まった印象に仕上がっています。外装とのコントラストがとてもカッコイイですよね。

次に、機能面について。
コインケースが、ボックス型になっています。
YUHAKUコードバン 二つ折り財布のコインポケット

このボックスタイプの2つ折り財布は、ほとんどありません。
ミッレフォッリエがこのタイプなのですが、とても使いやすいのです。コインが広い面に散るため、見やすく、取り出しやすいんですね。

また、収納量もバツグン。お札30枚を収納できます。ここまで紹介した二つ折りよりも、10枚ほど多く収納できるわけです。

この収納量は、一般的なものと比べてもバツグンです。
というのも、私は二つ折り財布を10個くらい持っているのですが、ほぼ全てが、20枚ほどがMAXなんですね。

そもそも二つ折り財布は、「たくさんのお札を収納できない」ものです。「お札を折る構造」ですから、曲がったお札が元に戻ろうとします。たくさん入れすぎると、財布が閉まらないんですね。
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で、本作のスゴイところは「たくさん入れても閉まるように」、内側にテンションがかかる設計になっていること。だから、たくさんのお札を入れても、勝手に開いてしまうことが無いのです。これ、本当にスゴイことなんですよ。他のどのブランドもやってません。

20枚を超えるお札を持ち歩くなら、長財布をセレクトするのが当たり前だったのです。でも「長財布」ってやっぱりコンパクトさでは、「二つ折り財布」に負けます。このジレンマがあったんですね。

コンパクトに、しかもお札もたくさん持ち運びたい。これを満足させてくれる二つ折り財布は本作以外にはありません。

美しさ、使い勝手、収納力。このすべてにおいて、ダントツの逸品です。

コードヴァン ボックスカーフ 札入れを取扱いサイトで見てみる

コードバンの二つ折り財布(コインポケットなし)

コードヴァン 純札(YAC142)

YUHAKUコードバン 二つ折り財布3 「純札入れ」にカテゴライズされる財布です。
コインポケットが付いていなくて、代わりにカードポケットが付いているタイプです。

コインポケットを構成するパーツ(革、ボタンなど)が無いため、左右対称のシンメトリなデザイン。フラットなルックスからは、簡素な美しさを感じます。

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フラットなボディですから、アンバランスな状態になりません。
コインをそもそも入れることが出来ないため、いびつなカタチになることがないのです。財布の負担がグッと減るため、型崩れにも強いんですね。

コインポケットが付いたものと比べると、スリムになっているのも嬉しいポイントですね。コインケースを別に持つなら、おすすめの一品です。

コードヴァン 純札を取扱いサイトで見てみる

コードバンの長財布(コインポケットあり)

コードヴァン&ボックスカーフ 束入れ(YCC110)

YUHAKUコードバン 長財布クリスペルカーフと組み合わせた、長財布バージョンです。
伝統的なかぶせ蓋タイプですね。

コードバンではないのですが、YUHAKUのかぶせ蓋タイプの長財布を購入したことがあります。

比べてみると、ほとんど同じつくりですね。といってもカードポケットのデザインが違うなど、YUHAKUのコダワリが見て取れます。
YUHAKUコードバン カードポケット

あらゆるカタチの財布を使ってきた経験から言うと、オーソドックスな長財布ですから、使い勝手の良さならNo1です。コードバンシリーズのラインナップの中で、本作が一番使いやすいと思います。

長財布ですから、お札、コインをたくさん収納できますし、カードがずらりと並んでいるので、見やすく、取り出しやすいのです。また、パタンと閉じるだけのつくりですから、開け閉めも1アクションでできます。オーソドックスな長財布ですから、使い勝手の良さならNo1です。

携帯性では、どうしても二つ折り財布に負けるのですが、大きい面だからこそ、コードバンの美しさを、より楽しめるんですよね。カバンで財布を持ち歩く人に、おすすめです。

コードヴァンボックスカーフ 束入れを取扱いサイトで見てみる

コードバンの長財布(コインポケットなし)

コインポケットの付いていない長財布、いわゆる純束入れと呼ばれる財布です。

いくつかあるので、順にご紹介します。

コードヴァン 束入れ(YFC111

cordovan-long4-0-2内装にキップスキンを使ったモデルです。

本作に限らず、コインポケットが無くなった分、カードの収納がガツンと上がります。たくさんのカードを、まんべんなく使うという方や、コインケースを別に持つ方にオススメのモデルです。

後に説明するタイプと違って、内装がシンメトリなデザインとなっています。

「純束入れ」をセレクトするならおすすめはこちらです。個人的にシンメトリのデザインって美しいと思うんですよね。いや、値段が一番安いというのもあったのですが……。

参考:コードヴァン束入れ のレビュー

コードヴァン 束入れを取扱いサイトで見てみる

コードヴァン 束入れ(YAC112)

YUHAKUコードバン 純束入れ内装を国産牛で仕立てた純束入れです。

外装と同じトーンでまとめたカラーリングは、落ち着いた装いです。
非常にスッキリとした仕上がりの束入れです。

コードヴァン 束入れを取扱いサイトで見てみる

コードヴァン 束入れ(YFC113)

YUHAKUコードバン 総コードバン

内装にもコードバンを使った、総コードバン仕立ての純札入れ。贅の極みです。

純束入れは、3つラインナップされているのですが、どれも内装のつくりが違います。
実はこれ、スゴイことです。他のどの革工房を見ても、同じカタチなら同じ作りになっています。その方が量産できるからですね。

YUHAKUの財布はモデルごとに、内装のつくりが違うため、すごく職人泣かせなアイテムなわけです。「他の人と違うものが欲しい」という考えは、誰でもあると思うのですが、それにちゃんと応えてくれているのが、YUHAKUに惹かれる理由なのかもしれません。

お札の収納枚数は、40枚とダントツ。コードバンシリーズで、もっとも多くのお札を収納できるお財布です。

お値段も、最高級です。高価なコードバンを内装にも使っていますから仕方ありません。

外も内も、コードバンに映えるのは、YUHAKUの美しい色合い。濃淡の移り変わるグラデーションを、どこを見ても楽しむことができる贅沢な一品です。

コードヴァン 束入れを取扱いサイトで見てみる

コードバンのラウンドファスナー財布

コードヴァン ラウンドファスナー束入れ(YFC114)

YUHAKUコードバン ラウンドファスナー

YUHAKUの公式サイトでは、売れ筋ランキングが公開されています。その常連がラウンドファスナーですね。

ファスナーで留めるつくりのラウンドファスナーは、その収納力と安心感においてNo1の財布です。私もフォスキーアのラウンドファスナーを愛用していますが、「万能な財布」といえるでしょう。収納力はトップクラスですから、たくさんのお金、カードをひとまとめにしたいなら、本作がNo1です。

YUHAKUは、いくつかラウンドファスナーをラインナップしていますが、本作は特別です。
内装は国産牛をダークトーンで仕上げたもの。高級感があります。cordovan-round1-1-2

ファスナートップ1つ見ても、すごくコダワッて作られています。マットな質感に、ヘアライン加工が美しく映えます。このファスナートップも、他のラウンドファスナーでは使われていません。YFC114だけのオリジナルです。
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弱点は、大きいことでしょうか。ラウンドファスナーって、その構造上、どうしても大きくなってしまいます。だから携帯性は一番低いです。
ただし、大きな面だからこそ、上質な革であればその質感がより映えます。本作は一枚革のコードバンでぐるりと覆う贅沢なつくりですから、その迫力、存在感はNo1ですね。所有する満足感が一番高い財布とも言えるでしょう。

あらゆる空間で、その美しさを味わえるはずです。cordovan-round1-3-2

デメリットといえば、ほとんど売り切れていることでしょうか・・・。

コードヴァン ラウンドファスナー束入れを取扱いサイトで見てみる

あとがき

ふぅ。たくさんありますね。

気に入ったものがあれば、一度公式サイトで、コードバン財布を見てみてください。ずらりと並ぶアイテムは、どれも美しく、まるで美術館のようです。あなたのスタイルに合わせて、比べてみてください。

どれもジャパンメイドの丁寧な仕上がりですから、どれをセレクトしても必ず満足できるはずです。