エムピウ ミッレフォッリエ 1000日間の使用レビュー。コンパクトでオールインワンの機能的な財布

ミッレフォッリエ サイズ感

エムピウの代表作『ミッレフォッリエ(millefoglie)』。

10年以上前から、少しずつ改良を重ねてきた名品。
今日においても、トップレベルの機能性を持つ、もっとも使いやすい財布です。

私はこの財布が大好きで、3年半ほど使いました。日数にして1000日は軽く超えています。

その経験をふまえ、本ページではミッレフォッリエの使い勝手や特徴。メリットだけでなくデメリットにも鋭く迫り、分かりやすく解説します。参考にしてみてください。

まずはミッレフォッリエの特徴をあげてみましょう。

  • コンパクトなボディ
  • 手ぶらで持ち歩ける
  • 独特の「箱型」フォルム
  • 使いやすい。お会計がスムーズ
  • 上質なイタリアレザーを使用
  • 経年変化(エイジング)を楽しめる
  • ケツポケも平気。丈夫で長持ちする
  • 豊富なラインナップ。たくさんの革と色から選ぶ楽しみがある

使いやすくて、コンパクト。そこそこの収納力が欲しい方に、本当におすすめできる財布です。

財布のスペック

ブランドエムピウ
商品名ミッレフォッリエ
用途メイン
収納力★★★☆☆
お札入れの数1
お札の枚数10
コインの枚数15
カードの枚数16
寸法W110×D85×H25mm
重量100g
素材牛革

動画

ユニークな構造、使い勝手(メリット・デメリット)、サイズ感や重さ。さまざまな革のモデルとの違いや、ブッテーロ、ミネルバのエイジングを紹介しています。

カタチ・構造

片手でしっかりと掴めるサイズ。オーソドックスな二つ折り財布より少し小さくて、少し厚みがある。ジーンズのヒップポケットに入れて、ストレスなく持ち歩けるサイズ感です。ミッレフォッリエ サイズ感

「一枚の革」でくるりと覆うデザインは、エムピウの代表的な意匠。革の質感を最大限楽しめるデザインです。

財布はギボシ(留め具)でしっかりと留まります。勝手に開いたりしません。

少し切れ目が入っているのが、開けやすさのポイント。

クイッとひねるときに、切れ目が活きるのです。

片手で財布を抑え、もう片方の手でギボシから革をめくるように外します。慣れるとノールックで開け閉めできるので、ストレス無く使えます。ミッレフォッリエ 財布を開く

新品のときは硬さを感じましたが、使い続けるうちに革が馴染んできて、丁度良い感じになりました。

耐久性もバツグンです。2,000回は開け閉めしているはずですが、ほつれや破れは一切なく、ゆるまって勝手に開くこともありません。

使い勝手

カード、お札、コインの使い方、使いやすさについて解説します。

カード

ミッレフォッリエは2種類のカードポケットを備えています。

  • フラップポケット
  • 3分割ポケット

合計16枚のカードを収納することができます。

すぐにカードを取り出せる、フラップポケット

財布を開くと独特のパーツが目に入ります。ミッレフォッリエでもっとも使いやすいカードポケット。1枚のカードが収納できる、可動式のフラップ構造です。

お札を抑え、支える効果もあります。財布を開いたときに、お札が「丸見えにならない」のも安心。ミッレフォッリエ カード1

私はクレジットカードを入れています。カード決済できる店なら、スッと抜き出してお会計完了。お札や、コインにアクセスする必要がなくて、とてもスマートです。

ちなみに、少し大きなサイズのクオカードもギリギリ入ります。

ただし、ちょっとキツい。スムーズに出し入れできないので、クレジットカードなどの国際規格サイズのカードを収納したほうが使いやすいです。

3つに分けて収納できるポケット

さらに財布を広げると、アコーディオンのような構造のカードポケットが現れます。

このポケットは、カードを重ねて入れるつくり。3つのポケットに分かれていて、それぞれに5枚ほどずつ収納できます。合計15枚です。なおSuicaのように厚みのあるプラスチックカードでも15枚収納できます。薄いカードだともう少し入りますね。

種類別にカードを入れておくと、使いやすい。私は以下のように分けています。

  1. 免許証や保険証
  2. クレジットカードや銀行などお金系
  3. お店のポイントカード

よく使う/あまり使わないカード。のように、使う頻度で分けても良いでしょう。自分のスタイルに合わせて工夫することで、バツグンの使いやすさを実感できるはず。
ミッレフォッリエ カードを取り出す

では、「一般的なカードポケット」と比べてどうか?

よく見るのは、ずらりとカードが並ぶ、段状のデザインですね。たくさんのカードを見渡せるため、「使いたい1枚」を見つけやすいメリットがあります。
YUHAKU 束入れ カードポケットのカーブ

比べてみると、ミッレフォッリエのカードポケットは「見やすく、選別しやすい」とはいえません。上記のようにカードの表面が隠れてしまうため、見やすくはないんですよ。

ただ、不思議と使いにくいとは感じません。これは、3つのポケットに「種類分け」できるからです。よく使うカードが5、6枚ならば、分けて入れれば、不便に感じません。

言い換えると、「たくさんのカードを、まんべんなく使いたい」なら、ミッレフォッリエはオススメできません。段状のポケットの長財布をセレクトした方が、あなたのスタイルにずっと合っているはずです。

コンパクトに、たくさんのカードを持ち歩ける

ミッレフォッリエのカードポケットは、「コンパクトに持ち運べる」点でも優秀です。

財布が厚くなる原因は、カードの仕切りです。仕切りが多いほど革の重なりが増える。だから厚く、重くなる。
YUHAKU 束入れ カードポケットのカーブ

一方、ミッレフォッリエの仕切りは2つしかない。財布をスリムに、軽くしているわけです。

カードポケットにマチがあるため、カードを入れていないときも15枚分のスペースは生まれる(厚みがある)。ただし、カードを入れても、財布の厚みがほとんど変わりません。
ミッレフォッリエ カードを取り出す

カードを重ねるだけの構造によって、財布をキレイに保てるメリットもあります。
段状のカードポケットは、財布を折りたたんだときに、カードが反対側に押し当てられて、革にカードの跡が付いてしまうことがあります(「アタリ」と呼ばれる症状)。

一方、ミッレフォッリエはカードが完全に閉じ込められる。だから、アタリが付きません。


まとめます。

ミッレフォッリエは、フラップポケット、カードポケットと合わせて16枚のカードを持ち歩けます使いやすさとコンパクトさを体感できる。機能的なカードポケットです。ミッレフォッリエ カードポケット2

コイン

コインは「3層のカードポケット」の下に収納します。普段は、ボタンで閉じられています。ミッレフォッリエ コインポケットを開く

カードポケットを外側に引っ張ると、ボタンが外れます。コインポケットがオープンし、自動的にコインが見える状態になります。ミッレフォッリエ コインポケット

「コインの出し入れがスムーズにできること」は、「使いやすさのキモ」だと思うのだけど、ミッレフォッリエは非常に優秀です。

コインポケットはボックスタイプ。一般的な財布と異なり、ガバッと大きく開くのが特徴

だから入れやすい。たくさんのコインをまとめて流し入れることもできる。

また、仕切りで囲まれているため、財布を傾けてもコインがこぼれ落ちません。

15枚ものコインを入れても、広い面に均等にコインが散るため、見やすく、選別しやすい。

左手で財布を支え、右手でコインを取るように使います。探しやすく、取り出しやすい。だから小銭も増えにくくなります。

汚れにくい

コインポケットが汚れないのも、嬉しいポイント。

お札やコインが触れる内装、カードポケットの素材は革ではありません。濃い色の生地です。帆布かな。

お札を500回以上は出し入れしているはず。しかし、洋服で使われるコットンのように毛羽立ちも無いし、汚れも目立たない。ずっとキレイなまま、気持ちよく愛用できるわけです。

ただし、ミッレフォッリエのカラーやモデルによっては、淡色の素材が使われています。例えば、コードバンモデルは内装が革で豪華だけど、ナチュラルカラーなんです。淡い色はコインが見やすく取り出しやすい。ただし、汚れが目立ちやすい。こまめに掃除できる方なら汚れないかもしれないけど、面倒だと感じるかもしれません。
ミッレフォッリエ コードバン キャメル

美しさ(汚れにくさ)と機能性(コインの見やすさ)は、トレードオフです。どちらが正解ということはないので、お好みでセレクトすれば良いでしょう。

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お札

使い方

お札を使うときは、カード入れのついたフラップを開けて、アクセスします。お札の左半分が、小銭入れの下の「スリット」にはさまれている状態。ミッレフォッリエ お札

スリットの縦のサイズは「お札の縦の長さ+αの余裕」があります。ミッレフォッリエ お札を出す

10枚のお札をテキトウに突っ込んでもスッと収納できて快適。ストレスを感じません。
 

収納後、フラップで抑えます。フラップは自動的に倒れてくるため、「手で倒す」操作は不要です。

お札の中央は、丸見えの状態になります。初めて見ると不安に思うかもしれませんが、機能的には問題なし。フラップで支えられているため、お札が散らばらないし、スルリと抜け落ちることもありません。1000日以上使って、お札が落ちたことは一度もありませんでした。ミッレフォッリエ カード1

フラップを開けると、お札がパラリとめくれる状態になる。見やすく、数えやすい。使いたいお札と枚数が決まったら、スッと抜き出すことができる。とても使いやすい。

収納力は多くないけれど、十分メインの財布になる

エムピウ公式の収納枚数は、お札10枚。

革は馴染と、15枚くらい収納できるようになります(コインの枚数とのバランスにもよりますが)これがミッレフォッリエの限度です。3万円ほどしか持ち歩かない人にとっては十分な枚数です。

ただし、10枚を超えると、折りたたんだときにお札の端っこ数ミリが曲がりやすい。お札の曲がりが嫌なら10枚に抑えたほうが良いでしょう。

また、お札が増えるほど「クルリと巻いて、ギボシで留める」ことが難しくなります。頑張ってはめ込む感じになる。

長財布ほどは収納できません。20枚以上のお札を入れておきたいなら、長財布を選んだほうが良いです。ミッレフォッリエは何十枚ものお札を持ち歩くのには適していません。

お札入れはこの1つ。重ねて収納するため、お札やギフトカードの収納分けはできません。お札(千円札も1万円札も)、商品券、レシートを共有するスペースになるわけです。たくさんを貯めこむ使い方には適していません。

つまり、お札入れが2つある財布に比べると、使い分けの点で劣ります。
たとえば、レシートも一緒に収納するスペースになります。レシートを入れた分、厚みが生まれ、お札の取り出しにも影響します。

では、ミッレフォッリエは使いにくいのか?

答えは、人による。です。

たくさんのお札、商品券、レシートなどを持ち歩かないライフスタイルなら、十分に使いやすい。結局のところ、財布をコンパクトに維持するコツは、使う人の「気づかい」です。
レシートを捨てる人、整理が上手な人なら、快適に使えるはずです。

ミッレフォッリエの特徴はコンパクトなこと。手ぶらで持ち歩けるサイズに、たくさんのお金は入りません(本作に限らず、「小さくてたくさん入る財布」は存在しないんですね)。

「たくさんの収納」と「コンパクト」は、トレードオフです。
ミッレフォッリエは両者のバランスが取れた、使いやすい財布だと思います。

収納量

使いやすさ、重さ、財布への負担を考慮すると、お札10枚、コイン10枚、カード16枚までが良いでしょう。

お札15枚、コイン15枚、カード15枚も入るけど、ぷっくりとしてしまいます。これはこれで可愛いのだけど、財布に負担がかかります。収納量は抑えた方がいいですね。

使い勝手のまとめ

ミッレフォッリエの使い方は、これまでの財布と違います。
ミッレフォッリエ コインポケット

留め具を外し、くるりと開くと、カード・お札・コインを見渡せます。方向を変えることなく、すべてのアイテムを自由自在に扱えます。

これこそがミッレフォッリエでしか体験できない「使いやすさ」です。

お釣りを収納するときもスマートです。

  • お札を受け取る
  • お札とコインを一緒に受け取る
  • カードをもらう

どのパターンでも、スムーズに収納できます。
財布を開いた状態から、止まったり、アレコレと持ち替えたりすることなく、スムーズに収めることができます。

レジ前で開け閉めを繰り返したり、財布の各部を行ったり来たりといった所作とは無縁ですから、とても落ち着いた支払いができるんですね。

特徴

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シンプルかつ、独創的な外観

エムピウ ミッレフォッリエ

出典:エムピウ公式サイト

ハコ型の独特のフォルム。やはり目を惹くのは、このプロポーションでしょう。パット見、財布ではなく、カードケースに見えるかもしれません。

外側をくるりと1枚の革で覆い、真鍮のフック(ギボシ)にかぶせることで財布を留めるデザインとなっています。革の吸いつくような手触りを、どこを触っても楽しむことができます。

革以外に見えるのは、ギボシのみ。ギボシも丸みを帯びたフォルムのため、手への当たりも優しいです。

上質な革で、リーズナブルな価格

ミッレフォッリエ【Ⅱ P25】は10種類のカラーを取り揃えています。
面白いのはこのカラーによって、革が違うこと。

  • ブッテーロ
  • ミネルバ・ボックス
  • ミネルバ・リスシオ

革ごとに特徴を紹介します。

ブッテーロ

blueで使われる革がブッテーロ。イタリアのタンナー、ワルピエ社の革です。

牛の肩(ショルダー)を使った革のため、ハリがありとても丈夫。透明感のある色あいが特徴です。(写真は、エムピウのフェルマ。青いブッテーロの新品です)

スムースな表情に見えます。が、よく見ると1mm未満の微細なシボが並んだ表情。サラサラとした手触りです。

ミネルバ・ボックス

rose、navyで使われる革です。

ミネルバ・ボックスは、イタリア老舗タンナー、バダラッシ・カルロ社の革。

風合い、やわらかさ、色の美しさから人気があります。日本有数の革工房でも利用されています。

モミ加工によって生まれた繊細なシボの表情が特徴です。

ミッレフォッリエ ミネルバ・ボックス

rose、navyのアップ。出典:エムピウ公式サイト

使っているうちに、ツメで引っ掻いてしまうことがあります。キズは付くのだけど、シボのおかげで(後述するミネルバ・リスシオより)目立ちにくいです。揉み込んであげることで傷が消えますし。ただし、深いキズは消せません。

ミッレフォッリエではないのですが、愛用しているミネルバボックスです。
ONESWORKER-bodybagg-20

薬品を使った加工ではないため、部位によって表情が違います。ギュッと詰まった箇所があれば、スムースな箇所もある。自然で繊細な表情を楽しめる革です。bookcover-3

新品のときは、マットな表情。ですが、使い込むうちに徐々に光沢が出てきます。数ヶ月で、テリ感が生まれます(エイジングについては後述)。

ミネルバ・リスシオ

その他のカラーで使われている革です。牛のショルダーレザーで丈夫な部位。

以下は「napoli」。明るい空間では鮮やかな黄色。

暗い空間では落ち着いた色味になる。マットな表情で、ミネルバ・ボックスと比べるとハリを感じます。スムースでしっとりと手に吸い付き、馴染む感触です。

共通する特徴

ブッテーロとミネルバ。どちらもイタリアの伝統製法で作られた革。味わい深いエイジングを体験できます。

タンニンなめしされた革は、色・ツヤの変化を楽しむことができます。

また、革の色は染料仕上げで付けられていますから、使い込むことで深みと風合いが増していくので、エイジングによる変化を楽しみたい人におすすめ。逆に、新品のときの見た目を長く楽しみたいなら、顔料仕上げの財布をおすすめします(つまり、エムピウは避けたほうがよいです)。

さらに、嬉しいことにオイルやクリームの追加は不要。メンテナンスフリーです。革の芯までたっぷりとオイルを含んでいますから、少しずつ革の表面にオイルが出てくるんですね。また、普通に使うだけで、手から油分がが財布に移ります。手入れをしなくても、色は深みを増し、ツヤが生まれてきます。


まとめます。

どの革も美しく上質。育てる楽しみが十分に味わえるいうことです。

たくさんありすぎて、迷うかもしれませんね。

ブッテーロ、ミネルバのミッレフォッリエを両方を所有していますので、その経験からのオススメは以下のとおりです。

カッチリとしたハリ、ゆっくりとしたエイジングを楽しみたいなら、ブッテーロ

柔らかな質感、スピーディーかつガラリと変わるエイジングを楽しみたいなら、ミネルバ

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革の経年変化がスゴイ。深みのある色に変わり、ツヤが生まれる

エイジングも、ミッレフォッリエの醍醐味です。

ミッレフォッリエは色によって革が異なり、それぞれ違った経年変化を楽しめます。色ごとの経年変化を見てみましょう。

blue

ブッテーロのblue。3年後の姿がこちら。ツヤが生まれ、落ち着きのある深く暗いブルーに変化しました。ミッレフォッリエ サイズ感

同じくブッテーロのblueを使った、エムピウのフェルマを買ってみたので比べてみましょう。

左がほぼ新品。右がミッレフォッリエ。
もともと濃いブルーなのですが、並べてみると違いがハッキリと。色は深みを帯びています。

新品のときの「微細なシボ」が、スムースになり、ツヤが増しました。

購入して10年経ちました。小キズもたくさんある。

カーブの光沢は10年後も健在。素晴らしい。大好きな素材です。

動画でもご紹介しています。

使い込むことで少しずつ経年変化(エイジング)していきます。質感も手に馴染むように変わっていきます。

濃い青のため、色の変化は控えめです。暗めで落ち着いた変化を楽しめます。凛とした表情がお好きな方にオススメ。

ミッレフォッリエ 経年変化

左:経年変化。右:新品。 出典:エムピウ公式サイト

napoli

ミネルバ・リスシオは経年変化がグングンと進むのも特徴。色とツヤの深まるエイジングを、スピーディーに楽しむことができます。

特にnapoliカラーのような淡色の場合、色の変化も顕著です。

ミッレフォッリエ ナポリ 経年変化

napoliの経年変化。下:新品。上:2年後。
出典:エムピウ公式サイト

tabacco

濃色のカラーは色の変化が控えめ。ツヤの出が素晴らしいです。
(ここからの画像は、公式サイトの写真を引用させていただいています)

aging_tabaco1

上:経年変化後。下:新品時

ミネルバボックス/リスシオは、世界一劇的にエイジングする革だと思います。別カラーですが、色ツヤの変化の参考になる動画です。

grigio

最初のグリーンカラーは見当たらないほど。茶色っぽく変化し、ツヤが生まれます。

grigio_aging

左:経年変化後。右:新品

cognac

ミッレフォッリエではありませんが、10年使い込まれたミネルバリスシオです。

エムピウ 経年変化

左:新品。右:経年変化後

rose

Gaging_rose1

上:経年変化。 下:新品

ヌメ革

変化がもっとも楽しめるヌメ革はこちら。

millefoglie_tan_age

※ここまで、エムピウ公式サイトより出典。

留め具のエイジング

変化するのは、革だけではありません。真鍮(brass)の留め具も、変わっていきます。

新品時がこちら。アンティークな風合いの色味です。
ミッレフォッリエ コードバン

3年使ったものがこちら。真鍮の色が出て、金色に変化しました。ピカピカした色味ではなく落ち着きのあるゴールド。真鍮ですから、鉄のようなサビは出ません。ミッレフォッリエ P25 ギボシ

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とても丈夫。お尻ポケットの1000日間で、型崩れ無し

ミッレフォッリエはとても丈夫。ヒップポケットに入れて持ち歩いていたのですが、美しい姿を保つことができました。

ここに、2つのヒミツがあります。

シンプルな構造

財布のパーツが多く、複雑なつくりであるほど、ケアが必要になります。

たとえば、ファスナーのある財布はファスナーやファスナーテープが摩耗する。部品は少しずつ劣化するため、いつかは修理が必要となります。

一方、ミッレフォッリエは「ギボシ」で留めるだけのシンプルな構造。そもそも、壊れるパーツが少ないため、財布の寿命も長くなる。エムピウのコンセプト、「シンプルで、カンタンなパーツを使う」が活かされたデザインなのです。

ちなみに、1000日以上使ったミッレフォッリエは、ギボシに歪みが一切出ていません。
ミッレフォッリエ 薄さ

ハコ型のフォルム

トランクのようなハコ型のカタチは「新品のときのフォルム」を保つことに役立ちます。

一般的な「二つ折り財布」は、コンパクトでスリムなため、お尻ポケットにスッポリと入れることができます。いわゆるケツポケです。ケツポケを続けると形が変わります。ほとんどの財布は、端に強度がないため、簡単に曲がってしまう。最初はパリッとした張りのある財布も、角が曲がりだし、財布全体が丸みをおびて、くたびれた財布に変わってしまう

以前、カジュアルブランドの二つ折り財布はケツポケを続けて、寿命は1年半足らずでした。見ていられない姿に型崩れしたので、ミッレフォッリエに乗り換えたわけです。

一方、ミッレフォッリエはトランクのようなハコ型そもそも角が無いため、端が曲がるということが起こりません。また、25mmと一般的な財布よりも厚みがあり、中に入れたカード、お札、コインがピッタリと入るため(余計なスペースが無い)、歪みにくい。

つまり、ヒップポケットに入れて座ってしまっても、ぐにゃりと曲がりません。「圧迫による歪み」にとても強いのです。ほぼ毎日お尻ポケット。1000日以上使ったミッレフォッリエは型崩れしていません。

ダメージを受けやすいコバも、「ヘリ返し」という革を折り返すように作られています。美しく、丈夫なんです。

財布がくたびれたようにも見えません。ダメージを受けやすい端の部分にも破れは無し。周囲のステッチは1つもほころんでいません。ミッレフォッリエ 端

ほぼすべての財布は「財布の耐久性」を広告していません。使い方は人によるため「○年使える」とは広告できないのです。実体験から言えるのは、ミッレフォッリエはお尻ポケットで1000日持つ。です。極めて丈夫。長く愛用できる財布です。

機能や素材から選べる、たくさんのモデル

ミッレフォッリエ 種類

ミッレフォッリエは複数のモデルがあり、機能や素材が違います。

  • カードが入る枚数(15枚、20枚、30枚)
  • 革の素材(牛革、コードバン、タンニン鞣しヌメ革)

ここでは、各モデルの違いを見てみましょう。

Ⅱ P25

オススメのモデルです(本記事でご紹介しているのと同じモデル)。

カードは15枚収納可能。
メインの財布として十分使えるのではないでしょうか。

10色以上のカラーリングがあります。お気に入りが見つかるはず。
カラーによって異なる革を使っていますが、どれも素晴らしい素材です。

ちなみに、本ページでご紹介したのは、右利き用。
ボディを左手で支え、右手でカードやお金が出し入れしやすいように、フラップが配置されています。

フラップの取り付け(開き方)が逆になった、「左ききモデル」もあります。


どちらの手で、カードやお金を出し入れするかで、選べばよいでしょう。右利きなら通常モデルをセレクトして間違いありません。

Ⅱ P30

こちらはカードの収納量が2倍。30枚入るモデル。
カードをたくさん持っている方も、安心してメインの財布として使えますね。

quadretti

qauadretti(クアドレッティ)とは、イタリア語で「四角」を意味します。名前の由来は、格子状の表情からでしょう。

革はTEMPESTI社のバベルかな。イタリアのタンニンなめし革ですから、エイジングします。網目模様がハッキリと出て、触れるとザラッとしています。

表情は部位によっても違う(個体差があります)。好みが分かれるかもしれません。

サイズはP25と同じですが、重量は115g。P25と比べると15g重量アップです。持ち比べてみるとハッキリと違いがわかります。quadrettiは内装にピッグレザーを使っているため、他モデルより高級感がある。革がお好きなら、quadrettiの方が満足感を得られるかもしれません。

Ⅱ CORDOVAN / Ⅱ CORDOVAN 27

革のダイアモンドと呼ばれる、貴重なコードバンモデルがこちら。ミッレフォッリエ コードバン 表情

馬のお尻の革(コードバン)を使ったモデル。とても高級感ある逸品です。

きめ細やかな表情は、最初はマット。使い込むほどに輝き、ツヤがあがってきます。陶器のようにヌラリと光る、独特のエイジングはコードバンでしか楽しめません。

コードバンは繊維がギュッと詰まった革です。牛革の2〜3倍の堅牢性があるため、6年以上は使えるでしょう(乱暴に扱われやすいランドセルが6年使えることは、その裏付けとして十分です)。

このモデルは内装もヌメ革。総革仕立ての贅沢なミッレフォッリエとなります。

2タイプあって、カード枚数が違います。スタイルに合わせてセレクトできます。

  • 【Ⅱ CORDOVAN】は15枚のカード。廃盤です。
  • CORDOVAN 27】は20枚のカード。2mm厚みが増します。

※2017年から、1タイプのみとなりました。

コードバンは水や汗に弱いもの。夏場はお尻のポケットに入れないようにしましょう。


コードバンモデルを購入してみました。コードバンに興味があれば、ぜひこちらもご覧ください。

参考:ミッレフォッリエ コードバンモデルのレビュー

コードバンモデルが制作中止となりました(コードバンが入荷できなくなったためとのこと)。現品限りですから、気になっている人は、急いでゲットしましょう。エムピウに聞いたところ、次の販売開始時期は未定とのことです。
2018年6月。再販されました。コードバンの質感が、以前のモデルよりも少しマットになっています。

2019年3月。コードバンの価格高騰により、販売終了が発表されました。ご検討中の方はお早めに。

Ⅱ TAN27

millefoglie_tan_age
ヌメ革を使ったモデルです。

水染みや汚れなどが目立ちやすいため、玄人向けのレザーです。
もっとも色の変化が顕著。アメ色のエイジングを味わえるのは、本モデルのみです。

カードは20枚収納可能となっています。

ORIGINAL

あまりオススメできないモデルです。

お札をはさむフラップに、カード用ポケットがついていません。(写真のようにカードを収納できない)
ミッレフォッリエ カード1

つまり、「よく使うカードを、早く出す」ことができません。
メインの1枚を素早く取り出せる機能は、ミッレフォッリエの「ウリ」だと思うので、ちょっと残念なポイントですね。メインのクレジットカードがあるなら、【Ⅱ P25】の方が使いやすいはずです。

また、内装の素材がナイロンのため、高級感も少し劣ります。

機能と素材を節約しているモデルですから、【Ⅱ P25】より2,000円安価になっています。(ただ、何年も使えるアイテムですから、ここを節約するよりも【Ⅱ P25】をセレクトした方が満足感が高いと思います)。

あえて言うなら、【ORIGINAL】はカードの利用が少ない学生さんには良いかと思います。カードポケット以外の機能は変わらないため、「初めての革財布」としてチョイスしても良いかもしれません。

2018年3月。ORIGINALモデルの制作終了が発表され、在庫限りとなりました。お安く使ってみたい方は、売り切れ前にぜひ。

まとめ

今日、「機能性の高い財布」はたくさんあります。しかし、そのほとんどはエッジが効いたものばかりです(中には、万人にはオススメできない財布もあります。)。

そういった中で、ミッレフォッリエはほとんどの人が満足できる、使いやすい財布です。3年以上使った私が、自信をもってオススメできるオールインワンの財布です。

はっきり言いましょう。ミッレフォッリエは、財布の1つの完成形です。

10年以上、作りをほとんど変えず販売されていることは、その裏付けとして十分です。エムピウの中で最も人気があるのも、多くの人に愛され続けている結果です。

エムピウはたくさんの財布をリリースしています。そしてほとんどを利用してきました。比べてみると、使いやすさでは、ミッレフォッリエがダントツです。

使い勝手が良く、ソコソコ入る。小さくて、手ぶらで出かけられる。こういった機能を財布に求めるなら、ミッレフォッリエに代わるものはありません。日本で一番使いやすい、コンパクトな財布といえます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。本記事がお役に立てば、シェアやブックマークしてもらえると大変うれしく思います。

参考リンク:
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