エムピウ ミッレフォッリエ 1000日間の使用レビュー。コンパクトでオールインワンの機能的な財布

ミッレフォッリエ サイズ感

エムピウの代表作、『ミッレフォッリエ(millefoglie)』。

10年以上前から、少しずつ改良を重ねてきた名品。
今日においても、トップレベルの機能性を持つ、もっとも使いやすい財布の1つです。

私はこの財布が大好きで、3年半ほど使いました。日数にして1000日は軽く超えています。
その経験をふまえ、本ページではミッレフォッリエの使い勝手や特徴。メリットだけでなくデメリットにも鋭く迫り、分かりやすく解説します。

最初に、ミッレフォッリエの特徴をあげてみましょう。

  • 手ぶらで持ち歩ける、コンパクトなボディ
  • 独特の「箱型」フォルム
  • 使いやすい。お会計がしやすい
  • 上質なイタリアの革を使用
  • 経年変化(エイジング)を楽しめる
  • ケツポケも平気。丈夫で長持ちする
  • 豊富なラインナップ。たくさんの革と色から選ぶ楽しみがある

使いやすくて、コンパクト。
そこそこの収納力が欲しい方に、本当におすすめできる財布です。

ぜひ参考にしてみてください。

財布のスペック

ブランドエムピウ
商品名ミッレフォッリエ
用途メイン
価格(税込み)15,120
収納力★★★☆☆
お札入れの数1
お札の枚数10
コインの枚数15
カードの枚数15
寸法W110×D85×H25mm
重量100g
素材牛革

使い勝手

片手でしっかりとつかめる、サイズ感。オーソドックスな二つ折り財布より、少し小さくて、少し厚みがある。お尻ポケットに入れてストレスなく出かけることができます。ミッレフォッリエ サイズ感

一枚の革でくるりと覆うデザインは、エムピウの代表的な意匠です。
財布はギボシ(留め具)でしっかりと止められているため、勝手に開いたりしません。

少し切れ目が入っているのが、開けやすさのポイント。
開くときは片手で財布を抑え、もう片方の手でギボシから革をめくるように外します。慣れるとノールックで開け閉めできるので、ストレス無く使えます。ミッレフォッリエ 財布を開く

新品のときは、この留め具は固いかな?と思っていましたが、使い続けるうちに革が馴染んできて、丁度良い感じになりました。

耐久性もバツグンです。2,000回は開け閉めしているはずですが、ほつれや破れは一切なく、ゆるまって勝手に開くこともありません。

カード

2種類のカードポケットを備えています。

すぐにカードを取り出せる、フラップポケット

財布を開くと、1枚のカードが目に入ります。

ミッレフォッリエ カード1

お札を抑えるように配置されている、フラップ状のカードポケット。
ここには1枚だけカードを入れておけます。

ミッレフォッリエでもっとも使いやすいカードポケットです。

私はクレジットカードを入れています。カード決済できる店なら、スッと抜き出してお会計完了。お札や、コインにアクセスする必要がなくて、とてもスマートです。

3つに分けて収納できるポケット

さらに財布を広げると、アコーディオンのような構造のカードポケットが現れます。
ミッレフォッリエ カードを取り出す

こちらのポケットは、カードを重ねて入れるシンプルなつくり。
3つのポケットに分かれていて、それぞれに5枚ほどずつ収納できます。

種類別にカードを入れておくと、とても使いやすいです。
ちなみに、私は以下のように分けています。

  1. 免許証や保険証
  2. クレジットカードや銀行などお金系
  3. お店のポイントカード

よく使う/あまり使わないカード。のように、使う頻度で分けても良いと思います。自分なりのルールを工夫することで、バツグンの使いやすさを実感できるはず。

では、「一般的なカードポケット」と比べてどうか?

よく見るのは、ずらりとカードが並ぶ、段状のデザインですね。たくさんのカードを見渡せるため、「使いたい1枚」を見つけやすいメリットがあります。
YUHAKU 束入れ カードポケットのカーブ

比べてミッレフォッリエのカードポケットは、「見やすい」とはいえません。
ただ、不思議と使いにくいとは感じないんですね。これは、3つのポケットに「種類分け」できるからです。よく使うカードが5、6枚ならばカードが重なるつくりは、不便に感じません。

言い換えると、「たくさんのカードを、まんべんなく使いたい」なら、ミッレフォッリエをオススメできません。段状のポケットがずらりと並ぶ、長財布をセレクトしましょう。その方があなたのスタイルにずっと合っているはずです。

コンパクトに、たくさんのカードを持ち歩ける

ミッレフォッリエのカードポケットは、「コンパクトに持ち運べる」点でも優秀です。

財布に厚みが生まれる原因は、カードの仕切りです。仕切りが多いほど革の重なりが増える。だから、厚く、重くなる。
YUHAKU 束入れ カードポケットのカーブ

一方、ミッレフォッリエの仕切りは2つ。
仕切りを少なくすることで、財布をスリムに、軽く仕上げています。

カードポケットのマチが広めでから、カードを入れていないときも15枚分のスペースは生まれる。ただし、カードを入れても、財布の厚みがほとんど変わりません。
ミッレフォッリエ カードを取り出す

カードを重ねるだけのデザインによって、財布をキレイに保てるメリットもあります。
段状のカードポケットは、カードの跡が反対側の革に付いてしまうことがあります(「アタリ」と呼ばれる症状です)。
一方、ミッレフォッリエはカードが完全に閉じ込められる構造です。だから、アタリが付きません。


長くなったので〆ます。

ミッレフォッリエは、フラップポケット、カードポケットと合わせて16枚のカードを持ち歩けますカードポケットには、使いやすさとコンパクトさが作り込まれています。ミッレフォッリエ カードポケット2

コイン

コインは「3層のカードポケット」の下に収納します。普段は、ボタンで閉じられています。ミッレフォッリエ コインポケットを開く

カードポケットを外側に開くことでボタンが外れ、コインが現れます。ミッレフォッリエ コインポケット

コインの出し入れのスムーズさは、財布の使いやすさを決めるキモだと思うのだけど、ミッレフォッリエは非常に優秀です。

コインポケットはボックスタイプ。一般的な財布の小銭入れよりも、ガバッと大きく開くのが特徴

左手で財布を支え、右手でコインを取るように使います。
フルオープンできて、広い面にコインが散るので、探しやすく、取り出しやすいのです。結果、小銭も増えにくくなります。

また、仕切りで囲まれるカタチになるため、財布を傾けてもコインがこぼれ落ちません。

汚れにくい

コインポケットが汚れないのも、嬉しいポイント。

お札やコインが触れる内装は、濃い色の生地。汚れが目立たず、何年もキレイなまま。気持ちよく愛用できるわけです。

なお、ミッレフォッリエのカラーによっては、淡色の生地もあります。淡い色はコインが見やすく取り出しやすい。ただし、汚れが目立ちやすい。こまめに掃除できる方なら大丈夫。

お好みでセレクトできます。

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お札

使い方

お札を使うときは、カード入れのついたフラップを開けて、アクセスします。ミッレフォッリエ お札

お札の左半分が、小銭入れの下の「スリット」にはさまれている状態。ミッレフォッリエ お札を出す

上の写真のとおり、スリットの縦のサイズは「お札の縦の長さ+αの余裕」があります。
テキトウに突っ込んでもスッと収納できる。ストレスを感じません。

収納後、フラップで抑えます。
フラップは勝手に倒れてくるため、手動での操作は不要です。ミッレフォッリエ カード1

お札の中央は、丸見えの状態になります。初めて見ると不安に思うかもしれませんが、機能的には問題なし。フラップで支えられているため、お札が散らばらないし、スルリと抜け落ちることもありません。

収納力は多くないけれど、十分メインの財布になる

エムピウ公式の収納枚数は、お札10枚。

革は馴染み、伸縮しますから、15枚くらい収納できるようになります。
これがミッレフォッリエの限度です。私のように3万円ほどしか持ち歩かない人にとっては十分な枚数です。

お札が増えるほど、「クルリと巻いて、ギボシで留める」ことが難しくなります。言い換えると、いつも20枚以上のお札を入れておきたい人は、長財布を選んだほうが良いです。ミッレフォッリエは何十枚ものお札を持ち歩くのには適していません。

お札入れはこの1つ。
重ねて収納するため、お札やギフトカードの収納分けはできません。お札、商品券、レシートを共有するスペースになるわけです。たくさんを貯めこむ使い方には適していません。

つまり、お札入れが2つある財布に比べると、使い分けの点で劣ります。
たとえば、レシートも一緒に収納するスペースになります。レシートを入れた分、厚みが生まれ、お札の取り出しにも影響します。

では、ミッレフォッリエは使いにくいのか?

答えは、人による。です。

たくさんのお札、商品券、レシートなどを持ち歩かないライフスタイルなら、十分に使いやすい。結局のところ、財布をコンパクトに維持するコツは、使う人の「気づかい」です。
レシートを捨てる人、整理が上手な人なら、快適に使えるはずです。

ミッレフォッリエの特徴はコンパクトなこと。手ぶらで持ち歩けるサイズに、たくさんのお金は入りません(本作に限らず、「小さくてたくさん入る財布」は存在しないんですね)。

「たくさんの収納」と「コンパクト」は、トレードオフです。
ミッレフォッリエは両者のバランスが取れた、使いやすい財布だと思います。

使い勝手のまとめ

ミッレフォッリエの使い方は、これまでの財布と違います。
ミッレフォッリエ コインポケット

留め具を外し、くるりと開くと、カード・お札・コインを見渡せます。方向を変えることなく、すべてのアイテムを自由自在に扱えます。

これこそがミッレフォッリエでしか体験できない「使いやすさ」です。

お釣りを収納するときもスマートです。

  • お札を受け取る
  • お札とコインを一緒に受け取る
  • カードをもらう

どのパターンでも、スムーズに収納できます。
財布を開いた状態から、止まったり、アレコレと持ち替えたりすることなく、スムーズに収めることができます。

レジ前で開け閉めを繰り返したり、財布の各部を行ったり来たりといった所作とは無縁ですから、とても落ち着いた支払いができるんですね。

特徴

シンプルかつ、独創的な外観

エムピウ ミッレフォッリエ

出典:エムピウ公式サイト

ハコ型の独特のフォルム。やはり目を惹くのは、このプロポーションでしょう。パット見、財布ではなく、カードケースに見えるかもしれません。

外側をくるりと1枚の革で覆い、真鍮のフック(ギボシ)にかぶせることで財布を留めるデザインとなっています。革の吸いつくような手触りを、どこを触っても楽しむことができます。

革以外に見えるのは、ギボシのみ。
そのギボシも丸みを帯びたフォルムのため、手への当たりも優しいです。

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上質な革で、リーズナブルな価格

ミッレフォッリエ【Ⅱ P25】は10種類のカラーを取り揃えています。
面白いのはこのカラーによって、革が違うこと。

革ごとに特徴を紹介します。

ブッテーロ

本ページで紹介しているカラー、blueで使われる革がブッテーロ。
イタリアのタンナー、ワルピエ社の革です。

牛の肩(ショルダー)を使った革のため、ハリがありとても丈夫。透明感のある色あいが特徴です。(写真は、エムピウのフェルマ。青いブッテーロの新品です)

スムースな表情に見えますが、実際には1mm未満の微細なシボが並んだ表情。サラサラとした感触です。

使い込むことで少しずつ経年変化(エイジング)していきます。質感も手に馴染むように変わっていきます。

どちらかというと濃色の青のため、色の変化は控えめです。暗めで落ち着いた変化を楽しめますので、凛とした表情がお好きな方にオススメです。

ミッレフォッリエ 経年変化

左:経年変化。右:新品。 出典:エムピウ公式サイト

ミネルバ・ボックス

rose、navyで使われる革です。

ミネルバは、イタリア老舗タンナーであるバダラッシ・カルロ社の革。
革の風合い、やわらかさ、色の美しさから大変人気があり(価格も高いのですが…)、世界の革工房で利用されています。日本だと大峡製鞄をはじめとする、老舗の革工房でも重宝されていますね。

モミ加工によって生まれた繊細なシボの表情が特徴です。

ミッレフォッリエ ミネルバ・ボックス

rose、navyのアップ。出典:エムピウ公式サイト

このシボのおかげで傷が目立ちにくいのも嬉しいポイントです。
気づかないうちに、ツメで引っ掻いた傷に悩んだことはありませんか?そういった傷が目立ちにくいのです。ただし、深いキズは目立ちます。

ミッレフォッリエではないのですが、愛用しているミネルバボックスです。
ONESWORKER-bodybagg-20

薬品を使った加工ではないため、部位によって表情が違います。ギュッと詰まった箇所があれば、スムースな箇所もある。どちらかというと、自然で繊細な表情を楽しめる革です。bookcover-3

新品のときは、マットな表情。ですが、使い込むうちに徐々に光沢が出てきます。数ヶ月で、テリ感が生まれます(エイジングについては後述)。

ミネルバ・リスシオ

その他のカラーで使われている革です。

私が所有するカラーは「napoli」。鮮やかな色あいです。

牛の肩の革で、マットな表情。ミネルバ・ボックスと比べるとスムースでハリを感じられる仕上がり。しっとりと手に吸い付き、馴染む感触です。

ミネルバ・ボックスとミネルバ・リスシオは、わりと早く経年変化が進み、色とツヤの深みを早く楽しむことができます。特にnapoliカラーのような淡色の場合、色の変化も顕著です。

ミッレフォッリエ ナポリ 経年変化

napoliの経年変化。下:新品。上:2年後。
出典:エムピウ公式サイト

共通する特徴

いずれもイタリアの伝統製法で作られた革。味わい深いエイジングを体験できます。

タンニンなめしされた革は、自然な色合いの変化を楽しむことができます。

また、革の色は染料仕上げで付けられていますから、使い込むことで深みと風合いが増していきます。

つまり、エイジングによる変化を楽しみたい人におすすめ。
(逆に、新品同様の見た目をずっと楽しみたいなら、顔料仕上げの財布をおすすめします。)

さらに、嬉しいことにメンテナンスフリー。
どの革も、革の芯までたっぷりとオイルを含んでいますから、時間をかけて革の表面にオイルが出てくるんですね。また、普通に使うだけで、自然と手の脂が財布に移ります。

つまり、オイルやクリームの追加は不要。手入れをしなくても、色は深みを増し、ツヤが生まれてきます。


上質な革を使っていることが分かってもらえたでしょうか。

かんたんにまとめると、

どの革も美しく上質。育てる楽しみが十分に味わえるいうことです。

たくさんありすぎて、迷うかもしれませんね。

私は、ブッテーロもミネルバも使っていますし、エムピウの実店舗でも触ってきました。
あと、リスシオのミッレフォッリエも持っています…。

で、その経験から言うと、

カッチリとしたハリ、ゆっくりとしたエイジングを楽しみたいなら、ブッテーロ

柔らかな質感、スピーディーかつガラリと変わるエイジングを楽しみたいなら、ミネルバ

こんな感じで選べば間違いないと思います。

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革の経年変化がスゴイ。深みのある色とツヤが生まれる

エイジングも、ミッレフォッリエの醍醐味です。

ミッレフォッリエは色によって革が異なり、それぞれ違った経年変化を楽しめます。色ごとの経年変化を見てみましょう。

blue

ブッテーロのblue。3年後の姿がこちら。ツヤが生まれ、落ち着きのある深く暗いブルーに変化しました。ミッレフォッリエ サイズ感

同じくブッテーロのblueを使った、エムピウのフェルマを買ってみたので比べてみましょう。

左がほぼ新品。右がミッレフォッリエ。色はかなり深みを帯びています。

新品のときの「微細なシボ」が、スムースになり、ツヤが増しました。

動画でもご紹介しています。

tabacco

濃色のカラーは色の変化が控えめ。ツヤの出が素晴らしいです。
(ここからの画像は、公式サイトの写真を引用させていただいています)

aging_tabaco1

上:経年変化後。下:新品時

ミネルバボックス/リスシオはもっとも劇的にエイジングする革だと思います。別カラーですが、色ツヤの変化の参考になる動画です。

grigio

最初のグリーンカラーは見当たらないほど。
茶色っぽく変化し、ツヤが生まれます。

grigio_aging

左:経年変化後。右:新品

cognac

ミッレフォッリエではありませんが、10年使い込まれたミネルバリスシオです。

エムピウ 経年変化

左:新品。右:経年変化後

rose

Gaging_rose1

上:経年変化。 下:新品

ヌメ革

変化がもっとも楽しめるヌメ革はこちら。

millefoglie_tan_age

※ここまではエムピウ公式サイトより出典。

留め具のエイジング

変化するのは、革だけではありません。真鍮の留め具も、変わっていきます。

新品時がこちら。アンティークな風合いの色味です。
ミッレフォッリエ コードバン

3年使ったものがこちら。真鍮の色が出て、金色に変化しました。ピカピカした色味ではなく落ち着いた感じです。真鍮ですから錆びないんですね。ミッレフォッリエ P25 ギボシ

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とても丈夫。お尻ポケットの1000日間で、型崩れ無し

ミッレフォッリエはとても丈夫。
ヒップポケットに入れて持ち歩いていたのですが、美しい姿を保つことができました。

これには2つのヒミツがあります。

シンプルな構造

財布のパーツが多く、複雑なつくりであるほど、ケアが必要になります。

たとえば、ファスナーのある財布は、ファスナーやファスナーテープが摩耗していきます。少しずつ劣化し、いつかは部品の交換が必要となります。

一方、ミッレフォッリエは「ギボシ」で留めるだけのシンプルな構造。
そもそも、あまり壊れるようなパーツが無いんですね。結果として財布の寿命も長くなるわけです。

エムピウのデザイナーの考えである「シンプルで、カンタンなパーツを使う」が活かされたデザインだなと感じます。

ちなみに、ギボシには歪みが一切出ていません。
ミッレフォッリエ 薄さ

独特のフォルム

トランクのような独特なフォルムが、新品に近いルックスを保つことに役立ちます。

一般的な「二つ折り財布」は、コンパクトでスリムなため、お尻ポケットにスッポリと入れることができます。いわゆるケツポケですね。

ただ、ケツポケを続けると形が変わります。ほとんどの財布は、端に強度がないため、簡単に曲がります。最初はパリッとした張りのある財布も、最初は角が目立ち、少しずつ財布全体が丸みをおびて、くたびれた財布に変わってしまいます

ちなみに、以前使っていたのが、とあるカジュアルブランドの二つ折り財布です。ケツポケを続けて、寿命は1年半足らず。見ていられない姿に型崩れしたので、ミッレフォッリエに乗り換えたわけです。

一方、ミッレフォッリエはトランクのようなハコ型
そもそも角が無いため、端が曲がるということが起こりません。また、25mmと一般的な財布よりも厚みがあるため、ヒップポケットに入れて座ってしまっても、ぐにゃりと曲がりません。「圧迫による歪み」にとても強いのです。

ほぼ毎日お尻ポケットに入れて、1000日以上使ったミッレフォッリエは型崩れしていません。

財布がくたびれたようにも見えません。ダメージを受けやすい端の部分にも破れは無し。周囲のステッチは1つもほころんでいません。ミッレフォッリエ 端

ほぼすべての財布は「財布の耐久性」を広告していません。使い方は人によるため、公称できないからです。

私の実体験から言えるのは、ミッレフォッリエはお尻ポケットで1000日持つ。です
極めて丈夫。長く愛用できる財布です。

機能や素材から選べる、たくさんのモデル

ミッレフォッリエ 種類

ミッレフォッリエは複数のモデルがあり、機能や素材が違います。

  • カードが入る枚数(15枚、20枚、30枚)
  • 革の素材(牛革、コードバン、タンニン鞣しヌメ革)

ここでは、各モデルの違いを見てみましょう。

Ⅱ P25

オススメのモデルです(本記事でご紹介しているのと同じモデル)。

カードは15枚収納可能。
メインの財布として十分使えるのではないでしょうか。

10色のカラーリングがあるため、お気に入りが見つかるはず。
カラーによって異なる革を使っていますが、どの革も素晴らしい素材です。

ちなみに、本ページでご紹介したのは、右利き用。
ボディを左手で支え、右手でカードやお金が出し入れしやすいように、フラップが配置されています。

フラップの取り付け(開き方)が逆になった、「左ききモデル」もあります。


どちらの手で、カードやお金を出し入れするかで、選べばよいでしょう。右利きのかたは、通常モデルをセレクトして間違いありません。

Ⅱ P30

こちらはカードの収納量が2倍。30枚入るモデル。
カードをたくさん持っている方も、安心してメインの財布として使えますね。

quadretti

qauadretti(クアドレッティ)とは、イタリア語で「四角」を意味します。
名前の由来は、格子状のデザインでしょう。

独特の網目模様はかなりハッキリと出ていて、触れるとザラッとしています。

素材はイタリアのタンニンなめし革ですから、こちらもエイジングします。

サイズはP25とまったく同じですが、重量は115gと重め。P25と比べるとわずか15gほどの差ですが、持ち比べてみるとハッキリと違いがわかります。内装にピッグレザーを使っているからかもしれません。

Ⅱ CORDOVAN / Ⅱ CORDOVAN 27

革のダイアモンドと呼ばれる、貴重なコードバンモデルがこちら。ミッレフォッリエ コードバン 表情

馬のお尻の革(コードバン層)を使ったモデル。とても高級感ある逸品です。

きめ細やかな表情は、最初はマット。使い込むほどに輝き、ツヤがあがってきます。陶器のようにヌラリと光る、独特のエイジングはコードバンでしか楽しめません。

コードバンは繊維がギュッと詰まった革です。
牛革の2〜3倍の堅牢性があるため、6年以上は使えるでしょう。(乱暴に扱われやすいランドセルが6年使えることは、その裏付けとして十分です)

このモデルは内装もヌメ革。総革仕立ての贅沢なミッレフォッリエとなります。

2タイプあって、カード枚数が違います。スタイルに合わせてセレクトできます。

  • 【Ⅱ CORDOVAN】は15枚のカード。廃盤です。
  • CORDOVAN 27】は20枚のカード。2mm厚みが増します。

※2017年から、1タイプのみとなりました。

コードバンは水や汗に弱いもの。夏場はお尻のポケットに入れないようにしましょう。


ずっと気になっていた、コードバンモデルを購入してみました。コードバンに興味があれば、ぜひこちらもご覧ください。

参考:ミッレフォッリエ コードバンモデルのレビュー

コードバンモデルが制作中止となりました(コードバンが入荷できなくなったためとのこと)。現品限りですから、気になっている人は、急いでゲットしましょう。エムピウに聞いたところ、次の販売開始時期は未定とのことです。
2018年6月。再販されました。コードバンの質感が、以前のモデルよりも少しマットになっています。

2019年3月。コードバンの価格高騰により、販売終了が発表されました。ご検討中の方はお早めに。

Ⅱ TAN27

millefoglie_tan_age
ヌメ革を使ったモデルです。

水染みや汚れなどが目立ちやすいため、玄人向けのレザーです。
もっとも色の変化が顕著で、アメ色のエイジングを味わえるのは、本モデルのみです。

カードは20枚収納可能となっています。

ORIGINAL

あまりオススメできないモデルです。

お札をはさむフラップに、カード用ポケットがついていません。(写真のようにカードを収納できない)
ミッレフォッリエ カード1

つまり、「よく使うカードを、早く出す」ことができません。
メインの1枚を素早く取り出せる機能は、ミッレフォッリエの「ウリ」だと思うので、ちょっと残念なポイントですね。メインのクレジットカードがあるなら、【Ⅱ P25】の方が使いやすいはずです。

また、内装の素材がナイロンのため、高級感も少し劣ります。

機能と素材を節約しているモデルですから、【Ⅱ P25】より2,000円安価になっています。(ただ、何年も使えるアイテムですから、ここを節約するよりも【Ⅱ P25】をセレクトした方が満足感が高いと思います)。

あえて言うなら、【ORIGINAL】はカードの利用が少ない学生さんには良いかと思います。カードポケット以外の機能は変わらないため、「初めての革財布」としてチョイスしても良いかもしれません。

2018年3月。ORIGINALモデルの制作終了が発表され、在庫限りとなりました。お安く使ってみたい方は、売り切れ前にぜひ。

まとめ

今日では「機能性の高い財布」はたくさんあって、それらはエッジが効いたものばかりです(中には、万人にはオススメできない財布もあります。)。

そういった中で、ミッレフォッリエはほとんどの人が満足できる、使いやすい財布です。3年以上使った私が、自信をもってオススメできるオールインワンの財布です。

はっきりと言いましょう。
ミッレフォッリエは、財布の1つの完成形といえます。

10年以上、その作りをほとんど変えず販売されていることは、その裏付けとして十分です。
エムピウの中で最も人気があるのも、愛され続けている結果でしょう。

エムピウはたくさんの財布をリリースしていますが、使いやすさでは、ミッレフォッリエがダントツです。

使い勝手が良く、ソコソコ入る。
小さくて、手ぶらで出かけられる。

こういった機能を財布に求めるなら、ミッレフォッリエに代わるものはありません。
日本で一番使いやすい、コンパクトな財布といえます。

以上、エムピウ ミッレフォッリエのレビューをご紹介しました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
本記事がお役に立てば、シェアやブックマークしてもらえると大変うれしく思います。

参考リンク:
エムピウのユニークな財布に興味をお持ちなら、こちらもオススメです。
エムピウのすべての財布について、その特徴を紹介しています。

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