ミッレフォッリエ コードバンモデルの紹介。使いやすさと美しさが共存する財布

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上質な革を使ったジャパンメイドの財布はたくさんあります。
ところが、独創的なフォルムと使いやすさを合わせ持つものは、なかなかありません。

この条件をすべて満たすのが、エムピウのミッレフォッリエです。
もっともオリジナリティある日本の財布だと思います。

使われている革や、カードの収納枚数の違いなどによって、いくつかのモデルがラインナップされています。詳しくはこちら

その中の、コードバンモデルを購入しました。
コードバンは最高級の皮革。その美しさと堅牢さから革のダイアモンドとも呼ばれる素材です。

私はベーシックモデルのP25も3年ほど使ってきました。
その経験も踏まえて、本ページでは、P25との違いや、コードバンモデルの特徴についてご紹介したいと思います。

ミッレフォッリエのコードバンモデルを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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スペック

ブランドエムピウ
商品名ミッレフォッリエ 2 CORDOVAN
用途メイン
価格(税込み)29,160
収納力★★★☆☆
お札入れの数1
お札の収納枚数15
小銭の収納枚数15
カードの収納枚数16
寸法W110×D85×H25mm
重量100g
素材コードバン/牛ヌメ革

コードバンモデルの使い勝手

使い勝手はノーマルモデルのP25と同じです。
P25のレビューを掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

コードバンモデルの特徴

ここではコードバンモデルだからこその特徴についてご紹介してまいります。

コードバンで覆われたボディ

新品のミッレフォッリエを手にするのは、4,5年ぶりでしょうか。
ミッレフォッリエ コードバン ハリ感
手にすると、しっかりとした革のハリ感が伝わってきます。
このハリの強さは新品のときが最高潮。新しい財布を手に入れたときにワクワクすることの1つです。

本作においてもミッレフォッリエの特徴である、一枚革を贅沢に使ったデザインが踏襲されています。コードバンの一枚革で、外装をぐるりと巻いて作られています。どこを見ても、どこを触れてもコードバンを楽しめるようになっています。ミッレフォッリエ コードバン 外装

余計な装飾は一切ありません。
コードバンの表情、質感、風合い、手触りを最大限楽しめるようにデザインされています。ブランドロゴさえ取り除いたデザインは、革と、財布のフォルムへの自信の表れでしょう。

コードバン×ヌメ革の2トーンを楽しめるデザイン

内装はヌメ革です。
ミッレフォッリエ コードバン キャメル

淡い色合いですから、使うほどに色が濃くなるエイジングを楽しめます。

ミッレフォッリエ コードバン カードポケット

ミッレフォッリエのヌメ革は、肌色に近いカラーですね。

コードバンのエイジング

ごらんのとおり、キメ細かで、とてもスムースな表情です。
ミッレフォッリエ コードバン 表情

ちなみに、このマットな表情は最初だけです。
手の油分が伝わることで、次第にツヤがあがり、陶器のようなヌラリとした表情に変わっていきます。

ミッレフォッリエに使われているコードバンの色は濃いため、色の変化といったエイジングは控えめになるはずです。ツヤをまとうようなエイジングを堪能できるとお考えください。

コードバンはとても丈夫な革

ほぼすべてのレザーには、表と裏があります(銀面、床面と呼ばれています。)

一方、コードバンは、革の中にある、「コードバン層」と呼ばれる部分を削り出したものです。
馬のお尻の皮の中、わずか数mmの厚みの部位だけがコードバンとして使えるわけです。他の皮革のように「毛穴やキズ」がほとんど見当たらないのは、皮の表面をそのまま使った革ではないからです。

これをさらに磨き上げることで、あらゆる革の中でトップクラスのキメ細やかでスムースな表情を生み出すことができるのです。

コードバンは線維密度が高いため、引き裂きに強く、耐久性が高いのも特徴です。
土屋鞄をはじめとする革工房が、ランドセルの素材としてセレクトし続けるのは、6年もの期間、乱暴に扱われても壊れないことが分かっているからですね。

コードバンについて、もっと知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

参考:コードバンとは何か?その特徴をメリット・デメリットともに紹介

P25との違い

ノーマルモデルである、P25はイタリアの銘革を使ったモデルです。
革の風合いやエイジングといった、革財布だからこその魅力をたっぷりと楽しめます。

では、P25とコードバンとの違いは何かというと、素材でしかありません。
ここでは、その違いを押さえてみましょう。

左が1000日使ったP25。右がコードバンモデルです。ミッレフォッリエ コードバン 厚みの違い

公称のスペックは同サイズです。コードバンの方が厚みがあるように見えるのは新品だからですね。P25は、ヒップポケットに入れて持ち歩くことが多かったのですが、今でも自立するほどの堅牢性は流石です。

P25の内装は、一部に布が使われています。とても丈夫で3年使っても毛羽立ちはほとんどありません。
ミッレフォッリエ 内装

一方、コードバンモデルは、内装がヌメ革となっています。内側に触れたときも革の柔らかな質感を楽しむことができます。
ミッレフォッリエ コードバン 内装

ミッレフォッリエの特徴である、ギボシも同じ。ミッレフォッリエ コードバン ギボシのアップ

新品と比べてみると、ギボシのエイジングの美しさが際立ちますね。
ピカピカではなく、くすみを含んだゴールドに変化していきます。真鍮だから錆びたりしません。

コードバンモデルで気をつけること

コードバンは水や汗に強いとは言えません。
水に濡れた状態が続くと、コードバンの線維に浸透していき、水ぶくれしたような変化が起こることがあります。

コードバンに限らず革のアイテム全般において、人の汗は大敵です。アンモニアを含んでいるので、革の風合やツヤが落ちてしまうのです。

コンパクトなボディサイズがミッレフォッリエの魅力のわけで、ヒップポケットへの収まりもバツグンなのですが、汗をかきやすい夏場などは、ヒップポケットに入れない方が良いでしょう。

他のコードバン財布との比較

ミッレフォッリエのコードバンモデルを、一般的なコードバン財布と比べてみましょう。

まずミッレフォッリエはとてもリーズナブルです。外装を一枚革のコードバンで仕立てているのに手が届きやすい価格に設定されています。
P25でも言えることですが、上質な革をたっぷりと使っているのに、とてもお買い求めやすい価格設定になっています。日本の革工房だからこそメリットですね。シーズンごとに売り切らなくてはいけない、アパレルブランドの財布では真似できません。

日本の職人による仕立てですから、財布のつくりは丁寧で申し分ありません。

また、ケツポケしても型くずれせずに長く使えることは、P25で実体験済みです。ミッレフォッリエコードバンは、長く愛用できる逸品だと断言できます。

フォルムや使い勝手に惹かれるなら、ミッレフォッリエのコードバンモデルは本当におすすめできます。

一方、20枚以上のお札、15枚以上のカードをひとまとめにすることはできません。たくさんのアイテムを持ち歩きたいなら、長財布からセレクトするのをおすすめします。
こちらで日本の革工房の上質なコードバン財布をまとめています。ぜひ参考になさってください。

あとがき

ミッレフォッリエの一番の魅力は、その使いやすさにあります。
そういった意味では、初めての革財布、初めてのミッレフォッリエなら、ノーマルのP25でも十分でしょう。(P25の方が安いですし、使われている革(ミネルバやブッテーロ)も十分に上質で、魅力的なエイジングを楽しめるからです。)

そういった中で、あえてコードバンモデルをセレクトすべき理由とは何でしょうか。
私がすでにP25を所持しているのに、コードバンモデルを買ったのは、やはりコードバンでしか味わえない美しさと高級感があるからです。

実はミッレフォッリエ以外にもコードバンの財布を持っていて、エイジングを楽しんでいます。スムースでマットな表情にツヤが表れてくる様は、コードバンだからこその醍醐味です。

まとめますと、ミッレフォッリエのコードバンモデルをセレクトして幸せになれるのは、コードバンという革の魅力を楽しみたい人といえるでしょう。