美しい革財布のまとめ。日本の美しい長財布はこの記事から

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財布は毎日持ち歩くアイテムです。
特に革財布であれば、3年以上毎日使うもの。

だからこそ、美しい財布をセレクトしたい方が多いと思います。

美しさを決めるキモは、色、素材、フォルムとさまざま。

有名ブランドのものはすぐに見つかります。
ただ、「美しい財布」を探そうとすると、なかなか難しいものです。

そこで今回は、以下を条件に、美しい財布をまとめてみました。

  • 色が美しい
  • フォルムが美しい
  • 日本の上質な革財布

モノに感じる「美しさ」は、人それぞれ。
多少、私の主観が入っていますが、珍しいものをセレクトしてみました。

人と違う財布を探している方にも楽しんでいただけると思います。

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フォルムが美しい財布

財布の用途はとてもシンプル。
だからこそ、ありきたりなカタチになってしまいがちです。

ここであげるのは、革の裁断や縫製を工夫することで、
独特のフォルムに仕上げた財布。

見て楽しめ、触って気持ちいい財布たちです。

safuji 長財布

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safujiは日本の革工房。
ご夫婦で立ち上げた、比較的新しいブランドです。

特徴は、フォルムが美しいこと。
なんというか、やわらかさや温かみを感じる、ふんわりとした美しさです。

こう感じるのは、財布の外側にほとんどステッチが無いことがキモなのかなと思います。
safujiの財布は手縫いにこだわっていて、なるべくステッチを見せないつくりになっているんですね。
(多くの財布はミシンによる縫製をしているため、ステッチが表面に見えるものです。)

そのため、財布のどこを見ても、
革の風合いを最大限楽しめる仕上がりになっています。
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見た目だけでなく、触れたときも気持ち良いんです。

丸みをおびたデザインに仕上げているため、
どこを触れても、革のやわらかく、吸いつくような手触りを楽しめます。

フォルムが美しいだけではなく、使いやすいつくりもポイント。

「使いやすい小銭入れ」という点では、本作を超える財布は無いと思います。
ガバッと大きく開くため、コインを探しやすく、取り出しやすいんですね。
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safujiの長財布を見てみる

所作 ロングウォレット

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袱紗(ふくさ)をモチーフにしてデザインされた財布です。

独特のフォルムが目を引きます。
凛とした印象を受けるデザインといえば、本作を超えるものはありません。

一般的な財布は20を超えるパーツで作られています。
一方、本作は1枚の革とボルト、ナットの3つのみ。

上質な日本の一枚革を折りたたみ、留めるだめのシンプルなつくり。
縫い目がまったくない表情は、革そのものの美しさを最大限楽しめます。
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桶(おけ)に漬け込むことで色を付ける染料仕上げのため、革の芯までしっかりと色が浸透しています。
所作 財布

表面をベタ塗りするもの(顔料仕上げ)には無いメリットがあります。

革が呼吸できるため、カビが発生しにくいんですね。
結果として、割れや剥がれといったダメージが起こりにくいのです。

革はタンニンなめし、かつ染料仕上げされたもの。
使い込むことによる表情の変化、いわゆる「エイジング」もしっかりと楽しめます。

この財布の一番の特徴は、財布を取り扱う所作がとても丁寧になること。
お会計をするシーンで、お金を大切に扱っているように見えるようです。

こういった印象を与えるのは、所作だけの特徴でしょう。

所作のロングウォレットを見てみる

WILDSWANS SURFS

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WILDSWANSは丈夫で長持ちする財布で有名です。

WILDSWANSの財布は、耐久性を大事にしているため、革が厚めでボリュームを感じるものばかり。男らしく、無骨な印象を受けるものが多いんですね。

そんな中で、スリムで美しいと感じるのがSURFS(サーフス)です。

ゆるやかなカーブを描いた美しいラインが特徴。
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カジュアルになりすぎず、フォーマルでも使えるバランスが見事です。
ちょっとした遊び心を感じるデザインで、どんなシーンでも活躍しそうです。

このデザインは使い勝手にも活かされています。
指のはらで触れたときのアタリがとても優しく、開けやすいんですね。
まさに、造形美と機能美をもつデザインです。

また、薄いのも特徴の1つです。
スーツの内ポケットに収納できるもの。
というコンセプト作られているため、厚み15mmとスリムな仕上がり。
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一般的な財布と比べて5〜10mmほど薄く作られています。
内ポケットだけでなく、さまざまなポケットで快適に収まるんですね。

スリムながらも、コバの美しさや、丈夫さといったWILDSWANSの特徴はしっかりと活かされています。
WILDSWANS コバ

コバ磨きには、一般的な磨きの2倍の時間をかけているとのこと。
WILDSWANSのコバを見てみると、革を縫製しているのに、一枚革のように見えます。
定評があるのも納得の美しさですね。

SURFSは丈夫で長持ちします。

使われている革は、ベルギーのマシュア社の「サドルアップ」。

ハリがあり、丈夫な革。
長く使うことでしっかりとツヤが生まれてきます。
使用して10年以上になるサドルアップのエイジングが公開されていることは、丈夫さの裏付けとして十分です。
出典:WILDSWANS公式

薄くても重厚な存在感があるため、ビジネスシーンでも力強さを発揮してくれます。

WILDSWANS SURFS1を見てみる

PELLE MORBIDA ラウンドファスナー

ペッレモルビダ 財布

PELLE MORBIDA(ペッレモルビダ)は「LEON」や「OCEANS」をヒットさせた干場義雅氏がディレクターを務めてるブランド。

メンズ用の長財布は、スタイリッシュだったり、無骨なものはたくさんあります。
ビジネスユースでの力強さを演出するため、存在感を主張するデザインのものが多いんですね。

一方、ペッレモルビダの財布からは、無骨な印象をいっさい感じません。
優雅さ、品の良さを感じます。

「船」をモチーフにしたという曲線は、ペッレモルビダの代表的な意匠です。
内装のカードポケットにもこのデザインが施されていて、取り出しもスムーズ。

財布は2種類の革でラインナップされています。
それぞれ異なる印象を与えてくれます。

1つはシボが施されたシュリンクレザー。
ペッレモルビダ シュリンク
姫路で作られたペッレモルビダのオリジナルレザーです。

シュリンクレザーのメリットはキズが目立ちにくいこと。
引っかきキズならシボにかくれてしまいます。

日本に流通する革の90%は2〜3日で作られる量産品。
一方、こちらは40日もの時間をかけて作られています。

もう1つはサフィアーノ。
ペッレモルビダ サフィアーノ
牛革に細かい格子状の型押しを施したもの。
クールでスマートな印象です。

こちらもキズに強く、目立ちにくい特徴があります。


ブライドルレザーやコードバンでできた、力強さやツヤ感とは違った美しさです。
こういった素材の美しさとは違う、デザインによる美しさが感じられる逸品です。

上品さ、やわらかさ、優雅さ。
これらの演出がとても上手な財布といえます。

ペッレ モルビダ ラウンドファスナーを見てみる

色・表情が美しい財布

ここで紹介するのは、独特の「色」、「表情」を持つもの。

神秘的な美しさを持つ財布をセレクトしてみました。

YUHAKU 長財布

YUHAKUグラデーション染色

YUHAKUは、独自の染色技術を持つ革工房です。

色を付けていない素の革、これをヌメ革と呼びます。
YUHAKUは、このヌメ革に、手染めで色を付けていきます。

数種類の染料を使い分けることで、奥行きのある透明感を表現しているんですね。

こうやって仕上がった革は、光を取り込んで、異なる表情が現れ、とても美しく感じます。
どんなシーンでも魅了する色気を作り出してくれます。

ほとんどの場合、革を作る会社(タンナー)が染色しています。

革工房は、その革を入荷して財布を作ります。
革への染色を行うことはほとんどありません。
ですから、ブランドが違っても同じ色になることが多いんです。

だからこそ、YUHAKUの財布は特別。
他のブランドが同じ表現を作り出すことはできないんですね。


YUHAKUは多くのシリーズを出していますが、私のおすすめは2つ。

ベラトゥーラと、コードバンです。

二つ折りもありますが、美しさを最大限味わえる長財布がおすすめです。

ベラトゥーラ 束入れ

YUHAKU ベラトゥーラ束入れ

ベラトゥーラは、色の濃淡がハッキリとした絵画的な色味が特徴。
財布の中心から外に向けて、深みを増していくグラデーションがとても美しい仕上がりになっています。

カラーラインナップも豊富ですから、お気に入りが見つかるはず。
束入れ カラーパターン

もっと知りたい方はこちらをどうぞ。
参考:ベラトゥーラ束入れのレビューを見てみる

ベラトゥーラ束入れを見てみる

コードバン 束入れ

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コードバンは、素材そのものが持つツヤ、光沢が素晴らしい、革の王様。
さらに、YUHAKUの染色が施されることで、透明感と色気がグッと増します。

コードバン 束入れを見てみる


一般の革財布の色は、単色のものばかり。

光沢のある財布はたくさんありますが、美しいグラーデーションが楽しめるのはYUHAKUの財布だけです。

BAHARI ガルーシャ ラウンドファスナー

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BAHARIはエイの革を使ったアイテムをラインナップしています。

ガルーシャとは、エイ革のこと。

ビーズ状の粒とパールのようにキラキラと輝く光沢が特徴。
パールのような白い水玉模様から、海の宝石と呼ばれれています。

この輝きはコーティングしているわけではなく、ポリッシュすることで生まれるもの。
人工的なものではなく、素材そのものが持つ美しさです。
立体的でありながら、触れるととてもサラサラすべすべなのに驚きます。
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あらゆる革の中で、強い耐久性と強度を持つのも特徴です。
一般的なレザーと比較して、水やキズに強いため、美しい表情を長く楽しめます。

古くは武具に使われていたことからも、過酷な状況に耐える素材ということが分かります。
正倉院に1000年前のものが今も展示されていることは、丈夫さの裏付けとして十分でしょう。

もともとエイの革は固くて凸凹があり、加工が難しいもの。

ぐにゃりと柔軟に曲がるのに、ミシンの針も折れるという職人泣かせの性質のため、市場に出回る数が圧倒的に少ないんですね。

ですから、とても希少なアイテムになっています。

天然の素材ですから、模様はそれぞれ違うという面白さもあります。
中央に見える大きめの斑点は「天眼」、「スターマーク」と呼ばれるもの。
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エイ自体がラッキーフィッシュとも呼ばれているのは、この神秘的な特徴が理由なのかもしれません。

もともと高級な素材なうえに、このスターマークは、1匹につき1つしか取れない希少な部分。
つまり、BAHARIの財布ではまるまる一匹のエイを使っているわけです。

それを丁寧にポリッシュ(研磨)することで宝石のような美しさと滑らかさを作りだしています。

このポリッシュの度合いによって光沢と色が変わり、デザインに活かされています。

均一な表情ではこんな感じ。
ガルーシャの特徴である粒感をそのまま活かた仕上げです。bahari-blue

一方、ポリッシュをかけたものがこちら。
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光沢が増し、ツルツルとしたさわり心地になります。
スターマークがより映えるデザインになっていますね。

牛革とは異なる表情を楽しめるのは、エキゾチックレザーならでは。
希少なものですが手が出しやすいプライスなのも嬉しいところ。

美しい素材はたくさんありますが、ガルーシャからは妖艶な美しさや、神秘性を感じます。
人と違う、美しい財布をセレクトしたい人は、候補として考えてみてはいかがでしょうか。

もっと知りたい方はこちらをどうぞ。
参考:ガルーシャラウンドファスナー財布のレビュー

BAHARI ガルーシャラウンドファスナーを見てみる

キプリス 長財布 藍 -AI-

CYPRIS 藍 -AI-

藍いろは「JAPAN BLUE」とも評される色。

「青は藍より出でて藍より青し」という言葉が古くからあるように日本の伝統色です。

世界を見てもこれほど深く鮮やかな青はありません。

藍染の染料である「蒅(すくも)」は徳島で作られたもの。
それを京都の伝統職人の手で、定着させたものです。

CYPRIS 藍 -AI-  全面

ストレートなラインが見た目の印象をグッと引き締めていますね。

キプリス 長財布 藍-AI-を見てみる

参考 素材の持つ美しさでセレクトするならこちら

革を作るタンナー。
その数だけ、表情があります。

コードバンやミネルバといった銘革が親しまれているのは、
素材そのものが素晴らしいからです。

それぞれの革を使った財布をまとめていますので、革からセレクトしたい方はご覧ください。

あとがき

素材、縫製、カラー。

違う工夫をこらした財布は、独自の美しさを楽しめるものになるんですね。

あまり見たことなが無いものばかりだったと思います。
たぶん、まわりに使っている人はほとんどいないでしょう。

ルイビィトンといった高価なブランドにも良いところはあります。
(塩化ビニールで出来ていて丈夫。5年以上使えます)

ただ、「珍しい」、「美しい」をたいせつにする人には、
ぜひ一度、日本の上質な革財布をセレクトしてほしいと思います。

人と違う、美しい財布を持ちたい方におすすめの逸品を厳選してみました。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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