日本の革工房SLOWの財布、BONO(ボーノ)シリーズの財布『 hold mini wallet』をご紹介しましょう。
特徴は以下のとおり。
- 小さい財布
- お札、コイン、カードを収納できる
- 5つのカードポケットに分けて収納できる
- SLOW別注、栃木レザー社のタンニン革を使用
- 色・ツヤが変化する、エイジングを楽しめる
本ページでは hold mini walletの使い勝手、特徴、メリット・デメリットについて分かりやすく解説します。
スペック
| ブランド | SLOW | |
|---|---|---|
| 商品名 | ボーノ hold mini wallet | |
| 素材 | SLOW別注、栃木レザー社の牛革 | |
| 収納 | カード | 6〜8 |
| お札 | 10 | |
| 小銭 | 20 | |
| サイズ | W97×H77×D34mm | |
| 重さ | 95g | |
カタチ、構造
手のひらに収まるサイズ感。いわゆる「小さい財布」にカテゴライズされる財布です。

柔らかなシボの並ぶ革は、栃木レザー社の皮革(詳細は後述)。革の手触りを堪能できます。

もっとも厚みのある部位で34mm。薄い財布とは言えません。しかし、これはhold mini walletが「さまざまな機能」を盛り込んだ、小さい財布だからです。なお、本作はコインを収納した状態で、厚みがほとんど増えません(後述)。

まず、外側にカードポケットがある。

反対側には、コインポケット。

シングルホック。指を添えて外します。

イタリアのPRYMホックが使われています。ゴールドは高級感があっていい。

コインケースは、ボックス型。もっとも使いやすいカタチ。

財布を開きます。こちらはダブルホック。しっかりと留まっています。

良いホックを使っていますね。

3箇所のカードポケット。

お札の収納スペース。日本のお札がちょうど入るように、設計されているのも本作の特徴。よくある「三つ折り構造」のお札スペースより狭く設計されているため、開いたときもコンパクトです。

奥手には、カードも収納できます。

「三つ折り構造」の小さい財布は、さまざまなブランドから販売されています。しかし、本作のカタチの財布は珍しい。SLOW
オリジナルのカタチなのかもしれません。独特の構造により、使いやすいこともあるし、用途が限定されるところもあります(後述)。
本作の内装には一部「生地」が使われています(オールレザーの財布ではない)。無印良品でいう「きなり」のような色合い、生地感です。淡い色のため、コインやお札が見やすいのですが、汚れが生じるのは避けられないでしょう。

オールレザーと比べると、薄く、軽くできるのが特徴ですね。本作は95gと、財布の中ではかなり軽量です。内装も革にすると、100gオーバーは確実(もちろん、価格も上がる)。「コンパクトで快適」を優先したのでしょう。

使い勝手
カード、お札、コインの使い勝手を解説しましょう。
カード
6つのカードポケット。
合計6〜8枚ほど収納できます。財布に負担をかけないなら、1ポケット1枚にした方がよいでしょう。
外側のカードポケット

スリット状のポケットにカードを収納できます。カードサイズギリギリのため、クレジットカードのように厚みのあるカードなら、収納は1枚だけ。馴染めば2枚入れることもできるでしょう。なお、クオカードのように薄いカードなら2枚入る。

奥まで収納すると、カードが完全に隠れてしまいます。革しか見えない」デザイン性を優先したのかもしれませんが、出し入れが面倒です。

本ポケットはSuica、PASMOなどの「あまり出し入れしないカード」を入れておくのが良いでしょう(クレジットカードを入れておいて「財布を開かずに出し入れする」には向いてない)。
内側のカードポケット
縦にカードを収納できるポケットが2つ。

こちらもスリット状。1ポケット1枚。つまり、2枚を収納できる。

カードの端が見えるため、指を添えて出し入れしやすい。よく使うカードはここに入れたほうが良いでしょう。

ただし、カードの高さが揃ってしまうため、選びやすいかというと、それほどでも。

背部にも隠しポケットが。

ここは、カードが見えなくなります。
折り曲げる部位から、カードを出し入れすることになるため、正直使いにくい。ほとんど使わないけれど、持ち歩きたいカード(免許証とか)を入れておくとよいですね。

お札スペースのポケット
2つ、ポケットがあります。

縦に収納します。こちらもクオカードがギリギリはいるサイズ感。

マチがないため、1ポケット1枚。

お札が手前に入ることになるのですが、カードのフチが見えるため、使いやすいです。

お札

ガバっと開くので、お札を快適に収納できる。

日本のお札に合わせて、コンパクトなサイズ設計です。オーソドックスな二つ折り財布と比べると、ちょっと引っかかり感がありますが、あまり気にならないでしょう(しっかりと収まるとも言える。これは感覚的なところなので、好みが分かれるかも)。

マチが開くので、数えやすくていいですね。

収納量は10枚がMaxとお考えください。それ以上のお札だと、ホックが閉まりにくいです。
コイン
ボックスタイプの広いコインケース。ガバっと開くから、入れやすい。

15枚くらいは余裕ですね。四方を壁で囲まれているため、傾けても落ちにくいです。

広い面に散るため、見やすい。探しやすい。

取り出しやすい。

20枚くらいはいる。「小さい財布」のコインの収納量を遥かに上回っています。ダントツの収納力です。
広い面に散るため、厚みがほとんど増えないのも本作の特徴。コインが入ってない状態。

15枚入れた厚みです。逆に言うと、コイン0枚でも厚みが生じてしまうので、薄い財布とはいえません。

特徴
コンパクトで使いやすい
三つ折り財布は様々なブランドからラインナップされていますが、本作は「開いたときも短い」のが特徴です。だから、持ちやすい。

小さい財布abrAsusやストラッチョと比べると大きいのだけど、カードの収納ポケットが別れていて、それぞれのアイテムが使いやすいのが本作の特徴です。
SLOWオリジナルの栃木レザー
素材は栃木レザー。栃木レザー社はさまざまな皮革をつくる日本のタンナーです。本作はその栃木レザー社にSLOWがオーダーした特注の皮革。

スムースタイプではなく、シボを楽しめる皮革です。柔らかなシボが、均等に広がる面も。

一方、シボが少なく、シワが目立つ面もある。革の風合いを楽しみたい人におすすめです。

シボの有無によって手触りも異なるのですが、サラリとした手触りです。しなやさかさと弾力がある質感ですね。
エイジングを楽しめる
本作の革は、タンニンなめし革です。薄っすらと透明感もあるため、染料仕上げです。
つまり、色・ツヤが変化するエイジングを楽しむことができる。
仕上げ
ステッチ
ミシン縫い。カーブを見ると美しさが分かります。

ストレートなステッチもブレがない。

糸色は革の色と同色。糸が目立たないから、栃木レザーを全力で楽しめます。

コバ
「ヘリ返し」で作られています。革を切った断面を折りたたんで、断面を見せない仕上げです。

フチの菊寄せも綺麗ですね。

ヘリ返しで作られた製品は、柔らかく見える。シボとあいまって優しい仕上がり。

多くのブランドがラインナップする「小さい財布」と比べると、本作は安くない。その理由のひとつは、この仕上げにあります。すべてのコバが「ヘリ返し」。手間のかかる製法により、見た目が美しくなる。さらに丈夫になる。長く使えるんですよ。
あとがき

ボーノ hold mini walletは、お札、コイン、カードが使いやすい、小さい財布です。
