2019モデル アロー22のレビュー。旧モデルから何がアップデートされたのか。新旧の違いを解説する

アロー22は、10年以上発売が続くアークテリクスの定番バックパックです。

参考:6年愛用しているアロー22のレビュー。使い勝手と特徴に迫る

2019年。アロー22のモデルチェンジバージョンが発売されました。

実に20年ぶりとのことです。

2019年モデルでも、スタイリッシュなデザインは踏襲。

象徴的なハンドルもそのまま。相変わらず使いやすい。

では、何が変わったのか?
「モデルチェンジ」とは何なのか?

アークテリクスの店舗で変更点を教えてもらい、購入してみました。
本ページでは旧モデルのアロー22を愛用してきた視点で、2019年モデルとの違いを、わかりやすく解説します。

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概要

変更あり

結論から。

以下がアップデートされています。

  • 高級で、落ち着いたデザインになった
  • アイテムの仕分け能力がアップ
  • 耐久性が向上(アークテリクス曰く)

素材、内部の構造、ファスナーなどが変更されています(詳細は後述)。

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変更なし

サイズ、防水性は変更なし。

※おことわり

本ページで比較している「旧モデル」は2012年に購入したアロー22です。
たとえば、2018年発売の旧モデルなどとは、違いがあるかもしれません。

新モデル アロー22のスペック

ブランドアークテリクス
商品名アロー22(2019モデルチェンジ版)
タイプバックパック
機能メインコンパートメント、フロントポケット、サイドポケット×2
サイズW330×H510×D175mm
重量1kg
素材コーデュラナイロン
価格(税込み)29,160円

変更点の解説

以下、変更内容です。

フロントポケットの素材

フロントパネルの素材が変わっていました。以下は旧モデル。ここが、白く汚れやすかった。

水で洗えばすぐにキレイになるのだけどね。
arro22-70

この素材が変更。「汚れにくく」改善されたとのこと。

ただ、ホントに汚れにくくなったのかは疑問です。
やっぱり白くなる。新旧で汚れにくさの違いは体感できないかなと。

さて、見た目ですが、わずかな変更。あまり分かりません。

完全防水のフロントポケットの素材は、アップで見ると微細な凹凸があるのです。

よく見ると、新型は「凹凸の密度」が細かくなっています。

明るい空間では、新モデルの方が光沢が出る気がする。

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サイドポケットがよく伸びる素材になった

旧モデルでのここ。

荒いメッシュのため、中に何が入っているか分かりやすかった。
arro22-9

新モデルではメッシュがより緻密になっています。
ギュッと凝縮され、ピタッと張り付く素材。アイテムを入れると、柔軟に伸び縮みします。小さくて軽いアイテムだと(たとえば、リップとか)「中に入っているのか」分かりにくい。

「透け具合」は、収納するアイテムによってはダウン(旧モデルの方が、中に何が入っているか見やすい)。これをメリットと感じるかどうかは意見が分かれそうです。

メッシュに近接している場合は透ける。たとえば、ペットボトルなどの大きなものであれば、生地にくっつくため透けて見える。比べてみると新モデルの方が透けにくい気がする。けれど私の場合、サイドポケットに「入れるものが決まっている」ため、気になりません。

なお、耐久性は旧モデルの方が高いと感じました。新モデルはメッシュが伸びる素材ですので、ヘタリそうというか・・・。

旧モデルは6年ほど使っているのだけど、千切れてないし、伸びてもいない。

同じ期間使っていないので、現時点で比べるのはフェアじゃないです。ここは使ってみてですね。

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ポケットが増えて、機能性アップ

旧モデルでは仕切りがない、大きなスペースでした。

新モデル。

新しく、仕切りとポケットが追加されました。

3つの収納エリアがあります。

上から順に、

  • 使いにくい仕切り(ハイドレーションシステム)
  • 使いやすい仕切り(ノートPCなど)
  • ファスナーポケット(小物入れ)

なお、最上部のファスナーは「アロー22の形状を保つための板」が入っているだけ。ポケットとしては使えません。これは旧モデルも同じ。

冒頭で、「アイテムの仕分け能力がアップ」と解説したのは、2019年モデルで本章の機能が追加されたからです。

なお、好みが分かれるかもしれません。
確かに、アイテムを分けられて便利になりました。
一方、仕切りを取り外すことはできないため、使わないなら仕切りの厚み分、スペースを占有させるわけです。

旧モデルだってバックインバックで代用できたわけで、それで十分だった人には「アップグレード」とは感じられないでしょう。

それでは、各ポケットをご紹介しましょう。

使いにくい仕切り(ハイドレーションポケット)

奥の仕切り。

旧モデルのアロー22にもあったポケット。素材やサイズは変更されていますが、普段はほとんど使えない。

文庫本が余裕で入るのだけど、ストンと底まで落ちる。
29cmほどの深さがあり、マチがないため、出し入れしにくい。

あと、ファスナーがすぐ近くにあるのもNG。
ファスナーが肌に触れやすくて、気持ちよく使えないです。

例えばですが・・・。旅行の1日目で使って終わって、2日目以降で使わない。薄いアイテムなどを入れるのには適しているかな・・・。普段は使わなくて良いと思います。

使いやすい仕切り

2019年モデルの新機能。

手前の仕切りです。とても使いやすい。

iPad Pro 11インチを入れてみるとこんな感じ。

4cmくらいのマチがあるため、余裕です。
15インチのノートPCが収まるサイズにしているとのこと。

仕切りの前面は、弾力のある柔らかな素材。
iPadやノートPCを入れる場合、旧モデルよりずっと信頼できます。

マチの部分は、サイドポケットと同じ素材。つまり、伸びる。
ある程度厚みのあるものでも収納できるし、取り出しやすい。機能的です。

写真は撮影できないのだけど、このポケット、浮いています。カバンの底までポケットがつながっていない。袋状になっています。

深さは、30cmほど。A4の資料も余裕で入りますね。非常に便利です。

ファスナーポケット

2019年モデルのアロー22で、一番気に入ったのがこちらです。

素材は、サイドポケットと同じ。メッシュ構造の伸びる素材。
アイテムが少し透けて見える。

旧モデルでは、財布などの貴重品などは、フロントポケットに仕舞っていたのですが、ポケットが「大きすぎる」ため、複数のアイテムを同梱すると、ガサゴソと探さなくてはいけなかった。
arro22-21

そこで、このポケットが活躍する。長財布も入る(大きな長財布は入らないかも)。

深さ15cm、横17cm(ファスナーラインの長さで、内部は19cmほどある)のポケット。
このサイズ感が、丁度良いんです。

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引き手

フロント

形も素材も変わっていました。旧モデルは、ゴムのような素材。
arro22-15

この引き手、「割れる」ことがあるようです。修理のお問い合わせがあり、アークテリクスも把握していたとのこと。それで、より壊れにくい引き手に変更したのでしょう。

素材とカタチが変わっています。

「引き心地」ですが、私は旧モデルの方が良かった。まだ慣れてないからかな。

メインコンパートメントのファスナー

メインコンパートメントのファスナーにも、引手が付きました。
最近のアークテリクスのジャケットの引手に似ています。とても好み。

なお、ファスナースライダーの素材、見た目も変更。

ブラックニッケルのような光沢のある質感です。これは嬉しい。非常に高級感があります。

なお、引手が付いたので、ファスナーの製造メイカー(YKK)の表記は消えました。
2019年モデルもYKKだと思います。ファスナーのつくりが旧モデルと一緒ですし、止水ファスナーってYKKの得意どころですからね。

ちなみに、旧モデルは少し剥げました。塗装だったのね。

その他

見た目の変化

フロントパネルのロゴが控えめになりました。

こちらは、旧モデル。

2019年モデルのアローでは、ブランドロゴだけ。

よりシンプルになったため、使えるシチュエーションが増えたと思う。個人的にはゴテゴテした装飾は好みじゃないので、新モデルの方が好き。アロー22はフォルムそのものがアークテリクスの象徴ですから、ブランドロゴすら必要ない気もします。

一方、シンプルすぎると感じる人もいるでしょう。好みが分かれるかもしれません。

細かいところだけど、ステッチピッチも変わっていますね。

2019モデルでは、より細かいピッチで縫われています。

機能的な意味はないのかもしれない。けれど、こういった細部のつくりが、全体としての雰囲気を作り出すんですよね。新モデルでは落ち着いた感じに仕上がっています。大人のバックパックとして更に洗練されたと感じます。

あとがき

車でいうとことのフルモデルチェンジに近く、様々なアップデートが施されています。
数年かけてデザインした結果ですから、新モデルの方が機能的には上ですね。ただ、旧モデルからの愛用者からすると、好みが分かれる変更もあるように感じました。

2019年時点では、旧モデルも併売されています。お好きな方をチョイスできます。
ただし、今後は旧モデルは無くなり2019年モデルに置き換わっていくとのこと(旧モデルは廃盤)。旧モデルが欲しい方は早めに購入した方が良いかもしれません。

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