カルトラーレの財布のまとめ。使い比べてみて分かった財布の特徴を分かりやすく解説する

日本の革工房、Cartolare(カルトラーレ)をご存知でしょうか。
エッジの効いたアイテムを生み出し続ける、一風変わった工房です。

ユニークさ惹かれて、カルトラーレのすべての財布を使ってきました。

本ページ前半では、カルトラーレのすべての財布について、特徴、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。

また、後半ではカルトラーレの財布の特徴に鋭くせまります。

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革工房 カルトラーレについて

カルトラーレは、東京下町に居を構える、日本の革工房です。

ブランド名「Cartolare」は、イタリア語で「航海日誌」を意味します。
船乗りに欠かせない道具をブランド名にしたのは、「毎日愛用して欲しい」からだそう。

創業2012年、まだまだ新しい、革工房です。
新鋭企業らしく「普通と違う」アイテムばかり。
ありきたりなものは1つも無いため、「人と違うこと」を大切にする人に注目してほしい工房です。

カルトラーレの財布 まとめ

機能的でユニークな財布をラインナップしています。

それぞれの特徴をご紹介しましょう。

ハンモックウォレットコンパクト

ハンモックウォレットコンパクト

機能 お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×2
サイズ W93×H69×D26mm
重さ 59g
素材 国産牛革
カラー 5色
生産 日本
価格 17,280円

「使いやすい小さな財布」なら、本作がNo1です。
小さな財布の弱点である、「コインの使い勝手」をカイゼンした逸品です。

ハンモックウォレットコンパクト コインの収納

カードポケットも2つ備え付けられていますから、使い分けができて便利です。

ハンモックウォレットコンパクト カード

小さくて、ポケットに入れても邪魔にならない。水にも強いから旅行にも最適な一品です。

参考:ハンモックウォレットコンパクトのレビュー
参考:ハンモックウォレットコンパクト 旅行での使い勝手

ハンモックウォレットコンパクトを公式サイトで見てみる

2019年、ステアレザーを使った「クラシコ」シリーズが発表されました。
濃淡のある表情が楽しみたいなら、こちらもおすすめです。

ハンモックウォレット

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機能 お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×2
サイズ W82×H93×D19mm
重さ 60g
素材 国産牛革
カラー 5色
生産 日本
価格 14,580円

こちらはハンモック構造を持った、二つ折り財布です。

コンパクトモデルより、少しだけ大きくなります。
その代わり、よりスリムになっています。
サイズアップした分、ハンモックの面も広くなっていますから、コインの使い勝手はこちらが上ですね。

ハンモックウォレット コインポケットを更にオープン

参考:ハンモックウォレットのレビュー

ハンモックウォレットを公式サイトで見てみる

ハンモックウォレット ノーマルとコンパクトの違い

ハンモックウォレット 比較

どちらも小さい財布で、機能も似ているので悩んでしまうかもしれませんね。
両者を使ってみての比較記事もご紹介していますので、参考にしてみてください。

参考:ハンモックウォレット ノーマルとコンパクトの比較検証

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ハンモックウォレット プラス

機能 お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×4
サイズ W85×H98 x D23mm
重さ 70g
素材 国産牛革
カラー 2色
生産 日本
価格 16,980円

構造はハンモックウォレットと同じですが、収納力と機能性がアップしたアイテム。

財布の外側にカードスロットが2つ追加されています。より多くのカードを持ち歩けるようになり、財布を開かなくてもカードを使えるのが本作の特徴。

ただし、その分サイズが大きくなっているし、10gほど重くなっています。「小さくて、快適に持ち歩ける財布」がいいなら、「ハンモックウォレット」をセレクトしたほうがよいでしょう。

サイズアップしているため、携帯性はノーマルモデルが勝ります。しかし、アイテムの収納はプラスモデルのほうが良いです。

参考:ハンモックウォレットのレビュー

ハンモックウォレットを公式サイトで見てみる

ジャミーウォレット

機能 お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×2
サイズ W105 x H93 x D18mm
重さ 60g
素材 国産牛革
カラー 5色
生産 日本
価格 16,200円

いわゆる「ミニL字ファスナー」にカテゴライズされる財布。

なのですが・・・、やはりカルトラーレのは一味違う。
ガバっと開くため、お札を手折りせずにダイレクトに収納できるのです。

栃木レザーモデルはさらに使いやすい。コインポケットにマチがあるため、コインが見やすくて、出し入れしやすいです。

参考:ジャミーウォレットのレビュー
参考:ジャミーウォレット 栃木レザーモデルのレビュー

ジャミーウォレットを公式サイトで見てみる

フラットウォレット

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機能 お札入れ×1、カードポケット×4
サイズ W98×H88×D7mm
重さ 38g
素材 国産牛革
カラー 5色
生産 日本
価格 11,600円

いわゆる「純札入れ」にカテゴライズされる、とても薄くて、とても軽い財布。

お札の使い勝手がバツグンです。
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ただ、本作はコインを収納できないため、オールインワンの財布にはなりません。
コインケースを別に持ち歩く方、マネークリップを検討されている方におすすめです。

参考:フラットウォレットのレビュー

フラットウォレットを公式サイトで見てみる

カルトラーレの特徴

カルトラーレの財布を、いくつか購入してきました。
ここでは、使ってみて気づいた、カルトラーレの強みを紹介します。

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「使いやすさ」へのこだわり

当サイトでは、財布を語るときに、とても大切にしていることがあります。
それは「使いやすいかどうか」を実直に紹介すること。

良い革を使っていても、どんなに美しいフォルムでも、財布は「人が使う道具」なのです。毎日使うアイテムにとって、「普段使いやすいこと」は、とても大切になるはずです。

では、カルトラーレはどうでしょうか。
「使いやすさ」にとことんこだわるブランドだと思います。

1つ例をあげましょう。
カード、お札、コインをひとまとめにできる小さな財布、ハンモックウォレットコンパクトです。収納するアイテムの全てが、使いやすいようにデザインされています。
ハンモックウォレットコンパクト

カード
ハンモックウォレットコンパクト カード

お札
ハンモックウォレットコンパクト お札

コイン。
ハンモックウォレットコンパクト コインの収納

カルトラーレの代表的な意匠、ハンモック型のコインポケットです。

財布が小さくなればなるほど、アイテムの収納量は減ります。
もっともかさばるのがコインですから、「小さい財布」のほぼ全てが、コインポケットも小さく仕立てられています。コインが見にくく、取り出しにくく、入れにくいのです。

一方、カルトラーレのハンモック構造は、「口」が大きく開くつくり。
見やすく、取り出しやすく、入れやすいのです。

こういった、「かなり変わった」アイテムを、得意としているんですね。
エッジの効いた財布ですから、正直なところ使い勝手にクセがあります。ところが、使い続けると、不思議と使いやすく感じてくるのです。

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大人が満足する、上品なルックス

小さすぎるアイテムは、その存在がどうしても希薄になりがちです。
だからでしょうか。「小さな財布」のほとんどは、あまり高級感がありません。

では、小さいこと、薄いことにトコトンこだわっている、カルトラーレのアイテムはどうでしょうか。

小さいながらも、あらゆる空間に映えるデザインだと思います。
簡素で、凛とした美しさを身にまとった財布です。
ハンモックウォレット サイズ感

このヒミツは、素材にあります。
使われているのは、カルトラーレが得意とする、国産牛エンボスレザー。ハンモックウォレット 美しいステッチ1

コードバン、サドルプルアップなどのスムースレザーには「ギラリと光る存在感」があります。
一方、カルトラーレの革は「簡素な美しさ」といったところでしょうか。
(どちらが良いというわけではなく、好みの問題ですね。)

緻密な格子でデザインされた表情には、微細な凹凸があります。
ハンモックウォレット ロゴ

光を受けると、微光沢をまとった表情を見せてくれます。
きらびやかでは無く、落ち着いたもの。「凛とした装い」を醸し出してくれます。「主張しすぎない美しさ」だと思います。

ビジネスシーンはもちろん、あらゆる空間で映える素材です。

made in Tokyo。品質へのこだわり

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仕事やプライベートで、よく海外に行くのですが、その度に日本の革工房はNo1だなと思います。

ステッチ、コバ、流麗なフォルム。

これらは、職人の技術で仕立てられている、日本の意匠です。
海外ブランドの財布に「同じ金額」を出しても、日本と同じレベルの財布は、まず手に入りません。(コバが処理されていないものさえある。)

さて、カルトラーレは日本の革工房です。
その品質はどうなのでしょうか。

個人的には、「とても高い」と思います。
順に見ていきましょう。

コバ

コバの仕上げは丁寧。
見た目が良いだけではなく、手触りが優しくなりますし、財布が長持ちする秘訣です。
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ステッチ

弧を描くパーツも、均等にステッチされています。
見た目の印象をグッと引き立ててくれます。
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もう1ついいなと思ったのは、革と同じカラーの糸が使われていること。
国産レザーの美しさに集中できるように、デザインされているわけです。

流麗なフォルム

カルトラーレの財布は、「丸み」を活かしたデザインが施されています。DSC06855

あらゆる道具に言えることですが、「四角い」方が都合がいいのです。
作り手にとっては、手間がかかりませんし、消費者からすると安くなるから。

では、なぜ、「丸み」を持たせるのでしょうか。

答えは2つあります。

1つは手触りがよくなること。
もう1つは、「美しさ、親しみやすさ」を感じること。

手間のかかる仕上げですから、量産できるアイテムでは見ることができない仕上げです。

カルトラーレのアイテムには、この丸みを帯びたデザインが活かされています。
細部にまで美が宿っていて、これが所有欲をバツグンに高めています。

カルトラーレの弱み

強みだけを語るのは、アンフェアですよね。

私は「すべてにおいて完璧な道具」は無いと思っています。
革マニアの視点で、カルトラーレの弱点に鋭くせまってみます。

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革の迫力、重厚感は控えめ

どのアイテムも、「小さいこと」「薄いこと」を重視しているため、「薄い革」で仕立てられています。

製品としてのルックスは、簡素で上品。
国産エンボスの、美しい表情を楽しめる、といったところでしょうか。

一方で、「革のカタマリ感」は、あまりありません。

革製品に求めることは、人によって違うはずです。

革の風合いを活かし、劇的に変わるエイジングを楽しみたいなら、「ミネルバ」「サドルプルアップ」などを使ったアイテムの方が気に入るでしょう。

重厚で、迫力あるアイテムが欲しいなら、厚みのある革を活かしたWILDSWANSなどをセレクトした方が満足できるはずです。

これは「工房の特色」なので、甲乙つけがたいのですが、「ガッツリとした革を楽しみたい」なら、カルトラーレよりも優れた工房があるということです。

ラインナップが少ない

まだまだ新鋭の革工房。だからでしょうか、アイテムのラインナップも、まだ少ないです。

選ぶ楽しみは他ブランドに一步劣るかもしれません。
(コンセプトが明確ですから、「悩まなくていい」というのはメリットでもあるのですが)

また、職人の数が少ないのでしょうか。公式サイトで売り切れになっていることが、多いように思います。欲しいときに手に入らないというのは、どうかなと思います。

あとがき

日本には100を超える革工房があって、そのすべてに「何かしらの特徴」があるわけです。

「新しく工房を作ろう」と考えるのは、「その工房でしか出来ないアイテム」をリリースしたいからでしょう。これはどんな工房にも言えることだと思います。新しい工房に垣間見える、この「特徴」が、大好きです。

さて、カルトラーレの「特徴」とは、何か。
いくつか挙げましたが、どれか1つに絞るなら「使い勝手の良さ」にこだわっていること、でしょうか。

私はエッジの効いたアイテムが好きなので、カルトラーレはピタリとはまりました。今後も注目していきたいブランドです。

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