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コードバンのアイテムのまとめ。身の回りの道具をどれくらいコードバンで揃えることができるのか

美しさが魅力のコードバン

コードバンを使ったアイテムには、どのようなものがあるのでしょうか?

本ページでは40以上のコードバン製品を使ってきた経験を活かし、メジャーなものから、マイナーなものまで、さまざまなコードバン製品をご紹介します。

すべてのアイテムをコードバンで揃えたい。少しずつ増やしていきたい。そんな方にオススメできるコードバンアイテムを厳選しました。ぜひ参考にしてみてください。

コードバンの財布

もっとも人気のあるコードバンのアイテムは財布でしょう。
小さなコインケースから、大きめのラウンドファスナーまで、広くラインナップされています。

財布を選ぶときのアドバイスを1つだけ。日本の革工房のコードバン財布をセレクトしてください。

仕事やプライベートで海外に出かけることがあって、革の財布を見て回るのが好きです。比べてみると、日本の革工房の財布は、トップクラスの品質です。

高価なだけでなく、丈夫で長持ちするコードバン財布だからこそ、日本の工房のものをセレクトしましょう。

貴重な革ですから、ベテランの職人だけが仕立てることを許されているのでしょう。どの工房のコードバン財布も、丁寧な仕上げが見て取れます。

オススメは、コードバンの一枚革で仕立てられた、継ぎ目のない財布です。
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シンプルな財布は、ごまかしが効かないため、素材と仕立ての良さで勝負するしかありません。

日本の工房の財布は、コードバンの美しさが映えるようにデザインされています。自信が無ければ、そもそもラインナップできない逸品です。

あらゆる革製品の中で、財布はもっともパーツが多いアイテムです。ブランドごとに、コダワリポイントも多く、作成に時間がかかるのです。そのため、「サイズの割に高価」だと感じるかもしれません。

ただ、丁寧に仕立てられたコードバンの財布は、所有する満足度がもっとも高い革のアイテムだと思います。

その輝きを見れば、革のダイアモンドと称されることに納得できるはず。あらゆる空間で、その存在が映えます。
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毎日使うアイテムだからこそ、間違いのない一品を選んで欲しいと思います。上質な一品を見極めるためのポイントをまとめました。ぜひこちらをご覧ください。

参考:上質なコードバン財布の選び方と、日本のトップブランドについて

コードバンのベルト

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財布の次にオススメしたい、コードバンのアイテムです。

昔は珍しかったのですが、今日ではBEAMSなどのセレクトショップでも取り扱っています。お手軽に目にするようになりましたね。

できれば靴と合わせたいところですが、コードバンの靴はとても高いですし、扱いも難しいもの。ベルトなら比較的手を出しやすいのではないでしょうか。

定番のブラックはもちろん、バーガンディもおすすめです。コードバンの光沢感を身に付けた装いは、まさに格別。ベルト1つで、ドレス感が一気に増します。

ここで、長持ちするコードバンベルトをセレクトするための、アドバイスを1つ。

1万円程度のものは避けましょう。
コードバンが顔料で染色されているものが多く、1年ほどでボロボロと顔料が剥がれ落ちてきます。(顔料仕上げとは、革の表面にペンキを載せるようにして色を付ける染色方法です。どちらかと言うと「風合いを活かせない革」でこの製法が採られます。)

また、顔料のものは、コードバンのエイジングを楽しむことができません。

ではどこのコードバンベルトが良いのか?

私のオススメは、K.T.ルイストンのベルトです。
あまり知名度は高くありませんが、何十年も前から、ALDENのコードバン靴を輸入販売するコードバンのプロです。10年使える一品を選ぶなら、K.T.ルイストンで間違いありません。

ベルトの幅に合わせて、ラインナップされています。参考までに、適用シーンをご紹介すると、以下のとおり。

  • 30mm:ドレス
  • 35mm:ドレス/カジュアル
  • 40mm以上:カジュアル

参考:コードバンベルトの特徴と選び方

K.T.ルイストンのコードバンベルトを見てみる

コードバンの時計ベルト

キリッと締まるコードバンは、時計のベルトにも最適です。

カジュアルでも高級感があるし、ビジネスシーンに添えてもいい。万能選手です。

コードバンを素肌につける。美しい光沢を、間近で味わうなら、コードバンの腕時計ベルトが一番ですね。

参考:コードバンの腕時計ベルト。その特徴にせまる

コードバンの手帳カバー

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Davinciがおすすめです。
システム手帳といえばDavinciというほど有名ですね。

正直、自分は手帳カバーを使っていないのですが、会社で手帳を使っている人の半分がDavinciのものを使っています(私は革オタクなので、人の愛用している革製品をチェックするのが好きなのです)。

Davinchiをプロデュースする、レイメイ藤井は、1890年創業の老舗文具メーカー。ぽっと出のブランドとは、積み重ねてきた実績が違います。

手帳のように「使い勝手」がモノの良さを決めるアイテムは、老舗のものをセレクトするのが一番です。

コードバンの手帳カバーを見てみる

コードバンのブックカバー

革のブックカバーは10以上持っていますが、コードバンのブックカバーは高級感がダントツですね。

コードバンの特徴の1つは、「バツグンに滑らかなこと」です。ツルリとした質感で、触っていて気持ちの良い革なんですね。

その手触りを、最も長い時間楽しめるのがブックカバーでしょう。コードバンの手触りが気に入るなら、きっとブックカバーも愛用できるはずです。

Horween ShellCordovan BookCover。一革 シェルコードバン ブックカバーの使い勝手について

参考:コードバンブックカバーのレビュー

コードバンのブックカバーを見てみる

コードバンのキーケース

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日本最高峰の革工房、GANZOからコードバンのキーケースが販売されています。

個人的にも、GANZOのコードバンの財布を持っているのですが、細部まで丁寧に作られていて、とても美しい仕上がりです。流石はメイドインジャパンといったところでしょうか。

コバ、ステッチといったGANZOの美しい意匠は、キーケースにもたっぷりと注がれています。

参考:GANZOコードバン純札入れのレビュー

コードバンのキーケースを見てみる

コードバンのIDケース

YUHAKU コードバンIDケースIDケースがコードバンになると、一体どうなるのか?と、思うかもしれません。

その答えは、ものすごくシンプル。人目を惹くことができます。

90%以上の人が、会社支給のプラスチックのIDケースですよね。つまり、みんな同じものを付けているわけです。であれば、「人と違うIDケースだな」とすぐに気づいてもらえるはず。

革の魅力は、その上質な風合いにあると思うのですが、コードバンなら高級感と力強さも演出してくれるはずです。
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参考:K.T.ルイストン IDケースのレビュー

コードバンの靴べら

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YUHAKUのコードバンを使った、世界一美しい靴べらだと思います。

手に触れる面は、コードバン。かかとを滑らせる面は、クリスペルカーフで仕立てられています。

クリスペルカーフとは、ドイツ・ペリンガー社の名革です。
仔牛の革(カーフ)は、きめ細やかな素材です。さらりとした滑らかな表面は、靴べらに最適な素材なのです。しかも、クロムなめしの革ですから、水やキズに強いため、その美しい表情を長く楽しめるわけです。

美しさだけなく、機能性も考え抜かれた、至極の逸品です。

お値段もお手頃ですから、プレゼントに最適だと思います。

コードバンのスリッパ

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コードバンで仕立てられたスリッパです。
アッパーがコードバン。その他のパーツもすべてレザーの贅沢な一品。
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日本有数の革工房が、コードバンのアイテムを作っているわけですが、コードバンのスリッパは、K.T.ルイストンだけ。ALDENなど、コードバンの革靴を長年取り扱ってきたからこそのラインナップといえます。

ちなみに、K.T.ルイストンを販売する、ラコタハウスの店舗では、靴の試着をするときに本作を試着できます。コードバン好きなら、靴よりも気になるかもしれません。

書斎など「自分のお部屋」がある人なら、スリッパにもこだわってみてはいかがでしょうか。

参考:K.T.ルイストン コードバンスリッパのレビュー

コードバンのスリッパを見てみる

コードバンの靴

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量販されていません。写真のコードバンスニーカーは、日本の靴工房EVERLASTINGにオーダーしたものです。

EVERLASTING コードバンスニーカー。カタチ、特徴、オーダーメイドの解説

参考:EVERLASTING コードバンスニーカーのレビュー

革靴

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コードバンの靴なら、ホーウィン社のシェルコードバンを使ったALDEN一択です。
たくさんの愛好家がいる中、持っていない私が紹介するのは失礼ですから止めておきます(というか、正直に語れない……)

さて、ALDENは持っていませんが、「革靴」に対してはソコソコのオタクです。ここでは、「靴」という特徴からコードバンであるメリット・デメリットを解説します。

靴は、雨風にさらされるアイテムですから、コードバンにとって、一番悪い環境におかれます。財布などと違って、手で触られることも少ないため、どうしても表面から潤いが無くなっていきます(財布は手の油分が移るので、メンテナンスしなくても潤った状態になるのです)。

だから、お手入れは必須。玄人向けのアイテムです(だからこそ愛着が生まれるんですよね)。

あと、必ず試着して買いましょう。革靴は、それぞれ「型」が違うため、サイズを信用してはいけません。(足のサイズが26.0の人同士が、同じ靴を履いても、合う・合わないがあるんですね)

ALDENのコードバン革靴を見てみる

コードバンのiPhoneケース

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もっとも触る時間が長いアイテム。コードバンの触り心地を楽しみたい人にオススメです。エイジングももっとも楽しめるでしょう。

ただし、正直どうかなと思います。スマートフォンを2〜3年で買い替える場合、コードバンのエイジングを堪能しきる前に、新しいスマホに買い替えることになります。新しいスマホは、ケースに入らないことがほとんどですからもったいないと感じてしまう。

コードバンのiPhoneケースを見てみる

コードバンのiPadケース

無いです。

2枚のコードバンを縫い合わせたらできると思いますが、けど、3万円を超えるでしょう。そこまでの製品を買う人はほとんどいない。だから存在しない。

オーダーメイドを受けている職人さんに依頼するしかないでしょう。

ちなみに、一枚革で継ぎ目の無いケースを作るのは、とても難しいです。大きなサイズのコードバンが採れなくなってきており、大きなコードバンは、超高級品になってしまいました。トップメゾンのカバンなどにしか使われません(30万円以上します。)。

コードバンのカバン

コードバンのカバンは量販されていません。

GANZOなどでは、オーダーメイドで受けていることもありますね。iPadケース同様、コードバンの使用面積が多いため、20万円を超えてしまうのがほとんど。

オーダーメイドで作ってくれる工房を探しても良いかもしれません。

参考:コードバンのクラッチバッグ

コードバンのアイテム、どれから手に入れるのが良いか

たくさんありますね。

始めに手に入れるなら、どれが良いのでしょうか?

私のオススメは、以下の順で手に入れることです。

  1. コードバンの財布
  2. コードバンのベルト

これは、当サイトが「財布をご紹介しているから」ではありません。
テキトウに扱っても、キレイに使い続けられるアイテムとして、財布とベルトはNo1だからです。

コードバンには、「水に弱い」という弱点があります。
革そのものはとても強靱で、牛革の2〜3倍の強度があります。しかし、それは素材の強度のはなし。

コードバンの正体は「高密度の線維を寝かせたもの」ですから、水が浸透しやすいんですね。水が浸透してしまうと、水ぶくれのように見えてしまうことがあります。

革製品の楽しみって、変化することにあると思っています。高価な革だからといって、あまり慎重に取扱いすぎるのって楽しくないですよね。(少なくとも私は、マメな方ではないのです。)ちなみに、水に濡れても目立たなくすることができます。

濡れたシェルコードバンのシミを無くし、光沢を取り戻す方法

コードバンの魅力である「革の美しさ」を、長く楽しみたいなら、コードバンにとって良い環境で使われるアイテムが最適です。それが、財布とベルトです。

財布は、カバンやポケットの中で持ち運びしますし、ベルトはジャケットなどに隠れています。革靴などに比べて、圧倒的に「濡れにくく、傷つきにくい環境」で使われるアイテムなんですね。

また、財布は、コードバンを一枚革で仕立てたものが多く、贅沢なつくりです。しかも、毎日持ち歩くアイテムですから、所有する満足感もNo1です。

というわけで、初めてのコードバンなら、水に濡れる可能性のあるアイテムはオススメできません。

慣れてきたら、コードバンの靴へ、といった感じで、ステップアップしていけば良いと思います。

参考:コードバンの特徴について

あとがき

気に入った革で身の回りのアイテムを揃えると、とても幸せな気分になれます。

コードバンを使ったアイテムは、どれも高価ですから、一度に揃えるのは難しいでしょう。
まずは1点、コードバンのアイテムを手にとって見てください。コードバンの艶やかな表情に、きっと惹かれるはずです。

関連リンク

そもそもコードバンって何?どんな特徴があるの?という方はこちら。
コードバンのメリット・デメリットも含めて、ありのままに解説しています。

=>コードバンのメリット・デメリットについて

さらに、世界トップレベルの革とコードバンを比べてみたのがこちら。

=>コードバンと世界の名革。使い比べて分かったコードバンの特徴とは