WILDSWANSのコンパクト財布「パーム」をご紹介します。
外装がホーウィンシェルコードバン、内装がイングリッシュブライドルレザー。2020年からの定番モデルです。
本ページでは、旧モデル(シェルコードバン✕サドルプルアップ)との違いを踏まえて解説しましょう。
スペック
ブランド | WILDSWANS |
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商品名 | パーム ホーウィンシェルコードバン ✕ イングリッシュブライドル |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 1 |
お札の枚数 | 10 |
コインの枚数 | 15 |
カードの枚数 | 5〜7 | サイズ | H86 x W100 x D25 mm | 重さ | 95g |
素材 | ホーウィン社 シェルコードバン ✕ イングリッシュブライドル |
使い勝手
定番パームとカタチ・機能は一緒です。本ページでは「素材」にフォーカスしてご紹介します。使い勝手は、以下でレビューしていますので、ご参照ください。
カタチ・構造
いつものパーム。手への収まりがいい。
パームの流麗なフォルムは、コードバンとよく合います。曲面の光沢が良い。ついつい触れたくなる。
カタチ・構造は、定番パームと同じ。
カード収納ポケット。とても便利です。
札入れは定番パームと一緒。
コインポケットも一緒です。
特徴
ホーウィン社シェルコードバン バーボン
素材はホーウィン シェルコードバン。アメリカのタンナー、ホーウィン社の代表皮革。もっとも人気のあるコードバンかもしれません。
生産ロット・個体により色合い、ツヤなどが異なる。個体差のある革です。特にバーボンのような淡い色の場合、違いが顕著です。在庫を見せてもらって、バーボンの中でも淡い個体をチョイスしました。
ホーウィン社シェルコードバンには様々な色がラインナップされています。バーボンのような淡い色だと、透明感をより堪能できる。ただし、汚れが目立ちやすい。玄人好みのカラーと言えるかもしれません。
指のカタチ・色まで映し出す鏡面はシェルコードバンの特徴。もちろん、バーボンでも楽しめます。
あらゆるスムースレザーの中で、バツグンの光沢とツヤを見せてくれる。時間をかけなくても(エイジングしていない状態でも)、最初から特別感を楽しめるのもコードバンの魅力ですね。
なお、薄い色だからこそ、濃淡が目立つ。
毛穴も目立ちやすい。淡い色だから汚れが付いたら目立ちやすいでしょう。
染色のムラもある。
ちなみに、このパームでは背面ポケットの方が光沢がありました。
端正・均整な表情が好みならバーボンは合わないでしょう。キズや毛穴のない美しさを求めるなら国産コードバン(新喜皮革社やレーデルオガワ社の、コードバン)を選んだ方がいい。ただし、パームのコードバンラインナップは、ホーウィン社だけです(XX周年製品などで、たまに国産コードバンが使われる。それを狙うしか無い)。
シェルコードバンは、使っているうちにキズもつくし、水にも弱い。シミになったりもするのですが・・・。
メンテナンスによって、綺麗になりますので、あまり心配しなくていい。観賞して楽しみたい財布でもありますが、ガシガシ使って育てる楽しみもあるのです。
内装はイングリッシュブライドルレザー
内側がイングリッシュブライドルレザー。WILDSWANSの定番レザーです。
型押しが施されています。キズがつきにくく、目立ちにくいので高級感のある財布だと嬉しい。また、キズもシワも目立ちません。キズ・シワが苦手なら、型押しの方がオススメです。
イングリッシュブライドルの型押しが施されていない方です。本来はスムースな革です。型押しとどちらが好みか。これは好みが分かれるところでしょう。
スムースだとエイジングによる色・ツヤの変化が顕著。一方、キズが付きやすい。コインやカードを出し入れするときに、爪で傷をつけてしまうこともあるでしょう。こちらはサドルプルアップです。
また、コインポケットの開閉によるシワもできます。これはこれでいい。アジですからね。
なお、イングリッシュブライドルのほうが、サドルプルアップやブッテーロより素材として軽い傾向にあります。軽い方が良い人は、イングリッシュブライドルをチョイスされるとよいでしょう。
あとがき
ホーウィン社 バーボンのパームは美しいですね。ホーウィンシェルコードバンの中でも、もっともラフさ、エイジングを楽しめるカラーだと思います。