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WILDSWANS直営店でできることのまとめ。実店舗ならではのサービスとは何か。

WILDSWANSは日本の革工房。
丈夫で長く使える、カバンや財布などをラインナップする人気ブランドです。

その直営店は、銀座と京都の2店舗しかありません
久しぶりに京都の店舗に遊びに行きましたので、直営店だけで体験できることやサービスについて紹介してみます。

すでにWILDSWANSのアイテムをお持ちの方も、きっと気に入るサービスがあるはず。これから買おうかなと検討中の方もザッとお読みいただければ、もっとWILDSWANSが好きになるはずです。

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WILDSWANS直営店だけのサービス

ネット販売がお手軽にできるようになった今日でも、直営店ならではのサービスがたくさんあります。

特にWILDSWANSの場合は、革のことを知り尽くしたスタッフさんが常駐していますから、そこら辺のセレクトショップでは真似をできないサービスが満載です。革が好きな人ほど、楽しめると思います。

オーダーできる

WILDSWANSは、多くのアイテムをラインナップしています。
どのアイテムもオリジナルのままで十分に魅力的。ですが、さらに自分のワガママやコダワリを加える、オーダーメイドが可能です。

ざっくりとした流れはこんな感じ。

  1. アイテムを決める
  2. 素材やカラーを決める
  3. お金を払う
  4. 半年待つ

1.アイテムを決める

まず、タングや、パームといったアイテムを決めましょう。
販売が続く定番アイテムのパーツを変更する、いわゆるパターンオーダーとなります。

2.素材やカラーを決める

次に、使う素材やカラーを決めます。

具体的には、革の素材、革の色、ボタンの色、ステッチの色です。

セレクトできる革は4種類。

  • サドルアップ
  • ブッテーロ
  • コードバン(ホーウィン)
  • クロコ

素材によっては、作ることができないアイテムがあるとのこと。
具体的には、クロコやコードバンで大きなアイテムを作ることはできないようです。例えば、ノートカバーをオーダーしたくても、NGとのこと。
クロコやコードバンは、もともと採取できる面積が少ないんですね。(馬のお尻の革やクロコのサイズによります。さらに、近年は、大きなサイズの流通が少なくなっているからです。)

とはいえ、財布などの小さめのアイテムであれば、基本的にはセレクトできるとのことでした。

お店には以下のように、革とカラーのサンプルが置いてありますから、実際に手にとって気に入ったものをセレクトしましょう。
以下がそのサンプルです。
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左からクロコ&コードバン、ブッテーロ、サドルアップです。

サドルアップ、クロコはWILDSWANSでおなじみのカラー。ブッテーロは、イタリアの革らしくビビッドで発色の良いカラーが揃っています。
ちなみに、外装と内装で異なるカラーもセレクトできますから、バイカラーのデザインも可能です。

ボタンは、ゴールドとシルバーから選べるとのこと。

ステッチ(糸)カラーは、20種類以上あります。
同じ系統のカラーも多く、私の感覚では正直違いが分かりませんでした。

お店で選びはじめると迷ってしまう人もいるはず。あらかじめ、作りたいアイテムや使う革を決めておいて、お店ではステッチカラーを決めるだけにしておくと、スムーズにオーダーできると思います。

3.お金を払う

気になるお値段ですが、革によって変わります。

サドルアップとブッテーロを使った場合は、基本モデルの1.2倍とのこと。
コードバン(ホーウィン)や、クロコを使った場合は、そのときの革の価格によってオーダーの値段が変わるとのことでした。
ちなみに、クロコもコードバンも高価な革ですから、サイズの大きなアイテムをセレクトすると、当然値段が上がります。

4.半年待つ

WILDSWANSのアイテムはすべて、日本の職人が1つずつ作っています。オーダー品も同様ですから、6ヶ月ほどかかるとのこと。

自分でオーダーした財布は世界に1つだけの逸品です。気長に待ちましょう。


パターンオーダーとはいえ、かなり細かく指定できます。こだわりのある人にとって、嬉しいサービスですね。

アイテムを見て、触れる

直営店は、置いてあるアイテムも豊富です。

ネットでサイズを調べることはできますが、実際に手に持った感じなどは分かりませんよね。

実際に目にして、触れることで、はじめて分かることも多いはずです。
特に革の表情やツヤ感は、写真で表現するのが難しいものです。WILDSWANSで使われる革は、どれも特徴のある美しい表情を見せてくれる逸品です。
はじめてのWILDSWANSであれば、ぜひ自分の目で見て、気に入ったものをセレクトしてほしいと思います。

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使い勝手を体験できる

WILDSWANSのアイテムは、正直言って万能ではありません。使い勝手にクセがあるのです。

たとえば、コンパクト財布「パーム」は、とても好きなアイテムなのだけど、一万円札の出し入れがスムーズとは言えません。こういった使い勝手のホントのところは、ご自身で体験しないとわかないことが多いハズ。

店舗では、展示されている財布に、お金を入れてみたり、ポケットに入れてみたりできます。当たり前ですが、店員さんに一言申し入れしましょう。

エイジングサンプルを見て、触れる

様々な皮革がどのようにエイジングしていくのだろうか?
とても気になるところですよね。

お店には、エイジングサンプルが展示されていて、手に取ることができます。

例えば、もっとも色の変化が顕著な、ナチュラル。
1年後、2年後にこれらがどう変わるか。
こういったサンプルが置いてあるわけです。

また展示されていないものでも、「クロコのエイジングが見たい」といえば、見せてくれます。はじめてセレクトする革なら、エイジングを見て決めるのもアリでしょう。
(ただし、使用方法によって表情は変わっていきます。同じ革、同じカラーでも同じようにエイジングするとは限りません。あくまで「参考」ですね。)

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廃盤アイテムも手に入る(かもしれない)

もう作られていない、廃盤のもの。
売り切れてしまった限定品が置いてあったりします。

ちなみに私は、廃盤になったサドルプルアップ バーガンディを手に入れました。

気になるアイテムがあれば、相談してみましょう。
意外とカンタンに見つかるかもしれません。

エイジングサポートをその場でしてもらえる

WILDSWANSの素晴らしいサービスの1つが、エイジングサポート。

今回は、タングとグラウンダーの2つを手入れしてもらいました。

どちらも、清掃を基本として、

タングは、コバ磨きを。
グラウンダーは、オイル追加とコバ塗りをしていただきました。

パーツ交換は無かったので、無料です。

流石はプロ。とても手際良く、流れるような手さばきです。
目の前でメンテナンスしてもえたので、個人的にとても参考になりました。

私は、WILDSWANSのアイテムでは、サドルアップ、シュランケンカーフ、国産コードバンを使ったアイテムを持っているので、その手入れの方法なども指南していただけました。

  • どういったときに、メンテナンスが必要なのか?
  • 革によるメンテナンスの違いや気をつけることは?
  • 個人でできることは何か?
  • などなど。

WILDSWANSのアイテムは、丈夫なつくりですから、手入れをしなくても、何年も使えてしまいます。ただ、エイジングサポート後の財布は、とてもキレイな姿になりました。

立ち寄る機会があれば、愛用しているものをメンテナンスしてもらってはいかがでしょうか。見違えるほどにキレイになるかもしれません。

ちなみに修理が必要な場合は、預かりになるとのことです。
修理代金を連絡のうえ、修理開始ですから、まずは見てもらいましょう。

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アイテムのこだわりをたっぷりと聞くことができる

WILDSWANSのアイテムは、造形や、使われている革にとてもコダワリがあります。

店員さんも、革に対する造詣が深く、質問したことに迷いなく的確に答えてくれます。

WILDSWANSのアイテムを取り扱うショップは、直営店だけではなく、たくさんあるわけです。
ただ、そこで働く人が皆、WILDSWANSのアイテムに対する造詣が深いわけではありません。

例えば、国産コードバンと、ホーウィン社コードバンの違いなどを説明できる人はほとんどいないのではないでしょうか。
ただ、ビジネスとしてモノを売る人と、WILDSWANSのアイテムや革に惚れ込んでいる人では、知識に圧倒的な違いが出て当然ですね。
直営店の店員さんの話し方や表情を見ると、本当に革が好きなんだなと感じます。

革が好きなら、ぜひイロイロと質問してみてください。
とても楽しい時間が過ごせるはずです。

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ワークショップに参加できる

革を使ったアイテムを作ることができる、ワークショップを開催しています。期間限定ですが、タイミングが合えば、ぜひ参加したい思います。

作ることができるアイテムは変わったりするようです。2016年のワークショップでは、こういったアイテムを作ることができたようです。

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出典:WILDSWANS公式サイト

あとがき

ネット通販が当たり前になった今日、それでも実店舗に行くメリットはたくさんあります。

京都、東京に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。

参考リンク

WILDSWANSの定番財布のまとめ

WILDSWANS タングのレビュー

WILDSWANS パームのレビュー

WILDSWANS グラウンダーのレビュー

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