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赤い財布のまとめ。使い比べてきて分かった赤い財布の選び方

赤い財布」をいくつも使用してきました。本ページは2部構成で赤い財布を解説します。

前半では、おすすめの赤い財布をご紹介します。実際に使用し、上質だと思った製品を厳選してご紹介します。

後半は、赤い財布の特徴・魅力について、分かりやすく解説します。

赤い財布をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

赤い財布のまとめ

いくつかのブランドからラインナップされています。本ページでは「革」を切り口にご紹介していきましょう。

ブッテーロの赤い財布

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イタリア ワルピエ社のオイルレザー、ブッテーロ。大好きな革です。ハリがあって、マットでサラリとした肌目。色・ツヤが変化するエイジングを楽しめます。

エムピウ ストラッチョ ブッテーロ

機能的な革製品をつくるブランド、エムピウの最小財布です。コンパクトなボディに、お札、コイン、カードを分けて収納できる優れた財布。高価なブッテーロを初めて使ってみたい人にもおすすめです。

エムピウ ストラッチョ ブッテーロモデル

参考:ストラッチョのレビュー

ミネルバの赤い財布

ミネルバは、イタリアの老舗タンナー、バダラッシカルロ社の代表作です。こちらもオイルレザー。ミネルバの赤の特徴は、群を抜くビビッドな美しさにあります。この鮮やかな赤も、深みのある赤に変わっていきます。

ミネルバは変化のスピードが早いので、エイジングを楽しみたい人におすすめです。

リュテス コインケース

リュテスのコインケースです。極めて高度な技術で作られた、美しくユニークな財布。

細部の仕立てまで、トップクラスに美しい財布です。

参考:リュテス コインケースのレビュー

リュテスコインケースを取扱いサイトで見る

コードバンの赤い財布

コードバンの赤は特別です。No1の透明感と光沢がある。「赤いコードバン」を作るタンナーはいくつかあります。こちらは、ホーウィンシェルコードバンの#8。

新喜皮革のバーガンディ。

タンナーによって表情はそれぞれことなり、それぞれが特別です。レーデルオガワ社はもっとも端正な美しさがあると思う。

色・ツヤの変化が楽しめるのは良いですが、水に弱くシミができやすい。「新品のままの赤」を楽しみたいなら、避けたほうがよいでしょう。

それか、顔料仕上げのコードバンを選ぶかですね(ただし、色の変化はあまり楽しめません)。

ココマイスター アーチデューク

外装も内装もシェルコードバンで仕立てられています。トップクラスに贅沢な財布。トップクラスに高価ですが、財布を開いたときもシェルコードバンを楽しめる財布は極めて珍しい。キプリスもラインナップしているんですけど、アーチデュークがもっとも安価です。

参考:アーチデュークのレビュー

Flathority シェルコードバンラウンドウォレット

こちらは外装にだけホーウィンシェルコードバンを採用した財布。アーチデュークよりずっとお手頃価格です。

Flathority シェルコードバンラウンドウォレット 使い方と特徴

参考:ラウンドウォレットのレビュー

シェルコードバンラウンドウォレットを取扱サイトで見る

キプリス 馬蹄形

気軽にコードバンの赤を楽しみたいなら、キプリスをチョイスするのも良いでしょう。他ブランドよりリーズナブルだと思います。馬蹄型はパンツの前ポケットに収まるコンパクトサイズのため、エイジングも早め。

参考:キプリス 馬蹄形コインケースのレビュー

キプリスの馬蹄型コインケースを見てみる

リザードの赤い財布

トカゲの赤。エキゾチックすぎない、繊細な表情が特徴の革ですね。リザードも仕上げ方が色々とあるのですが、染料を使ったリザードはきれいですね。透明感のある赤は高級感も抜群です。

クレバレスコ リザード長財布

センターから脇腹にかけてのウロコの変化を楽しむことができるように、リザードの一枚革を贅沢に使った一品。内装にもリザードが使われたラグジュアリな財布です。

細部の作りまで美しい。日本トップクラスの仕立てです。

参考:クレバレスコ リザード長財布のレビュー

リザード長財布を取扱いサイトで見てみる

独自染色の赤い財布

一部の革工房は、独自の染色を施すことでユニークな赤を表現しています。YUHAKUはその代表。透明化のある赤が素晴らしい。

YUHAKU ベラトゥーラ

独自の染色を得意とするYUHAKU。さまざまな染色技法でシリーズを分けています。中でももっとも「色の濃淡」を味わえるのがベラトゥーラシリーズ。透明感のある奥行きが楽しめる。

参考:YUHAKU ベラトゥーラL字ファスナーのレビュー

ベラトゥーラ L字ファスナーウォレットを取扱いサイトで見る

赤い財布の特徴

大人の赤

財布の色でオーソドックスなのは、ブラックやブラウンなどですね。ビジネスで利用することを考慮すると、どうしても落ち着きのあるカラーをチョイスしがちです。どこでも使える、間違いのない色です。

では、赤はどうか。

前半でご紹介したとおり、革によって色合いや質感が異なるのですが、どの革もとても魅力的です。ランドセルのような目立つ赤ではない、落ち着きのある赤ばかりなのです。

エイジングで、より魅力的に

エイジングする赤は、色が濃くなります。グッと深みが増す。たとえばブッテーロの赤は、最初はマットで光沢も控えめです。面白みがないと感じるかもしれない。けど、深みと透明感が増します。

新品のときより、ずっと魅力が増すんですよ。

なお、エイジングする革は「タンニンなめし、かつ染料仕上げ」のものです。逆にエイジングしないのが「クロムなめし、顔料仕上げ」の革です。

前半でご紹介したのは、すべて色・ツヤが変化するタイプですね。

エイジングする、しない。はどちらが良いとは断言できません。新品のときのルックスをずっと楽しみたいならクロムなめしの革財布を選んだ方がよいのです。エルメスなどトップメゾンの財布から選べば間違いないですね。

参考:タンニンなめし?クロムなめし?

あとがき

革によって「赤の色合い」も違います。お気に入りの赤い財布を、ぜひ手に入れてください。