ベルロイ(Bellroy)はオーストラリアのレザーブランドです。
販売するアイテムは、どれもがコンパクトで機能性の高いものばかり。
「貴重品を効率的に持ち運ぶこと」をコンセプトに、コンパクトでスリムな財布をラインアップしています。
種類が豊富なため、はじめてセレクトするときに、少し迷ってしまうはず。
そこで、本ページでは、ベルロイの「コンパクトな財布」をピックアップし、その特徴や活用シーンから違いを紹介します。
はじめてのベルロイという方は、ぜひ参考にしてみてください。
きっと、あなたにぴったりの財布が見つかるはずです。
豊富なラインナップのため、お札を折って入れる、折らずに入れるで分けて紹介します。
紹介する順は、サイズの小さなものから。
お札を折って入れる財布
Micro Sleeve(マイクロ スリーブ)
サイズ | 73mm x 102mm |
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カード | ★☆☆:2-4枚 |
お札 | ★☆☆ |
コイン | ☆☆☆ |
最小で、もっともスリムなモデル。
カードと折りたたんだお札を持ち歩けるタイプです。
どちらかというと、マネークリップに近いですね。
Slim Sleeve(スリム スリーブ)
サイズ | 80mm x 95mm |
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カード | ★★★:4-12枚 |
お札 | ★★☆ |
コイン | ☆☆☆ |
こちらも、どちらかというと、カードケースとして秀逸です。
よく使うカードは前面に、あまり使わないカードは中にしまい込んで、プルタブで引き出す面白いつくりになっています。
Slim Sleeveは、現金を使わない人にオススメのモデルといえます。
- お札を折って入れるタイプ
- コインは入らない
気に入るかどうかは、「お札を折ってから入れる」というアクションをどう思うかでしょう。
個人的には、面倒ですし、出すときに折り目がハッキリと付く点があまり好きではありません。
こういったことが気にならない人、または、スリムなカード入れとして割り切った使い方なら最適です。SlimSleeveよりもスリムで美しいカードケースは無いからです。
お札を折らずに収納できる財布
High Line(ハイ ライン)
サイズ | 90mm x 102mm |
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カード | ★★☆:2-10枚 |
お札 | ★★☆ |
コイン | ☆☆☆ |
コインを入れる機能を削ぎ落としたもの。
いわゆる、純札入れですね。
余計な仕切りが一切ないため、
ベルロイの財布の中で、もっともスリムでコンパクトに仕上がっています。
オーストラリアは、カード文化なんでしょうね。
日本ではまだまだ現金を使うことが多いので、これ1つでオールインワンとはいきません。
小銭入れは別に持ち歩く人におすすめのスリムなお財布です。
ちなみに、HIGH LINEよりも小さなLOW DOWNがあります。
LOW DOWNは避けてください。
小さな紙幣、例えばユーロ紙幣は問題ありません。ところが、日本のお札は世界的に見ても大きいため、サイズが対応していません(はみ出してしまいます)。
NOTE SLEEVE(ノートスリーブ)
サイズ | 103mm x 85mm |
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カード | ★★★:4-12枚 |
お札 | ★★☆ |
コイン | ★★☆ |
NOTE SLEEVEはベルロイの代表作です。
小さなボディにお札、カード、コインのすべてを収納できます。
ベルロイの財布全般に言えることですが、余計な装飾がないため、飽きがこず、長く使えそうですね。
ちょっと変わった機能として、スキミングガードが付いたものがあります。
「RFID」と記載があるモデルです。カード情報が不正に読み取られないための機能が付いたもの。
日本ではまだスキミングの被害が少なく、あまり話題になることがありません。海外で使う人はこのRFIDモデルをセレクトしても良いかもしれません。
ちなみに、ベルロイで一番人気とのことです。
もっと知りたい方はこちらをどうぞ。
Note Sleeveの使い勝手を詳細にレビューしています。
https://func-wallet.click/product/bellroy-notesleeve/
HIDE & SEEK(ハイドアンドシーク)
サイズ | 95mm x 115mm |
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カード | ★★★:5-12枚 |
お札 | ★★★:10-15枚 |
コイン | ★☆☆ |
一般的な、「二つ折り財布」にもっとも近いモデル。
名前が示すとおり、隠しポケットがあります。
以下のアイテムを、外から見えないポケットに収納できるのが特徴です。
- あまり使わないけれど持ち歩きたいカード
- 一万円札などの高額紙幣
- コイン
カジュアルでもビジネスでも使える、オーソドックスな二つ折り財布です。
たっぷりの収納をスリムに持ち歩ける。そんなベルロイのコンセプトがしっかりと活かされた財布。一般的な二つ折り財布よりも、とてもスリムに持ち運ぶことができます。
ちなみに、公式サイトからの購入時はご注意を。
LOとHIからセレクトできますが、必ずHIをセレクトしてください。
LOはユーロやドル用のサイズ。HIが日本のお札用のサイズだからです。
(amazonや楽天など、日本国内で買うときは気にする必要はありません)
Coin Fold(コインフォールド)
サイズ | 115mm x 90mm |
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カード | ★★★:4-12枚 |
お札 | ★★★:10-15枚 |
コイン | ★★☆ |
ベルロイの財布の中で、もっともコインを収納できる財布です。
カード、コイン、お札がバランス良く持ち歩きたい人におすすめの逸品。
魅力的なラインナップの中、私が買ったのもCoin Foldです。
もっと知りたい方はこちらをどうぞ。使い勝手を含めてレビューしています。
ベルロイの財布はどこで買えるの?
手に入れる方法はたくさんありますが、代表的な3つを紹介します。
ベルロイ公式サイトで買う
公式サイトからの購入は、新商品を早く手に入れたい人におすすめの方法。
オーストラリアの公式サイトから購入し、日本へ郵送してもらうことになります。
送料がかかるので、ちょっとくらい待てるという人は待ったほうが良いでしょう。
これまでのケースから見ると、1ヶ月以内には、日本のamazonから購入可能となります。
amazonで買う
もっともおすすめです。
ベルロイの各アイテムはamazonにて送料無料で購入できます。
販売元はBellroy本社。
本物保証でされていて、Bellroyの公式サイトで購入するより安価です。
機能性の高いアイデア製品に興味がある方ならきっと楽しめるはずです。
形やカラーも独特ですから、眺めるだけでも面白いと思います。
楽天で買う
個人的には、おすすめではありません。
土日発送してくれないショップがほとんど。
到着までに時間がかかります。
楽天ユーザーならこちらですかね。
ベルロイの魅力
コンセプト
ベルロイの財布の販売開始は2010年。
その、さらに10年前。
分厚い財布をポケットに入れ、座りにくそうな人を見たときから財布のデザインが始まりました。
その当時からこう思っていたそうです。
大切なものを運ぶのに、不便で使いにくいことはやるせない。
これが、ベルロイの根本にある思想です。
”不便さ”を解決していることは製品ラインナップを見ると納得できます。
すべてのアイテムが、コンパクトで、使うシーンに応じた機能を持っているからです。
薄い・小さいだけの財布なら既にあります。
ベルロイはさまざまな視点から財布をデザインをしています。
どんな構造が便利か。
- 使うことが多いカードを手前に配置して、カンタンに取り出せること。
- あまり使わないカードは、まとめて入れることで薄くできること。
どんなふうに使うのか。
どうしたら、本当に楽しみたい体験に集中できるのか。
- 海外への移動なのか
- 週末のお出かけなのか
- 雨に打たれながらのサイクリングなのか
Bellroyのすべての製品は、利用シーンが明確です。
そのシーンの中で最高の使い勝手とコンパクトさの両方をデザインしています。
こだわりのレザー
財布に使われる革は、ベジタブルタンニンで鞣された革。
タンニン鞣しはイタリアをはじめとしたヨーロッパの伝統的な手法です。
手間とコストがかかるため市場製品の10%程度しか使われていません。
環境に優しく、自然なエイジングが楽しめます。
その革を製品の特徴ごとにさらに3つに分けて利用しています。
1.通常の財布には、未加工のまま。
タンニンの色が深まり、経年変化による革の味を楽しむことができます。
色は染色仕上げ。
自然な風合いで変化しますが、動物が生きていた時の傷などが完璧には隠せません。
革の育ちを楽しめる仕上げになっています。
2.スマートフォンケースには、ポリマー加工を施したもの。
これにより、新品感をより長く楽しめるようになっています。
水や汚れにも強いため、スマートフォン用の用途には最適です。
ちなみに、ベルロイのスマホケースは、精度の高さに定評があります。
iphoneは丸みを帯びた外周のため、革でケースを作ると、適切なフィット感の実現が難しいのですが、ベルロイのケースは純正品のようなジャストフィットを体験できます。
2,3枚のカードを収納できるのも嬉しいです。
3.アウトドア用途のアイテムには、全天候型レザーを。
雨の日のサイクリング、ぬかるんだ道を歩くトレッキング。
どんな環境でも財布の中は安全です。
つまり、財布が使われるシーンに最適な革を使い分けているんですね。
また、ベルロイは革の色も豊富です(アイテムによって選べるカラーは違います)。
すべてのアイテムで3年保証
ベルロイのアイテムは、購入日より3年間の保証があります。
これはベルロイだけの特徴ですね。
他のブランドでは初期不良以外の保証はありません。
財布というダメージを受けやすいアイテムで、こういったサービスを提供していること。
これこそが、品質への自信の現れといえます。
保証の要望はこちらのサポートで受け付けています。
購入を証明するレシート(領収書)が必要になります。大事にとっておきましょう。
小さなボディにギュッと詰め込まれたアイデア
例えば、財布の COIN FOLD。
極薄のボディには、使いやすくするための機能がたくさん詰まっています。
3つのカードポケットによる、カードの取扱いやすさと薄さとのバランスは見事です。
その他にも、
1層のお札入れで、1000円札と10000円札を使い分けできる構造。
返しによって、滑り落ちないコインポケット。
このようにベルロイだけの機能が各所に見られます。
薄い財布の中で、こういった機能を持った財布は、他にありません。
日本のために最適化されたサイズ
公式サイトを見ると、ベルロイの財布にLowとHiの2種類のサイズがあることがわかります。
日本のお札は、世界のお札(ドルやユーロ)と比べて大きなサイズです。
それを収納するために(日本用に)、Hiモデルが作られました。
つまり、日本のお札に最適かつ、ミニマムなサイズに仕上げているんですね。
(逆にいうと、ドルはもっと小さなサイズに収納できます)
日本の財布ブランドが海外ブランドに対して有利なのは、日本のお金の使い方を理解し、日本円に最適なサイズにデザインできるからだと思っています。
ところが、オーストラリア生まれのベルロイが、日本用にデザインしてくれたわけです。
これは本当に新しい試みです。
これまで海外ブランドが日本専用サイズの財布を出したことはありませんでした。
(例えばルイヴィトンの財布サイズは世界共通です。)
日本のためにデザインされていることは、日本人が使いやすいサイズ、機能性を持っているということです。
私はこのことを知ってからベルロイのファンになりました。
オシャレなトリセツ付き
こんな感じで、全てのアイテムにオシャレな取説がついています。
記載は英語ですが、カンタンな表現ですから問題ないでしょう。
というか、絵を見れば分かりますので、雰囲気を楽しむオマケ的な位置づけですね。
説明書というのは、本質的には不親切なものです。
ユーザは使いたいから商品を買っているのであって、説明書を読みたいわけではないからです。
ただ、ベルロイのアイテムは使い方が明確ですから、読まなくても良いです。
素材もこっていますから、とっておきたくなるオマケだと思ってください。
まとめ
コンパクトでスリム、そして使いやすいこと。
この両方を追求した結果、シンプルで美しい財布が生まれました。
海外ブランドだから使いにくい。
これはベルロイには通用しないんですね。
コンパクトな財布は、ここ最近のトレンド。
日本でも、薄い財布abrAsus、小さい財布abrAsusなど、人気があります。
私は、abrAsusとベルロイの両方を持っています。
で、どちらも使った経験から言うと、
ビジネスユース、小銭をあまり持ち歩かないならベルロイがおすすめです。
abrAsusよりもスリムで、マットな革質です。
仕事で使う人、特にスーツを着る人には最適だと思います。小さくて、スリムで軽いため、内ポケットに入れても、まったく邪魔に感じません。
コンパクト×スリム×シンプルで美しいこと。
これらを満足するのは、今のところベルロイだけだと思います。
参考
当サイトでのベルロイの使用レビューです。