YUHAKUの財布、その全シリーズの特徴に鋭くせまる。色だけじゃない、魅力的な財布を徹底紹介

09211158_55ff724864b92

日本の革工房YUHAKU。その真髄は、美しい色合いです。
多くの方が、神秘的なグラデーションに惹かれて、YUHAKUに興味をお持ちになるのではないでしょうか。

さて、YUHAKUの特徴は色だけではありません。個性豊かな財布をシリーズを分けてラインナップしています。

YUHAKUに興味を持たれた方の多くは、公式サイトをご覧になると思います。
ところが、財布は60種類ほどありますから、それぞれの特徴を調べるのは、なかなか大変です。

そこで本ページでは、各シリーズの特徴や、メリット。さらに、デメリットにも切り込んでご紹介します。

この記事を読むことで、YUHAKUの、お気に入りの財布を見つける近道になるはずです。
決して安価とはいえないアイテムですから、本記事を読んでからのご購入でも遅くないはずです。

スポンサーリンク

YUHAKU(ユハク)

YUHAKUは素材や着色方法などの特徴で、シリーズを展開しています。
ここでは、各シリーズの特徴と、シリーズを象徴する財布をご紹介します。

Veratula(ベラトゥーラ)

種類 二つ折り(小銭入れ有/無)、長財布(小銭入れ有)
L字ファスナー、コインケース
価格(税込) 20,520円〜44,280円

VeratulaはYUHAKU独自の染色方法を、最も強く表現したシリーズです。

初めてのYUHAKUなら、このシリーズをセレクトして間違いありません。

後述するフォスキーアと比べて、より濃淡をハッキリさせた絵画的な表情。財布の端にいくほど色が深まるのが特徴です。

また、濃い色で仕立てられた内装も、嬉しいポイント。汚れが目立たないので、長く使えます。

外装はベビーカーフ(生後6ヶ月以内の仔牛の革)。
キメが細かでスムースな表情は、バツグンに美しく、触れていて気持ちいい革です。
これにYUHAKUの染色仕上げを施したのがVeratulaシリーズなんですね。

オススメは長財布タイプの束入れ。
yuhaku-veratula

霧がかったような美しいグラデーションを、大きな面で楽しめるのは長財布だからこそ。
財布の中心は鮮やかに、端にいくほど深みを増して濃色になります。YUHAKUにしか表現できない職人技です。

透明感のある革は光を取り込んで、コロコロと表情を変え、いつも楽しませてくれます。どことなく、妖艶な美しさをまとう財布です。

やはりVeratulaを選ぶなら、その美しさを最大限味わえる長財布をおすすめします。

参考:YUHAKU Veratula束入れのレビュー。日本一番美しい財布を紹介

Veratulaシリーズを公式サイトで見てみる

Foschia(フォスキーア)

種類 二つ折り(小銭入れ有/無)、ラウンドファスナー、コインケース
価格(税込) 20,520円〜42,120円

Veratulaと比べると、全体的に霧がかった染色が施されたシリーズ。

Foschiaのラウンドファスナー束入れは、YUHAKU公式サイトの人気ランキングNo1の常連です。
yuhaku-foschia-round

内装に馬革を使うことで、一般的なラウンドファスナーよりも軽量に仕上がっています。携帯性の高さも人気の理由ですね。

内装は明るめのキャメルカラー。これは好みが分かれるかもしれません。

内装が明るいカラーの場合、汚れが目立ちやすいからです。特にコインは触れ合うことで金属粉が生じます。これは避けられなくて、革の線維に入り込んでしまいます。淡いカラーのもの汚れたように見えてしまいます。

もちろん、そういった変化こそが、革のアジだと思いますし、明るいカラーだからこそ、アイテムが見やすく、取り出しやすいメリットもあります。

後述するコードバンのラウンドファスナーは、内装も濃色のため、汚れが目立ちにくいです。数年使うことを考え、選ばれると良いと思います。

参考:YUHAKU Foschia束入れのレビュー

Foschiaシリーズを公式サイト見てみる

Cordovan(コードバン)

種類 二つ折り(小銭入れ有)、長財布(小銭入れ無)、
ラウンドファスナー、コインケース
価格(税込) 17,280円〜73,440円

革のダイヤモンド、コードバンを使ったシリーズ。
あらゆるスムースレザーの中で、もっとも美しく高級感のある皮革だと思います。素材の美しさ、品格、光沢を求めるなら、本シリーズがもっともしっくりとくるはず。

最高級の国産コードバンに、YUHAKUの手染めを施した作品がラインナップされています。
コードバンの財布を得意とする日本の革工房は、20ほどでしょうか。その中から、美しい色合いでセレクトするなら、本シリーズがNo1。右に並ぶものはありません。

バリエーションも豊富です。
内装をコードバンで仕立てた最高峰のものから、キップ(生後6ヶ月〜2年)のものまで予算に合わせてセレクトできます。言うまでもなく、前者の方が高価なのですが。

ちなみに、「コードバンのラウンドファスナー財布」をお探しなら、コードヴァン束入れ [ラウンドファスナー]をセレクトしましょう。美しさ、丁寧な仕上げ、そして価格とのバランスを考慮すると、とても満足感の高い1品だとおもいます。
cordvan-round

コードバン × YUHAKU。この最上級の美しさを大きな面で楽しめるのも、本作の醍醐味。内装に牛革を使うことで、リーズナブルな価格を実現しています。

実はYUHAKUの染色が楽しめる6万円以下のラウンドファスナー長財布は2種類しかありません。
1つがFoschiaの束入れ。さらに1万円プラスすることで、外装がコードバンになったこちらが手に入ります。
少なくとも3年は使うでしょうから、この価格差ならコードバンも視野に入るでしょう。
実際、こちらのコードヴァン束入れは人気No2となっています。

参考:YUHAKUコードバン束入れのレビュー

Cordovanシリーズを公式サイトで見てみる

Bicolore(バイカラー)

種類 ラウンドファスナー
価格(税込) 48,600円

シリーズ名の示すとおり、バイカラーのカラーリングが特徴。
比較的コントラストがハッキリした2色を使い分けているため、スタイリッシュな印象を受けます。

YUHAKUのBICOLOREは、ラウンドファスナータイプの長財布1つのみ。

どのカラーも、ブラック + YUHAKUのグラデーションが施された逸品です。

財布でのバイカラーというのはなかなか珍しいのではないでしょうか。
というか、YUHAKU以外では見たことがありません。

ほとんどの革工房は、革の染色を自前で行いません。
多くの革はタンナーで染色されていて、工房は染色済みの革を使って財布を作るだけです。
YUHAKUの特徴の1つは、染色を自前で行っていること。
だからこそ、バイカラーといった珍しいカラーリングの財布を発表できるのです。

Bicoloreシリーズを公式サイトで見てみる

LUCE e Ombra(ルチェ エ オンブラ)

Luce e Ombra カラーリング

種類 二つ折り(小銭入れ有)、長財布、L字ファスナー
価格(税込) 38,880円〜47,520円

ブラックの差し色が特徴的なシリーズ。

Bicoloreに比べ、メインカラーは、落ち着きのある色味になっています。

ルチェ エ オンブラの特徴は、使いやすいこと。
財布の内部が、YUHAKUの他シリーズと異なる作りになっています。

一般的な財布とくらべても、珍しい作りで、機能性の高い逸品がラインナップされています。

LUCE e Ombraシリーズを公式サイトで見てみる

Diamant(ディアマント)

種類 長財布(小銭入れ有)
価格(税込) 66,960円

Diamantの財布は1つ。こちらの長財布のみです。

diammant-wallet

外装をコードバン、内装をカーフで仕立てた長財布。

内装の革はドイツのタンナーベリンガーの「クリスペルカーフ」。

カーフとは仔牛の革です。
正牛に比べてキメが細やかなため、表情や艶感が美しいのが特徴ですが、キズが付きやすいというデメリットがあります。

クリスペルカーフは、仔牛の革をクロムなめしの製法で作られているため、キズや変形に強いのが特徴です。

クリスペルカーフは、水シボと呼ばれる非常に小さなシボが表面に並んでいて、このシボに光があたることで、キラキラして見えます。

クリスペルカーフは、クロムなめしにもかかわらず、エイジングが楽しめる珍しい革です。
YUHAKUのクリスペルカーフは黒いため、色の変化は目立ちませんが、艶が出てきて、当初の細かなシボにもより深い陰影が見て取れる様になります。

出典:ワイルドスワンズ。http://cou-shop.jugem.jp/

出典:ワイルドスワンズ。http://cou-shop.jugem.jp/

軽く、しなやかで、そして育つ革であるクリスペルカーフと、コードバンの融合。
1つの財布で2つの革の表情を楽しめる贅沢なシリーズといえるでしょう。

Diamantシリーズを公式サイトで見てみる

Du Monde(デュモンド)

種類 二つ折り(小銭入れ有/無)、長財布(小銭入れ無)、コインケース
価格(税込) 20,520円〜61,560円

Du Mondeの特徴はコードバンに施された美しい色です。

革の仕立てはレーデルオガワ。コードバンの仕上げのみを専門とする企業です。
コードバンに美しい染色、艶出しを生み出す作業を行っていて、そのレベルは世界一だと言われています。
YUHAKUだけではなく、土屋鞄をはじめとする革工房の製品に、レーデルオガワのコードバンが使われているのはその裏付けと言えます。

染色は、アリニン染。
染色後に、アリニンという合成染料を使って革に薄いコーティングを施すことで、水に弱いコードバンを保護すると同時に、透明感と光沢を生み出す着色方法です。

このDu Mondeシリーズは、コードバンを知り尽くしたレーデルオガワとYUHAKUが技術提携して生み出したコードバンを使っています。
つまり、Du Mondeで使われている革は、Du Mondeでしか味わうことができません。

実際、土屋鞄やキプリスのコードバンを眺めても、あくまで単色のカラーです。

写真の財布は、Du Mondeの札入れ。本シリーズで唯一小銭入れが付いた財布です。

一般的なコードバンに比べて、YUHAKUの特徴であるグラデーションが活かされた色味は、まさにDu Mondeでしか楽しめない逸品です。

Du Mondeシリーズを公式サイトで見てみる

Tourbillon(トゥールビヨン)

種類 長財布(小銭入れ無)、ラウンドファスナー、
コインケース
価格(税込) 17,280円〜41,040円

Tourbillonシリーズの財布は、ブライドルレザーで仕立てられているのが特徴です。
写真の品はブライドル束入れ

YUHAKUの象徴ともいえるグラデーションは施されていません。

ブライドルレザーはイギリス生まれの皮革。古くから馬具として利用されてきた非常に丈夫な革です。
厚みがあり、繊維が密でしっかりした革で、力強さと落ち着きが相まった、まさに大人にふさわしい素材。

表面に浮かぶのはブルームと呼ばれるワックスです。使っていると次第に無くなっていき、代わりに艶が生まれてきます。
yuhaku-bridle-tabaire-6

参考:YUHAKUブライドル束入れのレビュー

Tourbillonシリーズを公式サイトで見てみる

Cobweb(コブウェブ)

種類 長財布(小銭入れ無)、ラウンドファスナー、コインケース
価格(税込) 46,660円〜237,600円

クロコダイルは「エキゾチックレザー」にカテゴライズされる皮革です。

一言で「クロコ」といっても、ナイルワニ、シャムワニなど実は種類が豊富です。
カイマンといったいわゆる「石ワニ」は安価な部類ですが、YUHAKUのCobwebはクロコの中でも高価なナイルワニを使っています。

天然素材のクロコは、部位によってウロコの模様が異なりますから、1つ1つがが唯一無二です。よくある型押しと異なり、製品ごとの個体差がはっきりと表れる皮革ですね。

いわゆる、均一的な表情を製品にすることはできませんが、クロコの迫力と高級感はやはり圧倒的です。

ちなみに、財布が大きくなると飛躍的に高価になるのは、大きな財布は1匹のワニから1つしか作れないからです。

面白いのは、クロコと牛革を合わせた財布です。

オールクロコでは手がでないけれど、手にしたい人には丁度良いアイテムかもしれません。

Cobwebシリーズを公式サイトで見てみる

TuiTui(ツイツイ)

TuiTui

種類 長財布(小銭入れ有)、ラウンドファスナー、
L字ファスナー、二つ折り
価格(税込) 17,280円〜39,960円

Tuituiシリーズの財布は、しっとりと手に吸いつくヌバックを使っています。
ヌバックは、カーフ(仔牛)の表面を毛羽立てる仕上げを施した革。

写真の品は束入れ[ラウンドファスナー]
YUHAKU TuiTuiラウンドファスナー

TuiTuiシリーズでは防水加工がされています。
本作に限らず革に防水処理をを施すことで、水はもちろんのこと、汚れ防止にもなります。ただ、効果がずっと続くわけではなく、しだいに落ちていきます。防水を続けたい場合は、定期的に防水スプレーでのメンテナンスすることで、気持よく長く使えます。

TuiTuiシリーズを公式サイトで見てみる

ALBERTE

ALBERTEはYUHAKUの姉妹ブランド。

その位置づけは、明確に違います。

一言で両ブランドを表すなら、
YUHAKUが染色による「美しさ」。
ALBERTEは「発明」です。

発表する財布はいずれも、これまでの財布とは異なるフォルムと使い勝手を持ちます。
これが、とても使いやすいのです。

SOLE

種類 二つ折り(小銭入れ有)、長財布(小銭入れ有)、L字ファスナー
価格(税込) 19,940円〜29,160円

「薄さ」を特徴とする財布を発表しています。

「薄さ」象徴ともいえる財布は束入れ
ALBERTE長財布 バリエーション

カードとお札の使い方が独特で、実に洗練されたお金の払い方ができます。
圧倒的に薄くて軽いため、内ポケットの中でもバツグンの快適さを体験させてくれます。

このシリーズは実際に買っていますので、気になった方はこちらも参考になさってください。
参考:

SOLEシリーズを公式サイトで見てみる

あとがき

どのシリーズもYUHAKUだけの特色を持っています。
それぞれハッキリと違いがありますから、趣味嗜好で選ぶのが一番です。

初めてのチョイスであれば、やはり独特なグラデーションを堪能できる長財布を選んでほしいなぁと思います。

参考までに、YUHAKUの水染めの動画を紹介します。

YUHAKUの色使いに魅了されたのであれば、以下の2シリーズがオススメです。

以上、「違いが分かる!YUHAKUシリーズの特徴と財布の紹介。あなたの欲しいYUHAKUを見つけよう」をご紹介しました。

最後までお読み下さりありがとうございます。

参考になれば、ツイッターなどでシェアしていただけると幸いです。

スポンサーリンク