ALBERTEは、YUHAKUがプロデュースするブランド。機能性を重視したプロダクトを得意としています。そのALBERTEの束入れ(LongWallet)を購入しました。
特徴は以下のとおりです。
- 抜群にスリムな長財布
- 抜群にカードが使いやすい
- 他のどのブランドも真似できない、スタイリッシュなフォルム
極薄のフォルムと、特徴的なカードポケットが目を引く、とても機能性の高い長財布です。本ページではALBERTEの束入れについて、使い勝手、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。
財布のスペック
ブランド | ALBERTE by YUHAKU |
---|---|
商品名 | 束入れ(Long Wallet) |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 1 |
お札の枚数 | 12 |
コインの枚数 | 15 |
カードの枚数 | 5 | サイズ | W179×H98×D8mm | 重さ | 78g |
素材 | 牛革エンボス加工 |
圧倒的な薄さと軽さが特徴です。
お札、コインの収納は負担のかからない枚数です。
使い勝手
わずか8mmの厚みしかない財布は、手に持つというより指で挟んで支えるような持ち方になります。
それほどまでに薄く、そして軽い財布です。
薄さが一般の財布と比べて断然違います。
表と裏でそれぞれ異なる機能を持つこの財布はALBERTE独自のデザインです。
ちなみに特許出願中のようです。
カード
まず目に入るのは独特なカードポケット。
特徴的なカッテイングは1つ1つのカードをしっかりと挟み込んでくれます。
V字にカッティングされたスリットからは親指の腹でカードを押し出すことで簡単にカードを取り出すことができます。
クレジットカードが使える店であれば、ここからカードを出してお会計が完了します。
これがとてもスマートに感じました。
多くの財布はカードを使うために財布を開かなくてはいけません。
紙幣や硬貨を使わないにもかかわらずです。
- 財布を開く
- カードを出す
- 財布を閉じる
一般の財布はこの3アクションが必要なわけです。
これまで当たり前だったこの動作。
ALBERTEの長財布はわずか1アクションに短縮してくれました。
私の場合はクレジットカードをよく使うのでこの機能はとても約に立っています。
もちろん、クレジットカードだけでなく、ポイントカードなどでも同様に使えます。
これは革新的な機能です。
これまでの財布は、お金やカードを守るために、すべてを財布の中に閉じ込めるのが当たり前でした。だからこそ財布を開くのは必然だったのです。それを覆すことで、これまでにないカードの使い勝手を可能にしています。
カードポケットの構造も上手くデザインされています。
一般的な段状になったカードポケットに比べ、ALBERTEの束入れはカードの重なり範囲が狭いのです。これによって財布の厚みを抑えつつ、カードが取り出しやすくなっています。
カードポケットは両端からテンションがしっかりとかかっているためカードが抜け落ちるということはありません。
ポケットには薄いカードなら2枚入りますが、銀行のカードのように厚いものは1枚しか入りそうにありません(私は財布の形が崩れるのが嫌なので入れません)。
カード収納枚数はこのポケットの数とイコールの5枚。
一般的な財布に比べると少ないといえます。人によってはカードを厳選する必要があるかもしれません。(とはいえ薄い財布abrAsusと同じ収納枚数。いわゆる"小さな財布"に慣れていれば問題無いでしょう。)
お札ポケット
紙幣入れは1つ。なんと財布の真ん中に挟み込む形で収納します。
利用する際は親指の腹で隙間を空けて紙幣を取り出します。
収納するときは滑らせるようにして簡単に差し込むことができます。
財布の薄さを維持するためには紙幣の限度は12枚程度が限度かなと思います。
お札を入れる部分はファスナーやホックが一切ありません。
不安を覚えるかもしれませんが、財布の両サイドからしっかりと引っ張られるようになっていて、親指の腹を離すと自然と紙幣が閉じ込められられます。
こんなふうに逆向きにしても紙幣がこぼれ落ちることはありません。
小銭入れ
小銭入れはファスナーで閉じられた部分です。
ファスナートップはとても持ちやすく、開閉はとてもスムーズです。
ファスナーを開けると、片側にだけマチがある構造になっています。
財布の長さを活かした視認性の良さが素晴らしいです。
視認性が良いということは小銭を出しやすいわけです。
会計時に小銭をサッと探して出しやすいため、小銭が知らないうちに増えるということがありません。
薄さ維持のためには小銭が増えるのはご法度です。
財布のコンセプトに合った作りになっているんですね。
小銭入れの内側はカードポケットと同じカラー。
暗めのカラーリングを選ぶと、汚れが目立たないです。
小銭が増えてきたら財布を少し揺さぶりましょう。
均等に散らばるため厚みを抑えることができます。
小銭、紙幣、カードを入れたのがこちら。薄さが伝わるでしょうか。
特徴
高級感が伝わる牛革の丁寧な作り
素人目に見ても素材の良さは明らかです。
ストラッチョや薄い財布abrAsusなどの革が薄い財布は、少しチープな感じがしました。
一方、ALBERTEの長財布は一切そういった印象を受けません。
エンボス加工された国産牛革の存在感。
綺麗に磨かれたファスナートップ。
均等なステッチの美しさ。
コバ加工の丁寧さ。
これらから確かな高級感が見て取れます。
写真のように薄い革を縫い合わせています。
端はまとめてコバ加工してあります(写真では分かりにくいですが…)。
安い財布は1枚ずつコバ仕上げした後で、縫い合わせて終わりです。
縫い合わせ後にコバ加工するのは高度な技術が必要で手間がかかるからです。
ALBERTEはこの手間がかかる作業をしっかりと財布に組み込んでいます。コバの仕上げは財布の寿命に関わってくる大切な要素です。
お気に入りの財布は長く使いたいですから、とても嬉しいことです。
小銭入れのマチ内部にもエンボス加工された牛革が使われています。
どの部分も丁寧に仕上げられているのが分かります。
細部まで上質さを感じられる仕上がりです。
店頭で確認できる方には是非現物を見ていただきたいです。
ジャケットの内側にストレス無く仕舞える
財布の薄さが最も活かされるのはスーツやジャケットです。
ラウンドファスナータイプの財布を使っている方は胸ポケットに収めるのを諦めていたと思うのですが、この財布はラウンドファスナータイプの1/3以下の薄さです。圧倒的な軽さも相まって胸ポケットへの収まりがとても快適です。
繰り返しますがこの財布は開かなくてもカードを使えます。
スーツを着るビジネスパーソンにとってこれほどまでにスマートな会計を演出してくれる財布は他に無いでしょう。
カラーバリエーションが豊富
全モデルが裏と表で異なるカラー。
私は落ち着いたGrege×Navyを選びましたが、遊び心を感じるYellow×Navyととても迷いました。
どの色も個性的で、女性ならGrege×Ice Blueなんて素敵だと思います。
用途、性別、年齢などで好みの色が変わることが多いわけで、そういったニーズに合うラインナップ展開だと感じます。
ちなみに表裏ともに黒一色のLongWalletもあります。
ファッションとしても使える
ALBERTEの長財布はその見た目も独特で、これまでの財布に無かった形状です。
多くの人は見たことが無いフォルムですから財布には見えないでしょう。
珍しい形か、またはクレジットカード決済の所作が印象的だったのでしょうか。何度か店員さんにどこの財布か聞かれました。こういう体験はあまり無かったので嬉し恥ずかしな気持ちになりました。
パッケージ
こんなシンプルな箱に入っています。
上箱の裏にギャランティーカードが差し込まれています。
箱はマットな質感でシンプル。
悪く言えば華やかさを感じません。
きれいな包装です。プレゼントで渡すときはぜひラッピングしてもらいましょう。
私もラッピングされた財布をプレゼントしたことがあり、とても喜んでもらえました。
まとめ
ALBERTEのコンセプトは「発明」。
そういった意味では成功しているといえます。
本作からはYUHAKUには無い機能性の高さ、使いやすさを体験できます。
一般的な長財布と比べても、ダントツの携帯性と使いやすさ。
また、各部の丁寧な仕上げはとても満足できるものです。
上質感、携帯性、スタイリッシュなフォルム、カードの使い勝手。
こういった点では、他に類する財布はありません。
スーツを着る人、財布を薄くしたい人、変わった財布が欲しい人にオススメできる一品です。