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WILDSWANS シリンダーのレビュー。革のペンケースの使い勝手、特徴について

WILDSWANSのペンケース、シリンダー(CYLINDER)を購入しました。

特徴は以下のとおり。

  • 革のペンケース
  • 外側は牛革
  • 内側はスエード
  • 美しい仕立て

本ページでは、特徴や使い勝手についてわかりやすく解説します。

革のペンケースをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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動画

サイズ感、ペンケースとしての使い勝手、革の質感などが伝わるよう撮影しました。ぜひ音ありでご視聴ください。革の鳴く音も楽しめます。

WILDSWANS シリンダーの使い勝手、特徴について

シリンダーの使い勝手

スリム&ロングフォルム、さらに外装に一切の装飾のない革のカタマリ。見た目からはペンケースだと思われないかもしれません。WILDSWANS-CYLINDER-2

素材はWILDSWANSが得意とする皮革、サドルプルアップ。1枚革で仕立てられたデザインは、とても簡素な佇まい。最高の素材と仕立てのプロダクトの証です。

本体の両端2箇所をボタンで留めるデザイン。パームなどでも採用されているボタンですね。
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ペンケースにはさまざまなタイプがありますが、シリンダーのダブルホックのつくりは珍しく、他に無いように思います。ファスナーを使ったペンケースでは、ペンを取り出すときに、ファスナーが指に当たってしまうことがある。あまり気持ちのよい体験ではありません。

シリンダーでは、こういった不快感を感じることがありません。

一方、ファスナータイプのように「しっかりと留める」といった点では、少し劣るかもしれません。とはいえ、私のように数本のペンしか収納しないのであれば、問題ないでしょう。(6本以上のペンを常に持ち歩くなら、ダブルホックで留めるつくりは心もとないかもしれません。)

両端は、革が折り込まれるようにデザインされていて、中に入れたアイテムがこぼれ落ちることがありません。
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さて、シリンダーは2種類、ラインナップされています。

  • シリンダー
  • シリンダーS

違いは長さです。

私がセレクトしたのは「シリンダー」の方。ペン+消しゴムを置いてもある程度の余裕がある長さが、決め手でした。

ペンの太さにもよるのですが、バランスよく・無理なく収納するなら、4本くらいがベストでしょうか。私は大体のシチュエーションで3本ほどしか持ち歩かないので、十分な収納力です。学生さんには少し小さいかもしれませんね。

机の上に置いておくことで、いつでも取り出せるペン置きとしても使えます。
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内装は起毛したレザー(スエード)が貼られています。手触りの良い絨毯のようで、気持ち良い質感です。大切なペンを衝撃から守ってくれそう。
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起毛した素材全般に言えることですが、ホコリなど小さなゴミが入り込みやすく、取り除きにくいのが欠点といえます。

ただし、ブラシでサッと払えば、キレイになるのであまり気にしなくてよいかと思います。
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ちなみに、私が愛用しているのがコロニルのブラシ。何度か弊サイトで紹介していますが、1つあれば助かる万能選手。あらゆる革製品に使えます。スゴくおすすめ。

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シリンダーに見る、WILDSWANSらしさ

一般的なペンケースと比べると、かなり高価な1品なわけですから、WILDSWANS好きでないとなかなか手に取らない1品かもしれません。

言い換えると、本作は、WILDSWANSの財布などに惚れ込んだ人が、ペンケースでもその造形美を堪能したいときにセレクトする1品なのです。

WILDSWANSの代表的な意匠である、美しいコバは、もちろん健在です。WILDSWANS-CYLINDER-11

折り込まれた革にあしらわれた、カーブラインに沿った「念引き」などを見ると、やはり日本トップクラスの革工房であることがわかります。
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財布などに比べて、革の重なりがすくないため、少しやわらかく感じますが、それでもサドルプルアップのなめらかで、ツヤやかな質感を堪能できるのは流石です。
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あとがき

大人になるとペンケースを持ち歩かない人が増えるように思います。
ほとんどのペンケースは、大人には大きすぎるのです。持ち歩きに不便で、だから持たなくなる。つまり、大人にふさわしいペンケースが無いのです。

何をもって「大人にふさわしい」かは、人によるでしょう。
私にとっては、上質な素材、丁寧な仕立て、美しいデザイン。これらを満たすものです。(大容量は必要ありません。)

そして、シリンダーは、このほとんどを満足させてくれる1品なのです。

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