WILDSWANS 京都7周年おめでとうございます。恒例の周年記念アイテムがいくつか発表されましたね。今回ラインナップされた革は、羊、カバ、サメです。
サメ革の小さな財布「パーム」を購入しました。
特徴は以下のとおり。
- 機能、サイズは定番のパームと同じ
- 外装にサメ革、内装にイングリッシュブライドルレザー
本ページでは素材を中心にご紹介します。
スペック
ブランド | WILDSWANS |
---|---|
商品名 | パーム シャークモデル |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 1 |
お札の枚数 | 10 |
コインの枚数 | 15 |
カードの枚数 | 5 | サイズ | W110×D85×H25mm | 重さ | 80g |
素材 | サメ革×イングリッシュブライドル |
動画
サメ革の表情、質感、ハリ感などが伝わるように動画にしてみました。
使い込んだサドルプルアップ、ホーウィンシェルコードバンとの表情の違いも紹介しています。
構造、使い勝手などは以下の動画で紹介しています。
使い勝手
使い勝手は定番のパームと同じです。
サドルプルアップモデルのレビューを公開していますので、参考にしてみてください。
本ページでは、使い勝手については言及しません。
使い勝手の動画も公開しています。
特徴
サイズ感
手のひらに収まるサイズ感。だから、パーム(PALM)。
サイズ、つくりは定番のサドルプルアップやフルグレインブライドルレザーと全く同じ。
素材が変わっても、WILDSWANSの意匠である美しいコバを堪能できます。
サメの革
外装に使われている素材は、サメ革。
全体的にシボが入ったような見た目です。
さて、シボの度合い(凹凸感)は革によってそれぞれ違います。
例えば、ミネルバボックスはシボがあるけど、シュリンクしているわけではないので、凹凸は控えめ。部位にもよりますが、触ってみての「凹凸感」は極わずか。「シボ模様」を楽しむことができる、スムースレザーといったところでしょうか。
一方、サメ革は触ってみてしっかりと分かるほどの凹凸がある。
「サメ」のイメージから、ザラザラとした手触りを考えていたのだけど、全く違う。サラリとした触り心地で、柔らかいです。
光を受けると陰影がはっきりと出て迫力が増すのも良いですね。
いわゆる「エキゾチックレザー」にカテゴライズされるのだけど、派手すぎない印象。クロコほど迫力はなく、リザードほどのギラつき(きらめき)がない。あらゆるシーンで使いやすいと思います。模様が細かいから個体差もほとんどわからない(クロコのように竹斑、丸斑のような明確な違いがない)。
バックポケット側も、もちろんサメ革です。
イングリッシュブライドル
内装はイングリッシュブライドルレザー。
2019年からWILDSWANSの定番になった素材です。
参考:WILDSWANS パーム イングリッシュブライドルレザーのレビュー
「ブライドルレザー」とは革の総称です。例えば、コードバンが新喜皮革やホーウィンからラインナップされているように、ブライドルレザーも、セドウィック社、トーマスウェア社などの複数のタンナーが作っています。
本作で利用されるブライドルレザーは、Wickett&Craig社のもの。アメリカのタンナーが、なぜ「イングリッシュブライドルレザー」と名付けたのかは謎ですが・・・。
トーマウェア社などのブライドルレザー、フルグレインブライドルレザーと比べると、柔らかい。サドルプルアップよりも、ハリ、コシは控え目。好みが分かれるかもしれません。パームのボリュームを出しつつ、折れないハリ感を出そうとすると、英国のブライドルレザーでは難しいのかもしれませんね。
あとがき
パームはポケットに入れて持ち歩きたい。
しかし、サドルプルアップやコードバンのようにスムースな革だと、キズが気になる人もいるでしょう。どんなに気をつけていても、無傷で使用し続けることは不可です。
サメ革のパームは、全体的に立体感のあるシボがあるため、キズが目立たず良いかもしれません。
参考リンク
さまざまな素材のパームについて、以下のリンク先で解説しています。