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エムピウのトートバッグ ノマデのレビュー。軽くてコンパクト、デイリーユースにふさわしいカバン

エムピウのトートバッグ、ノマデ(NOMADE)はお気に入りのカバンです。

本ページでは、ノマデの特徴や使い勝手についてわかりやすく紹介します。

特徴は以下のとおりです。

  • 日常使いに丁度よい、コンパクトさ
  • エイジングを楽しめる、マットな牛革
  • ジャパンメイドの美しい仕立て

デイリーユースのトートバッグをお探しなら、ノマデは最適な1品かもしれません。参考にしてみてください。

スペック

ブランドエムピウ
商品名ノマデ(NOMADE) Mサイズ
タイプトートバッグ
機能インナーポケット×3
サイズW360×D150×H290mm
重量880g
素材牛革
価格(税込み)41,040円

ノマデはサイズの異なる、2種類がラインナップされています。

  • ノマデ-M
  • ノマデ-L

本ページでご紹介するMサイズは、A4が収まるサイズ。LサイズはB4まで収納できる大きめのサイズです。

使い勝手

デイリーユースに丁度よい、コンパクトなサイズ

トートバックをセレクトするポイントは、サイズです。どういったシーンで、どういったアイテムを持ち運ぶのか。これによってカバンの最適なサイズが決まります。

土屋鞄のアルマスバッファロービジネストートを持っているのに、ノマデを購入したのは、使いみちが異なるから。
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アルマスのトートよりもノマデはコンパクトなため、たくさんの荷物を持ち歩かないシチュエーションに最適。たとえば、数冊の本をもって図書館に行くときなど最適です。軽くてコンパクトなノマドは、持ち運びに適したカバンなのです。

そこそこの収納力

コンパクトなカバンですから、収納力はそこそこ。(コンパクトでたくさん入るカバンは存在しません)。

とはいえ、デイリーユースには十分です。マチが結構広いので、ちょっと厚めのお弁当箱も収納できます。

少し大きめの本でもご覧のとおり。
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さて、私のケースで紹介してみましょう。
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  • iPadmini or iPad
  • 厚みのある本3冊
  • 文庫本
  • A4ファイルシステム
  • マグボトル
  • 眼鏡ケース
  • 財布
  • カードケース

コレだけ入れて、まだ少し余裕があります。本があと2冊ほど入る感じ。
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しっかりとハリがあって、たくさんのアイテムを詰め込んでも型くずれしにくいのもポイントです。

もちろん、パンパンに詰め込みすぎると、カタチは変わってしまうのですが、そこで「留め具」が役立ちます。
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カバンの口をクロスするようにデザインされています。留め具をかけることで、口がキチッと閉じられて、美しいルックスを保つわけですね。多少は盗難の防止にも役立つはず。

横長の留め具を使うと、カバンの口がキュッと締まって、台形フォルムになります。どちらも美しいです。
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好みのもありますが、留めた方が美しいかなと思います。mpiu-NOMADE-9

※横の留め具をつなぐと、A4のファイルシステムは諦めなくてはいけません。

さて、ノマデの苦手なことも紹介しましょう。

ノマデは大きなアイテムは得意ではありません。たとえば15インチのノートPC。私の愛用するMacBookPro 15インチなら、ケースを付けない裸の状態でギリギリです。ケースを付けると無理。つまり、大きなノートパソコンを運ぶには向いていません(13インチなら余裕で入ります)。大きめのアイテムも持ち歩きたいなら、Lサイズをセレクトしましょう。

ポケットの仕切り

さて、中には3つのポケットがあります。

1つはファスナー付きのポケット。
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メインコンパートメントは、完全に閉じるつくりではありません。貴重品はここに入れておくのが良いでしょう。

2つ目は、ペットボトルなどを収納できるポケット。マグボトルもごらんのとおり。コーヒーを入れて、図書館へ出かけるのがお気に入りです。
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3つ目は、マチ無しの仕切り。ボタンで留めることができます。
スリムなアイテムの収納に適しています。私は、iPadなどのタブレットなどを入れておくのに使っています。
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底面には5箇所に鋲が打たれています。
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床においたとき、カバンが汚れません。革が擦れにくいので、長持ちさせるためのキモになるポイントです。キチッと自立するためにも必要なパーツですね。

エイジングを楽しめる。ハリのある国産牛革

エムピウは、プロダクトによって素材を使い分けているのですが、本作の素材は、タンニンなめし国産牛革。mpiu-NOMADE-17

マットでサラリとした表情には、次第にツヤが生まれてくるはず。(タンニンなめしの革は、ツヤや色の変化を楽しめる素材ですし、エムピウはエイジングする革しか使わないからです。)
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ちなみに、日本に流通するレザーアイテムの90%は、クロムなめしされ、顔料で仕上げられた皮革を使っています。安価に量産できるのがメリットですが、革の風合いや、エイジングを楽しむことができません。(「新品の表情をずっと保ちたい」なら、クロムなめしのカバンをセレクトした方が幸せになれるはずです。)

ノマデは、変化を楽しむカバンです。使ううちに育っていくカバンなのです。

ハリのある質感は、好みが分かれるポイントかもしれません。本作からは、キチッとした印象を受けます。ビジネスシーンに添えても違和感がなく、あらゆる空間に映えるのです。
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私がセレクトしたのはブラックですが、その他のカラーもラインナップされています。どれも美しいですね。
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ジャパンメイドの美しい仕立て

エムピウのプロダクトは、すべて国内生産。ノマデももちろん、ジャパンメイドです。

均等なステッチワークが美しいですね。
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ハンドルは丸みのあるつくり、しっかりとステッチされ、革の断面であるコバも仕上げられています。
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あとがき

ノマデ(NOMADO)とは、「遊牧民」を意味します。

トートバッグの良さは、気軽に持ち歩け、アイテムをポイッと収納できるお手軽感にあると思うのですが、そういった用途から「ノマデ」と名付けたのでしょう。エムピウのセンスが良く出ているなぁと感じます。(本作に限らず、エムピウのプロダクトは、どれもユニークな名前が付いています。)

ノマデはその名前のとおり、「気軽に持ち歩くこと」に優れたトートバックと言えます。シンプルながら、美しい表情とエイジングを楽しみたいなら、本作はおすすめできる1品です。