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財布のオーダーメイド。オーダー前に知っておきたいポイントについて

「満足できる財布」を見つけるのは、簡単ではありません。形、サイズ、色など、人によって好みは違うからです。

本ページでは、革製品を10以上オーダーメイドしてきた財布マニアが、間違いのないオーダーメイド財布について解説します。

こだわりの財布を手に入れたい方は参考にしてみてください。

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はじめに

オーダーには2種類あります。

  • パターンオーダー
  • フルオーダー

本ページではパターンオーダーをご紹介します。

パターンオーダーとは

パターンオーダーとは、定番アイテムのカスタムして注文することです(カスタムオーダー、イージーオーダーとも呼ばれるます)。

ブランドが定番でラインナップしている財布をセレクトして、革や色などをお好みに変更するオーダーメイドです。たとえば、「革と糸を、あえて違う色にするオーダー」は、既製品にはないオリジナリティのあるルックスに仕上がります。

世界に1つだけの財布を、初めてでもカンタンに作れます。しかも、リーズナブルに。

ちなみに名入れが可能な財布もあります。特別感がアップしますし、オーダーよりは安価です。
=> 名入れできる個性的な財布のまとめ

フルオーダーとは

フルオーダーとは財布のカタチからオーダーする方法です。カスタムオーダーよりも手間や時間がかかるため、財布のカタチにもよりますが、3万円以上はかかりますし、イメージしたものができるとは限りません。上級者向けのオーダーですね。

そのブランド定番の財布でも、ポケットの数、サイズの変更などをする場合は、フルオーダーとなります。ほとんどのブランドはフルオーダーを受けていません。

JOGGO

JOGGO 名入れ

納期 通常3週間。
特急オプションで2週間
名入れ 無料
価格帯 5,900円〜
ラッピング あり

JOGGOはカラーオーダーができるWeb限定のレザーブランド。

決まった色は無く、財布の各パーツ(革)の色を自分で決めていきます。

オーダーメイド JOGGO

JOGGOはオーダーの特徴は、楽しくてカンタンなこと。

ホームページで色を選んで、財布にカラーリングするだけ。
はじめは真っ白な財布。そこに、まるで塗り絵をするように、お気に入りの色をセレクトしていきます。

センスに自信がなくても大丈夫。サンプルから選んで、カラーリングしていくこともできます。パーツごとに色をチョイスできるため、彩り豊かな財布もできます。

ビビッドなカラーリングができるのも面白いところ。単調なカラーリングの財布に飽き飽きしていた方にもオススメです。

世界に1つの財布を、とてもリーズナブルにできるのも嬉しいポイント。友人やカップル同士で作りあっても面白いですね。

ラッピングによる特別感も素晴らしいです。なんと、デザイナーであるあなたの名前が入ります。オーダーメイド JOGGO 名入れ

完成までの期間は、8日〜21日。特急オプション(+1,000円)を使うことで、早く入手できます。

リーズナブルな商品が並んでいるので、初めてのオーダーとしても気軽に楽しめます。ちなみに、財布だけでなく、ブックカバーなどの小物もたくさんラインナップされています。

私もJOGGOの財布を身内とオーダーしてみました。どれも素晴らしい仕上がりでしたので、興味のある方はチェックしてみてください。

参考:JOGGOでオーダーした、ほぼすべての財布のレビュー
参考:JOGGOでオーダーした、ブックカバーのレビュー
参考:大切な人へあなたが作るプレゼントを。JOGGOの紹介

JOGGOのオーダーメイドを見てみる

Lutece

納期 40〜80日
名入れ 非対応
価格帯 40,000円〜
ラッピング あり

Luteceは制作から販売まで、一人の職人が行う個人工房です。最高の技術で作り上げられた製品は、日本最高峰です。

とにかく細部まで美しい。これ、手縫いなんですよ。

イタリアのオイルレザー、プエブロやミネルバを使っています。

一人の職人が制作するため、他ブランドより完成期間が長い。しかし、待って良かったと思える最高峰の財布が手に入ります。

参考:Lutece マネークリップのレビュー
参考:Lutece コンパクトウォレットのレビュー

Luteceのオーダーメイドを見てみる

クアトロガッツ

クアトロガッツ 名入れ

納期 翌月末
名入れ +1,000円
価格帯 8,800円〜
ラッピング あり

クアトロガッツは小さな財布で有名な革工房。

カラーオーダーを承っていて、パーツごとにカラーを指定できます。

また、左利き用や、ウォレットチェーン用のハトメ穴などのカスタマイズも受け付けています。

Webサイトから簡単に申し込めます。価格もお手頃。

クアトロガッツの特徴は、2つあります。

まずコンパクトなこと。
どんなポケットにもサッと収納できるので、シーンを選ばず持ち歩けます。

もう1つは、豊富なデザインです。
シックなものからカワイイものまで、広くラインナップしています。
クアトロガッツ ポキート

あなたのお気に入りが、きっと見つかるはずです。

クアトロガッツのオーダーメイドを見てみる

クアトロガッツの既製品を見てみる

WILDSWANS

wildswans_surfs

納期 約6ヶ月
名入れ -
価格帯 一般モデルの1.2倍ほどのお値段から
ラッピング -

WILDSWANSは「丈夫で長持ちする道具作り」をコンセプトに、レザーアイテムを作る日本の革工房です。

美しいコバやステッチに定評があり、10年以上使われているアイテムが公式サイトで公開されています。

WILDSWANSのオーダーもパターンオーダーです。財布のモデルを決めて、財布を構成するパーツの素材をセレクトします。

  • 革の種類とカラー
  • ステッチのカラー
  • 金具のカラー(ボタンなど)
  • ファスナーのカラー

革の種類によってオーダーできるモデルが違います。たとえば、クロコを使って、大きなアイテム(ノートカバーやカバン)を作ることはできません。

WILDSWANSはコバ仕上げの美しさで有名です。オーダーの場合、コバの色も選ぶことができます。

こちらが黒いコバ。引き締まった印象です。

こちらが塗料なしの仕上げ。革の風合いを活かした仕上がりになります。表情が変わりますね。WILDSWANSの定番アイテムは、コバが塗られているため、オーダーでしか楽しめません。

WILDSWANS オーダー コバ

出典:同WILDSWANS

オーダーはC.O.U.銀座店、C.O.U.京都店での店頭受付のみとなります。

他にも、珍しい革を使った限定オーダーの受注会も行っています。気になる方は、WILDSWANS公式ブログをチェックしてみてください。

参考リンク

直営店でオーダーについて聞いてきました。詳細はこちらをどうぞ。

WILDSWANSのパターンオーダーのまとめ

WILDSWANSの財布が初めてなら、是非こちらをご覧ください。定番の財布をまとめているので、オーダーメイドの参考になるはずです。初めてのWILDSWANSなら、定番ラインナップからチョイスしても良いでしょう。
https://func-wallet.click/summary/wildswans-wallet-sumally/

GANZO

GANZO オーダーメイド

納期 1ヶ月半
名入れ 可能。イニシャルのみ。
価格帯 20,000円〜
ラッピング あり

老舗のGANZOもパターンオーダー可能。
ベースの形に、糸の色や金具の色を決めていきます。

公式サイトでは、「財布のカタチ」と「素材」を選ぶことで、おおよその価格が分かります。

GANZOのスゴイところは、素材が豊富なことですね。
世界の名革はもちろん、エキゾチックレザーをセレクトすることもできます。

  • ミネルバ
  • ブッテーロ
  • ブライドルレザー
  • コードバン
  • シェルコードバン
  • リザード(トカゲ)
  • オーストリッチ(ダチョウ)
  • スティングレイ(エイ)
  • クロコダイル

店頭(本店/大阪店)でのみご注文できます。
20分くらいで注文が完成するよう。お手軽ですね。

GANZOのオーダーを見てみる

GANZOの既製品を見てみる

OJAGA DESGIN(オジャガデザイン)

ojaga design 財布

納期 未確認
名入れ -
価格帯 25,000円〜
ラッピング -

OJAGA DESIGNはハンドメイドでデザイン性に富むアイテムを作る革工房です。

こちらは、カラーオーダーを受けています。
オーダーできるアイテムは「他社とのコラボモデル以外」。
(コラボものは、版権がからむためデザインの変更は難しいようです)

実店舗である、立川店、代官山店でのみ「カラーオーダー」を受けています。
ただし、メールでのオーダーも相談に乗ってくれるとのこと。東京にお住まいでなくても、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。

OJAGA DESIGNの既製品を見てみる

池之端銀革店 Cramp

スクリーンショット 2016-05-27 14.10.25

納期 即日〜
名入れ 不可
価格帯 8,100円
ラッピング あり

Crampは池之端銀革店がてがけるブランドです。

オーダーできるのはユニークなコインケース、「回転式コインパース」。

メインカラーとサブカラーを1つずつ選択でき、組み合わせ総数はなんと64パターン。

並べてみると、圧巻ですね。
coincase-order

カップルで色違いを選ぶのも面白そうですね。

Cramp 回転式コインパースのオーダーを見てみる

参考:回転式コインパースのレビュー

Ginkawaya

20150408_3171ef

納期 30日〜
名入れ 商品による
価格帯 15,000円〜
ラッピング あり

Ginkawayaは老舗の革工房。
オーダーのみとなっています。

大まかな形は決まっていて、そのオプションとしてオーダーできるのが特徴です。

革の色、糸の色、内装の仕様、ファスナートップ、イントレ仕様などなど、多くを選択式で選ぶことができます。

財布の種類によりますが、たとえばラウンドファスナーの長財布の場合17ものオプションが選択可能です。
オーダーメイドオプション

写真も豊富ですから初めてのオーダーでも選びやすいのではないでしょうか。

Ginkawayaのオーダーメイドを見てみる

フルオーダーできる財布ブランド

フルオーダーは、財布のデザインを含め、すべてをお願いするもの。
高価で、完成までに時間がかかります。

とことんコダワリたい人におすすめのオーダー方法です。

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革芸人

革芸人オーダー財布

出典:革芸人 公式サイト

納期 45〜60日
名入れ アルファベット/簡易なロゴ
価格帯 既製品の価格を参考に、別途オーダー料金
ラッピング あり

革芸人は、主にクロコダイルを使ったアイテムをラインナップする革工房です。
革芸人では牛革や馬革といったメジャーな皮革を一切取扱っていません。エキゾチックレザーの中でももっとも迫力のあるクロコにこだわってアイテムを作成する、いわばクロコの専門店です。

こちらのオーダーは、担当者とデザインを詰めながら、少しずつカタチを決めていきます。
この際、スケッチや写真を送ることでよりイメージに近いものが出来上がるとのこと。

デザインが決まった後、見積もり、制作の流れとなります。

私が知る限り、クロコを使ったフルオーダーができる工房は革芸人のみ。
圧倒的な迫力と高級感はエキゾチックレザーの王様、クロコならではの醍醐味です。
高価な革ですから、オーダーするならクロコを専門とする革芸人を検討されてみてはいかがでしょうか。

クロコ専門 革芸人のオーダーメイドを見てみる

MASAKI&FACTORY

MASAKI_FACTORY オーダー

納期 3〜6ヶ月
名入れ 無料
価格帯 予算次第
ラッピング あり

革の素材・デザイン・加工。その全てをオーダメイドできる工房です。

例えば写真のものは、牛革と豚革を使った財布。
実は豚革は日本で生産されていて、綺麗になめされた革はエルメスでも使われているほどです。財布で牛革と豚革の両素材を使った商品はほとんどありません。
こういった点もオーダーメイドの楽しみの1つです。

予算を伝えることで、その範囲内で可能な提案もしてくれます。
一度要望を伝えて見積もりを出してもらうのも良いでしょう。
予算を超えるようであれば、デザインをシンプルにしたり革を変えることで安くできます。

”おまかせ”のオーダーメイドを受け付けているというのも自信の表れですね。

来店によるオーダーは完全予約制。
革の実物も見れるため、メールよりも来店でのオーダーをおすすめします。

MASAKI&FACTORYのオーダーメイドを見てみる

財布のオーダーメイドは、通常の財布と何が違うのか?

お店に並んだアイテムとの違いについて解説します。

完成まで時間がかかります

オーダーしてから職人が作り始めるため、時間がかかります。最短で2週間。長いものだと半年ほどかかります。

プレゼントでお考えの方は、納期をチェックしましょう。

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エイジングを楽しむことができる

オーダーメイドなら「できたて」を手に入れることができます。たとえば「ミネルバ」はエイジングが早い革です。店舗のアイテムではすでにエイジングが始まっているかもしれません。けれど、オーダーメイドならそんなことはない。作ったばかり、完成した直後の状態からエイジングを楽しめるのです。

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返品はできません

こだわりを詰め込んだオーダーメイドの財布は、基本的に返品できません。

あなたのためだけに作られる、世界で1つの財布です。
じっくりと悩みながら、オーダーしていくのは楽しいものです。悩んだ分だけ、きっと気に入るものができるはずです。

名入れもできる

JOGGO 名入れ

オーダーを受けるブランドの多くは、名入れサービスをしていることがほとんど。

プレゼントとして考えるなら、ぜひお願いしましょう。数百円(または無料)の格安料金で、もっと特別なプレゼントになります。

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オーダーは高価

オーダーの方が既製品よりも割高です。既製品の20%増しとかが多いです。

革の色、ステッチの色、ボタンの変更などを相談して決めていくため、手間と時間がかかるのです。

前払いのお店が多い

オーダー時に、お金を払うお店がほとんどです。半額〜全額を先に支払って完成を待つことになります。事前に、お金を準備しておきましょう。

あとがき

お気に入りのオーダーは見つかったでしょうか。

手間が掛かる分、時間もお金もかかりますが、あなた好みの財布に近づくはずです。


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