RAGTIME バラニールコインケースのレビュー。使い勝手、メリット・デメリットについて

革工房RAGTIMEのバラニールコインケースをご試供いただきました。

本ページでは使い勝手、特徴、メリット・デメリットについて分かりやすく解説します。

特徴

バラニールコインケースの特徴は以下のとおりです。

  • コインケース
  • 一般的なコインケースより小さい
  • 高級皮革バラニールを使用
  • 細部まで美しい仕立て
  • 手縫いによる緻密なステッチワークを楽しめる
  • オーダーメイド可能。好きな革の色、糸の色を選べる

スペック

ブランドRAGTIME
商品名バラニール コインケース
収納力★★☆☆☆
お札入れの数-
お札の枚数-
コインの枚数20
カードの枚数-
サイズW73×H65×H22mm
重さ22g
素材牛革(バラニール)

RAGTIME バラニールコインケースを見てみる

カタチ、構造

手のひらに収まる、小さなコインケース。22gと非常に軽いため、携帯しやすいです。

素材はフランスの高級皮革、バラニール。スムースな素材とコンパクトなボディが相まって、手に収めたときの気持ちよさが素晴らしい。

ぐるりと外周を覆うように1枚の革が使われています。

薄くスライスした革でホックを包む「くるみボタン」。ぷっくりと可愛いデザインです。開く箇所のアイコンとなりますね。ラウンドしたフォルムの蓋には指を添えやすいです。

ホックは削り出しです。丸みのある立体的なフォルムが美しい。

国産の高級ホックが使われています。

フラップを開いていくと、左右の革が自動的に、スムーズに立ち上がります。

ミシンでは作れないフォルム。手縫いだからこその縫製により、使い勝手の良さと美しいプロポーションが実現されています。

本作は内装にも革が貼られていて、「革の裏面」が見えません。ただ高級な革を使っているだけではない。手間をかけることで美観もデザインしています。ちなみに、革を張り合わせることで、耐久性を何倍にも高めることができます。

一般的に、革を張り合わせると固くなってしまいます。見た目を重視することで操作性が失われてしまうリスクがあるわけです。WILDSWANSなどはマチが裏張りされていないのは、ポケットを動きやすくするためでしょう。裏張りされているkf-003は、裏張りされていないパームより、操作感がよくないです。

本作は革を張り合わせても気持ちよく開くように設計されています。0.1mm単位で革の厚みの調整が必要になるため、量産では難しい仕立てです。

使い勝手

本作はコインケースです。お札、カードは収納できません。

ガバッと開きます。開閉がスムーズで気持ちがよいですね。

広い面にコインが散るため見やすいです。

口が広がるため、入れやすい。たくさんのコインをまとめて収納することもできます。

ボックス型コインケースはいくつか所有していますが、中でも本作は小さめです。当然ならが、大きいものと比べるとコインの収納量は少ないです。財布が型くずれしないように、ホックに負担をかけないようにするなら、Maxで20枚くらい。十分だと思います。

  • 500円 × 4
  • 1
00円 × 8
  • 
50円 × 2
  • 
10円 × 4
  • 
5円 × 1
  • 
1円 × 4

写真では上記(合計20枚)を収納しています。

マチの広がりが良いため操作しやすい。取り出しやすいです。

同じようなカタチのコインケースは他ブランドからも出ていますが、革の組み合わせによってハリ・固さが変わります。ただ、高級な革を使えば優れた製品ができるわけではありません。製品の使い方にマッチする革で作ることで、使い勝手がさらによくなります。本作はしなやかで、扱いやすいです。

特徴

スポンサーリンク

高級皮革 バラニールを使用

フランスのタンナー、デギャーマンの革、バラニールです。微細なシボがあるように見えますが、ミネルバなどと比べるとずっとスムース。カラーはブラックです。

サラリとした手触りが気持ち良いです。

トップメゾンで採用される革です。にしては珍しく、使い込むことで色・艶が変化するエイジングを楽しむことができます。ミネルバのようにギラリとした変化ではなく、しっとりとした光沢がでてきます。目立ちすぎないといったところ。

内装もバラニールです。こちらはバーガンディ。開いたときも上品な印象ですね。

ちなみに、本作は外装と内装、異なるカラーのバラニールでオーダーできます。

スポンサーリンク

クオリティ

品質はトップクラスです。量販品にはない、美しい仕立てが満載です。

コバ

マットなコバで、光沢は控えめです。

革のフチが丁寧に面取りされています。手触りが優しくなるよう、磨かれています。

ステッチ

手縫いはピッチが細かいほど、縫う時間がかかります。効率重視なら、ピッチを広くすればよいわけですが、小物には広いピッチは無骨になりがち。本作はステッチが非常に緻密です。ここまで細かなピッチは初めてみました。すごく上品に感じる。

糸のふっくらとした立体感を残しつつ、革に食い込む糸目の美しさを堪能できる。非常にキレイです。

裏も斜めに並ぶステッチライン。このステッチワークは手縫いだからこそですね。

捻引き

革のフチに引かれたラインを、捻(ねん)と言います。重ねた革に捻を引くことで、丈夫になり、見た目も締まる。

あとがき

極めて上質なコインケースです。

本作より安価なボックスコインケースはたくさんあります。しかし、本作はトップメゾンが採用する革の表情、エイジング、最高峰の美しい仕立てを堪能できます。

RAGTIME バラニールコインケースを見てみる