本日ご紹介するのは、WILDSWANSのパスケース、ナビゴ(NAVIGO)。
ナビゴの機能は、定期カード+1枚のカードを収納するだけ。これ以上でも以下でもない、実にシンプルな「単パスケース」です。
1ヶ月ほど使ってみたので、その使い勝手などについて、鋭く迫ってみます。
スペック
| ブランド | WILDSWANS | |
|---|---|---|
| 商品名 | ナビゴ(NAVIGO) | |
| 素材 | 牛革(サドルプルアップ) | |
| 収納 | カード | 2 |
| お札 | - | |
| 小銭 | - | |
| サイズ | W70×H100×D5mm | |
| 重さ | - | |
使い勝手
素材は、WILDSWANS定番のサドルプルアップ。
はじめはマットな質感ですが、使い込むことでギラリとした光沢を身にまとうオイルレザーです。いわゆる「育つ革」です。

スムースレザーのため、キズや凹みも生じます。そういったところも含めて「アジ」として楽しめる人にふさわしい皮革。
パスケースですから、改札口にタッチしますし、カバンの中に放り投げることもあるでしょう。つまり、「傷つきやすい」シチュエーションにおかれるアイテムなのです。(新品の美しさをずっと楽しみたいなら、ナビゴは合わないかもしれません)
サイズは、カードを一回りほど大きくした感じ。

使い方はカンタン。スリットにカードを入れるだけ。

奥まで入れると、少し顔を出すカタチになります。

ダメージを受けやすい箇所は、「返しステッチ」になっていて、安心感がありますね。しっかりとテンションがかかっているため、カードが抜け落ちることはありません。

ナビゴには、ラミネート板はありません(透明なプラスチックの板)。一般的なパスケースに、ほぼ確実に備わっているパーツをオミットしているのです。
これは、ラミネートが、傷つきやすく、目立つからでしょう。どんなに上質な革を使っていても、全面にわたるラミネート版がキズついているのでは、見た目がよろしくありません。

保護するものがないため、カードは「抜き身」の状態になります。当然のことながらダメージを受けやすいはず。ただ、カードがダメージを受けることで、一体どのような問題があるでしょうか?
個人的には無い。と思います。
たとえ、カードがキズ付き、みすぼらしくなったとしても、新しくSuicaを発行してもらえば済む話。お金もかかりません。
「ずっと使えること」とはシンプルさの追求です。ナビゴのように、余計な装飾がなく、痛みやすいパーツもない道具は、長持ちします。WILDSWANSといえば、「屈強な道具」として定評があるわけですが、それをもっとも再現しているのが、ナビゴなのかもしれません。革と糸だけで仕立てられた、シンプルで美しいパスケースは、ナビゴ以外にほとんど目にすることはないのです。
裏もシンプル。スリットがあるだけ。

こちらは、カードが見えなくなるデザイン。表面同様、すこしだけカードが顔を出します。弧を描くデザインによって、指を添えやすく、カードの出し入れがカンタンです。

特徴
WILDSWANSらしさ
シンプルなカードケースながら、ぷっくりとしたボリュームがあります。
このプロポーションこそ、まさにWILDSWANSらしさ。

サドルプルアップは、もともと厚みのある皮革。カードポケットの断層を見ると、そのボリューム感がハッキリとわかります(カード2,3枚分くらいの厚みがあるのが伝わるでしょうか)。

コバの仕上げも、WILDSWANSの代表的な意匠。美しいです。

カードラインにあしらわれた、太めの「念引き」、美しいステッチもごらんのとおり。

わずかにカーブした流麗なフォルムも、じつは機能美。
磨かれたコバと相まって、ギュッと握っても痛くありません。グニャリと曲がらず、ピンとしたフォルムを保ってくれる、非常に堅牢なつくりです。

小さなアイテムなのだけど、所有欲が十分に満たされる革のアイテムです。
あとがき
シンプルなパスケースで、上質な革を楽しみたいなら、ナビゴは間違いのない一品です。
