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IL BUSSETTO メガネケース。フィレンツェの職人が仕立てる、美しく使いやすい逸品

本日ご紹介するのは、イタリア フィレンツェの革工房「IL BUSSETTO」のメガネケース。

特徴はこんな感じ。

  • スロットインタイプのメガネケース
  • 透明感と濃淡のある、美しい表情
  • つなぎ目が無いから、革の質感をダイレクトに味わえる

イタリア フィレンツェで購入したもので、日本では売ってなさそう。
(同じ製法で作られたメガネケースは、他ブランドから販売されています)

イタリア旅行のお土産として最適な一品かと思います。ご旅行の予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

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使い勝手

片手に収まるサイズ感です。

スムースな質感で、とにかく手触りがいい。

非常にシンプルなつくりです。片方にメガネを収納するための、穴が空いているだけ。いわゆる、スロットインタイプです。

メガネケースにはいくつかのカタチがあるのだけど、もっとも使いやすいのが本作のような「スロットインタイプ」。使いたいときに1アクションで出し入れできるからです。

ただし、「メガネを守ること」においては、他のタイプに一歩劣る。どうしても隙間が生まれるため、ホコリが入り込んでしまうし、圧迫にも強いとは言えない。メガネは壊れやすい高価な道具ですから、潰されても壊れないことを優先したい人もいるはず。であれば、もっといいものがあります。

たとえば、こちら。エムピウのロトロ。巻いて、ホックで留めるタイプ。

たとえば、Flathorityのメガネケース。シングルホックで留める、オーソドックスなタイプ。

どちらも全方位を完全にガードしてくれるし、革も厚いからメガネをしっかりと守ることができるます。ただ、出し入れするときに1〜2アクション必要。スロットインタイプと比べると、ちょっと面倒くさい。

つまり、スロットインタイプのメガネケースは、メガネを簡単・スピーディーに出し入れしたい人に最適なのです。たとえば、自宅のベッドサイド置くなど、外に持ち歩かないなら十分です。

それでは収納してみましょう。
両サイドを握ると、収納スペースが開口します。

ここに、スッと滑り込ませるように入れる。取り出すときはこの逆。実にシンプルです。

手を離すと、メガネが厚み2ミリほどの革で「はさまれる」。

開口部を下にして振っても、メガネは落ちてきません。革のハリを活かしたデザインで、スロットインしたメガネがしっかりとサポートされるのです。

シンプルで使いやすいスロットイン構造を、「革だけ」で作っているのが本作のスゴイところ。他の素材は一切使っていません。

特徴

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フィレンツェの伝統技法で作られたメガネケース

ステッチワークは、革製品の「美しさ」のひとつだと思います。

ただ、ステッチ箇所には凹凸や「念引き」があり、どうしても目がいってしまう。もちろん、ここに「美」を感じる人もいるでしょう(良し悪しを論じたいわけではないです)。

ほぼすべての革製品にはステッチが存在するわけですが、本作には、一切ステッチがない。薄っすらとラインが見えるくらいです。

これが、フィレンツェの伝統技法による仕立て。

ヌメ革を木型で整形し、貼り合わせた革を繋ぎ止めるためにIL BUSSETTOの特別な「のり」を使っているとのこと。触れてみるとほとんど段差がない。

この伝統技法で仕立てられたアイテムは、日本の革工房、GANZOからもラインナップされています。フィレンツェで修行してまでシリーズ化した「マエストロシリーズ」ですね。

素材やフォルムの美しさに没頭できることを重視するなら、フィレンツェの伝統技法は、ひとつのゴールなのだと思います。

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美しい色合い

複数カラーがラインナップされています。

私は青をチョイスしました。奥行きのある透明感と光沢があいまった表情で、とにかく美しい。

ほとんどの革製品は、タンナーが仕上げた革をそのまま使っています。革製品を作る職人が、革に染色を施すことはありません。(「色」をウリにするブランドは別ですね。)

でも、IL BUSSETTOは違う。アトリエで制作工程を見せてもらったのだけど、どのプロダクトも手塗りです。
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表情は均一な色合いではなくて、濃淡がある。これは、職人さんが筆で彩りを加えているから。革厚の違いや、工房の気温などによっても仕上がりが変わってくるそう。

元々は色の付いていない、ヌメ革なんです。コバを見ると、染料の染み込みが分かりますね。ちなみに内装は革の裏面がそのまま使われているので、毛羽立った表情です。

本作の「色」をお伝えするのは、難しい。このページを見ているパソコンやスマホのディスプレイでは表現しきれないと思うし、光の明暗によって表情がコロコロと変わるからです。

あとがき

美しいメガネケースをお探しなら、本作は検討してほしい一品。

お店の在庫を、いくつか見せてもらいました。手塗りのため、「同じ色」でも濃淡や彩度がそれぞれ微妙に違う。なので、気に入ったものを選びました。「チョイスする楽しみ」は、やはり実店舗が一番ですね。
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惜しむらくは、日本ではたぶん買えないこと。フィレンツェに行くことがあれば、革工房「IL BUSSETTO」へぜひ立ち寄ってみてほしいです。そして、気に入ったものを手にいれてほしい。そんな1品です。

IL BUSSETTOのプロダクトは、熟練職人のジュゼッペ・ファナーラ氏と、その息子さんのお二人で作っています。量産できないので、店舗にはそのときどきで在庫が変わるとのことでした。

ちなみに、日本国内でもコインケースならamazonで購入可能(イタリアからの直送のため、送料が高いのですが)。

参考:IL BUSSETTO コインケースのレビュー

参考

もしイタリア フィレンツェに行くことがあれば、革のお店を回ってみてはいかがでしょうか。お気に入りのお店をまとめてみました。本ページでご紹介している「IL BUSSETTO」も掲載しています。

イタリア トスカーナ州は、世界有数の革の産地。 たとえば、ミネルバボックス…
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