春になると気分をリフレッシュしたくて、少し変わった革製品を買っています。今回は「色」を切り口に、名刺入れを新調してみました。
YUHAKUの『ベラトゥーラ名刺入れ<』です。
最初に、特徴をあげてみましょう。
- コンパクトな名刺入れ
- ポケットが3つあり、使い分けができる
- YUHAKUだけの、美しい色と透明感を楽しめる
参考にしてみてください。
使い勝手
ベラトゥーラ名刺入れは、名刺よりも、一回り大きいサイズ感。他ブランドの名刺入れに比べると、コンパクトです。
手のひらにすっと収まるコンパクトな名刺入れですが、素材の上質さと相まって、とても高級感があります。
ビジネスシーンに添えるアイテムが、コンパクトだと、整理整頓が上手いデキルオトコ感がありますね。
この光沢のある素材は、キップ。生後6ヶ月の仔牛の革で仕立てられた外装には、余計な装飾がありません。
ブランド名さえ取り除いた簡素なデザインです。しかし、だからこそ美しい色合いが映えるように思います。
開くとこんな感じ。色のトーンは同じムラサキ。外装と比べると、光沢や濃淡は控えめで、落ち着いた印象に仕上げられています。
それでは、名刺入れとしての使い勝手に迫ってみましょう。
メインポケット
手前のポケットには、20枚くらいの名刺が入ります。
丸みを帯びたフォルムになっているのが伝わるでしょうか。
ドーム状のアーチになっているんですね。名刺が入っていないときでさえ、キチッと自立するように、立体的に仕立てられています。非常に高度な技術です。
ゆるくカーブしたポケットの入り口と相まって、指が添えやすく、スムーズに名刺を出し入れできるのです。
ただ美しいだけでなく、使いやすさでも優れています。
トップポケット
上蓋のスリットにも収納可能。ただし、マチがないため、たくさんの収納はできません。
せいぜい1,2枚ほどでしょうか。
本作には、3つのポケットがあるのですが、もっとも使いにくいです。私は使っていません。
バックポケット
背面にもポケットがあります。
こちらもゆるやかなカーブカッティング。指が添えやすく、出し入れはスムーズです。
特徴
絵画的な美しさを楽しめる
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本作は、YUHAKUの「ベラトゥーラシリーズ」の一品です。
ベラトゥーラとは、YUHAKUの染色技法のこと。
ヌメ革にYUHAKU独自のレシピでつくりあげた染料を、重ね合わせることで、革の芯部にまで色を浸透させて着色させています。
中央は鮮やかに。そして端にいくほど深みを増すようにグラデーションがかかっています。
革の表面にベッタリと着いた塗料ではなく、革の芯部にまで浸透させているため、奥行きのある透明感と色が楽しめるんですね。
この色あいこそが、ベラトゥーラ名刺入れの特徴であり、他ブランドには真似できない、YUHAKUだけの美しさなのです。
ビジネスシーンに添えるには、最適な一品でしょう。ビジネスパートナーが、革が好き、またはファッションに興味があるなら、話のネタにもなります。
丁寧な仕立て
ベラトゥーラ名刺入れは、日本製。YUHAKUの職人が丁寧に仕立てた証を、細部に見ることができます。
ステッチ
ステッチワークは、均等かつストレート。ベラトゥーラの色を邪魔しないよう、同トーンの糸が使われているのも満足できるポイントです。
念引き
フチに引かれたラインは、「念引き」。キリッとした印象に仕上がりますね。
豊富なカラーバリエーション
本ページでご紹介したのはPurple。
他の色も素晴らしいです。
バリエーションは、全5色。
- Blue
- Wine
- Purple
- DarkBrown
ベラトゥーラは、鮮やかすぎない色合いですから、どのカラーを選んでも、違和感なくビジネスシーンに添えられるのではないでしょうか。
あとがき
一般的な名刺入れと比べてしまうと、価格は高めです。
ベラトゥーラ名刺入れは、名刺入れの価格帯としては平均以上です。
それは、最高級の素材だったり、ベラトゥーラの手染めだったり、細部の仕上げによるもの。手間ひまかけて作られたものは、高いのです。
ただ、だからこそ人と被りません。とても特別な名刺入れです。
名刺入れは、5年以上使えるアイテムです。長く使うことを考えると、本当に欲しいものをセレクトした方が良いと思います。
コンパクトで、美しく、そして上質な名刺入れをお探しなら、ベラトゥーラ名刺入れに満足できるはずです。