コードバンベルトの選び方|複数本を購入してきた視点で、後悔しない1本とブランドを解説

革小物

とろけるような光沢と、奥行きのあるツヤをもつコードバン。
革の中でも特別な存在であり、迫力と気品をあわせ持つ素材です。

一度その魅力を知ると、財布や靴だけでなく、さまざまなアイテムを揃えたくなるもの。
私自身もこれまでに複数のコードバンベルトを購入してきました。

しかし実際に選ぶ段階になると、「どのブランドを選べばよいのか分からない」、「価格差の理由が分からない」と迷う方も多いはずです。

そこで本記事では、実際に複数本を使ってきた経験をもとに、「10年使える、間違いのない一品」という視点から、コードバンベルトの特徴、選び方、おすすめブランドを紹介します。

購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

コードバンのベルトについて

コードバンの特徴をピックアップすると、以下となります。

  • あらゆる空間で映える美しさ
  • スムースで手触りがよい
  • 何年も使える丈夫なレザー

語りだすとキリがないので、より詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。

参考:コードバンとは何か。特徴や、メリット・デメリットを紹介

では、ベルトの素材がコードバンになることで、何が良いのか?そのポイントを押さえてみましょう。

あらゆる空間で映える、美しい表情

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明るいシーンでは、気品を。
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暗いシーンでは、艶やかさを感じさせてくれる表情。
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オイルを含んだスムースな表情は、つねに光沢を放ちます。あらゆる空間で映え、人目を惹くのが、コードバンのベルトなのです。

触って気持ち良い

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なめらかな表面は、サラリとした触り心地。
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ベルトループをとおすとき、ふと腰に手を回したとき。自然とベルトに触れることがあるはず。その瞬間に、気持ち良さと、コードバンを使っている満足感を得られるのです。

10年以上使える素材

コードバンはとても丈夫な素材です。子どもたちが扱うランドセル。その素材に使われているのは、堅牢さを語るに十分でしょう。6年間、多少乱暴に使っても破れたりすることがないのです。

革といっても、どの部位を裁断するかによって特性が異なります。

中でも「ベルト」には、肩の部位(ショルダー)が使われることが多いもの。(お腹(ベリー)の革は伸びやすいため、ベルトにはふさわしくないのです)。

では、コードバンはどこかというと、お尻の部分(シェル)です。その正体は、繊維がギュッと詰まったコラーゲンの集合。密度が高くハリ・コシともにトップクラスの素材です。大変堅牢なため、背骨のあたりに負担がかかるベルトの素材として最適です(伸びたりしない)。
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コードバンベルトの選び方

私はこれまでに、コードバンのベルトを3本ほど購入してきました。
(色、サイズ、カタチ、バックルなど、それぞれ微妙に違うものです。)

コードバンのベルトは、どれも1万円以上します。初めての1本であれば、ぜひ「10年使うこと」を切り口にセレクトするべき。ここでは、そのポイントを押さえましょう。

ほとんどのブランドで、3種類ほどが主流。

  • ブラック
  • ブラウン
  • バーガンディー

ジャケットなどのフォーマルな格好が多いならブラックを、カジュアルならバーガンディー。といいたいところですが、どのカラーも落ち着いた風合いです(嫌らしさがない)。お好きな色をセレクトして問題ありません。

あえて言うなら、靴(くつ)のお色に合わせると使いやすいと思います。

サイズ

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5穴タイプなら、中央で留めるサイズがもっともバランス良いです。

次に、ベルト幅です。
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一般的には、

30mm:ドレス
32mm:カジュアルドレス
35mm〜:カジュアル

とされています。
迷ったら32mmにしましょう。個人的に30mmをカジュアルに合わせるのも面白くて、よくやっているのですが、まぁこれは好みですね。

ちなみに幅が増えると価格もアップします。コードバンの量が増えるため、理にかなってますね。

バックル

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コードバンのベルトは、ドレスコードで使えるようにデザインされているため、バックルもシンプルでクラシカルなものが多いのです。これも好みで選べば良いでしょう。

なお、色については、個人的には、ゴールドよりシルバーの方がおすすめです(コードバンの美しさに目が行くから)。

裏地

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服に接する面もチェックしましょう。

コードバンのベルトは、ほとんどのものが裏張りされています。ベルトを通すときに、スムーズに着用できるチェックポイントです。触ってみて、サラリとしたものであればOK。

もう1つは、お色。たとえば、淡いカラーのヌメ革は、とても美しいです。
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しかし、水に濡れるとその部分だけ変化が目立ってしまいます。
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何年も使ううちにエイジングし、次第に目立たなくなっていくのですが。これが苦手なら、濃い色のものを選びましょう。汚れや水染みが目立ちません。
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コードバンベルトを見たいなら

百貨店の紳士服コーナーに行きましょう。

おすすめは高島屋、伊勢丹などの日本有数の百貨店。

50種類以上のベルトがあるので、コードバンベルトを探しだすのが大変ですが、店員さんに聞けば紹介してくれます。いくつか見てみると良いでしょう。

コードバンベルトを作るブランド

K.T.ルイストン

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結論としては、複数のコードバンベルトを使ってきた中で、最も安心して選べるのがK.Tルイストンです。

昔からALDENの革靴を取り扱ってきたブランドです。(ALDENはシェルコードバンを使ったコードバン靴を作る、老舗です。)

そして、「コードバンの靴と合う」ことを前提にデザインされたのが、K.Tルイストンのベルトなのです。

色、サイズ、カタチの異なるコードバンベルトをラインナップしています(他のどのブランドよりも種類が多い)。きっと気に入るものが見つかるはずです。

ショップオリジナルのコードバンベルト

伊勢丹、アローズやビームスといった、大手ショップは、オリジナルブランドのコードバンベルトをラインナップしています。

こちも所有していますが、K.Tルイストンと比べると、つくりや仕立ての点で、甘い部分があります。

量産できるからか、わずかにお安いのが特徴。K.Tルイストンでは高すぎる、そうお考えならショップオリジナルのコードバンベルトも良いでしょう。

あとがき

高価なコードバンのアイテムは、なかなか手が出しにくいものです。

財布は高価だし、靴は雨の日に気を遣う。
そういった中で、コードバンのベルトは比較的手に取りやすく、日常的に使いやすいアイテムといえます。

そして近年は、コードバン自体の価格が大きく上昇しており、ベルトを含め、その選択肢も徐々に限られてきています。

だからこそ、気に入った1本が見つかった場合は、無理のない範囲で早めに選んでおくのも一つの判断です。本記事でご紹介したK.Tルイストンのコードバンベルトは、現在も購入可能な数少ない選択肢のひとつ。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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