名刺交換は、ビジネスシーンでの大切なイベントの1つ。
名刺入れはビジネスパートナーに見られることが多いアイテム。いわば、「顔」です。
今回ご紹介するのは、BAHARIの名刺入れ。
ガルーシャ(エイの革)を使った、美しい1品です。
人と違うユニークなもの、美しいものをお探しなら、きっと気に入るはず。
ぜひ参考にしてみてください。
使い勝手
一般的な名刺入れとくらべてみると、縦横のサイズは同じくらい。
少し高さがありますが、手にスッポリと収まるコンパクトなサイズ感です。
ガルーシャの表情は、微細な凹凸があって、手で触れるとツブ感が伝わてきます。
そして、その見た目とは裏腹に、ツルリとしたさわり心地が面白いところ。なんというか、触れていて気持ちが良い素材です。
さて、実際の使い勝手について、紐解いていきましょう。
本作は、見開き型の名刺入れです。つくりは、いたってオーソドックスですね。
サイドポケットは3段あります。
マチはないため、それぞれに1枚ずつとお考えください。
さらに下はスリットがあります。
こちらもマチはなく、1枚ほどの収納がベストでしょう。
ポケットの裏側は、さらりとした質感の生地(革ではありません)。
革と比べてしまうと、高級感は一歩劣りますが、軽く、スリムに仕上げるためのデザインですね。
革と生地とをつなぎ合わせた部分に、段差があるのは改善の余地ありといったところでしょうか。収納するときに、ひっかかりを感じることがあります。
続いて、メインコンパートメント。
たっぷりと入ります。
このポケットのつくりは、よく考えられています。
全方位が「通しマチ」で作られています。
名刺が少ないときは、スリムに。
多くなってくると、少しずつ拡張されるので、たくさんの名刺を収納することができます。
メインコンパートメントの上のポケとはマチがありません。
こちらは1枚ですね。
そして、背面にもポケットがあります。
アーチを描くようにあしらわれたポケットは、指を添えやすいデザイン。出し入れが容易で、使いやすいです。
さて、本作は名刺入れにカテゴライズされる1品です。
しかし、個人的には「カードケース」としての利用の方が多いです。というのも、使い勝手が良いから。
カードケースにはさまざまなタイプがあります。
しかし、コンパクトで、見開き型で、使いやすいもの。このすべてを満たすものはなかなかありません。
例えば、こちらは別のタイプのカードケース。
こういった、「カードをひとまとめ」にするタイプは、仕切りが少ないため、薄く、コンパクトで、携帯性に優れます。ところが、使いやすさでは劣ります。カードが見にくく、選別と取り出しに時間がかかるからです。
BAHARIの名刺入れは、複数のカードポケットがあって、バツグンに使いやすく感じます。カードケースとしても優れているのです。
特徴
本作をセレクトする理由は、やはりその美しい表情にあるのではないでしょうか。
ガルーシャの表面を、丁寧にポリッシュした表面は、微細な凹凸を残しつつも美しい仕上がり。
光を受けると、コロコロを表情を変える魅力があります。
明るい部屋も、暗いシーンでも、その表情は、輝いてみえます。
あえていうなら、目立ちすぎるかもしれません。
ガルーシャに限らず、エキゾチックレザーの魅力は、 素材のダイナミズムそのもの。身近にない動物のスキンを活かした素材ですから、一般的なスムースレザーに比べ、人の目を惹くことは間違いありません。
たとえば、銀行員さんなど、フォーマルさが大切となるご職業であれば、本作はなかなか難しいかもしれません(もちろん、私のようにオフのときにカードケースとして使うのであれば、まったく問題ないでしょう)。
クリエイターやエンジニアなど、ある程度のカジュアルさが許されるご職業であれば、十分使えるはずです。
あとがき
本作は、ガルーシャの美しい表情を存分に活かした名刺入れ。
ガルーシャは硬くて丈夫な皮革です。それゆえに、皮切り包丁でのカッティングが難しく、仕立てることができる職人がほとんどいません。
素材自体が希少ですし、職人も少ないためなかなか目にすることがないアイテムです。まず人と被ることはないでしょうから、「人と違った名刺入れ」をお探しなら、検討いただきたい一品です。