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パームとタングの違い。どちらを選ぶと幸せになれるのか?ワイルドスワンズのコンパクト財布の選び方について

パーム タングとの比較

WILDSWANSの財布は、厚みのある大きなものが多い。「コンパクトな財布」をチョイスするなら、選択肢は2つしかありません。

タングパームです。

両者はサイズも使い勝手も違います。ただ、どちらをセレクトすると正解なのか?と、迷ってしまうかもしれません。

本ページではタングとパームを1年以上愛用している利用者の視点で、両者を比較して紹介します。使い勝手の違い、メリット・デメリットについて分かりやすく解説します。

あなたにピタリとはまる、コンパクト財布はどちらなのか、白黒つけてみましょう。

本ページをご覧になったうえでの購入でも、きっと遅くないはずです。

動画

サイズ、重さ、お金やカードの使いやすさ、カタチの変化など、さまざまな点でパームとタングの違いをまとめました。

WILDSWANS パームとタングの違い。使い勝手、サイズ、収納量、カタチの比較

タングのサイズ感、カードやコインの収納などの使い勝手、細部の仕上げなどが分かるように動画にしてみました。

WILDSWANSの最小コインケース、タング。使い方と特徴

パームの使い方も動画で公開しています。

WILDSWANS パーム サドルプルアップ 。使い勝手、サドルの表情およびエイジングの

タングとパーム。スペック比較

収納スペース、サイズなどをまとめると以下のとおり。

タング パーム
札入れ 0 1
コインポケット 1 1
カードポケット 2 3
収納量 ★★ ★★★
使いやすさ ★★ ★★★
サイズ W110×H80×D20mm W100 xH86 x D25 mm

サイズ的にはほとんど違いがありません。むしろ、タングの方が横幅が数mm長いほどです。パーム タングとの比較

今日、さまざまなブランドが「小さな財布」をラインナップしています。それらと比べると、タングもNo1の小ささではありません。

しかし、それで良いのです。弧を描くプロポーションこそがWILDSWANSの醍醐味だから。革マニアが賞賛するのは、無骨さと流麗さが相まったカタチです。パーム タングとの比較

パームの方が厚みがあります。ただし、使っているうちにスリムになっていきます。新品のときの厚みについては気にする必要はありません。

コインポケットのサイズは、タングが横長。パームが縦長。

あえて言うなら、タングの方が浅いため、コインを取り出しやすいように思います。ただし、わずかな差ですから、劇的な違いは感じないかもしれません。
パーム タングとの小銭入れの皮革

私は、財布のスペック分析が好きです。しかし、コンパクトな財布においてはスペックを重視しません。数値として分かるものより、使いやすさや仕上げの美しさなど、プロダクトとしての満足感の方がずっと大事だと思うからです。

WILDSWANSに限らず、上質な財布は、同じデザイン、同じ素材で、ずっと販売が続きます。

これは財布に限らず、あらゆるプロダクトで同じです。ハンスJウェグナーの椅子は、50年経った今日も、当時のデザインから変わっていません。今日も売れ続けているのは、プロダクトデザインが優れているからです。

WILDSWANSを気に入っている理由は、この点にあるのかもしれません。タングもパームも、上質な素材を使い、細部まで丁寧に仕上げられています。職人によって仕立てられた財布は、日本が誇る皮革技術の集大成と言っても過言ではないでしょう。

おっと。話を戻しましょう。

続いて「使い勝手」にフォーカスして、両者を紹介していきます。

タングの概要

タングはWILDSWANSの最小財布。あくまでもコインケース。たくさんの収納はできません。

カードポケットは2つ。
背面のカードポケットはしっかりとテンションがかかるので、カードが抜け落ちることはありません。厚みのあるカードを2枚収納できます。ただ、使いやすさを考えると1枚が良い。

この背面ポケットは、WILDSWANSの代表的な意匠です。財布を開かなくてもカードが使えるので、バツグンに使いやすいです。よく使うクレジットカードがあれば、ここから出してお会計完了。使いやすい。

もう1つはコインポケットの内側。あまり使わないけれど、持ち歩きたいケードを収めるのに最適です。

コインとカードを仕切るパーツ(ベロ)は、WILDSWANSの意匠の1つ。この仕切りのおかげで、カードとコインがぶつからないため、カードが傷ついたり汚れることはありません。

収納枚数はコインとのバランスによって変わります。極端な話、カードしか入れないのであれば10枚入れることも可能。

タングにお札を入れるなら、使いやすさを求めてはいけません。専用のお札入れが備わっていませんから、3つ折り(または4つ折り)にして収納する必要があります。

もしくは、2つ折りしてこんな感じ。こちらの方がお札を折る手間が少ないので楽ですね。また、お札の重なりが減るので、厚みを抑えることができます。
TONGUE-1

ただ、お札の端が曲がってしまいます。高価なお店で現金払いするとき、ちょっと恥ずかしいかもしれません。
TONGUE-3

いずれにせよ、お札を折ってから収納するというアクションが必要となります。お札の使いやすさにおいては、パームに劣るわけです。タングはあくまでもコインケース。オールインワンの財布としての使いやすさを求めてはいけません。

取扱いサイトでタングを見てみる

パームの概要

WILDSWANSいわく「お札を収納できるコインケース」。個人的にはWILDSWANSの財布で、もっとも好きなアイテムです。10個以上持ってますからね。

タングと比べてみての、パームの特徴はこんな感じ。
  • お札を折らずに入れることができて、使いやすい
  • 少し大きいけれど、手にすっぽりと収まる小さな財布

二つ折り財布のグラウンダーより小さなボディに、カード、コイン、そしてお札を分けて収納できるオールインワンの財布。たくさんの収納は苦手ですが、3万円ほどしか持ち歩かないならパームで十分です。(もっとたくさん持ち歩きたいなら、グラウンダーをチョイスした方が幸せになれると思います。)

さて、タングとの機能的な違いは大きく2つあります。

ひとつ目は、カードポケットについて。

パームでも、コインポケットの内側と、背面ポケットは同じようにデザインされています。

プラス1がこちら。

ただし、このポケットはカードを奥まで差し込むとホックと干渉してしまいますから、プラスチックのカードを入れるのはおすすめできません。個人的には、クーポンや、薄くてやわらかいカード(クオカード、図書カードなど)を入れています。


ふたつ目はお札入れ。お札専用のスペースがあって、お札を折らずに収納できます。パームが万能と呼ばれる所以です。

ただし、一般的な二つ折り財布と比べて、幅がせまいデザイン。一万円札ギリギリの幅しかありませんから、入れるときに少しひっかかる感じがあります(千円札や5千円札なら、スムーズに収納できます)。

パームは革でできていますから、使い込むことで多少馴染んでいく。お札の出し入れもスムーズになるかなと思っていたのですが、劇的には変化せず。まだ使用して6ヶ月ほどですから、もう少ししたら多少良くなるかもしれません。1年以上使って革が馴染んでも1万円札の出し入れはスムーズとは言えません。

取扱いサイトでパームを見てみる

タングとパーム。比較のまとめ

結論としては、どちらの方が良いということはありません。

「みなさんのスタイルが、どちらに合うか」。これに尽きます。

オールインワンの1品をセレクトするなら、「お札を折らずに、そのまま収納できる」パームをチョイスした方が幸せになれるはず。

一方、電子決済やクレジットカードでの支払いが多く、お札をそれほど使わないなら、タングで十分でしょう。

結局のところ、財布は道具にしか過ぎません。使い方、財布に求めることは人によって違います。あなたに合うものをセレクトしましょう。

WILDSWANSの財布の素材は、とても丈夫です。その使い勝手に満足できれば、10年は使える相棒になるはずです。

参考リンク

WILDSWANSタングのレビュー
WILDSWANSパームのレビュー
WILDSWANSの財布のまとめ。定番財布のメリット・デメリットを一挙紹介