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ブライドルレザーの財布を選ぶポイントと、上質なブライドルレザーの財布の紹介

カッチリとした質感、力強さを楽しみたいなら、ブライドルレザーは検討すべき革です。

「ブライドルレザー」とは革の総称です。セドウィック社、グレードレザー社など、さまざまなタンナーがブライドルレザーを作っています。

また、ブライドルレザーの財布も、各ブランドからラインナップされています。

正直、どれをセレクトすると正解なのか、分かりにくいはず。

そこで、本ページではさまざまなブライドルレザーのアイテムを利用してきた革マニアの視点で、「間違いのない、ブライドルレザーの財布」を分かりやすく解説します。初めてのブライドルレザーから、革マニアまで、満足の1品をセレクトできるはずです。

本ページは、2部構成。

前半は、ブライドルレザーの財布の選び方について。
最高の1品を見抜くポイントを押さえてみましょう。

後半は、ブライドルレザーの財布の紹介。
日本有数の革工房から、ブライドルレザーの財布を得意とするブランドをピックアップします。ラインナップされている財布の特徴、メリットだけなくデメリットもに鋭くせまっていきます。

ぜひ、お気に入りの1品を見つけてみてください。

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ブライドルレザーの特徴

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ざっくりとブライドルレザーの特徴をピックアップすると、こんな感じ。

  • ロウが浮き出した、ブルームの味わい
  • キメ細やかな、美しい表情
  • 硬くて丈夫。何年も使える
  • ハリが強く、カッチリとした質感
  • 厚みがあり、革のカタマリ感がバツグン

ビジネスシーンに添えるアイテムとして人気があるのは、こういった特徴があるからです。
人前で出すことが多い財布は、「よく見られる」アイテムですから、フォーマルさを求められるご職業であれば、ブライドルレザーを選べば間違いありません。

少しだけ、他の皮革と比べてみましょう。

コードバンほどギラついた華やかさはないけれど、凛とした品格がある。
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ミネルバと比べると、カッチリとしていて、力強さと風格がある。
ミネルバリスシオ アップ

といったところでしょうか。

本ページでは、ブライドルレザーについて、これ以上は解説しません。
以下のページでまとめていますので、もっと詳しく知りたい方は、ご参考になさってください。

参考:ブライドルレザーとは何か?その特徴に迫る

ブライドルレザーの財布を見極める、3つのポイント

ブライドルレザーの財布はたくさんあって、まさに玉石混交。
その中から、上質な1品を間違いなくセレクトするためのポイントを押さえてみましょう。

ポイント1。日本の革工房の財布をセレクトする

おすすめは、日本の革工房のものをセレクトすること。
これには2つの理由があります。

最高品質である

日本の財布は、世界一の品質です。
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コバ、念引き、ステッチなど、作りの美しさはNo1。所有する満足感はダントツです。

また、使いやすさの点で、右に並ぶものはありません。
たとえば、「一万円札が出し入れしやすい」のは、日本のお札に合ったサイズに仕立てられてい流からです。日本のお札のサイズに合うサイズ感は、made in japanの財布だからこそ。
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「海外ハイブランドの財布は、どうもしっくりこない。」と感じることがあるかもしれません。
これは、世界中で売るためのデザインだからです。ドル、ユーロ、バーツなど、どの国のお札も入るように作られていて、「日本のお札が使いやすいように」デザインされているわけではありません。

日本人の品質基準は、ダントツです。
つくりが甘いもの。使いにくいものをラインナップすると、そのブランドは二度と手にとってもらえません。それが分かっているからこそ、日本の革工房は、日本人が満足するものを作り続けているわけですね。

また、「財布を売る」ビジネスで成り立つ、日本の革工房が、ブライドルレザーの財布をラインナップし続けていることも、上質であることの裏付けです。。多くの人から選ばれ続けているからこそ、定番ラインナップできるんですね。

最高峰のブライドルレザーが使われている

「ブライドルレザー」とは、ある製法で作られた「革の総称」に過ぎません。

世界のさまざまなタンナーが「ブライドルレザー」を作っています。そして、タンナーごとに、色、ハリ、風合い、厚み、ブルームといった個性が、少しずつ異なります。

では、どのブライドルレザーが良いのでしょうか?

答えは、簡単です。

「日本の革工房」の財布をセレクトしておけば間違いありません。

日本の革工房が採用するブライドルレザーは、セドウィック社、グレードレザー社など、100年以上にわたって皮革を作ってきた老舗タンナーのもの。間違いなく世界最高峰のブライドルレザーです。

「どのタンナーのブライドルレザーなのか」を明らかにしていない革工房もありますが、その他の皮革(たとえば、コードバンやミネルバ)を使った財布との価格差を見てみると、最高級のブライドルレザーが使われていることは明らかです。

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ポイント2。スタイルにあったカタチをセレクトする

財布にはさまざまなカタチがあります。
ここでは、ピタリとはまるカタチ。を押さえてみましょう。

ブライドルレザーの財布は、大きく3つのタイプにカテゴライズできます。

それぞれ特徴が異なり、メリット・デメリットがあります。
どれが一番良いかは、皆さんの使い方・扱うシーンによります。

ブライドルレザーの財布は、購入すると何年も使えます。一般的なレザーよりも丈夫で、型くずれしないからです。スタイルにあったものをセレクトすることで、きっと長く愛用できるはずです。

二つ折り財布

もっともコンパクトなブライドルレザーの財布です。携帯性はNo1ですから、手ぶら派であれば二つ折りを選んだ方が良いでしょう。カッチリと硬いブライドルレザーだから、型崩れしにくいのも嬉しいポイント。ヒップポケットに突っ込んで持ち歩くのにも最適です。

一方、たくさんのアイテムの収納は苦手です。カード、お札、コインの収納力は、長財布に劣ります。

持ち歩くのが3万円未満で、カードも8枚以下。これに収まるなら、ストレスは感じません。

かぶせ蓋タイプの長財布

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もっともオーソドックスな長財布。
財布を留めるものがないため、1アクション開け閉めできるのが特徴で、使いやすさはNo1です。
ジャケットスタイルなら、内ポケットへスッと収まるのでバツグンに快適ですし、お会計のシーンもカッコよく演出できます。

個人的にはブライドルレザーの財布をセレクトするなら、本タイプがイチオシ。直線的なロングフォルムは、ブライドルレザーの風格や力強さとよく合います。もっとも洗練されたフォルムに思います。

ラウンドファスナー

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3辺をファスナーでぐるりと覆ったタイプ。
ファスナーの開け閉めが必須となるため、かぶせ蓋よりも使い勝手は一歩劣ります。

ただし、しっかりと留めるつくりのため、たくさんのアイテムを収納できますし、財布がひっくり返っても中身が飛び出さない安心感があります。

カバンに入れて持ち運ぶ人に、おすすめのカタチです。

ポイント3。長く使えるものをセレクトする

ブライドルレザーに興味をお持ちの方は、財布の美しさも大切にされているのではないかと思います。そして、その美しさを、長く楽しみたい方もいらっしゃるはず。

であれば、内装のカラーが大切なポイントになります。
新品の美しさを長く楽しみたいなら、内装が「濃い色」のものをセレクトしてください。

淡いカラーの革とは、以下のような色です。
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明るいヌメ革の魅力は、エイジングにあります。少しずつアメ色に変わっていく様子は、大変味わい深いものです。

しかし、「均一なアメ色」に変わることは、まずありません。使い始めは、どうしても汚れが目立ってしまいます。言うなれば、玄人向けなのです。

ちょっとした汚れは気にしない。それも味わいとした楽しめる。であれば、どんなカラーのものをセレクトしても構いません。

しかし、「美しいルックスを長く楽しみたい」と思うなら、濃い色の財布をセレクトしましょう。そもそも汚れが見えないので、気になりません。

ブライドルレザーの財布をつくる、日本の革工房

ここでは日本有数の革工房をご紹介します。
ブライドルレザーに限らず、さまざまな財布をラインナップしていて、その品質はダントツ。

10以上のブランドがありますから、ざっくばらんに紹介しても迷ってしまうはず。
そこで、「財布の特徴」を切り口にして、紹介します。皆さんの感性にピタリとはまるものを見つけてみてください。

オーソドックスな使い勝手を求める方におすすめ

シンプルなデザインがお好きなら、こちらからのセレクトをおすすめします。

簡素で、余計な装飾の無いデザインはごまかしが効きません。最高の素材と、ジャパンメイドによる仕立て。簡素なルックスは、落ち着きのある品格を生み出してくれるはず。

フォーマルシーンでの利用であれば、ここであげるブランドが間違いないでしょう。

ココマイスター

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素材 ブライドルレザー(タンナー非公表)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー、コインケース
価格帯 2万円台〜5万円台

ココマイスターのブライドルレザー財布は、ザ・オーソドックス。
あらゆる年代で愛用される、クラシカルなかぶせ蓋から、トレンドのラウンドファスナーまで、あらゆるタイプの財布をラインナップしています。

パット見、何の変哲もない財布なのですが、細部に見る仕上げの美しさは、やはり日本の革工房であることが分かる仕上がり。

ココマイスターのブライドルレザーは、2つのシリーズに分かれています。

  1. ブライドルシリーズ
  2. ジョージブライドルシリーズ

おすすめは、後者のジョージブライドル。内装にもブライドルレザーを使っているため、統一感のある美しさを堪能できます。さらに、内装が濃い色の革で仕立てられているため、汚れを気にせず使うことができます。

オーソドックスな1品をセレクトするなら、ぜひ検討していただきたいブランドです。

ジョージブライドルを公式サイトで見てみる

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FARO(ファーロ)

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素材 ブライドルレザー(グレードレザー社)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー、コインケース
価格帯 1万円台〜5万円台

FAROは、1965年創業の老舗革工房。

ブライドルレザーのアイテムを、LONDON TALES(ロンドンテイルズ)シリーズとして、ラインナップしています。

FAROの使用するブライドルレザーは、英国タンナー グレードレザー社(GRADE LEATHER)のもの。ブルームが目立つ表情ですが、その奥にはキメ細やかな表情が潜んでいます。

FAROのアイテムは、エレガントなものが多いのですが、ブライドルレザーとなると力強さが勝る仕上がりです。

FAROのブライドルレザー財布を取扱いサイトで見てみる

CYPRIS(キプリス)

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素材 ブライドルレザー(タンナー非公表)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー、コインケース
価格帯 1万円台〜4万円台

キプリスもまた、最大手の革工房の1つ。
日本有数の百貨店には、必ずと言っていいほど置かれていますね。

キプリスの特徴は、外と内でコントラストの効いたデザインとなっているところ。
外側はブライドルレザー。
内側はルガトーを使っています。
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ルガトーとは、創業100年以上、ベルギーの老舗タンナーマズール社の代表作。
透明感のあるキリッとした表情に、トラ模様を活かすように仕上げられた皮革です。

ブライドルレザー × ルガトー。この組み合わせで仕立てられた財布は、キプリスしか作っていません。

キプリスのブライドルレザー財布を公式サイトで見てみる

GANZO(ガンゾ)

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素材 ブライドルレザー(セドウィック社)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー、コインケース
価格帯 2万円台〜5万円台

特徴は、外装だけでなく、内装にもブライドルレザーを使っていること。間違いなく最高級の1品です(お値段も高価なのですが)。

GANZOもまた、2種類のシリーズをラインナップしています。

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内装にヌメ革を使ったシリーズ。玄人向けです。

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内装にもブライドルレザーを利用したシリーズ。
ちなみに、外も内もブライドルレザーで作られた財布は、ほとんどありません(GANZO以外ではココマイスター、WILDSWANSくらいでしょうか)。じつに贅沢な財布です。

外・内ともに同じカラーのブライドルレザーを使っているため、キリッとした印象が強いラインナップ。実直、端正といったところでしょうか。


あえて言うならオーソドックスすぎるため、面白みがないと感じるかもしれません。しかし50年以上にもわたって皮革製品を作り続けてきた実績は、揺るぎないブランド力を構築しています。どこに出しても恥ずかしくない、最高の仕立ての逸品です。

ブライドルレザーの味わいを、外でも内でも楽しみたい。そしてエレガントでオーソドックスなものをお探しなら、GANZOは一考の価値あるブランドです。

GANZOのBRIDLE CASUALを取扱いサイトで見てみる

土屋鞄製作所(つちやかばんせいさくしょ)

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素材 ブライドルレザー(グレードレザー社)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー
価格帯 5万円台〜12万円台

長財布(かぶせ蓋)、二つ折り財布

「日本の革工房」といえば、土屋鞄。それほどまでに知名度の高いブランド。これは広告によるものではなくて、50年以上に渡って皮革製品をつくり続けてきた結果です。

そんな土屋鞄のブライドルレザーの財布は、とてもオーソドックスです。
ラインナップも少ないため、選ぶ楽しみはあまりありません。

内装はヌメ革ですが、濃いめのキャメルカラーですから、汚れがあまり目立ちません(ご紹介したとおり、淡いカラーのヌメ革は上級者向けです。)

奇をてらっていないシンプルな1品をセレクトするなら、知っておいて欲しいブランドです。

土屋鞄のブライドルレザー財布を取扱いサイトで見てみる

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ユニークな1品をお探しならこちら

少し変わったデザインのものを手にしたいなら、ぜひチェックして欲しいブランドです。

もちろん、奇をてらっただけではなくて、歴史ある日本の工房が仕立てていますから、その品質は折り紙付き。

PORTER(ポーター)

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素材 ブライドルレザー(グレードレザー社)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー
価格帯 5万円台〜12万円台

日本でもっともメジャーなブランドですね。
ポーターは大人のための革製品をラインナップしています。

さて、ポーターのブライドルレザーは、「カジノ」というシリーズでラインナップされています。

ガッチリとした装いのものが多く、見方を変えると男臭いのですが、そのつくりはホンモノ。
例えばコバは、切り目仕立て。厚みのある革を、削って・磨いてを何度もくり返して作り上げる、手間のかかった仕上げです。100427_db31

そして嬉しいことに、他のブランドよりもお値段がグッと控えめ。初めてのブライドルレザーとしてセレクトしてみてはいかがでしょうか。

あまりにも有名すぎるポーターロゴによって、学生向けのイメージをお持ちかもしれません。
しかし、カジノには、あのロゴはありません。大人が持っても満足感を感じられるのは、素材と仕立てで勝負しているからでしょう。

参考:カジノ 二つ折り財布のレビュー

ポーターのカジノを取扱いサイトで見てみる

CORBO.(コルボ)

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素材 ブライドルレザー(イギリス。タンナー非公表)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー
価格帯 1万円台〜3万円台

二つ折り財布、長財布(かぶせ蓋)、ラウンドファスナー、L字ファスナー
CORBO.は、ボリューム感ある皮革製品を得意とする革工房。
ブライドルレザーを使ったアイテムをface Bridle Leatherシリーズとしてラインナップしています。

ブライドルレザーは、創業100年を超えるイギリスの老舗タンナー、セドウィック社( J&E-sedgwick.)社のもの。ブライドルレザーのトップシェアを誇っています。

CORBO.の真髄は、そのラインナップの豊富さでしょう。
一般的なカタチだけでなく、小銭入れの付いていない財布(純札入れ)、L字ファスナーなど、あらゆるニーズに応えるようにブライドルレザーの財布が用意されています。
さらに、カラーリングの豊富さにおいてもNo1です。
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CORBO.の財布は、厚みのあるものが多いためカジュアルなイメージがあるかもしれません。しかし、face Bridle Leatherシリーズは違う。極めて洗練されたルックスです。

ビジネスシーンに違和感なく添えられるよう、シンプルなデザインに仕上げられています。
また、ウォレットコードを取り付けられる金具付きのバージョンもラインナップしているので、従来のCOROBO.ファンも安心です。

参考:face Bridle Leather G.E.Walletsのレビュー

CORBO.のブライドルレザー財布を取扱いサイトで見てみる

池之端銀革店(いけのばたぎんがわてん)

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素材 ブライドルレザー(グレードレザー社)
ラインナップ 二つ折り、長財布、ラウンドファスナー
価格帯 2万円台〜3万円台

特徴は、ユニークな財布ばかりをラインナップしていること。
オーソドックスなものはありません。

ブライドルレザーは、その厚みを活かすため、一般的なカタチの財布のほうがずっと作りやすいわけです(そして売れやすい)。池之端銀革店の面白いところは、そういったアリキタリな財布を作っていないこと。財布に限らずユニークな皮革製品をラインナップしていますので、ぜひチェックしてみてください。

少し変わった1品をお探しのかたにチェックしてほしいブランドです。

池之端銀革店のブライドルレザー財布を見てみる

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最高級&ボリューム感をお探しならこちら

WILDSWANS

素材 ブライドルレザー(グレードレザー社)
ラインナップ 二つ折り、長財布、コインケース
価格帯 2万円台〜7万円台

WILDSWANSの採用する皮革は、「フルグレインブライドルレザー」。
イギリスのタンナー、 ベイカー社の代表作。もっとも丈夫で、もっとも高価なブライドルレザーです。
一般的なブライドルレザーは長くとも6ヶ月で完成します。一方、フルグレインブライドルレザーは12ヶ月もの時間をかけて作られています。その希少さゆえに、最高級の素材。日本ではWILDSWANSしか取り扱っていません。

さて、WILDSWANSのフルグレインブライドルレザーシリーズですが、あらゆるブランドの中で、財布のラインナップがもっとも豊富です。
定番の二つ折り財布から、長財布まで。小さなものから、大容量のものまで取り揃えています。しかもエッジの効いたものが多いため、セレクトする楽しみがあるブランドです。

同ブランドは、「長く愛用できる道具」をコンセプトにものづくりを続けています。そして、フルグレインブライドルレザーを使った財布も、厚みがあり、大きく、重みがあります。悪く言うと、かさばるのです。

正直なところ、小さくて、スリムで、軽い財布が欲しいならWILDSWANSはセレクトしないほうがよいでしょう。(コンパクトなものは、タングパームしかありません。)

そもそもブライドルレザーは密度がギュッと詰まった、重い皮革です。軽さや小ささよりも、迫力のある質感や、革のカタマリ感を味わいたい人がセレクトするはず。WILDSWANSに限らず、「薄くスライスして軽量化したブライドルレザー」など、どのブランドも使っていません。

そういった点で見ると、WILDSWANSのボリューム感は、ブライドルレザーを所有する満足感をもっとも堪能できるともいえます。

思い入れのある皮革で、書き出すとキリがありません。これ以上の紹介は本ページでは自重します。フルグレインブライドルレザーと、その財布の特徴についてまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

参考:フルグレインブライドルレザーとは何か。

美しい1品をお探しの方におすすめ

どの工房も、自前でブライドルレザーを作っているわけではありません。財布のつくりで独自性を打ち出すしかないんですね。

ここで紹介するのは、「美しさ」を得意とするブランド。
細部の仕上げ、デザイン、プロポーションといった点で、抜きん出たセンスがあります。

YUHAKU(ユハク)

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素材 ブライドルレザー(グレードレザー社)
ラインナップ 長財布、ラウンドファスナー
価格帯 3万円台〜4万円台

YUHAKUのブライドルレザーの財布は、もっともエレガントな仕上がりです。

外装はブライドルレザーの一枚革を使ったシンプルなデザインですが、内装は牛革とのコンビ。牛革には、ペイズリー柄のエンボスが施されています。
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ブライドルレザーのルックスに圧倒的な特徴があるわけではありません。凛とした佇まいは魅力的ですが、悪く言えば「遊びゴコロがない」皮革と捉えることもできます。

しかし、そこは流石のYUHAKU。内装のデザイン、こだわりのパーツなど、所有する満足感を高める仕上げが各所に見られます。
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オーソドックスなものが良い、しかし少し変わったものを持ちたい。そんなワガママを叶えてくれるのはYUHAKUのブライドルレザーシリーズだけです。

参考:YUHAKUブライドル束入れのレビュー

あとがき

耐久性に優れるブライドルレザーは、10年は使うことができると言われています。
お気に入りの1品をセレクトして、長く愛用してほしいと思います。

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