エムピウは機能的なレザーアイテムを作る、日本の革工房です。大好きなブランドで、財布など25製品を使用してきました。
エムピウの中でもユニークなのは財布。他ブランドとは一線を画します。他にないデザインで機能的なんです。
エムピウの財布はエッジの効いています。ユニークなデザインで「財布」と気づいてもらえないのでは?と思うものも。取扱い店舗も少ないため、手にとって見ることも難しいかもしれません。ラインナップも多いため、どれを選ぶと良いのか、迷うかもしれません。
そこで、本ページでは「エムピウのすべての財布」をご紹介します。最後までお読みいただければ、エムピウの財布の特徴がわかり、自分に合う財布を見つけることができます。
本ページは2部構成。
前半は、エムピウの特徴を解説。マニアックな情報もありますから、細かいことは知らなくていいよ。という方は後半へジャンプしてください。
後半は、エムピウの財布を1つずつ紹介します。エムピウのすべての財布を見て触り、ほぼすべて購入してきました。革財布マニアの視点で、特徴、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。
エムピウの財布選びの参考にしてみてください。
エムピウの財布の特徴
エムピウはたくさんの財布をラインナップしています。まずは共通する特徴を紹介します。
これまでに無い。ユニークな財布
ユニークな革財布。これに尽きます。
エムピウの財布に「一般的な財布と同じ使い方」を求めてはいけません。デザイナーの村上氏は「これまでの財布」に満足していないから「新しい財布」をデザインしています。
だから、エムピウの財布は、ルックスも使い方もユニーク。クラシカルな財布とは違います。
常に最先端で、ユニークな財布をエムピウは生み出しています。今日、さまざまなブランドが機能性財布を出していますが、エムピウにインスピレーションを受けているのは明らかです。たとえば「薄い財布」もピアストラがベースですね。
新しいモノが好き。オーソドックスな財布にイマイチ納得できない。であれば、エムピウの財布が最適です。
育つ革。エイジングを楽しめる。
エイジング(経年変化)。革好きな人ほど好む、革の特性です。
革の色が変わり、艶が生まれる。新品のときからの変化を「エイジング」といいます。語りだすとキリがないので、もっと知りたい方は以下を参照ください。
参考:革のエイジングとは何か。
さて、すべての革がエイジングするわけではありません。
エイジングする条件は、主に2つ。
1.タンニンなめし革であること
動物の皮膚を、長く使える素材「革」にする工程を「なめし」といいます。色が変化するのは「タンニンなめし」という、タンニン成分を革に浸透させる方法で作られた革です。革に含まれたタンニンが空気や日光に触れることで色が深くなります。
2.染料で染められた革であること。
革に着色する方法で、水に溶ける「染料」を使った革は、色が変化し、ツヤも変わります。革の表情をそのまま活かすため、キズなどを隠せません。いわば薄化粧の着色です。
エムピウの財布に使われる革は、タンニンなめし、かつ染料で染められた革です。
つまり「変化し続ける革」なんですね。色味が深まり、艶が生まれるエイジングを楽しめるということです。
さらに、エムピウの革はたっぷりと油分を含んだオイルレザー。革を触ることで、革の表面にオイルが少しずつ滲み出てきます。また、手からも油分が財布に移り、表面がオイルコーティングされることで「ツヤ」が出てきます。
こちらは、エムピウ定番レザー、「ブッテーロ」の青。左が新品。右が3年以上使ったもの(9年目に撮影)。色合いとツヤが違います。
ミネルバは特に早く変化します。はじめはマットな表情ですが、
色は深まり、ツヤが出てきます。
エムピウでよく使われている革は、イタリア製。
エムピウに限らず、日本の革工房で採用される上質な革です。
最低限のケアでOK
革製品は、ケア(メンテナンス)が必要とお考えかもしれません。
革が乾燥すると、ひび割れが起きる可能性があるため、ワックスなどのメンテナンスをしてあげたほうが良いです。
しかし、毎日使う場合、ほとんどケアは不要です。触ることで表面がオイルコーティングされた状態になる。ワックスやクリームを使わなくても、自然に、美しくエイジングします。
しばらく使わない場合や、たくさんの財布を使い分ける人は、革の状態をみてメンテナンスしてあげるとよいでしょう。
ミッレフォッリエなど、一部はヌメ革で作られたモデルがあります。ヌメ革はオイルが少ないため、長期間使わない場合は、乾燥しないように注意してください。
たくさんのカラーから選ぶことができる
エムピウの定番レザー、ミネルバを使った財布は、8色もラインナップされています。他の革工房では真似できないカラーバリエーションの豊富さも、エムピウの魅力です。
少し迷ってしまうかもしれませんね。
では、おすすめの色はなにか?
エイジング(色・ツヤの変化)を楽しみたいなら、淡いカラーを選びましょう。たとえば、ミネルバの「ナポリ」。ビビッドな黄色は、もっとも色が劇的に変化します。
あまり色が変化してほしくないなら、ブラックがいいですね。ツヤは出ますが、色の変化はほとんどわかりません。
ちなみに、取り扱いショップによる特注カラーもあります。
エムピウは、どんな人に合わないのか?
エムピウをチョイスすべきでない人もあげましょう。
新品のときの色、質感をずっと楽しみたいなら、エムピウは合いません。色が変わるし、キズも付くからです。これを「革の味」として楽しめる人の財布です。
新品のルックスを長く楽しみたいなら、クロムなめし、顔料仕上げの革財布を買ったほうが幸せになれます。
また、オーソドックな財布が欲しい場合も、合いません。
エムピウの財布は、これまでの財布と違った使い方になります。少しクセがあるのです。
ちなみに、60歳を超えた私の母もミッレフォッリエを使っていますが不便は無いとのこと。つまり、慣れです。
エムピウの財布を買えるショップ
全国のショップ一覧はこちら。
取り扱い店舗は、多くありません。また、すべてのラインナップ、すべてのカラーを目にすることは出来ません。店舗面積に限りがあるため、全モデルを置いておくことは不可能だからです。代表作のミッレフォッリエ以外が置かれることは、珍しいのではないでしょうか。
多くのアイテムを見たいなら、直営店のある蔵前に行くのが一番です。
すべての財布が置いてあります。手にとって使い勝手をチェックすることができるし、エイジングサンプルも豊富。
財布以外にもエムピウのユニークなアイテムが並びます。
なにより、30以上のエイジングしたエムピウの製品を見ることができる。これは蔵前店舗だけです。
直営店に行けないなら、ネットショップが一番です(店舗にはたくさんのエムピウが置いてないため。)オススメは、amazonや楽天。一万円以上なら送料無料です。
エムピウの財布
本ページでの「財布」とは、お札、コイン、カードの3つを収納できるものです。
エムピウはいくつものユニークな財布をラインナップしています。サイズの小さい順に紹介していきます。
※以降、各アイテムTop画像は、エムピウの公式サイトから出典させていただいています。
straccio(ストラッチョ)
スペック
ゴートモデルとリスシオ・ブッテーロモデルでサイズなどが違います。
以下は ゴート/ リスシオ・ブッテーロで表記。
機能 | お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×1 |
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サイズ | W102×D68×H15mm/ W102×D65×H20mm |
重さ | 30g/ 45g |
素材 | ゴート/ ミネルバ・リスシオ、ブッテーロ |
カラー | 6色/ 8色 |
特徴
エムピウの最小・最軽量の財布。「これだけでもひと通り使えるよね」を形にした財布です。
ミニマムを追求しつつ、お札10枚、コイン15枚、カード5枚をギュッと詰め込んで持ち歩ける最小のサイズが魅力です。
ほぼカードサイズでバツグンにコンパクトです。パンツの前ポケットに入れても違和感なく行動できる。携帯性バツグンの財布です。
ストラッチョは3プライス展開です。
- ぐにゃりと柔らかなゴートモデル
- 少し固めのリスシオ/ブッテーロモデル
- 最上級の仕立ての、スペリオーレモデル
それぞれ、質感が違います。柔らかい〜硬いで、好みが分かれるかもしれません。以下の動画を参考にしてみてください。
高価な財布は気を使ってしまいますよね。でも、ストラッチョなら1万円未満のプライス。アウトドアなどのレジャーでも気軽に使える財布としてオススメです。
ミネルバリスシオは、ブッテーロより柔らかく、エイジングが早い。
最上級モデルが「スペリオーレ」です。内側にも革が張られ、見た目もより上質に。
見た目が良いだけじゃない。細かな点で、使い勝手が向上しています。
参考:エムピウの最小最軽量 財布 ストラッチョ ゴートモデルのレビュー
参考:ストラッチョ ブッテーロのレビュー
参考:ストラッチョ ミネルバリスシオのレビュー
参考:ストラッチョ スペリオーレのレビュー
zonzo(ゾンゾ)
スペック
機能 | お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×3 |
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サイズ | W105×D70×H25mm |
重さ | 90g |
素材 | ミネルバ・リスシオ |
カラー | 8色 |
特徴
ゾンゾはエムピウのコンパクトな財布。手のひらに収まるサイズはカード+数ミリという小ささ。世界一小さなラウンドファスナー財布です。
ストラッチョよりわずかに大きい。それでも、パンツの前ポケットでストレスを感じないサイズ感。これ以上のサイズになると、ヒップポケットへの収納が快適になる(ミッレフォッリエは前ポケットに入れるのはキツイ)。
外装、内装にたっぷり使われる革は、ミネルバ・リスシオ。高級感のある革と、コンパクトさが相まって、カワイイ印象を受けます。どこに出しても恥ずかしくない上質感は、高級なリスシオを使っているからこそ。
内装も変わったデザイン。お札が入れやすい。小さい財布なのに「お札を折ってから収納する」面倒なアクションが不要です。
小さなボディに紙幣10枚、クレジットカード6枚、コイン15枚まで詰められます。
ジーンズだけでなく、カバンのどんなポケットにもスッと収まり、携帯性もバツグン。私は旅行の相棒としても使っています。
豊富なカラーリングはエムピウの特徴です。
コニャック、タバコ、ナポリ、グリージオ、パパベロ・・・。これらは、ミネルバに付けられた「色の名前」です。陽気なイタリア人が付けそうな、バダラッシ社のエスプリの利いたネーミングですね。
色に名前を付けるのは難しいものです。たとえば、透明感と深みが美しい、ミネルバリスシオの青。「アジサイ」を意味する、ortensia(オルテンシア)と名付けられています。独特の色合いを表現できる名付けは、難しかったのかもしれませんね。淡く透明感のある色合いのため、個体差がけっこうあります。ゾンゾのオルテンシアは、少しグリーンがかっています。
ぐんぐんと進むエイジングを楽しめます。オルテンシアのエイジングは以下の動画を参考になさってください。
色を選ぶ楽しみ(悩ましさ?)があるのも、エムピウの良さでしょう。
リスシオやボックス。ミネルバシリーズには独特の香りがあります。オイルとタンニンをしっかりと含んだ革の香り。買って数ヶ月くらいで落ち着いてくるのですが、新しい財布を買ったときの楽しみの1つです。
まとめます。
ゾンゾの特徴は、コンパクト × 上質。小さくて高級感のある財布を求めるかたにオススメできる逸品です。
millefoglie(ミッレフォッリエ)
スペック
ミッレフォッリエはエムピウの代表作。人気No1の財布です。カードの収納枚数の多い「P30モデル」もラインナップされています。
カードを15枚収納できる、「P25」のスペックを示します。
機能 | お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×4 |
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サイズ | W110×D85×H25mm |
重さ | 100g |
素材 | ブッテーロ、ミネルバ・リスシオ、ミネルバ・ボックス |
カラー | 10色 |
特徴
ミッレフォッリエは発売から10年経った今でも親しまれる、エムピウの代表作。ベストセラーです。コロンとしたトランクのようなフォルムが目を惹きますが、イチオシの理由は「使いやすさ」にあります。
真鍮の留め具で閉じられていて、財布をくるりと回すようにして開きます。
財布を開くと、カード、お札、小銭を一望できます。財布をアレコレと持ち替えることなく、中のアイテムを扱うことがきるのが、ミッレフォッリエの特徴。とにかく使いやすいです。
お札15枚、カード16枚、コイン15枚ほどをひとまとめにして、ヒップポケットに入れて出かけられるコンパクトさも魅力です(パンツの前ポケットに入れるのはキツイです)。
ミネルバ、ブッテーロと革のラインナップも豊富です。迷ってしまうかもしれませんが、色は深みを増し、ツヤがあがってきます。どの革の、どの色をセレクトしても、革を育てる楽しみを体験できます。
コンパクト × そこそこの収納 × 使いやすい。これらの機能性を求めるなら、ミッレフォッリエがNo1です。代わりの財布はありません。
私はミッレフォッリエが大好きで、いくつも所有しています。また、ブッテーロモデルは3年以上、毎日使いました。万人におすすめできる、使いやすい財布といえます。
ミネルバリスシオはブッテーロよりエイジングが早く柔らかいです。お好みでチョイスしてください。
最高グレードのコードバンも購入しています。
参考:ミッレフォッリエのレビュー
参考:ミッレフォッリエ コードバンのレビュー
piastra(ピアストラ)
スペック
機能 | お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×2 |
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サイズ | W100×D105×H15mm |
重さ | 60g |
素材 | ミネルバ・リスシオ |
カラー | 8色 |
特徴
エムピウで最もスリムな財布。「ヒップポケットに入れて使う」コンセプトが珍しい。
エムピウで唯一バックポケットが備わっています。財布を開かずにカードを出し入れできるのはピアストラだけです。
コイン、カードのポケットにはマチがないため、たくさんは収納できません。
でも、だからこそスリムに持ち歩ける。コインポケットが浅くて見やすいのですが、マチがないため、出し入れはちょっと手間取ります。ただし、他ブランドの財布と比べても、極めて薄いです。
お札は二つ折り。「ストラッチョ」はお札に3つ折りのクセが付くので、好みが分かれるかな。お札に折れ目をつけたくない。さらに快適に携帯したいなら、ピアストラが良いでしょう。ケツポケで持ち運びたい方に、おすすめです。
参考:ピアストラのレビュー
piastraⅡ(ピアストラ2)
スペック
機能 | お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×2 |
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サイズ | W95×H108×D25mm |
重さ | 96g |
素材 | ブスケット/ミネルバ・リスシオ |
カラー | 8色 |
特徴
エムピウで最もスリムな財布ピアストラのバージョン2。とはいえピアストラと比べると厚みがあり、重さもアップ。携帯性はダウンしています。
その代わり、ピアストラの弱点である、コインの見やすさ、出し入れのしやすさがアップ。さらに収納できる枚数も25枚と大幅にアップしています。やはりボックス型のコインケースは視認性バツグンです。
現金をよく使う人はピアストラ2がフィットすると思います。
参考:ピアストラ2のレビュー
LoYen(ロ・イエン)
スペック
機能 | お札入れ×1、小銭入れ×1、カードポケット×4 |
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サイズ | W188×D95×H30mm |
重さ | 220g |
素材 | ミネルバ・リスシオ |
カラー | 3色 |
特徴
エムピウで一番大きくて、たくさん入る長財布です。
面白いのが、財布の底に仕切りがあって、あまり入っていない時は薄く、たくさん入ったときは厚みが出るといったようにサイズが柔軟に変わること。
収納量もエムピウでNo1。お札100枚、カードが45枚、小銭は500円、100円、10円、5円、1円硬貨をそれぞれ10枚ほど収納できる。
たくさんのお金を収納したい人にチェックして欲しい逸品です。
エムピウの札バサミ
スーツの内ポケットでも快適に持ち歩けるようにと考えられたモデル。
スッキリと収納できるように、あえて小銭入れを省いたお財布です。いわゆる、「札入れ、束入れ」と呼ばれる財布。エムピウがデザインすると、スタイリッシュな姿になりますね。
FERMA(フェルマ): WALLET Short
スペック
機能 | お札入れ×1、カードポケット×4 |
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サイズ | W97×D93×H20mm |
重さ | 55g |
素材 | マレンマ、ブッテーロ |
カラー | 4色 |
特徴
フラップ構造を留めに利用した、薄い札バサミです。一般的な財布では、「札入れ」にカテゴライズされる品です。
革をかぶせて留める、デザインが特徴。
特徴はミッレフォッリエのようなつくり。視認性と使い勝手の良さがバツグンです。
お札とカードを見渡せ、持ち替えることなく片手でお札やカードを取り回せる配置になっています。
フラップのカードポケット、お札のはさみ方は、ミッレフォッリエと同じです。
エムピウの財布には珍しく、段状のカードポケットが配置されていて、3枚のカードを収納できます。これ以上にスリムで洗練されたデザインの財布はなかなかありません。
よく使うカードを3枚に厳選できる人に、おすすめの逸品です。
FERMA(フェルマ): WALLET Long
スペック
機能 | お札入れ×1、カードポケット×4 |
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サイズ | W190×D100×H25mm |
重さ | 125g |
素材 | マレンマ、ブッテーロ |
カラー | 3色 |
特徴
WALLET Shortとコンセプトは同じ。小銭入れの無い長財布、「束入れ」と呼ばれる財布ですね。
収納量はバツグンで、お札20枚、カード4枚、お札入れの他にチケットなどのフリーポケットが1つ付いています。
エムピウのコインケース
エムピウはコインケースも発表しています。
ここではそれらを紹介します。
minimo(ミニモ)
スペック
機能 | 小銭入れ×1 |
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サイズ | W70×D60×H20mm |
重さ | 75g |
素材 | ミネルバ・リスシオ、ブッテーロ |
カラー | 3色 |
特徴
エムピウの最小の小銭入れです。
ミッレフォッリエの特徴の1つがボックス型の小銭入れ。
フルオープン式で小銭の見やすさ、取り出しやすさに長けた作りです。
その小銭入れの部分を、極限までそぎ落としてそのままコインケースにしたのが本作。
ギボシはミッレフォッリエで使われたものと同様。
使い続けるとこのギボシも金色に光るような変化が現れてきます。
このギボシがアクセントになって、特別なコインケースに見せてくれます。
人と違う小銭入れが欲しい。そう考える方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
FERMA COINCASEⅡ
スペック
BASIC/ CORDOVANの2モデル展開。
機能 | 小銭入れ×1、カードポケット×1 |
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サイズ | W96×D77×H23mm/ W96×D77×H18mm |
重さ | 40g/ 40g |
素材 | マレンマ、ブッテーロ/ |
カラー | 4色 / 2色 |
特徴
フラップ状の留めが特徴的。重なった革を外に倒すと、革の「元に戻る」という特性によってオープンする変わった作り。
長方形にすることで、片手にスッと収まるサイズ感を生み出しただけでなく、背面のスリットにカードを収納できるようなりました。
エムピウの財布は、どこで買うと安いの?
結論からいうと、どこで買っても同じ値段。店舗もネットショップも定価です。ここ13年でセールにかかったのを1度も見たことがありません。せいぜい、ポイント還元くらいです。
少しでもお得に買うなら、方法はふたつだけ。
- クレジットカードで購入して、ポイント分還元してもらう(1〜2%)
- 楽天などでポイントバックを狙う(1〜10%)
ネット購入なら即日発送されるため、ほとんどの地域で翌日に届くはずです。1万円を超える財布なら送料無料です。
ちなみに、エムピウに限らず、多くの革工房はセールをしません。
アパレルブランドの財布がセール対象になるのは、トレンドによるシーズン売りだから。「今年はこの色、カタチが売れるだろう」のビジネスだから、旬をすぎる前にセールするわけです(来年は、別のトレンドを作り、売り切るビジネス)。
良い財布は1年後でも売れます。セールにする必要が無いんですね
ちなみに、エムピウをセール販売しているネットショップは、詐欺サイトです。買っても届かないので利用してはいけません。
ちなみに、エムピウと同じイタリアの革を使った偽物は見たことも聞いたこともありません。
これは心配しなくて良いと思います。あまりにもギミックの効いたデザインですし、革が高価なため、偽物を作るのが難しいからです(偽物を作るならもっと真似をしやすく、利益率の高いトップメゾンを狙います。)
まとめます。
安心、安全に購入するなら、以下のいずれが鉄板です。
- 実店舗
- 楽天などで定価販売しているショップ
あとがき
エムピウの財布のユニークな特徴が、伝わったでしょうか。
これまで、エムピウの財布を見たことがない人にとっては、面白い財布ばかりだったと思います。
今日、さまざまな「機能的な財布」が販売されています。
このさきがけとなったのがミッレフォッリエ。販売は10年以上も前になりますが、少しずつ小さなバージョンアップを重ねて、現在もエムピウの人気No1の財布です。
初めてのエムピウの財布であれば、ミッレフォッリエを選んで、その使い勝手の良さを体験して欲しいと思います。
私が当サイトを立ち上げたきっかけは、エムピウのミッレフォッリエと出会ったからです。
ミッレフォッリエを使い始めてから、私にとってエムピウは特別なブランドになりました。
実際、財布以外のアイテムも含め、愛用しています。今後、財布以外のアイテムもご紹介したいと思います。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。はてブやツイッターでシェアしていただけると大変うれしく思います。