ガルーシャ(エイ革)を得意とするBAHARI(バハリ)。
本日はその中から、『ガルーシャキーケース』をご紹介しましょう。
本ページでは、その使い勝手や特徴に鋭く迫ります。
美しいキーケースをお探しなら、参考にしてください。
使い勝手
サイズやフォルムは、オーソドックスなキーケースと同じ。コンパクトで片手に収まります。
フラップが重なるようにして折り畳まれたデザインも一般的なものと同じ。親指で弾くようにしてオープンできます。
ボタンを開けてみると、こんな感じ。シングルホックで留めるつくり。
流石に内装はガルーシャではありません。素材は牛革。シボのあるマットな風合いです。
5連のキーリングが備わっています。一般的なキーケースと比べると、1つ多いかなといったところ。カギが多い人も困ることはないでしょう。
リングトップは「釣り針」が向かい合うようなハート型。なかなか珍しいカタチで、好みが分かれるデザインですね。
ハートの真ん中に、スライドさせるようにして、グッと押し込んでセットします。
「返し」があるため、抜け落ちることはありません。言い換えると、取り外すときは、ちょっと大変なのです。
セットすると、こんな感じ。カギがはみ出ずに、ちょうど収まるくらいです。
特徴
ガルーシャを贅沢に使用
外装は、ガルーシャの一枚革。
縫い目がないから、ガルーシャの質感を手のひら一杯に感じることができる。満足感を堪能できるポイントです。小さなキーケースなのですが、十分に所有欲が満たされます。中央のスターマークも、ガルーシャの醍醐味ですね。
スターマークの辺りは、微妙に隆起しています。お店でいくつか触ってみたのですが、隆起の度合いは個体差があります。フラットでない個体の方が、光を受けたときの立体感がありますね。
クロコと比べるとガルーシャは個体差をあまり感じません。そういった中で、ガルーシャのアイテム同士を見比べてみるとスターマークの部分が、もっとも違いがハッキリと分かる部位です。美しさの感じ方は人それぞれだと思うので、私があれこれと言うのは野暮でしょう。どの個体もそれぞれ微妙に違っていて個性的です。
ガルーシャの粒は、人の歯と同じ成分でできているため、非常に固い。だから、キズがほとんど付きません。キーケースってポケットに突っ込んだり、机の上に放り投げたりすることがあると思うのですが、ガルーシャの美しい表情にはほとんどキズが付きません。
しかも水や汗にも強いため、牛革のキーケースよりはずっと気軽に使えるのも嬉しいところです。
一方で、エイジングにとても時間がかかる皮革です。美しい姿を長く楽しみたい人にふさわしい素材なのです。(短期的なエイジングを楽しみたいなら、ミネルバなどの革のキーケースを選んだ方がずっと幸せになれるはずです)。
あとがき
ガルーシャのアイテムは、決して安くありません。そういった中で、本作は比較的買いやすいお値段。ガルーシャのサイズが小さく、作成の工程も少ないためでしょう。
これまでガルーシャを使ったことがない方は、最初の一品としてセレクトしてみてもいいかもしれません。