本日ご紹介するのは、日本の革工房CIMABUE graceful (チマブエ グレースフル)の一品。漆の伝統皮革を使った、ラウンドファスナー財布です。
ざっと特徴をあげてみましょう。
- ラウンドファスナータイプの長財布
- 18枚のカードを分けて収納できる
- カードが使いやすい
- 漆塗りの美しい表情
- キズに強い
珍しい皮革を使ったラウンドファスナーをお探しなら、検討の価値ある一品です。参考にしてみてください。
スペック
ブランド | CIMABUE graceful |
---|---|
商品名 | ラウンドジップ長財布 |
収納力 | ★★★★★ |
お札入れの数 | 2 |
お札の枚数 | 50 |
コインの枚数 | 20 |
カードの枚数 | 18 | サイズ | W195 × H100 × D30mm | 重さ | 287g |
素材 | 牛革(漆仕上げ) |
使い勝手
本作は、ラウンドファスナー長財布にカテゴライズされる一品。
大きく、厚みのあるフォルムが特徴で、収納力に優れたタイプです。
男性の私が手にとっても、やはり大きめ。カバンで持ち歩くサイズとお考えください。
シボ加工した表面に、何度も漆(うるし)を塗り重ねることで、ツヤと濃淡を生み出しています。好みが分かれるポイントかもしれませんが、エキゾチックな表情が本作の特徴です。
凹凸のある表情で、シボ感は強め。革のシットリ感と、サラリとしたさわり心地を楽しめる、不思議な感触です。
ラウンドしたファスナートップは、中央がくり抜かれていて、掴みやすいデザイン。さり気なく、ブランドロゴが刻印されています。
ファスナーカラーはゴールド。革の凛とした表情とは、コントラストの効いた仕上がり。(少し目立つので、これは好みが分かれるかもしれません。)。
ファスナーラインはYKKの最高峰、エクセラ。エレメントの一つ一つが研磨された、美しいパーツです。滑りは大変なめらかです。
それでは、アイテムの使い勝手に迫ってみましょう。
ファスナーを全開にするとこんなかんじ。一般的なラウンドファスナーと異なり、片方がかなりガバッと開くデザインとなっています。
カード
収納ポケットは、全部で3箇所。
外側に6枚のカードポケット。この配置が両サイドに。
さらに、仕切りには、縦にスロットインするデザインのポケット。こちらも6枚。
つまり、合計18枚のカードを分けて収納できます。あらゆる財布の中でトップクラスの収納力です。
また、このカードポケットとは別に、フリーポケットも3つ備わっています。
仕切りがないため、レシートやチケットなどの長めのアイテムも収まります。
お札
札入れは2箇所。
両マチ構造になっているので、ガバッと開いて使いやすいです。
コイン
ファスナーで仕切られたこちらが、コインポケット。
内装も黒いため、汚れが目立たないのが嬉しいポイント。(コインが擦れ合うことで金属粉が生まれ、これが革の線維に吸着するため、淡いヌメ革だと汚れたように見えてしまうからです。)
ただ、残念ながら、使い勝手はイマイチ。
マチが無いため、大きく開くことが難しいのです。ポケットも深いため、コインが見にくく、取り出しにくいのです。さらにいうと、ファスナーが指に当たりやすいのです・・・。カイゼンして欲しいポイント。
ラウンドファスナーのウリの1つは収納力にあるはずで、だからこそ「使いやすさ」はとても大事だと思うのです。コインも収納するオールインワンの財布として使うなら、使い勝手が良いとはいえません。(別にコインケースを持つことをおすすめします)。レシートなどを入れるスペースとして使うほうが良いかもしれません。
あとがき
本作の魅力は、漆シボの美しさを大きな表情で楽しめること。人と被らない財布をお探しなら、本作は検討の価値ある一品です。