エムピウは、独創的なプロダクトに定評のある日本の革工房。「これまでにない」をコンセプトに、ユニークなアイテムをラインナップしています。
そのエムピウのボストンバッグ、「カッサ2(CASSA)」もお気に入りの1つ。
本ページでは、その特徴や使い勝手についてご紹介してまいります。
まずはざっと特徴をあげてみましょう。
- 普段使いに丁度良い。コンパクトなサイズ
- 機能性バツグンで、使いやすい
- エイジングを楽しめる、上質な革
- 肩がけできる2Wayタイプ
デイリーユースする、上質なボストンバッグをお探しなら、きっと気にいるはず。ぜひ参考にしてみてください。
スペック
ブランド | エムピウ |
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商品名 | カッサ2(CASSA 2) |
タイプ | ボストンバッグ |
機能 | サイドポケット×4、インナーポケット×4 | サイズ | W420 × H200 × D200 mm | 重量 | 1000kg |
素材 | 牛革 |
価格(税込み) | 49,680円 |
一般的なボストンバッグに比べて、少しコンパクトです。
デイリーユースや、1泊2日ほどのショートトリップにふさわしいサイズ感です。
使い勝手
カッサの魅力は、小さなボディに、使いやすさを詰め込んだところにあります。
その機能性を押さえてみましょう。
4つのサイドポケット
まず目に入るのは、ボディの両面にあるポケット。ホックで留めるデザインとなっています。
端正なステッチワークは日本製の証。美しいだけでなく、耐久性も間違いありません。
ホックは、エムピウでお馴染みのゴールドの真鍮。使い込むことで、アンテークな風合いに変化していく素材です。
文庫本が丁度はいるサイズ。カバーを付けて収納するならギリギリです。
このポケットが両面にあるので、全部で4つ。
ハンカチ、ティッシュ、スマホ、キーケースなど、「さっと取り出したいアイテム」を収納するのに最適なスペースです。
これまでのボストンバッグは、こういったサイドポケットがありませんでした。
長いファスナーを開かないと中のアイテムを取り出せない問題があったわけですが、これをカッサは解決しているわけです。
メインコンパートメント
さて、中を見てみましょう。
メインコンパートメントへのアクセスは、ダブルファスナー。こちらもアンテークな風合いです。
少し長めのファスナートップは掴みやすく、力を加えることなく、スッと開くことができます。
中の生地はふわっとした綿織。触っていて気持ちがよいですし、カバンを軽くすることに役立っています。
カッサは、中央にメインコンパートメント。
そして壁側に4つのサイドポケットが付いています。
まずはサイドポケットから見ていきましょう。
仕切りポケット 中
カバンの中央で仕切られたポケットが、2つ。入り口は革で補強されているので、耐久性に優れています。こういったところが、エムピウのスゴさ。アパレルブランドのレザーアイテムでは見ることのない、丁寧な仕上げです。
サイズは、文庫本を縦に入れて、少し余裕があるくらい。小物を入れておくのに最適なスペースです。
仕切りポケット小
小さいポケットです。香水やリップクリームなどを入れるのに最適です。
ファスナーポケット
長財布がギリギリ入るサイズ感(ラウンドファスナー長財布など、大きめなものは入らないかもしれません)。貴重品を入れるならこちらです。
収納力
私がよく持ち歩くアイテムはこんな感じ。
- iPad
- 本
- 文庫本
- 財布
- コインケース
- キーケース
- カードケース
- メガネケース
- マグボトル
- 折り畳み傘
- 小物数点
メインコンパートメントに、これだけ入れてまだ余裕があります。ボックスデザインのフォルムで、しなやかな皮革なので思った以上に入ります。
ちなみに、高さはマグボトルが縦にジャストサイズで収まる感じです。
本を諦めれば、タオルや着替えが入ります。一泊二日くらいの旅行であれば、十分な収納量。
持ち運びやすい2Wayタイプ
カッサのハンドルは、革を平織りにして作られています。幅広でしなやかな革は、手へのあたりが優しく、持ちやすいです。(手のひらの接地面が広いほど、痛みが和らぎます。)
また、ショルダーストラップも付属しています。両サイドに、ストラップを通すデザイン。完全に取り外すこともできます。
ベルトは無段階調整できますから、身長の高い人も、低い人もジャストサイズに合わせることができます。
カッサは、とても軽いのも魅力。しなやかな素材とあいまって、身体にフィットするので、ショルダーバッグとして使っても快適です。
美しい素材
カッサの素材は、タンニンなめしの牛革。
オイルを含んでいるため、使うほどに、色味が深まり、ツヤのあがるエイジングを味わえる皮革です。
揉み加工をほどこされた皮革ですので、その表情にはシワがあります。微細、かつ繊細。加えて、新品のときからとろけるようなツヤ感を身にまとっています。自然な風合いを十分に楽しめる仕上がりです。
しなやかで、柔らかな質感のため、アイテムの収納量によってカタチが変わります。
たくさん入れると、ハコ型のキチッとした装い。
アイテムを減らすと、少しクタッとなるのですが、そのルックスもどこか可愛いらしさを感じられます。
本作に限らず、私は革のアイテムを愛用して10年以上のマニアなのですが、この表情には惹かれました。この美しい皮革のエイジングを楽しみたかったのも、カッサをセレクトした理由の1つです。あらゆる空間で絵になる美しさは、上質な革だからこそです。
あとがき
ボストンバッグは旅行用のものが多くて、機能的にデイリーユースには適していません。
ホテルで開くことを前提にデザインされているからです。
しかし、カッサなら普段使いできる。コンパクトで機能的なボストンバッグをお探しなら最適な1品です。