Vintage Revival Productions(ヴィンテージリバイバルプロダクションズ)は、香川県に居を構える革工房。エッジの効いたレザーグッズをつくる、少し変わったブランドです。
同ブランドの財布の中で、もっとも小さな財布Air wallet。
本ページではその使い勝手や特徴について、分かりやすく解説します。
小さな財布を検討中の方は、参考にしてみてください。
スペック
ブランド | Vintage Revival Productions |
---|---|
商品名 | Air Wallet |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 1 |
お札の枚数 | 10 |
コインの枚数 | 10 |
カードの枚数 | 3 | サイズ | w92×h102×d13mm | 重さ | 30g〜 ※ |
素材 | 牛革 |
※AIr Walletにはさまざまなモデルがあります。モデルによって価格、重さは多少変わります。
使い勝手
Air Walletは、ほぼ正方形に近いフォルム。手のひらにすっぽりと収まるサイズ感。
今日、コンパクトな財布はたくさんあります。たとえば、小さい財布abrAsusなどの「三つ折りの極小財布」ですね。それらと比べると、Air Wallet決して小さいとは言えません。ただし、二つ折りタイプですから、スリムさにおいては勝ります。
また、「Air Wallet」という名前のとおり、圧倒的に軽いです。
Air Walletにはさまざまなバリエーションがあるのですが、もっとも軽いものは30g。スリム&ライト、あらゆるポケットで快適に持ち歩くことができるわけです。個人的にはスーツの内ポケットにふさわしいと感じます。
さて、使い勝手について紹介してまいりましょう。
一般的な二つ折り財布と同じく、留めるものは何もありません。1アクションでオープンできます。
カード
3つのポケットが備わっています。
ゆるやかにカーブを描くデザイン。指を添えやすく、取り出しやすいです。
カードポケットにはマチが無いため、1枚がジャスト。革は伸縮するため馴染めば2枚はいけるかもしれませんが、無理せず入れるなら、3枚とお考えください。いわゆる「小さな財布」の中でも収納力は少ないモデルといえます。
ただし、3つに分かれているため使い勝手は上々。
ほとんどの小さな財布は、「カードをまとめて収納するデザイン」になっているため、「カードを使い分ける」所作では、Air Walletのようにポケットが分かれている方が、ダンゼン使いやすく感じます。
お札
AirWalletの真ん中には、ユニークなカッティングが施されています。お札が顔を覗かせています。一目でお札があることが分かります。
お札が何枚か入っている状態なら、中央のスリットに親指を添え、スライドさせることで取り出すことも可能。このとき出てくるのは、手前にある1枚だけですから、スリットから覗いたお札だけをスッと取り出すことができます。
もちろん、一般的な二つ折り財布と同じようにも使えます。アオリが付いているため、見やすく、取り出しやすいです。
両端ともに、革で抑えられるデザインですから、お札が滑り落ちることもありません。
収納できる枚数は10枚ほどとお考えください。
これ以上のお札を入れると、財布が勝手に開いてしまいます。
現金3万円ほどまでしか持ち歩かないなら、これで十分でしょう。
コイン
Rを描いた、ジップライン。こちらがコインポケット。
収納は10枚ほど。それ以上入れると、ファスナーを閉めるのが難しくなります。
お会計のときに、ちゃんとコインを出せば、10枚以上になることはほとんどありません。裏返して言うと、コインを出すのが面倒で、お札を出すような使い方ならば、AirWalletはマッチしないはずです。
正直なところ、バツグンに良いとは言えません。
カーブしたファスナーラインに沿って開けなくてはいけないため、財布を抑えないと、開けることができません。
また、言うまでもありませんが、コインを入れると財布が膨らんでしまいますから、軽量&スリムという特徴が活かせません。
ということで、個人的にはAirWalletのコインポケットは、デザインを楽しむためのもの。あくまでオマケのように感じます。
小さな財布は、たくさんの収納が苦手です(これはAIr Walletに限りません)。コンパクトでたくさん入る財布は、存在しないのです。
携帯性をトコトン突き詰めた結果であり、持ち歩くときの快適さにフォーカスしているんですね。カバンを持ち歩かない人ほど、AIr Walletの身軽さを実感できるはずです。
特徴
今日では「小さな財布」はたくさんあります。
そういった中で、Air Walletの特徴を挙げるなら、コンパクトかつスリムであること。これに尽きます。
バツグンに軽量かつ、薄い財布ですから、例えばスーツの内ポケットに忍ばせるには最適な一品でしょう。
さて、こういったスタイルで使うなら、Air Walletのライバルとなる財布は、2つしかありません。
どれもがコンパクト&スリムを追求した1品。
それぞれ、一長一短あって、好みが分かれると思います。
たとえば、NoteSleeveは、カードの使い勝手がバツグンですが、コインが使いにくいです。(軽くて、小さくて、たくさん入って、使いやすい。そんな万能財布は存在しないのです)
さて、これらとAir Walletを比べてみましょう。
Air Walletは、薄い財布abrAsusよりも小さくて軽い。
また、NoteSleeveよりもコインが使いやすいといった点で優れています。
一方、カードの収納枚数では一步譲るといったところですね。
あとがき
AirWalletの特徴は、コンパクト&スリムさ。そして軽さにあります。
どんなシーンでも快適に出かけられるはずです。