「ポーター」はさまざまな製品をラインナップしています。30代(40代も?)が「ポーター」で思い浮かぶシリーズは「タンカー」でしょう。
本ページでご紹介する「タンカー 二つ折財布」は10年以上前に購入した一品。普段は使わないようになってしまったのだけど、旅行のときに愛用しているお財布です。
ということで、本日は「旅行」を切り口に、ポーター タンカーの財布について解説します。
旅先は、沖縄県 石垣島と西表島。
一週間ほど利用してみましたので、機能性、メリットやデメリットなどに迫ります。
スペック
ブランド | ポーター |
---|---|
商品名 | タンカー 二つ折り財布 |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 2 |
お札の枚数 | 15 |
コインの枚数 | 20 |
カードの枚数 | 8 | サイズ | W105 x H120 x D19mm | 重さ | 60g |
素材 | ナイロン |
旅行に最適な財布
ポーターはさまざまなシリーズをラインナップしているのだけど、旅行に持っていくのはタンカーシリーズが最適だと思います。本章ではその理由を解説します。
財布を絶対に落とさない安心感
タンカーにはウォレットループを取り付けることができます。
「旅行の財布」でもっとも大切な機能のひとつです。
財布にはクレジットカードや免許証など「無くなると非常にマズイもの」が入っています。財布を落としたら旅行を中断して対処することになる。
ウォレットループを取り付けることができるから、財布を絶対に落とさない。「財布を落とすかもしれない」も気にする必用がない。旅先のアクテビティにだけ集中できるのです。
ちなみに、ウォレットループを取り付けるリングも極めて丈夫です。
ウォレットループに引っ張られるので、負荷がかかる部分なんですよね。
でも、ずっと使えています。流石にハゲてきたけど。
水、キズに強い。15年経っても使い続けられる
タンカーシリーズで採用される素材は、ナイロン。
キュプラのような光沢があり、サラリとした触り心地で気持ち良い。「MAー1」の素材といえば、全世代に伝わるのかな。
革財布にある「ハリ感」というのは皆無で、ぐにゃりと曲がる素材です。
曲がっても、押しつぶされても元に戻る。ポケットの中に入れて歩き回っても、型崩れしない。革財布のように、カタチが変わってしまうことが無いのです。
キズにも強い。本ページのタンカーは、何年も酷使してきたのだけど、破れもない。流石にロゴの部分はスレてきちゃいましたが・・・。極めて丈夫な素材なんです。
気軽に使える
コードバンの財布やクロコの財布も愛用しているけど、旅行には持って行きません。
コードバンは落としたら確実にキズがつくし、水ジミが目立ちやすくて気を使う。
(※写真は、WILDSWANS クリッパー ホーウィンシェルコードバン)
クロコはコードバンよりガシガシ使えるけど、高価すぎて旅先では使いにくい。無くしたときのショックが大きいし、日本以外では使いたくない。
でも、タンカーなら気軽に使える。
ビーチなどの水に濡れるリスクがあるところでも、気にせず使える。
水に濡れたっていい。汚れたっていい。後でジャブジャブと水洗いすればいいんだから。
ちなみに防水性は皆無で、水に濡れると数秒で浸透します。
革じゃないから、気軽に使える。温度変化が激しい場所、たとえば高温になりがちな車内に置いておくことだって、気にならない。
お値段1万円ほど。手に入れやすいのもGoodですね。高価な財布は気をつかいますし。
旅行での使い勝手
収納力
とくかく、たくさん入ります。
ポケットがたくさんあるから、カードがたくさん入る。
クレジットカード2枚、免許証、Suicaなど、旅行に持って行きたいカードがしっかりと入る。
コインだって20枚くらい入る。
お札も15枚、レシート5枚で余裕。
札入れも2つに別れていて便利です。一万円札と千円札、日本円と外貨など分けて収納することができます。
札入れの一方にはマジックテープが付いています。
一万円札などの高額紙幣を収納しています。
ぐにゃりと曲がる素材だから、ある程度無理して収納することができます。
使いやすさ
旅行しているとき、財布の中にはフェリーの帰り便のチケットだったり、あとで割り勘するためのレシートだったりと、「普段は財布に入れないもの」を入れておくことが多い。
では、そういったシーンにおいて、タンカーはどうかというと、まぁまぁです。
コインを使うときは、コインポケットだけ開けばいいので便利。
コインもお札も、カードも。使うときには財布を開かないといけない。
タンカーは、収納力と気軽に使える点が、ずば抜けてます。
だけど、使いやすさでは「旅行財布abrAsus」の方がいい。パッと開いてすぐに使える。
持ち歩きの快適さ
サイズ感は一般的な二つ折財布とあまり変わりません。片手で持てるけれど、いわゆる「小さい財布」と比べると大きい。
手ぶらで歩き回るには、ちょっと大きい。ケツポケはできるけど、前ポケットに入れるには快適じゃない。
歩き回るときの快適さを求めるなら、「ハンモックウォレットコンパクト」のような「小さい財布」の方が良いのだけど、ウォレットループを取り付けることができなかったりする。
使いやすさ、サイズ感、落とさないことはトレードオフで、今のところすべてを満足する財布は無さそうです。
あとがき
「タンカー 二つ折財布」を購入したのは学生時代。2002年ころだったと思う。5,000円を超える財布は高価だったし、田舎に住んでいた私にとって雑誌でだけ見ることができるポーターは憧れのブランドでした。今日、どこに住んでいてもネットで買えるけど、当時はヤフオクくらいしかなかったし、偽物もたくさん出回っていた。
手に入れたときは嬉しかった。学校でもずっと使っていたし、社会人になってからもしばらく使っていた。マジックテープや、ポーターのロゴなど「大人の男性が使いたくない理由」も詰まっているから、普段は使わなくなってしまったのだけど。
15年以上経った今でも旅行で使ってます。「旅先で安心して、気軽にガシガシと使える財布」ってほとんどないんですよ。ポーターのタンカーは旅行に最適な財布だと思います。
ちなみに、今は新型が出てます。