Bellroy(ベルロイ)はオーストラリアのレザーブランド。
薄くてコンパクト、機能性の高い財布をリリースしています。
今回紹介するのは、COIN FOLDというモデルの財布。
小さい・薄い財布は、今日の財布のトレンドですが、オーストラリアのブランドがコンパクトな財布を作るとどうなるのでしょうか。
本ページではCOIN FOLDの使い勝手、メリット・デメリットについて分かりやすく解説します。
財布の仕様
ブランド | Bellroy |
---|---|
商品名 | COIN FOLD |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 1 |
お札の枚数 | 15 |
コインの枚数 | 12 |
カードの枚数 | 8 | サイズ | W115×H90×D10mm | 重さ | 54g |
素材 | 牛革(ベジタブルタンニンレザー) |
特出しているのは薄さですね。
財布の使い勝手
サイズ感はこんな感じ。
フラップで留めるタイプです。
親指を添えて、外に押し出すように開くことでカンタンに外れます。
カード
財布を開くとカードが目に入ります。
ポケットは全部で3つ。
下段のポケットには、1枚ずつカードが入ります。
左側の上段は、少し余裕のある作りになっています。
厚手のカードなら3枚ほど、薄いカードなら6枚は入ります。
他ブランドの「薄い財布」はカードポケットが1つしか無いものばかり。
(スリムにするために、カードの仕切りが無く、重ねて入れる作りになっています。)
当然、目に見えるカードは1枚だけで、カードを探す手間がかかります。
一方、COIN FOLDでは、目に見えるカードは3つ。
3つのカードを使う場合、見やすく、カンタンに取り出せるので、とても使い勝手が良いつくりになっています。
私の場合、よく使うカードは、こんな感じ。
- メインのクレジットカード
- スーパーの会員カード
- クオカード
このように、3枚以内であれば、とても快適に使えるはずです。
お札
お札ポケットは1つ。
財布の右側は少しだけ段差があって指がかけやすいです。
そこに指を添えることでカンタンにポケットを広げることができます。
この段差はとても便利です。
1000円札を左に寄せ、1万円札を右寄せで入れると、どんな種類のお札があるかひと目で分かります。
最適な枚数は10枚ほどとお考えください。
もう少し入れることもできますが、薄く、快適に持ち歩きたいなら10枚程度がおすすめ。
(当然ですが、お札を入れるほどに厚みが増します。)
お札5枚。
お札10枚。
お札15枚。
お札10枚、コイン10枚、カード5枚で20mmの薄さです。
ちなみにコインを入れていない状態では、厚さ16mmになります。
COIN FOLDは、二つ折り財布の中で最薄のモデルといえます。
ポケットに入れたときに、最高の快適さ、身軽さを実感できるはずです。
二つ折り財布は、たくさんのお札が苦手です。折り曲がったお札が、戻ろうとするので、厚みが生まれてしまうんですね。
これは、構造上仕方がないことで、COIN FOLDも同様です。
たくさんのお札を持ち歩きたいなら、長財布の方が良いでしょう。
コイン
財布の右側にスリットがあり、ここにコインを収納できます。
けっこう、奥までスペースがあるため、10枚なら余裕で入ります。
限界は15枚程度かなと。
このあたりで重さや財布の形崩れ、フラップの閉じにくさが気になってきます。
コインが重ならない枚数が、もっともスリムな状態ですから、10枚前後がベストですね。
使い方は、一般的なコインポケットと少し違うため、最初は手間取りました。
写真のように財布の上下を持ち、握るように力を少し加えるとポケットが開きます。
これでコインの出し入れがカンタンになります。
コインを使うときは、一度出した方が良いです。
マチがほとんどないため、中を覗き見ることはほぼできないと考えてください。
(数枚のコインがスリットから見えるぐらいです)
一旦手のひらに出して、そこから使うという感じですね。
ちなみに、「返し」が付いています。
傾けても財布からこぼれ落ちることはありません。
コインを入れるときはスリットを広げて滑らせて入れます。
意外とカンタン。しかも、ちょっと楽しいです。
正直なところ、一般的な財布のコインポケットと比べると、使い勝手は少し劣ります。
薄さを重視するため、「使いやすいコインポケット」にはなっていないんですね。
SIMカードポケット
SIMカードを入れ替える人には嬉しいですね。
とても小さいため、仕舞い場所に困るアイテムです。
国内では入れ替える機会が無くて、まだ使ったことがありません。
特徴
コンパクト&スリムなサイズ
とにかく、薄い。これに尽きます。
私はパンツのお尻ポケットに入れて出かけることが多いのですが、ストレス無く過ごせます。もちろん、スーツの内ポケットでも快適です。
タンニンなめしの革を使った、マットな質感
ベジタブルタンニンでなめされた革ですから、使い続けると色味が変わってきます。
タンニンの色が変化することで、色に深みが増していきます。
いわゆる「エイジング」というやつですね。
表面はマットな質感で、サラサラとした触り心地です。
個人の嗜好があると思うのですが、小さなサイズも相まってとても上品に感じます。
柔らかく、しなやかな革質はポケットにスッと入り、入れた後も快適です。
ロゴはひかえめです。
ベルロイのロゴはフラップ部に。
内側には、ふくろうがあしらわれています。
いずれも目立ちません。
ビジネスシーンでも気にせず使えるデザインです。
他の薄い財布との比較
たぶん、薄い財布abrAsusと何が違うの?が気になっているはずです。
私の意見は、こんな感じ。
上品さとカードの使い勝手を求めるなら、COIN FOLD。
コインの使い勝手を求めるなら、薄い財布abrAsus
COIN FOLDの方が上品に感じるというのが正直なところです。
スーツを着るフォーマルな場でも違和感なく使えます。
丁寧な仕上げ
ステッチは真っ直ぐで、コーナーの部分もキレイに縫われています。
また、コバもキレイに処理されています。
複数の革が重なる部分もまとめてコバ処理がされています。
手で触れたときのあたりがなめらかですから、気持ち良く感じます。
COIN FOLDはポケットに入れる財布です。
コバの仕上げがシッカリされているので、長く愛用できそうです。
3年保証
Bellroyの他社に真似できない特徴の1つが保証です。
一般的な用途で使った際、財布に不具合が出れば保証してくれます。
期間は3年間。ほとんどの人が財布を切り替える節目になる期間だと思います。
この最中に壊れたりしても、無償で対応してくれます。
安心してガシガシ使えますね。
購入時のレシートなどはとっておきましょう。
保証を受けるときに必要になります。
あとがき
Bellroyは10種類もの財布を出してます。
選ぶのに迷うと思いますので、最適な財布を選ぶポイントを少し紹介します。
まず、以下を満たす財布は3種類のみです。
- お札を折らずに収納
- コインポケットあり
中でもCOIN FOLDの特徴は、コインを多く収納でき、出し入れしやすいことです。
これは、NOTE SLEEVE、HIDE&SEEKと比較しての特徴です。
また、Bellroy自身が公式ホームページで、「小銭入れとして最も適した当社の製品はCOIN FOLD」と紹介しています。
つまり、Bellroyで使い勝手の良い財布を選ぶならCOIN FOLD一択です。
(よりコンパクトさを求めるならNOTE SLEEVEですね)
以上、薄くコンパクトな財布。Bellroy COIN FOLDを利用してみてのレビューをご紹介しました。
参考になれば幸いです。