ココマイスターのコードバン財布はどれが正解なのか?デメリットとメリットに鋭くせまる

ココマイスター コードバン

売り切れが続いていたココマイスターのコードバンの財布が、10/21より再販されました。ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

日本の財布工房 ココマイスターは、たくさんのシリーズをラインナップしています。中でもNo1の人気を誇るのが「コードバンシリーズ」。

そのコードバンシリーズでは、16もの財布があり、それぞれ異なる特徴を持っています。どれをセレクトすれば正解なのか、迷ってしまうものではないでしょうか。

そこで、本ページではコードバンシリーズの財布、それぞれの特徴を紹介します。
さまざまな皮革を愛用している立場から、メリットだけでなく、デメリットについても鋭く迫っていきます。

高価な一品だからこそ、満足できるものをセレクトしたいですよね。
本ページを見てからの購入でも、きっと遅くないはずです。ココマイスターのコードバン財布を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ココマイスターのコードバンシリーズとは何か

コードバンの財布をつくる革工房は、たくさんあります。
そういった中で、ココマイスターだからこその特徴とは何なのでしょうか?

ここでは、その特徴を押さえてみましょう。

世界最高峰のコードバンを使用

一口でコードバンと言っても、コードバンを作る会社(タンナー)によって、違いがあります。コードバンの風合い、光沢、ハリ、コシ、色合い、そしてエイジングなどに特徴があるのです。

その中でもトップクラスのコードバンを作ることができるのは、世界に2社しかありません。

アメリカのホーウィン社と、日本の新喜皮革です。
ココマイスターのコードバンシリーズには、この2社のコードバンが採用されています。決して安いとは言えない価格は、世界最高峰の素材を使っているからなんですね。

両社とも「本物のコードバン」で、その真髄は、バツグンに美しい表情にあります。

こちらが、ホーウィン社のもの。
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こちらが、新喜皮革のものです。
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どちらも、素材の風合いを活かすため、染料で仕上げられています(色を革の線維に浸透させる技法のこと)。

一番の醍醐味は、美しく変化するエイジングです。奥行きのある透明感と、ギラリと光るツヤを身にまとうのは、トップクラスのコードバンだけの醍醐味なのです。

ちなみに、1万円以下のコードバン財布は、「コードバン風」のものが混ざっています。
それらは光沢のある塗料を使うことで、コードバンのような光沢を真似ているだけ。一見するとこちらの方が、キレイに見えたりするのですが、光を当てて見ても、透明感を感じられないはずです。
正直なところ、 長く愛用したいなら、おすすめできません。使ううちに塗料は禿げ、みすぼらしい姿に変わっていきます。何よりも、コードバンの美しいエイジングを、楽しむことができません。

シンプルなデザイン

財布の外装に、ブランドロゴを型押しするブランドもあるのですが、せっかくのコードバンが台無しです。

一方、ココマイスターのコードバン財布には、余計なものが一切ありません。
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コードバンの魅力は、「素材の美しさ」。これに尽きます。
この表情こそが、コードバンの財布を手にする醍醐味でしょう。

ココマイスターのコードバン財布は、美しい表情を最大限楽しめるようにデザインされているのです。ブランドロゴさえも取り払ったデザインは、素材と質に自信があるからでしょう。

シンプルだからこそ、コードバンの美しさが引き立つのです。最高峰のコードバンに、余計な装飾は必要ありません。

オーソドックスな財布

ココマイスターのコードバン財布には奇をてらったものがありません。
伝統的な長財布や二つ折り財布。それからラウンドファスナーなど、オーソドックスなものがラインナップされています。

誰にでも使いやすいデザインです。

日本の職人による、ハンドメイド

ココマイスターの財布は、日本の職人によって、1つ1つがハンドメイドで仕立てられています。細部を見ると、その上質なつくりが見てとれます。

財布の端っこ。いわゆる「コバ」は、上質な財布を見極めるポイントです。
美しいルックスだけでなく、財布をダメージから守ってくれますし、触れたときの手当たりが優しいのです。つまり、コバの仕上げが丁寧な財布は、「気持ち良く使える財布」なのです。
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ステッチも大変美しい仕上がりです。コードバンと同色の糸でステッチされていて、コードバンの風合いを最大限楽しめるようにデザインされています。
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どれも、ココマイスターの職人技術の高さを裏付ける、日本の伝統技法です。

永年保証のサービスを受けられる

どんなに大切に扱っていても財布はダメージを受けてしまいます。
毎日出し入れするものですから、特にコバは、ダメージを受けやすいパーツです。

ただし、ココマイスターの無料会員に登録しておけば、永年メンテナンスを受けることができます。コバの塗り直しなどのケアであれば、無料で受けることができるので、ぜひ登録しておきましょう。

関連リンク:ココマイスターの無料会員登録

ココマイスターのコードバンシリーズについて

コードバンシリーズの財布は、大きく3つにカテゴライズすることができます。

ここでは、それぞれの特徴を押さえてみましょう。

シェルコードバンシリーズ

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素材 ホーウィン社 シェルコードバン
ラインナップ ラウンドファスナー長財布(かぶせ蓋)二つ折りコインケース
価格帯 5万円台〜12万円台

ホーウィン社は、創業100年を超えるアメリカの老舗タンナー。その代表作である「シェルコードバン」を使ったのが本シリーズです。

最大の特徴は、内装もすべてシェルコードバンで仕立てられていること。
ギラリとしたコードバンの光沢と風合いを、外側でも内側でも楽しむことができるのは、本シーリーズの醍醐味です。まさに、威風堂々といったところでしょうか。
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さて、本シリーズに使われる、シェルコードバンについて、紐解いてみましょう。

ホーウィン社のシェルコードバンは、オイルをたっぷりと含んでいます。
やわらかく、それでいて適度なハリがある仕上がりです。(ブライドルレザーのようにカッチリとはしていませんが、かといってミネルバほど柔らかくはない、といったところです)

シェルコードバンの表情は、どちらかというと少しラフな風合い。均一な色合いではなく、濃淡が見て取れる仕上がりとなっています。これはココマイスターに限らず、シェルコードバンの特徴です。
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皆さんがイメージされる「コードバンの表情」とは少し異なるかもしれませんね。

コードバンに塗料を塗りたくれば、新品のときからギラギラと輝く表情にすることもできるのですが、コードバンの風合いを殺してしまいます。
ホーウィン社がコードバンを作りはじめて50年以上、ずっと変わらず、「自然な仕上げ」で作り続けているのは、「使うほどに美しくなること」を大切にしているからです。

ちなみに、ラフな質感は、最初だけです。
次第にコードバンの繊維が寝ていくため、よりスムースになっていきます。また、たっぷりとオイルを含んでいるため、ツヤと光沢が生まれてきます(迫力と存在感が勝ってくる感じです)。

ほとんどの革工房は、内装にコードバンを使うことはありません。外装だけがコードバンの財布と比べて、2倍以上のコードバンを使うため、財布の価格がガツンと上がってしまうからです。
高価なため購入する人は限られるはず。そういった点でみると、「人とかぶらない」を大切にする人に、おすすめできるシリーズともいえます。

シェルコードバンシリーズは、もっとも高価なラインナップですが、その価格に見合う価値が十分にあります。本物を求める大人にふさわしい、まさに最高峰のコードバン財布といえるでしょう。

参考:シェルコードバン スタンフォードのレビュー

シェルコードバンシリーズを公式サイトで見てみる

マイスターコードバンシリーズ

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素材 日本製 コードバン
ラインナップ ラウンドファスナー長財布(かぶせ蓋)二つ折りコインケース
価格帯 2万円台〜7万円台

マイスターコードバンシリーズの素材は、新喜皮革のコードバンです。

公式サイトでは、「日本の名門タンナーのコードバン」、「水染め」と紹介されています。
昔からコードバンを一貫して作り続け、さらに染色まで施すことができる日本のタンナーは、新喜皮革以外にありません。

ホーウィンシェルコードバンシリーズと比べてみると、コードバンにハリがあって、均一感のある色合いとなっています。カッチリとしていて、より均整な美しさといった点では、マイスターコードバンシリーズに軍配が上がります。

新喜皮革のコードバンは、(ホーウィン社のシェルコードバンと比べて)、スムースでみずみずしい仕上がりです。
もちろん、使い込むことで、ツヤが出てきます。こんな感じですね。
コードバン 反射

マイスターコードバンシリーズの、もう1つの特徴は内装の素材です。
イタリアの名門タンナー、バダラッシカルロ社のミネルバボックスを使っているんですね。45014701-03_0b

ミネルバボックスは、シボ感のある表情のオイルレザーです。

その真髄は、グングンと進むエイジングにあります。
タンニンでなめされ染料仕上げされたホンモノの革です。さらにオイルをたっぷりと含んでいるため、艷やかに変化していきます。エイジングのスピードと、その変化の度合いは、あらゆる皮革の中でNo1。変化を楽しむ皮革として、右に並ぶものはありません。

外装はハリのあるコードバン、内装はやわらかなミネルバで仕上げられたマイスターコードバンシリーズ。2種類の色合い、風合い、手触り、そしてエイジングを堪能できる、ワガママなシリーズといえます。

マイスターコードバンシリーズを公式サイトで見てみる

コードバンシリーズ

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素材 日本製 コードバン
ラインナップ ラウンドファスナー長財布(かぶせ蓋)束入れ二つ折りコインケース
価格帯 2万円台〜5万円台

本シリーズは、もっともベーシックかつ、安価なラインナップとなっています。

こちらもマイスターシリーズと同じく、国産コードバン。
ただし、仕上げが異なります。こちらはコードバンを蝋引きで仕上げていて、その表面には薄っすらとロウが残っています。ただし、これは最初だけ、ロウは財布に馴染んでいき、ツヤが現れてきます。

ハッキリと言いますが、本シリーズは、革が好きな方にだけ、おすすめします。

なぜなら、内装に明るいヌメ革を使っているからです。
ヌメ革は、新品のときはダントツに美しいのですが、手垢や、コインの金属粉などによって、汚れたように見えてしまいます。これは避けるには、定期的にクリーニングしなくてはいけません。
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コードバンは繊維密度の高い皮革で、牛革の2〜3倍の強度を持つと言われています。実際、6年以上は余裕で使えることが証明されています。
にもかかわらず、数年で買い換えてしまう人が多いのは、汚れによって、みすぼらしい姿に見えてしまうのも理由の1つでしょう。

個人的には、ヌメ革の変化はアジがあって好きです。
ただ最初はどうしても汚れたように見えてしまう。これは避けられません。正直、好みが分かれるシリーズだと思います。

コードバンシリーズを公式サイトで見てみる

どのコードバンシリーズをセレクトするべきか?

高価な一品だからこそ、長く使える財布をセレクトしたいですよね。

ココマイスターのコードバン財布は、素材によってラインナップが分かれています。革の風合い、変化、手触り、ルックスが異なるんですね。

使われるコードバンは、ホーウィン社と、新喜皮革。どちらが良いかを決めるのは野暮でしょう。ともに最高峰のコードバンですから、どちらを選んでも満足できるはずです。

最後に、各シリーズの特徴から、おすすめをピックアップしてみます。

最高級で、人と被らないものをセレクトするなら、ホーウィンシリーズを。
ツヤのある変化も一緒に楽しみたいなら、マイスターシリーズを。
初めてのコードバン。まずは使ってみたい方は、コードバンシリーズを。

ピタリとはまる一品をセレクトすることで、長く愛用できるはずです。

公式サイトでココマイスターコードバン財布を見てみる