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旅行財布abrAsusのレビュー。国内も海外も最適な、旅行のための財布の使い勝手、特徴について

SUPER CLASSIC(スーパークラシック)のアイテムは、すべてが機能的でユニーク。
「小ささ」や「薄さ」をウリにした財布をリリースしていますね。

参考:小さい財布abrAsus

本日ご紹介する旅行財布abrAsusも、SUPER CLASSICのお財布。その名のとおり「旅行」をコンセプトにした財布です。

特徴は以下のとおりです。

  • 小さな二つ折り財布
  • コンパクトで軽いから、旅行に最適
  • コインがバツグンに使いやすい
  • シボ感のある柔らかな革で、エイジングも楽しめる
  • ウォレットチェーンをつけられるから、手ぶらでも安心

「旅行用」をウリにしているのだけど、普段使いでも問題ない。むしろ使いやすい財布です。

実際に海外で使ってみた感想も紹介します。年に数回、国内外を旅行していますので、本作のメリット・デメリットに旅行者目線で鋭く迫れているはず。海外旅行で検討している方も参考になるかと思います。

スペック

ブランドSUPER CLASSIC
商品名旅行財布abrAsus
収納力★★★☆☆
お札入れの数1
お札の枚数15
コインの枚数15
カードの枚数8
サイズW94 × W94 × D17mm
重さ57g
素材牛革×綿

旅行財布abrAsusを取扱サイトで見てみる

動画

サイズ感、質感、使い方などが伝わるように動画にしてみました。お忙しい人は2倍速で見てもらえるとよいかと。

旅行財布abrAsusの特徴・使い方

使い方だけ見たい方は、以下の動画から見てください。内容は上記と同じ。使い方の紹介(4分目)からご覧いただけます。

旅行財布abrAsusの特徴・使い方

カタチ・構造

本作の特徴は、そのフォルムにあります。一般的な財布のカタチは以下にカテゴライズされます。

  • 二つ折り
  • 長財布
  • L字ファスナー財布
  • ラウンドファスナー財布

上記の中では、旅行財布abrAsusは二つ折りに近いのだけれど、厳密には「どれにも当てはまらない」。非常にユニークな一品です。

まずは、フォルムと、使い方をご紹介しましょう。

片手に納まるサイズ感。一般的な二つ折り財布よりも、ずっとコンパクトだからケツポケにも最適です。

素材は、牛革。シボ感のある表情。触れると、微細な凹凸を感じることができます。柔らかくて弾力がある。触っていて気持ちのよい質感です。

二つ折り財布の弱点は、たくさん詰め込むと「折りたたむことができなくなる」ことでした。お札が元のまっすぐな形に戻ろうするため、財布が勝手に開いてしまうのです。

しかし、旅行財布ならホックで留めることにより、たっぷり収納したときも、二つに折られた状態をキープできます。

ただし、収納しすぎるとホックが開きそうになる。最大20枚くらいです。

シングルホックです。

外すと開くことができます。

ホックを外すことで、長いフォルムに変化します。ホックで留められていた面がこちら。

ボタンが少し飛び出していて、フラットな状態ではないです。このままの状態で使うと、他のものと擦れたときにキズを付けてしまうかも。

表面は、革がかぶせになっています。

こちらを開いて、お金を使うことになります。かぶせ蓋は軽く、留めるものが何もありません。

長いフォルムのまま使うのは流石に無理があります。逆さまにするとかぶせ蓋が開き、中身が飛び出してしまうからです。

つまり、旅行財布abrAsusは、使うときに開き。仕舞うときには、折りたたむ必要があります。

さて、中を見てみましょう。内装は、綿素材のファブリック。革ではありません。織り込みのあるサラリとした生地感ですね。柔らかく、わずかなハリ感があります。

この内装は、好き嫌いが分かれるかもしれません。革が好きなら、すべて革で作ってほしい。そう思う人も多いハズ。私も、高級感や所有欲において、オールレザーがNo1だと思います。

しかし、革以外の素材を使うメリットもあります。

旅行財布abrAsusに、綿が使われているのは、まず柔軟であること。だから、折りたたんでコンパクトにできる。

軽く、薄くすることにも役立ちます。革はギュッと繊維が詰まっているため重い(一般的な二つ折り財布は100gを超えます)。ところが、旅行財布abrAsusは57gしかありません。

小さくて、軽くて、柔らかいからポケットに入れたときに快適。だからこそ、本作は「旅行」のシチュエーションに活きるわけです。革の満足感よりも、「旅の快適さ」に舵を切るようにデザインされた財布といえます。

使い勝手

カード、お札、コインの使い勝手を解説します。

カード

カードポケット用のスロットが、2つ備えられています。

カードを縦に収納するデザイン。

少し余裕を持ったサイズのポケットで、重ねて3枚いれても、まだ余裕があります。

ななめにカッティングされているため、カードの面が大きく見えます。指を添えやすく、取り出しやすいのです。

左右にポケットが分かれているため、利用シチュエーションに合わせて、使い分けることができます。

少し、私の使い方をご紹介しましょう。

右利きの私の場合、右側によく使うカードを収納しています。左側には、「使わないけれど、持ち歩きたいカード」、利用頻度の低いカードです。。

右ポケット

メインのクレジットカード。これだけ。
旅先でもカードを使えるところでは、よく使う。利用頻度が高いカードは右ポケット。と決めておくと、アレコレ迷わずに便利です。

左ポケット

免許証、保険証、サブのクレジットカード。
出番がなければ、一切出し入れしないと決めています。そうすることで、カードを抜き差しすることによる、落下リスクを極限まで下げることができるからです。


国内→海外と旅行するなら、移動するときにカードを入れ替えて、片方のスロットに「よく使うカード」を入れるなんて使い方も便利だと思います。

工夫次第で、いろいろと便利になりそうです。

お札

カードポケットの手前がお札の収納スペース。1万円札を入れたときにかなり余裕があります。

だから出し入れするときも引っかかりがなく、ストレスを感じません。

右側だけが折込マチの、片マチ構造。お札の収納スペースが広がるから、出し入れしやすい。

快適に使うなら15枚くらいがMax。多少膨らんでいいなら、20枚までいけます。コインとのバランスもあるのだけど、たくさん入れると閉めにくくなってしまうし、ボテッと大きくなってしまうから、コンパクトさが活かせません。

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コイン

旅行財布abrAsusが、海外で活躍する一番のポイント。それが、大きく開くコインポケットです。こちらは、左側だけがマチ構造。ガバっと開きます。

慣れない外貨。単位の異なるコインを、瞬時に使い分けるなんてできないですよね。

例えば、アメリカ人が初めて日本に来たときに、50円玉、100円玉、500円玉を瞬時に見抜けるでしょうか。私たちがなんの迷いもなく使い分けることができるのは、何十年も使い続けているからなのです。

初めての国では、とてもそんな芸当は不可能。だからお札を出すことが多くて、どうしてもお釣りでもらう小銭が増えていく。小銭が多すぎて、選別にも時間がかかる。これが課題だったわけです。

旅行財布abrAsusでは、とにかく「ガバッと開く」ことを重視したデザインにすることで、コインの見やすさ、そして取りだしやすさをバツグンに高めているんですね。

大きく開くから、たくさんのコインをまとめて流し入れることができます。

コインポケットがななめにステッチされているため、傾斜があります。左側は深く、右側は浅いのです。

コインは左下の方に自然と貯まることになります。真ん中にコインがあると折りたたむことができません。傾斜をつけることによって、左側にコインが寄り、閉じやすくなるのです。よく考えられていますね。

海外での使い勝手

海外旅行でも、国内で使うときと同じ使い勝手。むしろ、旅行財布としてのデキの良さを体感できます。

例として、タイでの使い勝手をご紹介しましょう。

海外でのコインの使いやすさ

タイのコインです。慣れない外貨だと、日本で小銭を使うときのように「素早くコインを選別すること」はできません。買い物するときに、ついついお札を出してしまって、コインが増えてしまう。

けれども、コインポケットが「ガバっと開く」から見やすくて、取り出しやすい。とても使いやすくて快適です。

海外でのお札の使いやすさ

旅行財布abrAsusは「海外旅行先、TOP50の紙幣に対応」と公式ページで広告しています。私たちが旅行するメジャーな国のお札であれば、収納できるということですね。

実は、お札のサイズは国によって違います。そして、一万円札はトップクラスに大きい。日本円と海外のお札をまとめて収納できるのも、本作の魅力です。

ポケットは1層式のため、日本のお札と海外のお札を分けることはできません。ひとまとめになるため、すばやく選別するのは難しいですね。

さて、タイでは、1万円札を4枚とタイのお札を一緒に入れて使っていました。これくらいだと不便には感じません。

お札の位置で区分けするのです。以下のような使い方です。

  • 奥に1万円札を配置して、両替所でだけ使う。
  • 手前に外貨を配置して、買い物のときに使う。

大きな「かぶせ蓋」があるから、高額紙幣を持っていてものぞき見されにくい。安心です。

お札の収納力について

タイでは100バーツ紙幣(約300円)が最小です。物価の安い国で、日本の感覚で買い物していると、お札が増えてしまうので注意しましょう。15枚くらいに抑えると財布のコンパクトさが活かせて快適なのだけど、いちおう20枚くらいが快適に持ち歩ける限界値かな。

10万円を持ち歩くなら、快適に使うのは難しいと思います。
1万円札10枚+海外のお札15枚。合わせて25枚ほど収納すると、財布が膨らんでしまって快適に使えないからです。(カバンに入れるなら問題ないのですが、私のようにパンツのポケットに入れて歩き回りたいなら、チョット厳しいかと。)

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財布を落とさない安心感

ウォレットロープをつなげば、海外でもポケットに突っ込んで観光できます。

ちょっと休憩するときにデスクに置いていても安心。※財布を外に出すのは推奨しません。

人混みでも、スリを不安に感じる必要はないのです。

特徴

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旅行を楽しむためのデザイン

小さくて軽いから、持ち歩きに最適

旅の楽しみ方は、人それぞれだと思うのですが、私はホテルでゆっくり過ごす旅行よりも、歩き回る旅行の方がずっと多い

そんな私には、本作がピタリとはまりました。

小さいから、ポケットに突っ込んで行動できる。財布を使うたびに、バックパックから出し入れするのはおっくうです。旅行財布は一般的な財布より、ずっと小さく軽いから、ポケットにスッキリと収まる。邪魔にならず、快適なのです。

ウォレットチェーンを繋げられるから、財布を落とさない

ケツポケは、財布を落としたりスリに合いそうで心配です。また、小さい財布は、ポケットに入れていて快適です。落としてしまったときも気づきにくいのです

でも、旅行財布abrAsusなら大丈夫。ウォレットチェーン用のホールがあしらわれているから。ベルトループとつなげてもいいし、バッグの中でもカバンとくっつけておけばいい。

落としてしまうことや、スリの心配も不要です。

お金が見られにくいから、安心できる

財布を使うとき、自然と「かぶせ」が立つ状態になります。つまり、お会計のときに、相手から財布を覗かれにくい。

日本では、あまり必要ない機能かもしれません。でも、海外なら話は別。月給10万円にも満たない、タイ、インドなどの国では、お札を持っていることを相手に知られるのは、ちょっと心配。海外で使うときも、旅行財布abrAsusなら安心です。

国産牛革を使用

シボ感のある牛革が、本作の特徴のひとつ。

最高級か?と聞かれれば、答えはNo。

コードバンやブッテーロ、ミネルバなど、世界中の革を愛用しています。それらの名革と比べてしまうと、旅行財布abrAsusの革は値段相応かもしれません(1万円の財布に高級な素材を使えるわけはないのです)。

むしろ、そのプライスにあった革だからガシガシと使える。仮に本作がミネルバで作られていたら、2万円以上になるでしょう。

そこまで高価な財布を、ジーンズのポケットに突っ込んだり、カバンに放り投げることができるでしょうか?私にはできません。

値段にあった素材。それでいて決して安っぽくは見えないルックス。だから、「ちょうどいい」のです。気兼ねなく、旅行用として使い込めるのです。

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エイジングを楽しめる

本作の牛革は、色が濃くなり、ツヤがでるエイジングを楽しむことができます。

本章の写真は、購入してから2年くらい。普段はあまり使っていませんでしたが、旅行のときはポケットに入れっぱなしです。国内外、タイや沖縄など暑くて汗が財布に移る環境でもガシガシと使用。トータル100時間以上はポケットに入ったエイジングです。

折れ曲がる部位は光沢が楽しめるようになりました。

質感も少し柔らかくなった気がする。ポケットに突っ込んで歩いていますからね。革とは繊維の集合です。少しずつ馴染んでくる。

折りたたむ構造ですから、中央はやんわりとシワができます。

カードを入れる部分には、カードのあたりができる。カタチの変化もまたエイジングです。

バリエーション

素材やカラーリングの異なる2モデルがラインナップされています。

オリジナル

※画像は、公式サイトより引用。

本ページでご紹介したものです。

素材は、国産牛革です。

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キップレザー Edition

※画像は、公式サイトより引用。

2018年12月にラインナップされたモデルで、イタリアの「キップレザー」を使っています。

一言で「牛革」といっても、牛の成長度合いによって、大きく3つにわかれます。

  • カーフ:子牛
  • キップ:子牛と成牛の間
  • カウ/ステア:成牛

キップは、中間グレード。きめ繊細さや柔らかさは、カーフには及びませんが、カーフよりも厚みやハリのある上質なレザーです。

公式サイトでは、以下のように紹介されています。

  • 革の名産地、トスカーナ州 サンタ・クローチェで生産
  • 伝統的な技法で、なめしている

つまり、「バケッタ製法」でしょう。透明感のあるツヤ、色の深まりを楽しむことができる、イタリアのタンニンなめし革です。

旅行財布 キップレザー

公式サイトより引用

旅の相棒になる財布だからこそ、一緒にエイジングしたい。だから、おすすめは「キップレザー Edition」です(「オリジナル」を買った私が言うのもなんですが)。

内装のファブリックカラーや、ステッチカラーなどは、コントラストを抑えることで落ち着きのある色合いになっています。

キップレザーEditionの方が高価なのは、素材の違いです。基本機能、つくりは「オリジナル」と同じです。色や革にこだわらないなら、オリジナルをチョイスしても良いでしょう。

キップレザー Editionを見てみる

あとがき

旅行のときに使う財布を、いろいろと使ってきました。

参考:旅行財布のまとめ

そういった中で、本作はやはり特別です。

  • 小さくて軽いから、邪魔にならない。
  • ウォレットチェーンがつけられるから、安心
  • コインをたくさん入れても見やすいから、海外でも使いやすい

これらの機能を備えた財布は、本作以外には存在しません。
というか、考えてみると、「旅行」を切り口にした財布は本作以外には存在しないんですよね。

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