モンベルの財布『スリムワレット』を購入しました。
本ページでは使い勝手、特徴、メリット・デメリットについて分かりやすく解説します。
また、7泊8日の沖縄旅行や、カヤック、ビーチなどの使用感も解説します。
結論からいうと、旅行、登山、海など、気軽に使いたいときに最適な財布です。
特徴
- 二つ折り財布
- お札、カードが使いやすい
- コインが見やすい
- 濡れても、汚れても平気。
- 薄くて、軽いから旅行にも最適
スペック
ブランド | モンベル |
---|---|
商品名 | スリムワレット |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 2 |
お札の枚数 | 15枚 |
コインの枚数 | 20枚 |
カードの枚数 | 6枚 | サイズ | W94×H118×D8mm | 重さ | 25g |
素材 | ナイロン |
カタチ、構造
「二つ折り財布」にカテゴライズされる財布です。お札、コイン、カードを分けて収納できる、オーソドックスなタイプ。
素材は革ではありません。ナイロンです。特有の柔らかさがあり、ポケットの中でも柔軟に曲がります。
一般的な二つ折り財布と比べてコンパクト。しかもわずか8mmと極めて薄い。つまり、「小さい財布」、「薄い財布 スーツ」ともいえます。
もちろん、ケツポケにも最適です。
二つに折った状態で留める構造はありません(ボタンなどで留めることはできない)。そのため、たくさんのお札を入れると勝手に開いてしまうことがあります。これは好みが分かれるところでしょう。ただし、お札に折り癖がつけば勝手に開くことは無くなります(ケツポケしておけば、開きにくくなります)。
ヘアゴムで留めると、開くのを予防できます。見栄え的にどうなの?という点は気にしなくてよいでしょう。そもそも見栄えを気にする人は選ばないでしょうから。
カバンの中で逆さになったり、落とした時に勝手に開かないよう、旅行のときは常にヘアバンドで止めていました。使う時は手首にヘアバンドを移せば良いので、それほど手間になりません。
ループが付いているのが面白いですね。
ストラップをつなげれば、落下、盗難、紛失防止としても役立ちます。普段は使わないかもしれませんが、旅行や登山では活躍します。機能的なデザインは、アウトドアブランドのモンベルだからこそ。
使い勝手
カード、お札、コインの使い勝手を解説しましょう。
カード
カードポケットは3つあります。1ポケットに厚みのあるプラスチックカード2〜3枚は収納可能。最大9枚ほど入れることができます。
2つのポケットは、奥まで入れると少しカードが顔を出す感じ。よく取り出すカードをこちらに入れると良いでしょう。
中央のポケットは、収納すると完全にカードが隠れます。Suicaなど、出し入れをあまりしないカードを入れるのがおすすめ。もちろん、タッチ決済可能です(収納するカードの組み合わせによっては干渉します。電磁波防止カードを途中に入れると良いです)。
カードポケットに余裕があり、かつスルスルと滑る素材のため、カードが抜けやすいです。革財布のように摩擦が効いてストッパーにならないです。カードの出し入れはしやすいですが、意図せずカードがスライドしやすいのは気になるところでしょう。
折り畳んだ状態ではカードが抜け落ちることはありません。
ただ、カバンの中に入れているときは心配かもしれません(カバンの中で財布が開いてカードが抜けたりしないか)。気になる人は、上述のとおりゴムで縛っておくのがおすすめです。
お札
札入れには仕切りがあり、さまざまなものを仕分けできて便利です。千円札と一万円札などを分けて入れることが可能。旅行のときは、船のチケット、レシートとお札などを分けると使いやすかったです。
本体が柔らかいためぐにゃりと広げやすく、お札も見やすい。サラサラとした素材で、お札の滑りが良く出し入れしやすいです。
ただ、同じ素材のトレールウォレットと比べると、ポケットの横幅が短いためかお札の端が折れてしまうことがありました(10回に1回くらいですが)。
収納できる枚数も15枚くらいまでは余裕です。
旅行の時はレシートやお札が10枚で収まらないことも多く、一般的な「小さい財布」ではスペックオーバーで使いにくくなります。本作では現金決済が多めな沖縄旅行などでも、十分な収納量でした。
コイン
メッシュのポケットが本作の特徴。ちなみに、入口はバリバリで留めるタイプです。マチはありませんが、スリムワレットですから、マチをつけて厚くするのはコンセプトに合わないでしょう。
15枚ほどなら余裕で収納できます。もう少し入ります。
メッシュからコインが見えるのも本作の特徴(革財布では実現できない)。これがものすごく便利で機能的です。ポケットを開かなくてもコインが見えるため、どれくらい入っているか判別しやすい。
ガバッと開くマチ財布と比べると、取り出しやすくはないのですが、マチが無いことをデメリットに感じさせない、素材とデザインで工夫するのがモンベルの凄さですね。
旅行では、コインロッカーを使ったときに鍵を入れれて便利でした。
素材
330デニールナイロン
モンベルの財布では定番の素材、330デニールのナイロン。軽量で強度に優れる素材です。
財布に限らずアウトドア製品を開発し続けているブランドですから、耐久性は折り紙付きです(スリムワレット以外でも使われている素材)。
ビビッドで鮮やかな色合いは化学繊維だからこそ。カラーラインアップも6色と豊富です。目立つ色(ピンク)を買ったのは、カバンの中などに入れたときに目立つから。ここはお好みでチョイスなさって良いかと。
革で作られた財布の方が上質ではあります。が、本作はそもそもそういった上質感を求めるものではないでしょう。アウトドアや旅行用途に、最適な素材です。
旅行でも、この素材だからこその活躍。机の上にもポンとおけるし。
海上カヌーにも持っていきました。こういったアクティビティに革財布を持っていくことはできません(革が海水に浸されるると目も当てられないです)。ラフ、かつタフ。しかも安価だからこそ気負わずに使える気軽さがあります。
水に濡れてもほとんど気にならない。すぐに乾きますし、シミにもなりません。
ペットボトルのように、水滴が付くものと一緒に入れても全然気になりません。
クオリティ
革財布のように、細部の仕上げにこだわることで雰囲気をよくすることはできません。
2万円以上の革財布同等のクオリティは本作にはありませんので、上質さや高級感を求める人にはフィットしないでしょう。控えめに言っても、フォーマルには適さないです。
あとがき
軽くて気軽に使える。安価で、使いやすい財布をお探しの方におすすめです。
普段使いの財布としては、大人が常用するにはクオリティの観点でおすすめしにくい。ただし、旅行、登山、バーベキューなどの遊びにおいては、本作は極めて優秀です。こういった財布を一つ持っておくと、役立つと思います。見た目がチープだからといって選ばないのはもったいないかなと思います。