GRAMASは、iPhoneケースなどを革小物をラインナップするブランドです。
本日紹介するのはGRAMASの財布、『シュランケンカーフLZip mini Wallet』。
特徴は以下のとおり。
- ミニL字ファスナー財布
- 軽くて携帯しやすい
- マチが大きく、使いやすい
- 素材はドイツ シュランケンカーフ
「小さなL字ファスナー財布」は、そこそこメジャーなカタチ。
いくつか持っているのだけど、シュランケンカーフを使ったものは初めてです。
本ページでは、使い勝手や特徴、メリット・デメリットなどを分かりやすく解説していきます。
シュランケンカーフの小さな財布をお探しの方は、参考にしてみてください。
スペック
ブランド | GRAMAS |
---|---|
商品名 | German Shrunken-calf L Shaped Zipper mini Wallet |
収納力 | ★★★☆☆ |
お札入れの数 | 2 |
お札の枚数 | 16 |
コインの枚数 | 10〜15 |
カードの枚数 | 4〜6 | サイズ | W117×H95×D20mm | 重さ | 70g |
素材 | 牛革(シュランケンカーフ) |
動画
動画にしてみました。
使い方、サイズ感、シュランケンカーフの質感などが伝わるとよいのですが。
使い勝手
本作は「ミニL字ファスナー」にカテゴライズされる財布。
一般的な二つ折り財布よりもスリムなボディが特徴です。
片手で持てるサイズ。一般的なミニL字ファスナよりは、少し大きい。
公称スペックでは、わずか70g(ちなみに実測値は66g。個体差がありますね)。この小ささと軽さのおかげで、快適に持ち歩くことができる。
素材はシュランケンカーフ。カラーはトープ。
シボが美しい、高級皮革です(詳細は後述)。
一枚の革で、ぐるりと全体をカバーするように作られています。革の断面が無いデザイン。どこに触れてもシュランケンカーフのふっくらとした柔らかな手触りを堪能できるわけです。
マチの部分もシュランケンカーフ。贅沢なつくりです。
ファスナーの引手は、光沢のあるシルバー。
革財布に、金属の引手。
これは好みが分かれるところかもしれませんが、シュランケンカーフにシルバーはマッチすると思う。グッとラグジュアリな装いになるから好きです。本作以外にもシュランケンカーフのアイテムをいくつか持っているのだけど、ほとんどがシルバーのファスナーです。
なお、本作にはいくつかのカラーバリエーションがありますが、どのカラーを選んでもファスナーの色は変わりません。
スムーズに開閉できます。
中はこんな感じ。
一般的なミニL字ファスナーと、同じ構造に見える・・・。
ですが、小さな工夫がいくつか施されています。
各アイテムの使い勝手を解説していきましょう。
コイン
中央のポケットに、コインを収納します。ミニL字ファスナーでは定番のポケット。
一般的に、このポケットは使いにくい。
深くて、小さいからコインの出し入れに難がある(写真は別のミニL字ファスナー)。
ところが本作は、それほど使いにくいとは感じない。
ヒミツは素材と、大きなマチにあります。
ポケットの素材も、シュランケンカーフ。やわらかな質感です。
ポケットのやわらかさと、大きめのマチによって、ガバッと開いて、見やすい。
だから、取り出しやすい。
収納量は、Max15枚くらい。個人的には10枚がちょうど良いサイズになると思います。
20枚入れると、流石にボテッと膨らんでしまう。
これはこれで、可愛いけれど、やはり重くなってしまう。
コンパクトに、快適に持ち歩きたいなら、キチンと小銭を出しましょう。
お札
コインポケットの両サイドに、お札を折ってから収納します。
本作に限らず、「ほとんどの小さな財布」で必要なアクション。折ってから入れるのが嫌ならミニL字ファスナーは避けた方が良いでしょう。
片側には千円札。
もう片方には、一万円札。
他にも、
- お札と商品券
- お札とレシート
など、収納するアイテムを分担させることができます。
この方が、キレイに整理できて、使いやすいですね。
お札を折らずに、中央ポケットを覆うように仕舞うこともサイズ的には可能。
ただし、お札がキレイに揃わないし、カードポケットに引っかかりやすい。
また、財布を広げたときにお札が飛び出てしまうことがある。上手く出し入れできませんでした。最初にご紹介したとおり、折って入れる方が使いやすいと思います。
カード
内装の側面に、ナナメに切り込みがあります。
サイドポケットの素材は、シュランケンカーフではありません。
つるつるとした質感で均一な表情の革。たぶん変化しない素材です。
ミニL字ファスナーでよくあるのは、ポケットの入り口が横一直線のもの。
比べると、本作は、カードの顔が大きくでている。だから、指を添えやすい。
抜き差ししやすいです。
カードの下部がステッチされています。カードが同じ高さでカチッと収まるので、スッキリと収納できる。よく考えられています。
反対も同じ構造。つまり、合計6枚ほど収納できます。
少し大きなクオカードも収納できます。
重ねて入れる構造。仕切りがないため、最小スペースで収納できる。だからうすくなる。ただし、複数のカードから狙った一枚を取り出すのは苦手。これはトレードオフです。カードの使い分けを重視するなら、段上のポケットが並ぶ財布をチョイスしたほうが良い。本作は、薄さや軽さを重視したデザインなのです。
特徴
ドイツ シュランケンカーフを使用
シュランケンカーフはドイツのタンナー、ペリンガー社の代表作。
有名メゾンで使われている、高価な革。アパレルブランドではまず採用されません。
そのシュランケンカーフを外装とコインポケットに使ったのが本作なのです。
子牛の革(カーフ)を、薬剤でギュッと縮め加工(シュリンク)させた革。
だから、シュランケンカーフ。
微細なシボは、革が縮んでできた表情。サラリ・モチッとした、ずっと触れていたくなる質感です。
エイジングはほとんどしません。
少しクタッとした質感に変わりますが、色ツヤはほとんど変化しない。
新品のときの美しい表情を、長く楽しめる革なのです。
カラーバリエーションも豊富。ビビッドな色合いもシュランケンカーフの醍醐味ですね。お好きな色でチョイスすると良いでしょう。
型押しよりも弾力があり、圧迫やキズにも強い。さらに水にも強い。
雨に濡れても水シミにならないのです。だから、ビーチリゾードなどにも最適。
あとがき
小さなL字ファスナーはさまざまなブランドがラインナップしています。
しかし、シュランケンカーフを使ったものは非常に珍しいです。
シュランケンカーフの小さなL字ファスナー財布をお探しなら、検討してみてはいかがでしょうか。