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東芝冷蔵庫 ベジータ GR-V500GTのレビュー

東芝の冷蔵庫、『ベジータGR-V500GT』を購入しました。

本ページでは使い勝手、メリット・デメリットについて、わかりやすく解説します。

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はじめに

レビューでは「使ってみてどう感じるか」を心がけています。特に、使いやすさ、効率性、心地よさ、手触り、美観に興味があります。

当サイトの記事は99%が革製品ですが、ベジータがとても機能的な冷蔵庫でしたので、レビューします。本ページをお読みいただければ、以下の悩みが解決するはずです。

  • ベジータは買いなのか?
  • 400L以上の冷蔵庫をどのように選べばよいのか?
  • 両開き(観音開き)冷蔵庫とどちらを買えばよいのか?
  • どのメイカーの冷蔵庫を買えばよいのか?
  • 正直、使ってみてどうなのか?

結論から教えてください。ベジータGR-V500GTは買いですか?

片開きが良い、容量は400L以上で良い、簡素なデザイン、野菜が長持ちする、冷蔵室を快適に開け閉めしたい。これらを求めるならGR-V500GTは買いです。

2023年時点において、GR-V500GTは片開き冷蔵庫のフラグシップ(東芝のフルスペックモデル)です。特に、横幅60cmのコンパクトサイズで500Lの大容量、野菜の鮮度期間(公称10日)、タッチオープンの快適さにおいて、他に変わるものがありません。

スペック

機能やサイズなどは、公式サイトをご確認ください。

冷蔵庫の選定について

サイズ

400リットル以上一択でした。

東芝に限らず、400リットル以上の冷蔵庫にしかない機能があります。収納量が多いだけでなく、スペックが優れているのです。もちろん価格も上がるのですが、10年以上毎日使いますし、我慢するところではなかったです。

例えば、野菜が10日持つ機能は大型冷蔵庫にしかついていません。なお、他メイカーも野菜を美味しく保つ機能がありますが、10日は東芝だけです。

だから何が嬉しいのか?

買い物に行く時間を減らせます。

以前の冷蔵庫では、3日に1回は買い出しが必要でした。でも、大型冷蔵庫になれば、野菜が長持ちする機能がつきます。つまり週に1度の買い物で済ませられるのです。一度の買い出しに40分かかるとしたら、年間に34時間浮きます。もっと他のことに時間が使えますね。

家族の人数をもとに、適切な冷蔵庫のサイズを計算する方法も見ました。ただ、上記のように、機能や買い出しの効率を重視するなら、無視して良いでしょう。

これ以外にも大容量の冷蔵庫ならではの機能があります。機能で選ぶなら、400リットル未満を選ぶのは避けましょう。

なお、500リットルの「片開き冷蔵庫」を選ぶなら、ベジータ一択です。代わりはありません。

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片開きか、両開きか?

400リットル以上の冷蔵庫は、片開きと両開きがあります。なお、どのメイカーも主力商品は両開きのようです。

家電量販店に行くと、片開きと両開きが並んでいます。両開きは格好良いですよね。両開きのほうが豊富ですし、最高級グレードになると両開きしかありません。

では、両開きを選ぶのか?

いいえ、私が選択したのは片開きです。

見やすく、出し入れしやすい

両開きは見にくく、非効率です。

店頭の冷蔵庫は、消費者の視点に立っていません。なぜなら、収納されていないからです。広く、大きく見せるために、ほぼ空っぽの状態で展示されています。

この状態でさえ、両開きモデルは両サイドのポケットが(片開きと比べると)邪魔です。店頭ではポケットにものが入ってないのでまだましですが、実際には両サイドにものが入るのです。つまり、店頭より見にくく、出し入れするときに邪魔になります。

一方、片開きは片方にフルオープンするため見やすく、出し入れしやすい。冷蔵庫において極めて本質的な機能です。 

また、両開きはある程度の大きさのものを出し入れするのに、両方を開くアクションが必要です。片開きなら1枚の扉を開くだけです。作業効率が良いのです。

プロダクトは異なりますが、財布もお金やカードの出し入れしやすさが本質です。機能的なプロダクトは使っていて気持ち良い。毎日使うものだから、ここは妥協できませんでした。

片開きは横幅を省スペース化できる

両開き冷蔵庫は幅が65cm以上あります。一方、片開きは60cmです。両開きモデルは開き棚が2分割されているため、収納スペースが非効率です。見にくく、取り出しにくいうえに、スペース効率が良くないのを選ぶ理由を見つけることはできませんでした。

片開きのデメリット

私の部屋は左側に壁がくるため、左開きを買いました。

壁に沿って冷蔵庫を置く場合、左開き、右開き、どちらが使いやすいのかを考える必要があります。(左開き、右開きという呼び名は直感的に理解しにくいので、間違えないように注意しましょう。左軸開き、右軸開きの方がわかりやすいと思うのですが、古くから使われてきた呼び名のため、いまさら変えられないのでしょう)。

片開きの冷蔵庫は、壁に向かって開く向きが使いやすいです。これがデメリットになりえます。引越し先の冷蔵庫設置位置によっては、壁が逆になり、極めて使い勝手が悪くなります(体験済み)。

この辺りがデメリットですが、上述の通り片開きのメリットの方が勝ると判断して片開きを購入しています。

ネットで検索すると、両開きと片開きのメリット・デメリットがいくらでも出てきます。そういった情報を鵜呑みにするのはおすすめしにくいです。冷蔵庫を自宅に置いたとき「自分がどう使うか」を考えてみましょう。

どのメイカーの冷蔵庫が良いのか

3ヶ月かけて探しましたが、すべてにおいて優れる冷蔵庫は存在しませんでした。各メイカー固有の機能(特許)があります。つまり、全機能もりもりのフルスペック冷蔵庫は存在しません。

2023年時点において、片開きの冷蔵庫は各メイカーからラインナップされていますが、片開きで500リットル、野菜が10日持つ、タッチして開く。この全てを満たす冷蔵庫はGR-V500GTでした。代わりはなかったのです。

後述しますが、タッチオープン機能は極めて優れた機能です。代わるものが出てこなければ、買い替える際も東芝を選ぶと思います。

なお、毎年新しい機能が追加されて発売されるはずで、本記事もいつか陳腐化するでしょう。レビューを鵜呑みにせず、店舗で触って確かめてみてください。

GR-V500GTのメリット

大きいからたくさん入る。

買い出し量を考えると、400リットルで十分なのに、500リットルを購入しました。

なお、選定したタイミングで以下も併売されていました。

  • GR-V450GT
  • GR-V470GZ

GR-V500GTは、上記よりたくさん入ります。

冷蔵庫は詰め込みすぎないほうがスペースが生まれ、見やすくなります。また、私は身長が175cm以上あるため、最上段も問題なく出し入れできます。よって、サイズ的にもっとも大きなモデルをチョイスしました。

1週間分詰めても余裕です。

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タッチして開く

冷蔵室にタッチエリアがあります。触れるだけで、オートで完全に開きます。なお、冷蔵室以外はタッチオープン機能はありません。

この機能は東芝の他モデルにも採用されていますが、両開きの場合は両方をタッチする必要があります。フルオープンにしたいときには2回タッチが必要。この点でも片開きの方が効率的です。

では、タッチオープンできると、何が嬉しいのか?

両手に鍋を持っているときも、肘、あるいは手の甲でタッチして開きます。入れるまでの導線が効率的なのです。

タッチなし

  1. 冷蔵庫まで歩く
  2. 冷蔵庫開く
  3. 鍋もちに戻る
  4. 冷蔵庫まで歩く
  5. 鍋を入れる

タッチあり

  1. 冷蔵庫まで歩く
  2. 冷蔵庫開く(タッチオープン)
  3. 鍋を入れる

ムダが減り、効率的です。

使い始めてみて、この機能の素晴らしさに惚れ込みました。

なお、私は、常時タッチオープンしています(両手が空いている時でさえタッチオープンする)。なぜなら、操作が心地よく快適で、疲れず、スムーズだからです。極めて優れた特徴であり、ベジータのさまざまな機能の中で、最も気に入っています。

ふつうは、冷蔵室を自力で開けなくてはいけません。自分の立ち位置によって、冷蔵庫に向ける手の方向や、力の入れ具合も毎回変わるため、「冷蔵庫を開きやすい位置に人間が移動する」という所作が必要でした。ベジータは触れるだけです。扉にたくさんの重いものが詰まっていても、触れると開く。触れてから開くまでの時間も短く、ストレスがありません。開くスピードもちょうど良い。

なお、タッチするとそこそこの勢いでフルオープンします。開く側に壁がある場合、手で支えた方が良いです(衝突を避けるため)。開くのはベジータに任せて、どれくらい開くかの度合いは人間がサポートするイメージです。この体験をすると、他の冷蔵庫を選ぶことができなくなるはずです。

また、手が濡れていたり、汚れていたりするときもあるはずです。そんなときも、手の甲やひじでタッチして開くのでとても便利です。

タッチするエリアには目印がありません。また、表面もフルフラットのため触っても、どこが反応するか、見てもわからないのです。

しかし、ほぼ100%、狙い通りに開きます。

なぜなら、タッチエリアはラインが走るように光るギミックが搭載されているからです。見栄えが良いだけでなく、とても機能的です。常に光り続けるわけではなくて、手を近づけたときにだけ光るのです。だから開けようとした時に「ここに触れれば良い」とわかります。量販店で試した時は分かりにくいかなと思ったのですが、お店が明るすぎるからかもしれません。自宅で使うと分かりやすく、迷いが生じないです。100回以上使っていますが、タッチミスはありません。

また、閉じたときにスーッと消えるアニメーションも素敵です。

では、完璧なのかというと、そうとも言えません。センサーの範囲は、全ての人に心地よいとは言えません。175cm以上の男性が肘でタッチする場合、少しかがまないとタッチできない位置にあります。タッチ範囲を縦に伸ばしてくれると良いのですが・・・。175cm以上となると人口比10%未満でしょうから、そこにコストはかけれないのかもしれません。

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見た目が良い

400リットル以下の冷蔵庫ではまず採用されない素材です。まず、見た目に高級感がある。そしてサラサラとした素材で、汚れに強そうです。公式サイトではこの見た目というか、素材がほとんどアピールされていないのですが、非常に勿体ないですね。写真では美しさが表現しきれないので、ぜひ店頭で見てください。

なお、前面にはマグネットがつきません。付けるなら側面です。

この極めて高級感のある素材を前面に押し出したフラットにデザインも本作の特徴でしょう。

ロゴも目立ちません。(家電量販店だと、ここに電気代のシールが貼られているの、ホント止めてほしいです。剥がして確認するのは私だけなのでしょうか?)

ロゴも含めてフラット。デザイナーの張り詰めたこだわりがみて取れます。ブランドロゴすら凹凸がないのです。ロゴは膨らむようなパーツが貼り付けられていることが多い印象。埃が溜まって見栄えが良くないですし、掃除も手間です。美しいプロダクトには装飾は必要ないのです。

なお、カラーは、フロストグレージュを選びました。色合いとしては、MacBookのスペースグレイに近いです。汚れが目立ちにくそう、シュッとした見た目が良い。なお、この素材は、以下のモデルでは採用されていません。

・GR-V450GT
・GR-V470GZ

GR-V500GTのデメリット

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機能の切り替えがいまいち

冷蔵庫の内側にボタンがあります。チルドルームや冷凍室の機能などを切り替える時は、冷蔵室を開いて操作する必要があります。

他メイカーだと機能切り替えが冷蔵庫の正面にあり、開かなくても操作できるものもあります。しかし本作は開かないと操作できません。ここはいまいちです。

例えば、冷凍庫のモードを切り替える時に、冷蔵室を開くことになります。冷蔵室は使わないのに、機能切り替えのためだけに開く必要があるのです。

チルドルームの数

チルドルームが2段になっていないこと。下位グレード(価格が安い)のGR-V470GZは2段なのにです。2段あれば、ハム系と肉・お魚と、分けて収納できるので、当初GR-V470GZを検討していました(なお、チルドが2段になっているのは、東芝と三菱しか存在しない)。

ただ、代わりに冷凍庫は3段あります(GR-V470GZは2段)。

ここは購入前にわかっていたことであり、機能的な違いからGR-V500GTを選んでいます。後悔はありません。

あとがき

4週間ほど使用していますが、非常に満足しています。まだ全機能を使っていないので、気づいた点があれば追記していきます。

普段書かないジャンルですが、なかなか楽しかったですね。財布のようにポンポン買うものではないので、もう10年は冷蔵庫レビューは書かないでしょう。10年保証入りましたし。

次に家電レビューするとしたら、以下ですね。しばらくリサーチして選ぶ予定です。反響が良ければ家電系のレビューも書いてみようかと思います。

・オーブンレンジ
・自動掃除機

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