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スリッカーの使い方と効果。WILDSWANSのメンテナンスツールについて

WILDSWANSの財布などを買うと、木製の丸い道具が、ひとつ入っています。
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これが「スリッカー」。

本日は、スリッカーの使い方と効果について紹介します。

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スリッカーの使い方と効果

WILDSWANSの美しい意匠、コバ。
コバ材で塗装された表情は、つるりとした光沢をまとっています。

ただし、この光沢は、新品のときが最高潮。しばらく使っていると、気づかないうちに凹み・ささくれが生じることがあります。
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この状態でも革にまでダメージはありませんから、製品寿命には影響ありません。

気になるとしたら、見た目と手触りでしょう。

これを、なるべく新品に近い状態にしたい。そんなときに、スリッカーを使います。

安定した状態で、財布を固定して。
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凹みをコバに沿ってあてて。
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押し込むように少し力を加えながら、素早く動かします。
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これを10回ほど繰り返してみると、こんな感じ。 まだ少し、毛羽立ちのようなものが見えます。WILDSWANS-slicker-11

ちょっとずつ、やってみればOK。だいぶキレイになりました。WILDSWANS-slicker-12

なぜ、このようにコバがキレイになるのか?

これは、スリッカーによってコバの塗料がなじむからです。摩擦熱によってコバの塗料が溶け、スリッカーを動かすことで凹みが均等にリペアされていきます。結果、なめらかな仕上がりに復活するのです。

ケア後は、スリッカーの溝にわずかに、塗料が付着します。
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WILDSWANSの商品のコバは、ほぼすべてが黒い塗料で仕上げられています。複数のアイテムをお持ちでも、ひとつのスリッカーで使い回せるでしょう。

ただ、「ナチュラル」カラーのアイテムには、「ナチュラル専用」のスリッカーを使った方がよいと思います。ナチュラルのコバは塗料が使われていません。黒い塗料の付いたスリッカーを使うと(使いまわすと)、色移りするかもしれないからです。木目のような美しいコバに黒い塗料が付くのはイヤですよね。

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どれくらいの頻度で使うのか

スリッカーの利用頻度は、アイテムの使い方によります。

例えば財布。

カバンに入れて大切に持ち運ぶなら、ほとんど傷つかないはず。何年も必要ないでしょう。

一方、ケツポケしたり、放り投げたりするなら、傷つくのが早いはず。スリッカーの頻度も高まるでしょう。

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個人でスリッカーを使う必要はあるのか

じつはWILDSWANSの店舗(京都・銀座)で、「エイジングサポート」を受けることができます。

で、コバのケアなら無料。
(ボタンの取り替えなどの、替えのパーツが必要なリペアなどが有料)

お近くにお住まいなら、自分でやる必要はありません。プロにやってもらえば良いのです。
ちなみに、郵送でもケアしてもらえますが、送料がかかります。

スリッカーについて

研磨された表面はサラリとした触り心地。WILDSWANSのロゴが焼印されています。

1cmほどの厚みがあって、中央部が凹んだフォルム。
触れてみると、中もサラリとしたスムースな仕上がり。コバをケアするための道具ですから、当たり前なのですが、毛羽立ちはありません。
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ちなみに、ロゴのサイズやフォントが少しずつ変わっています。新しいものほど、スタイリッシュになっているような。たまに見比べると面白いですね。(上述したとおり、スリッカーは1つで十分なのですが)
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ちなみに周年記念のアイテムを買うと、異なるタイプのものが付属することも。ちょっと嬉しいサプライズですね。

あとがき

まとめると、こんな感じ。

  • スリッカーは、コバを補修するためのツール。
  • 実店舗では、無料でコバの補正をしてくれる。

あえて自分でスリッカーを使う必要はないのだけれど、やってみると意外と面白いです。一度トライしてみてはいかがでしょうか。

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