使いやすいこと。身軽に持ち歩けること。
財布の持つ機能はさまざまです。
使う人や、シーンによって必要な機能も変わるはず。
今回は、財布の持つ機能と、その機能に優れた財布を紹介します。
財布の機能を知ることで、自分に合う財布を見つけてみましょう。
使いやすさ
使いやすさとは、財布に入っているアイテムをカンタンに便利に使えること。
多くの人が財布に求める、本質的な機能ですね。
ここではカードでのお会計が多い人と、現金もカードも使う人とで分けて紹介します。
カード決済が多い方
カードの使いやすさとは、カードをスムーズに扱えること。
クレジットカード決済時には、カードを出して終わり。
Suicaなどの電子マネーでは、タッチして終わり。
(たまにチャージのためにカードを出すこともある。)
こういった所作を、最短最小の手数でできる財布をまとめたのがこちら。
https://func-wallet.click/summary/easy-card-wallet/
いずれも、財布を開かなくてもカードを取り出せる特徴をもった財布です。
現金もカードも使う方
万人に使いやすいとオススメできるのがこちら。
紙幣10枚。カード15枚。コイン15枚を収納でき、パンツのお尻ポケットにも入るサイズ。
現金やカードを使う際の所作は独特ですが、見やすく、取り出しやすいため、使いやすさを求める人にオススメの財布です。
カードが30枚入るタイプもあります。
身軽になれる。携帯性の高さ
財布が小さくなることで、ポケットやカバンの中でのスペースが少なくてすみます。
その分、快適になり、気軽に出かけられるわけです。
携帯性の高い財布をまとめた2つの記事を紹介します。
こちらの記事では、2016年時点で最小の財布をいくつかピックアップしています。
共通する収納量は、カード5枚、小銭10枚、紙幣10枚程度ということ。
アウトドアや旅行のシーンでは、極小サイズでしか体験できない快適さが発揮されます。
何しろ、パンツの前ポケットに余裕で入るサイズですから、どういったシーンでもストレスフリーで過ごせます。
とはいえ、極小財布では収納量の点で普段使いには厳しい、という方もいると思います。
そこでこちらの記事をオススメします。
https://func-wallet.click/summary/small-functional-wallet/
サイズの小さい順に財布を紹介しています。
自分の求めるサイズと、収納量とのバランスを測ることができるはずです。
どの財布も、一般の財布と異なるフォルムになっているのも特徴です。
人と違う財布を持ちたいという方にもオススメです。
なお、携帯性を重視するなら収納量を諦めましょう。
小さくてたくさん入る財布は存在しないのです。
カードもお札も。たくさん収納できること
コイン、紙幣、そしてカード。
これらをたくさん収納できることは、1つの機能といえます。
収納力に優れた財布は、ラウンドファスナータイプの財布に多くあります。
ただ、既存の財布は収納するマチを確保するため、分厚いものが多いです。
そこでオススメなのが、エムピウのロ・イエン。
財布の底の幅を変えられるようになっていて、収納量が少ない時に薄くできるのが特徴です。
たくさんの収納を求めるなら財布が大きくなります。
携帯性は諦めるしかありません。
丈夫さ。長く愛用できること
丈夫さ。
これも財布に求める機能の1つでしょう。
最低3年は使える財布の見分け方をお教えします。
ポイントは2つ。
1つ目はシンプルな構造であること。
財布の部品が少なく単純なもの、かつ交換できるもので作られた財布が良いです。
例えばかぶせ蓋タイプの財布や、ホックだけで留めるものですね。
例えば、ミッレフォッリエはホックだけですからシンプルです。
逆に複雑な構造のものは劣化し、使い勝手に影響が出てきます。
交換や修理が必要になると考えてください。
例えばファスナーを使った財布。
財布の開閉のたびにファスナーテープはダメージを受けますから、ほつれや破れが生じます。
もう1つはコバの処理です。
革の端が切りっぱなしになっていないもの。
キレイに整えられ、磨いてあるものを選びましょう。
見た目の美しさだけでなく、耐水性、耐久性も増します。
製品の寿命に大きく関わってくる部分です。
ほとんどの財布は、財布の外周はコバ処理されています。
ですが、カードポケットや、小銭入れ、紙幣入れなどのこすれ合う部分は、コバ処理されていない財布があります。
コバ処理されていない部分からダメージが拡がりやすいため、コバ処理されていない財布は避けた方が良いでしょう。
コバで定評があるのはワイルドスワンズの財布ですね。
とても美しいコバ処理がされています。
なお、こだわりがある方はワイルドスワンズのパターンオーダーを利用することで、コバの色を変えることもできます。
手入れ不要。メンテナンスフリーの気軽さ
手入れを面倒だと考える人にとって、メンテナンスフリーというのは嬉しい機能です。
具体的には、以下の革を使った財布がオススメです。
- ブッテーロ
- ミネルバ・リスシオ
- ミネルバ・ボックス
これらの革は製造工程でたっぷりオイルを浸透させて作られています。
そのため、表面の油分が無くなっても革の内部から徐々にオイルが表面に出てきますからひび割れが起きません。
また、財布を使うときに手で触れますから、手の油分が財布に移ります。
これで十分なんですね。
表面には適度に油分の膜がある状態ですから、水にも強いです。
少しの水滴で水ぶくれが起きたりしません。
つまり、財布に使われる革にオイルがしっかり入っているかがポイントです。
逆にオススメできないのが、
- ヌメ革
- ブライドルレザー
- コードバン
こちらはオイルの追加が必要だったり、水に弱かったりするため、財布のメンテナンスが前提となります。
(財布によっては、革にオイル加工をしています。財布の販売している方に問い合わせてください。オイル加工されていなければ、メンテナンスが必要になる可能性が高いです)
見た目。印象に残る要素
使い手に、また財布を見た人に様々な印象を与えます。
自分の満足感、人からどう見られたいかなどによって、求めるものが変わってくるでしょう。
ここでは、見た目に大きく関る要素と、ユニークなブランドを紹介します。
色
黒、茶といった色はどの財布にもあります。
それでは面白みに欠けるという方に、カラー展開が豊富なブランドを紹介します。
エムピウ
エムピウの財布はカラー展開が多いのが特徴。
例えばミッレフォッリエは全10色。
店舗によっては限定カラーも展開しています。
YUHAKU
グラデーションのかかった染色はYUHAKUにしかできない色付けです。
多くのアイテムでグラデーションカラーを展開しています。
色の変わっていくさまは透明感があり、単色カラーの財布には出せない高級感があります。
公式サイトでは写真がたくさんありますから、一度覗いてみてはいかがでしょうか。ここの青は、暗く、落ち着いた印象のカラーですからビジネスでも十分使えます。
素材
素材も与える印象を変える大きな要素です。
ブッテーロ
ハリのあり丈夫な革です。
透明感のある染色が得意ですから、青色のようにのっぺりとしやすいカラーでも、落ち着いた品位を感じる色になります。
こちらはエムピウ ミッレフォッリエのblue
ミネルバ・リスシオ
シットリとした触り心地が特徴的な革。
オイルをたっぷりと含んでいるため、割と早く経年変化が見られます。
ミネルバ・ボックス
リスシオにシボ加工を施したもの。
揉み加工で生み出した自然なシボが特徴です。
コードバン
コードバンにしか出せない輝きがあります。
丈夫ですが、傷つきやすく、水にも弱いため、大切に財布を扱う人に向いています。
まとめ
求める機能よって、財布の形やサイズ、見た目が変わることを分かっていただけましたか。
この記事を読む前に考えていた財布と異なる一品に興味を持たれたかもしれません。
あえてこれまで使っていたタイプと異なる財布を買うことで、新しい機能を堪能してみるというのも面白いと思います。