ONES WORKERのアップルウォッチバンドをご試供いただきました。
本ページでは、特徴やメリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。
カタチ、構造
剣先のフォルムがユニークです。
素材はブッテーロ。イタリアの高級オイルレザーです。
腕に触れる内側の面には、フランスのヤギ革(シュリー)が使用されています。
表と裏、2枚の革を貼り合わせることで、伸びにくく丈夫になります。
シュリーが使われていることや、フラットなフォルム(膨らんでいない)のためか、スッキリとした印象です。
付け心地
Apple Watch専用のアダプタです。スライドしてかんたんに着脱できます。
ピンバックルです。一般的な革ベルトと同じように留めます。
内側の革(シュリー)は、腕時計の素材として非常に優秀です。サラリとしていて、肌に触れ続けても心地が良い。
素材
ブッテーロ
ブッテーロはイタリア、ワルピエ社のオイルレザーです。ご紹介しているカラーはターコイズ。サラリとした質感のスムースレザーです。タンニンなめし、染料仕上げの革のため、色・ツヤが変化するエイジングを楽しむことができます。
ブッテーロの製品は10以上愛用していますが、ターコイズは初めてです。ポップな色合いで、腕時計のベルトの差し色として面白いですね。
シュリー(シェーブル)
フランスのタンナー、アルラン社のヤギ革です。シュリーは世界有数のメゾンで採用される高級素材です。本作のように内側に使うのは、とても贅沢。微細なシボのある素材で、質感もサラリとしています。
汚れ、水、傷にも強く、美しい表情が長く続きます。1日中装着しても、ほとんど汚れません。実はシュリーのベルトを他にも所有しており、3年以上使っているのですが、美しさが続いています。
オーダーについて
本作は、革の色、糸の色などを変更してのオーダーが可能です。
表側は、ブッテーロ15色以上から選ぶことができます。
ブッテーロはどの色も素敵です。おすすめは、すべての色なのですが・・。あえて言うなら、色の変化を楽しみたいなら、黒以外を選びましょう。黒もエイジングを楽しめますが、色の変化はほとんどわかりません。
内側のシュリーは4色から選ぶことができます。
汚れが目立ちにくく、シミにもなりにくいので、明るい色もお勧めです。
クオリティ
コバ
ブッテーロと同色の塗料で、コバ(革の断面)が仕上げられています。
捻
革のフチに引かれたラインを捻(ねん)といいます。キリッと引き締まる印象。高級感があります。
裏面のシュリーにも引かれています。装着すると見えない部分まで、丁寧に作られていますね。
定革、遊革にも、しっかりと。
ステッチ
ミシンを使わない、手縫いです。ピッチは適度に広く、太めの糸が使われています。ふっくらと膨らんだ糸目は、手縫いならではの表情です。ミシンの跡が付かないため、ブッテーロの美しさを堪能できます。
あとがき
ブッテーロとシュリーを使ったベルトはなかなかありません。色・ツヤの変化を楽しみつつ、装着感の良さを求める人にお勧めです。