キーケース CLIPPER2のレビュー。小さなボディにWILDSWANSの意匠は宿るのか

クリッパー2

WILDSWANSの財布を取り扱うCOLLECTORS限定カラー がラインナップされています。10/10まで、1,000円Offのキャンペーン中。

WILDSWANSのアイテムを愛用しています。
キーケースクリッパー2(CLIPPER2)も、その1つ。

最初にざっと、その特徴をピックアップしてみましょう。

  • 一般的なキーケース+αの機能性
  • 骨太で力強いプロポーション
  • サドルプルアップレザーを贅沢に使用
  • コバ、ステッチなどの丁寧な仕上げ

一口で言うと、小さなキーケースで、WILDSWANSらしい仕事が見て取れる、満足度の高い仕上がりだと思います。

しばらく使ってみみたので、本ページでは、その使い勝手や特徴について、鋭くレビューしていきます。

長く愛用できる、シンプルで、上質なキーケースをお探しなら、きっとクリッパーを気に入るはず。参考にしてみてください。

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使い勝手

クリッパーのサイズは一般的なキーケースとほぼ同じ。手のひらにスッキリと収まる、とても小さなボディです。
クリッパー2 サイズ感

素材はWILDSWANSの定番皮革である、サドルプルアップ。一枚革で仕立てられています。
クリッパー2 一枚革

手に取ったときに感じるのは、やはり「革のカタマリ感」。ハリをしっかりと感じられるのは、サドルプルアップだからこそですね。

クリッパーを握ると、「ギュイッ」と革の鳴く音がするのは、本物の革である証拠です。
WILDSWANSのアイテムをいくつも買ってしまうのは、クリッパーのような小さなアイテムでも、革の醍醐味を味わえるからなのかもしれません。
クリッパー2 握ると

サドルプルアップは、力強い質感と厚みがある皮革です。そのため、クリッパーは一般的なキーケースよりも、少しだけボリュームのあるプロポーションです。

一方で、Rを活かした流線型のデザインでもあり、どこか可愛らしい印象も受けます。
クリッパー2 丸み

さて開いてみましょう。

開け口は、ゆるやかなカーブを描くデザイン。指を添えやすく、開けやすいです。
コバの仕上げが素晴らしいため、「キーケースを開ける」というありきたりな体験でさえ気持ちよく感じられます。
DSC07563

ダブルホックになっていて、パチンと開く感じ。タングパームと同じつくりですね。
DSC07566

美しいホックもまた、WILDSWANSの醍醐味です。細部のパーツにも、コダワリが行き渡っているのです。
クリッパー2 ボタン

内装もすべてサドルプルアップ。
クリッパーは、どこを見ても革の裏面(床面)が見当たりません。
革の表面を貼り合わせたつくりになっていて、外側でも内側もサドルプルアップの風合いを楽しむことができます。贅沢なつくりです。
クリッパー2 内装

中は2つの機能に分かれています。

1つは、こちら。キーを並べて取り付けるつくり。一般的なキーケースですね。
DSC07549

このキーリングは、スイスのアミエット社(amiet)のもの。
肉厚なクリッパーからは、無骨な印象を受けるのですが、キーリングは繊細で精巧なつくり。そのコントラストが面白いです。

小フックが3つ。大きなフックが1つ付いています。
釣り針のようなユニークなデザイン。カッチリと留めるわけではないのですが、不思議とピタリとハマります。
クリッパー2 金具

もう片方は、キーリングが付いたもの。こちらが、クリッパー2から追加となったものだそう。
クリッパー2 リング

最近の車のキーは、一般的なキーケースに収納することが難しくなっています。大きくて収まらないんですね。
クリッパーでも車のキーを、中に収納するのは難しいのですが、このキーリングに取り付けて外出しておく使い方ができます。

それほどブラつく長さにはなりませんから、外出してもあまり邪魔に感じません。(ナスカンは私が取り付けたものです。クリッパーには付属していません)

正直、このキーリングについては、好みが分かれるかもしれません。シンプルなキーケースがお望みなら、必要ない機能ですよね。

キーリングはホック式になっていて、取り外すことができます。邪魔なら取り外してしまえば問題ありません。
クリッパー2 取り外し

ワンタッチで取り付け可能です。DSC07551

バイクや車のカギなら、取り外して使うと使い勝手が良さそうです。

このリングは、2重構造。一般的なカギはもちろん、私のようにナスカンを通すこともできます。アイデア次第で、さまざまな用途に応用できそうです。
クリッパー2 ナスカン

取扱いサイトでクリッパー2を見てみる

特徴

クリッパーの小さなボディにも、しっかりとWILDSWANSの意匠が活かされています。

革のカタマリ感たっぷりのプロポーション

サドルプルアップはハリが強くて、厚みのある皮革です。
クリッパーは裏張りして作られているため、ボリュームのあるプロポーションに仕上がっています。「革のカタマリ感」をバツグンに感じられる、所有欲を満たすキーケースといえるでしょう。

一般的なキーケースと比べて、少しだけ高さがあるといったところでしょうか。(縦、横のサイズはほぼ同じです)。
クリッパー 厚みの比較

言い換えると、「スリムでエレガントなキーケース」を求めるなら、クリッパーはふさわしくないということです。

「スリムでエレガント」と「革のカタマリ感」。どちらが良いかは、人の趣味・嗜好によると思います。私が決めるのは野暮でしょう。後者を楽しみたいなら、クリッパーは最適な1品に思います。

丁寧な仕上げ

WILDSWANSの醍醐味といえば、美しいコバですね。クリッパー2 コバ2 クリッパー2 コバ DSC07537

コバの仕上げは、工房によってレベルが違います(削って塗料を塗っただけのコバもあります)。

一方、WILDSWANSのコバは、何度も削って、磨いてを繰り返したもの。そのため、ストンと切断された垂直なコバではなくて、丸みのあるコバに仕上がっているのです。コバの仕上げにおいて、日本一キレイだと思います。

微細な丸みのあるコバは、美しいだけでなく手当たりも優しいのです。クリッパーを使っていると、「気持ちいいな」と感じるのですが、これは丁寧に仕上げられたコバのたまものです。

カーブのステッチもキレイにRを描いています。
クリッパー2 ステッチ クリッパー2 ステッチ

緻密で堅牢なつくりは、WILDSWANSの真髄です。こういった丁寧な仕上げがあるからこそ、10年使えるアイテムとして定評が生まれるのでしょう。

あとがき

キーケースはアパレルブランドをはじめ、多くのブランドがラインナップしています。さらに、日本の革工房が作る上質なキーケースもたくさんあるんですね。

そういった中で、あえてクリッパーを選ぶ理由をあげるなら、やはりホンモノの革を使った、上質なキーケースであること。これに尽きるでしょう。

この価格帯のキーケースとしては、素材、つくり、仕上げがともにトップクラス。何よりも「革のカタマリ感」を味わえるため、革が好きな人ほど所有欲が満たされる1品といえるでしょう。

丈夫でカッチリとしていて、それでいてエイジングも楽しめる皮革ですから、長く愛用できるはず。革を育てる楽しみを、クリッパーから始めてみるのも一興だと思います。

WILDSWANSのアイテムとしては、比較的安価なプライスとなっています。プレゼントのアイテムとしても申し分ないでしょう。

初めてのサドルプルアップ、もしくは初めてのWILDSWANSという方にとっては、手に取りやすいアイテムなのではないでしょうか。

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