海外への移動時に困るのが貴重品の扱いです。
特にパスポートとチケット。
意外と出し入れが多くて落とさないか不安なわけです。
その不安を、安心に変えてくれる財布がBellroy(ベルロイ)より販売されています。
これがとても機能性の高い財布でした。
最小のサイズで貴重品を管理でき、旅行に最適な機能がギュッと詰まっています。
2016年時点で、海外旅行用財布としてはベストな一品だと思います。
今回は、BellroyのTRAVEL WALLET の使い勝手や特徴をご紹介します。
財布の仕様
ブランド | bellroy(ベルロイ) |
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商品名 | TRAVEL WALLET |
収納力 | ★★☆☆☆ |
お札入れの数 | 2 |
お札の枚数 | 16 |
コインの枚数 | 0 |
カードの枚数 | 7 | サイズ | W150×D97×10mm | 重さ | 未測定 |
素材 | 牛革 |
一般の財布としてみるとスペックに特徴はありませんが(むしろ二つ折りの割に長く感じる)、
パスポートが入るトラベルウォレットでこのコンパクトさはまずありません。
使い勝手
実はパスポートも入るという財布を使うのは今回が初めてです。
とても薄いボディを開くと目に入るのはパスポート、カード、ボールペンの3つ。
順に紹介していきましょう。
パスポート
パスポートは財布の右側のポケットに収納します。
そのまま入るというのがポイントです。
空港での入出国審査時にはパスポートのカバーを外して渡す必要があります。
よくあるブックカバータイプのパスポートカバーは面倒ですが、TRAVEL WALLETは写真のように上辺に切れ込みがあるため1アクションで着脱可能です。
しかもジャストサイズで、簡単に抜け落ちたりはしないフィット感が丁度良い感じです。
カード
パスポートの反対側の面がカードポケットになっています。
空港でよく使うカードはクレジットカードで、私は3枚持っているのですが、フロントには4枚カードを収納できるので十分です。
JCB、VISA、Mastercardと使い分けるシーンを考えると、ポケットが段状になっているため視認性が高く取り出しやすいのもポイントです。
ホテルの鍵がカードキータイプならここに入れると便利ですね。
実はこの裏側にもカードが入ります。
保険証や免許証などの”旅行に持って行くけどまず使わないカード”があります。
そういった使用頻度の少ないカードを収納しておくのに良いと思います。
カードポケットは全部で7つあるため、多くの人にとって十分な収納量ではないでしょうか。
ボールペン
とても小さなボールペンが1本差し込まれています。
実は日本製。
世界中を探し回って見つけた最適なペンがジャパンメイドというのは嬉しいものです。
ペンは短く、細く、軽いですが磨かれていてキレイに仕上がった一品です。
小さいので無くさないように注意が必要ですね。
飛行機に乗っているときに、入国カードをもらうことがあります。
そのときに使うのがとても便利。
後述しますが、財布のポケットに入国カードをそのまま収納できるのでとても便利です。
ちなみに、替芯も1本付いています。
替芯はpilot製。amazonでに手に入ります。
航空チケット、お札入れ
私がこの財布を検討した最大の理由がチケットの収納です。
飛行機に乗る方はご存知だと思いますが、チケットは紙幣より圧倒的に長いのです。
ですから普通の財布にそのまま入らないんですよね。
これがとても面倒だったのです。
TRAVEL WALLETの特徴はチケットを折らずに収納できること。
こんなふうに、チケット、お札などを収納できる2層のポケットになっていて、
財布の両端まで広がるポケットがあり、折りたたまずにサッと入ります。
これがどれだけ安心につながるか、私の体験をふまえて紹介します。
私はお腹のシークレットポーチにパスポートとチケットを入れるように管理していました。
(ちなみにシークレットポーチに入れるとき、チケットは自分で折りたたむという作業が必要です)
先日、上海浦東空港で航空券を落とすという失態をやらかしまして…。
(インフォメーションセンターで見つかったから良かったのですが、あのときは焦りました・・・)
この経験は40回以上の空港利用で一度だけなので割合としては少ないのですが。
何が言いたいかというと、
空港での行動時に、けっこうな頻度で荷物の出し入れがあって、このときに落とすリスクがあるということです。
- チケットの発券
- 出国審査や荷物検査
- カフェ
- 飛行機への搭乗時
こういったときポケットをまさぐることになるのですが、恐らくこのどこかで落としたのでしょう。
貴重品が1まとめになっていると安心なわけです。
チケットを探すときにカバンをまさぐらなくてよいですし、この財布さえあれば冷や汗をかかなくてすみます。
お札
世界各国のお札も折らずに収納できます。
2層あるため、現地についた後は、現地のお金と日本のお金と分けて入れることができて便利です。
コイン
ここが人によってはネックになるかなと感じた部分です。
コインポケットがありません。
お札を使うとお釣りでコインをもらうことになります。
私はコインをパンツのポケットに入れておいても気にならないため、特に煩わしさを感じませんでした。
むしろポケットに入るぐらいのコインで端数はだいだい出せるので意外と便利なものです。
コインを裸で持ち歩きたくない人は、他に財布が必要です。
SIMカードポケット
今のスマートフォンはSIMフリー端末が多いですよね。
国内キャリアのローミングサービスを使うことで海外でもそのまま端末を利用できますが値段が高いのがネックです。
現地で入手できるツーリスト専用SIMの方が圧倒的に安いわけですね。
リーズナブルに運用するなら旅行時にSIMを買って入れ替えるのがベストなわけで、そうなると日本のSIMカードを入れておく場所が必要になります。
その専用ポケットがあるのは嬉しいものです。
特徴
とても薄い、かつコンパクト
パスポートと比べるとこれくらいです。
100mm無いくらいの薄さ。
お尻ポケットにも十分に入るサイズです。
もちろん、スーツの胸ポケットにも入ります。
薄いため快適に収納でき、ストレスも感じませんでした。
パスポートホルダーにはたくさんの選択肢がありますが、ここまで薄くコンパクトなものはほとんどありません。
既存のホルダーは手帳サイズのものが多く、ポケットに入れるには大きすぎるのです。気軽に持ち歩けるとはいえないさいずなのです。
柔らかく上品な革
タンニンなめしされた牛革が使われています。
長く使うことで艶が出てくるはずです。
内側にもそれを自慢するように素押しされたメッセージがあります。
見た目のとおりサラサラとした触り心地で、柔らかい革です。
シンプルで薄く、品のある見た目ですからスーツにも合いますね。
ステッチもキレイで素押しのロゴもうるさくありません。
耐久性については使い込まないと何とも言えません。
薄さを求めたためか革自体が薄いように思いますが、
bellroyはメーカー保証が3年付いてますので何かあっても安心です。
RFID スキミングガードモデル
カードに直接触れずにカードデータを抜き取るのが、RFIDスキミング。
Suicaやパスポートの情報の盗難がたまにニュースになっていますね。
スキミングは頻繁に起こるものではありません。
ただ、心配な方はスキミングガード対応のモデルを検討してはいかがでしょうか。
この機能を持つモデルのカラーはBlackのみ。
2016年7月時点では、amazonと公式サイトからのみ購入可能です。
パッケージ
ダンボールのような素材に入っています。
ちなみにパスポートポケットには手の込んだ"パスポート風の説明書"が入っています。
中身は全て英語ですが、難しいことは書いてありませんし、絵でなんとなく分かります。
以前、ベルロイのElements Phone Pocket を紹介しましたが、ベルロイはこういったオマケ使いがとても上手です。
パッケージを開けるときからワクワクしますし、財布を開くとシャレた説明書が入っています。上質な素材でできていて中身も楽しめますから、大事にとっておこうと思うわけです。
まとめ
貴重品をまとめてコンパクトに管理できる。
しかも、革質も良く、コンパクトさと相まって上質に見える。
これが、Bellroy TRAVEL WALLETだけの特徴であり機能です。
多くのトラベルウォレットは機能を詰め込みすぎた結果大きくなり、携帯性をそこなっていました。
出張や旅行によく行く人で、
以下のようなシーンが思い浮かぶ人には、とても良い品だと思います。
- 空港でカバンを持たずに過ごしたい
- 貴重品をひとつにまとめて行動したい
小銭入れが無いため、財布として見たときに弱点はありますが、貴重品を管理できるケースとしてはとても機能性の高い一品です。
2016年時点でコンパクトさと上品さを求めるならTRAVEL WALLET一択であり、代替品は無いように思います。
以上、Bellroy TRAVEL WALLETの使用レビューをお届けしました。
参考になれば幸いです。
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