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ENETREE EWCP01のレビュー。タンニンなめし革×次世代高速ワイヤレス充電器。その使い勝手に迫る

ENETREE(エネツリー)は、工業プロダクトをラインナップするブランド。

そのENETREEのアイテム、『EWCP01』をご紹介します。

思いっきり工業プロダクトのネーミングです。それもそのはず、ワイヤレス充電器です。

クラウドファンディングで、見つけてからずっと欲しかったアイテム。
先日iPhoneXSを購入したので、やっと使えるようになりました。

本ページでは、その使い勝手やメリット・デメリットに鋭く迫ります。

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パッケージ

イタリア植物タンニンなめし革協会証明書がプリントされてる。もうね、開ける前からワクワクする。

ヨーロッパは世界最大の革の産地です。

なかでもイタリア トスカーナ州はいくつも有名なタンナーが集まる有数のタンナー地域なのだけど、この証明書を使うことが許されるのは、協会の認める伝統的な「タンニンなめし」で作られた革だけです。

上質なことはもちろん、革の醍醐味であるエイジングも楽しむことができます(詳細は、後述)。

やっぱり、革を全面に出したパッケージにしますよね。

取り出すときに、革を傷つけないようにデザインされています。たった一度の体験なのだけど、こういうところにメイカーの姿勢が現れる。好感が持てます。

入っているのは本体と給電用ケーブル。それと説明書。

ルックス

素材

エッジは金属。

そして、表面が革。ワイヤレス充電機は、 各社からラインナップされているのだけど、革を使ったものはEWCP01だけです。

工業製品であるEWCP01に、ぬくもりを感じるのは、この革張りのおかげでしょう。

サイズは、片手でつかめるくらい。持ち歩くものではなくて、机に置いて使うものだから、あまり大きさは関係ないですね。 iPhone XSが本当にジャストサイズです。

EWCP01は2色のカラーラインナップ。

私は「タン」をチョイスしました。空間の明るさによって、色合いが変わるのだけど、濃いめのキャメルですね。

色は染料仕上げでしょう。部位によっては動物の証である、シワ、血管が見えます。好みが分かれるポイントかもしれませんが、私のような革マニアが好むもの。タンニンなめし、かつ染料仕上げの上質な革である証です。

革であることのメリットは、いくつかあります。

まず、iPhoneが傷つかないこと。
この記事を書いている時点では、iPhone XSを裸で使っています。iPhone XSの背面はカメラの部分が出っ張っている…。

裸のiPhoneを机に置くときに気になるのは、カメラの出っ張りのエッジが傷ついてしまわないかということ。で、本作の革が活きるわけです。しなやかな革はiPhoneを置いたときに、決してiPhoneを傷つけない。安心です。

サラリとした気持ちのよい質感も、革の醍醐味。タンニンと染料が混じった革特有の香りがします。

使い方

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置くだけのカンタン充電

本体に給電用のケーブルを刺します。コンセント形式です。

裏面の四隅に滑り止めがついています。安定感がグッと増しますね。

iPhoneを置くだけ。iPhoneには特別な設定不要です(そもそも設定がない)。

充電が開始されるとiPhoneの画面が光ります。iPhoneは数秒でライトダウンし、充電中であることは画面には表示されません。(タップして画面を表示すると、おなじみの「XX%充電済み」のメッセージが表示されます。)

あとは放置するだけ。

自宅でiPhoneを使うライフスタイルが、格段に上がります。

置いたら充電開始。iPhoneを使いたいときに手を伸ばして、ケーブルを気にすること無く使える、持ち出せる。当たり前だけど、非常に快適です。

ライトニングケーブルでの充電では、ケーブルの長さがiPhoneを動かせる最大領域でした。キッチンやトイレに移動するときはケーブルを抜く必要があったし、戻ったらまた差し込む作業が必要だった。

それが当たり前だったから気にもとめなかったのだけど。EWCP01の快適さを知ると、面倒なことを強要されていたことに気づくはず。一度ワイヤレス充電を体験すると、ケーブルを刺す充電は億劫になるはず。

ライトニングケーブルとのクロス充電はできない

ライトニングケーブルを刺したまま置いても充電スピードが上がるわけではありません。ライトニングケーブルによる充電が有効になり、ワイヤレス充電は機能しないようになっています。有線ケーブル充電の方が圧倒的に早いため、理にかなってますね。

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置き場所を選ばない

こんなカタチで置いても充電がスタートします。

スペース的に2台置くことができますが、充電できるのは1台だけとのこと。

では、2台同時に充電できないのか?

できます。EWCP01ならね。

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2台同時に給電可能

もう片方にも、端子があります。こちらはUSB-Aコネクタをさせます。

たとえば、iPadやモバイルバッテリなどの別のデバイスも同時に充電できる。機能的です。

有線ケーブルをデバイスに刺すのが面倒。それと、ケーブルが机の上を這うのが嫌だったから、ワイヤレス充電をチョイスしているわけでどうも違和感がありますね笑。

ただし、コンセントは1つしか使わないので、配線まわりはスッキリします。

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LED発光

充電が始まると、EWCP01が発光します。

ずっと点灯するわけではなくて、一定間隔でゆっくりと点滅します。
背面のぐるりと輪を描く白いパーツはLED。

ここが白く発光します。けっこう明るく点灯するため、明るい室内でもLEDの点滅はわかります。

充電率が100%近くになると、点滅間隔が早くなるようにデザインされているよう。このときの点滅間隔が一定ではないのが気になりますね。iPhoneの充電率を見ると、99%なわけで、モヤモヤします笑

で、100%充電できると、LED点滅はしなくなり、完全に消灯します。

正直なところ、LED発光は好みが分かれると思います。

私の場合、EWCP01を机に置いています。たとえば仕事をしているときには仕事に集中したい。そんなときにも、LEDは点滅するわけで、気になります。

でも、大丈夫。

本体裏のボタンを押すことで、LEDの発光をOn/Offと切り替えることができます。

作業に集中したいとき、ベッドサイドに置くときなどはOffをおすすめします。

当然このギミックにもコストがかかっているわけで、ちょっと勿体無いなと思いつつ、私はOffにしています。

充電開始で一時的に光る。充電が終わっときに、点灯する。これなら気にならないのに。

発光パターンは組み込まれたプログラムによるものでしょうから、変更することはできないはず。

エイジングを楽しめる

本作の革は「タンニンなめしの革」です。

動物の皮を、製品として長く使えるように加工する工程を「なめし」といいます。「タンニンなめし」とは、「タンニン成分」を使って革をなめす製法のことです。

タンニンなめしで作られた革は、日本に流通する革製品のわずか10%ほど。非常に少ないのは、手間がかかり、高価だからです。

では、タンニンなめしの、何がいいのか?

一番の醍醐味は、エイジングを楽しめること。

色あいが深まり、ツヤが増す。表情が少しずつ変化する、育つ革なのです。

私は皮革製品が大好きなのですが、本作に興味を持った、最大の理由がここにあります。
iPhoneは変化しない。しかし、毎日iPhoneを置くEWCP01は少しずつ変わっていくのです。その変化を楽しんでみることにします。(エイジングは後日ご紹介できればと)。

あとがき

やはり本作の醍醐味は、イタリアのタンニンなめし革を使ったルックスにあります。

ガジェット類は、どうしてもインテリアに馴染みにくい。
そういった中、本作ならば格段にオシャレになりますね。

ワイヤレス充電器で、ケーブルの着脱の手間から解放されたい。さらに美しいプロダクトとして長く使えるものがいい。であれば、EWCP01は最適な1品だと思います。代わりはありません。

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