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合皮って何がマズイの?種類と特徴。本革との見分け方の紹介

合皮と本革の種類について皆さんはどれほどご存知でしょうか。

最近は合皮の本革に似せるクオリティもどんどん上がってきていて、
一概にぱっと見ただけでは見分けがつかなくなってきました。

そこで今回は合皮の種類から構造、見分け方などについてまとめてみました。

合成皮革とは

元々合成皮革(ごうせいひかく )は人造皮革の一種と言われていて、皮革に似せて作られた素材です。
合成皮革と人工皮革は一緒くたにされていますが、厳密は別物になります。

合成皮革はベースが布地でその上に合成樹脂を塗布したものになります。

合成樹脂について

合皮に使われている合成樹脂の主な原料は石油で出来ています。
水につよく腐敗しにくい作りになっています。
その為、大量生産される日用品など幅広い用途に使用されています。

合成樹脂は太陽光で紫外線を浴びると劣化が早まってしまうのが特徴です。
だから合皮も晴れた日に使えば使うほど、劣化が進んでいるということになります。

合成皮革の種類

合皮はどの部分にポリウレタンを使用するかによって種類が異なります。

乾式タイプ

ベースである布地の起毛部分をクッションのある層にしてウレタンを塗布する事で、
表側の革とするタイプは乾式タイプと呼ばれます。

湿式タイプ

湿式タイプはウレタンの樹脂に水によくとける溶剤を混ぜ、ベースの布地に浸します。
その後さらに水や温水に潜らせる事で小さい穴をつくります。
本革にも動物が呼吸する為に小さい穴があいているのですが、それを疑似的に作っているわけです。

銀付きタイプ

ベースの布地に直接ウレタン樹脂を塗布したものです。
これは本革でいう銀面にあたります。

スエードタイプ

「湿式タイプ」を叩いて起毛させたものになります。

以上がタイプ別の合皮の説明です。

人工皮革について

合成皮革との一番の違いはマイクロファイバーで作られた不織布を使用している点にあります。合皮のベースの布地よりも手触りがよく、より内面から本革に近付けているのが特徴です。

人工皮革の歴史

以前から欧米などでは人工皮革の開発が進められていましたが、日本においては1964年にクラレという会社がクラリーノとして人工皮革を発売したのが最初です。6年後の1970年に今度は東レが「エクセーヌ」を発表しました。現在は「旭化成せんい・クラレ・帝人コードレ・東レ」の4社が人工皮革の開発を担っています。

人工皮革の構造

人工皮革はマイクロファイバーを使用しているとお伝えしましたが、どのような構造になっているか気になりますよね。

本革の内部構造は、コラーゲンという天然成分が束になって複雑に絡み合って出来ています。人工皮革もこれに近付ける為に、超極細のマイクロファイバーを立体的に組み合わせて作られています。人工皮革の開発から50年経過した今では技術も進歩しており、見た目だけでは判断しにくいくらい本革に近づくようになりました。

本革と人造皮革の見分け方

合皮と本革を見分ける際に考えられる方法として、

  1.  販売店の店員に聞く
  2. ラベル・品質表示・レザーマークの有無で確かめる
  3. 本革ならではの特徴を探し出しだす

以上の3つが挙げられます。今回は自力で調べることを前提としているので1.については割愛しますね。
また、2.に出てくるレザーマークは製品を購入するとついてくるタグの事です。

3.についてが今回のメインテーマなので解説していきます。

靴においての見分け方

靴の場合は合皮の製品だとつま先の部分が不自然にカーブしていたり、位置や形がはっきりとわかる様なものが多いです。

また、水には強いものの天然皮革の製品に比べると足が蒸れやすい傾向にあります。

外側と内側に折り曲げてみる

製品自体もしくはその製品の面積が一番広い部分を外側に折り曲げると表面の細かさが拡大されます。本革の場合は毛穴や銀面(表面)の形が残りますが、合皮の場合は平坦になったり毛穴の底が見えたりします。

逆に内側に折り曲げると、本革の場合はシワが一般的に細かく、その出方も自然な感じになります。合皮の場合はシワが出にくく、また大きなシワ状になり均一な感じになります。

気温で調べる

気温が高いとき(夏など)に製品にしばらく手を当てると汗が溜まるような感触がある。
そんな時は大抵合皮である事が多いです。

これは合皮の場合は空気の逃げ道がなく、こもりやすい為です。
また、合皮は手に触れるとドライな感じがするのに対して、
本革はしっとりとして手に吸い付くような感触があります。

また合皮の椅子やソファは長時間座っていると汗ばみやすいのも特徴です。

濡らしてみる

お店で試せる方法ではありませんが、表面を濡らしてみると違いがはっきり分かります。
本革の場合はシミが残りますが(すぐに治ります)、合皮の場合はほとんど変化しません。

汚れに強く、水拭きが出来るのも合皮ならではのメリットです。

傷の有無で見分ける

本革の場合は、元々は動物の皮膚なのでキズや生きていた時のシワがの痕があります。
また毛穴の分布や流れ方が不規則になっていています。

合皮の場合、人工物なのでそうした特徴がなく、全体的に均一で規則的です

まとめ

最近は動物愛護の観点からどんどん合皮にシフトしている分野もあるようです。
特に家具などの分野は顕著ですね。

本革と合皮の違いを理解しながら、どちらも用途に応じて使い分けるといいかもしれませんね。