買う前に知ってほしい。中古のコードバン財布をお勧めしない理由と、チェックすべきポイント

コードバンの財布は高価です。が、中古品なら安く手に入れることができる。ヤフオクやメルカリを使えば、カンタンに入手できる。

では、中古のコードバン財布はどうか?

これまで100以上のコードバン製品を手に取り、30以上購入してきました。その経験から言うと、中古はおすすめできません。

本ページは中古のコードバン財布を買わない方がよい理由、気をつけるポイントを解説します。中古のコードバン財布を購入しようと検討中の方は、本ページを見てからの購入でも遅くないはずです。

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中古のコードバンをおすすめしない理由

中古を探している人は、なるべく状態の良いものを手に入れたい。

一方、出品する人は「高く売りたい」。

当然ですね。
ここに中古を購入しないほうが良い理由があります。

その理由を5つご紹介します。

使用頻度・期間がわからないから

よく見かけるのは、「◯ヶ月使いました。」の説明。

使っていないが高く売れる。だから、出品者は少なく言うでしょう。1年使っても半年というかもしれない。買い手側は見抜けません。写真からも判断できません。

コードバンの状態が分からないから

「一度しか使っていません」と書いてあるとします。

しかし、状態が良いとは限りません。使用期間が少なくても「どのように使ってきたのか?」によって、状態も変わる。つまり、中古のコードバン財布の使用回数(頻度)は、意味がないです。

「どのようにコードバン財布が保管されていたのか」の方が、ずっと大事。

コードバンは生物(なまもの)です。変化する素材なのです。湿度の低い環境にずっと保管されていたら、油分が抜けて乾燥してしまう。使用頻度は低くても、コードバンが破れやすくなっています。

一方、湿度が高いところで保管していたなら、カビが生えているかもしれない。拭き取れば見えなくなるため、出品前に拭き取るでしょう。なお、カビは一度発生すると除去できません。

出品者は適湿(40%〜50%くらい)で保管していたのでしょうか?そこまで説明している出品を、私は見たことがありません。

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適切にメンテナンスされているとは限らないから

「メンテナンスをしていました」と書いてあるとします。

では、「メンテナンス」とは何でしょうか?

乾燥したと感じたときにだけ、色が変わらない程度に油分を与えるメンテナンスをしていたのでしょうか?

状態に応じて、コロニルのシュプリームデラックスや長谷革など、最適なクリーム・ワックスを使い分けていたのでしょうか?

ほとんどの場合、そうではないはずです。
コードバンの状態を見て、適切なケア材料で、適切なケアを出来る人はほとんどいない。

たとえば、3ヶ月毎にクリームを塗っていました。という意味であれば、やりすぎです。見た目はキレイかもしれないけど、コードバン本来のハリ・コシが弱まってしまう。

「美品」という説明があいまいだから

よく見かけるのは「美品」「気になるキズはありません」との説明。

まず、一度でも使ったコードバン財布で、キズがないものは存在しません。というか、新品のときから小キズがついていることも多い。

コードバンの財布を使ったことがある人なら、直感的にわかることです。そもそもコードバンはキズが付きやすいのです。大小さまざまなキズが付きます。

出品者もコードバンは傷つきやすいことが分かっている。つまり「(キズが付きやすいコードバンの割には)美品」と説明しているのです。

「買い手」がコードバンの傷つきやすさを知らずに購入すると、ギャップが生じます。満足できないはず。

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キズや染みは隠せるから

コードバンの特徴といえば、「ツヤ」でしょう。ツヤは使っているうちに(使わなくても)変化します。そして、ツヤはコードバンのウリですから、出品者はなるべくツヤが出るように写真を撮影するでしょう。高く売れるからです。

しかし、これも見抜けません。

なぜなら、ツヤは作れるからです。しかも、新品のとき以上に。

以下はキズがつき、水染みもついたコードバン。

長谷革谷のワックスを使いました。カンタンに光沢が出せる。

つまり、ツヤのある写真も意味がないです。どんなに美しく見えるコードバンの財布も、ケツポケされているかもしれない。どのように使われていたか、見抜くことはできないのです。

新品のときからのエイジングを楽しめないから

たとえば、新喜皮革のコードバンはエイジングによる色の変化も醍醐味のひとつ。「新品のときからの変化」を味わえないかもしれません。

「まだまだエイジングが楽しめます」の言葉とともに、キレイな写真が添えられているかもしれません。しかし、売り文句に騙されてはいけません。もうすでにエイジングしているのです。

中古でコードバン財布を買って満足できるケース

では、中古は絶対にNGなのか?

場合によってはアリでしょう。

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作られたばかりの未使用品を買う

最近購入され、新品のコードバンなら良いでしょう。
コードバンもエイジングしていないし、新品なのですから。

ただ、この場合、新品とほとんど値段が変わらないです。ブランドによってはプレミアさえつくでしょう。

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とにかく、コードバンを使ってみたい

新品のコードバン財布は高価ですし、キズが付きやすいものです。もしかしたら、「コードバンの財布」を好きになれないかもしれない。であれば、新品で買うよりは安く購入できるので、中古で試してみるのはアリでしょう。

限定品を手に入れたい

ブランドによっては「限定品」として販売しています。そのときに手に入れることができなかった場合、中古の選択肢しかないかもしれません。

中古のコードバンを買うときに確認するポイント

1円でも高く売るために、出品者は正直に商品説明していないかもしれない。なるべくハズレを引かないため、出品者に質問しましょう。

いつ、どこで購入したのか?

→保管期間のチェック。2ndオーナー、転売のチェック。正直者の1stオーナーは、2017年の8月頃です。とか回答してくれます。

どれくらい使用しましたか?

→使用頻度のチェック。「10回」「20回」とそこそこ多い回数を回答するのは、おかしい。覚えてないからです。数ヶ月使いましたというはず。

写真に写っていない部分を見せてください。

→キズ・シミのチェック

どのようにメンテナンスをしていましたか?

→メンテナンス過剰のチェック

答えられなかったり、曖昧な回答だった場合、2ndオーナーや転売かもしれない。コードバンの財布を、長く使いたいなら、買ってはいけません。

あとがき

コードバンの中古財布は、定価の20%OFF〜80%OFFで購入することができる(状態やブランドの人気に左右されます)。

では、この価格差で、満足できるものが手に入るのか?

難しいでしょう。

なぜなら、以下が満たされる可能性が低いからです。

  • 出品側が正直であること。
  • 購入側の要望(期待)が明確で、コードバンの知識もあること。

(上質なコードバン財布なら)3年以上使えます。

たとえば、1万円安いとする。
5年使うなら、1年で2千円。1ヶ月で166円です。ペットボトル1本ですよ・・・。価格差は無視できるのではないでしょうか。

この金額差なら、新品を手に入れる方が満足できるはずです。

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